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曲がりなりにもトレインビューの部屋で(金沢方面出張2泊3日 1日目)

金沢にやってきました。
何人かの人が増やしてくださった諸々の仕事をひきずって(苦笑)

仕事しながら16時過ぎの高速バスでこちらに着いたのですが、そのまま宿に入りPCを出して仕事を続けます。
外からは、時折気になる音が聞こえてきます。

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たぶん16時48分発のしらさぎ14号に充当される車両、だと思います。
今晩は駅に発着する列車が見える部屋に泊まることができました…一応。

気になる音を聞きながら作業を続け、21時過ぎには東京行き最終の北陸新幹線を見送って(これは鉄道ファンとして意識したい気がしたのです)、晩ご飯は近くのファミリーマートで仕入れて、なんとか日付が変わる直前に明日の仕事の準備を終えることができました。

明晩は何か…ちゃんとしたものが食べられるらしいのです。
具体的にはどこでどうなるか、聞いていないのですが。

高めな駐輪場と安めな居酒屋ランチの備忘

今月予定していた東京への出張を中止にしました。来週明けに納品を約束した講義教材をちゃんと作らねばならないのと、なぜか不動産登記のご依頼(で、金融機関にお参りに行かないと御利益がない…いえ、書類を受けとりに行かないとご依頼を受託できない案件)が二つ入ってきたのです。

7月に導入してから不具合が出ているインクジェットプリンタの修理もしたいところに、先週出張してきた表題の件が加わって、今週は外に出る時間の余裕が消えました。

先週は豊橋から静岡県西部に足を伸ばす日帰りの出張があったのです。名古屋市の南東部=緑区に位置する当事務所のJR最寄り駅は、東海道本線笠寺か大高になります。大高が東京寄り、笠寺が名古屋寄りで、距離は3.5~4kmといったところ。余裕で自転車圏内です。双方とも快速・新快速は停まりません。今回は大高まで片道4kmを自転車で行ってみたのです。久しぶりに訪れたこの駅に、罠がしかけてありました。

大高駅の有料の駐輪場は市営から民間管理に移った1日100円のものと200円のものがあります。
必然的に、100円のほうから先に満車になるのです。
しかも200円のほうはキャッシュレス決済非対応で、お財布にある貴重な千円札が小銭になってしまいます(苦笑)

笠寺には交通系ICカードが使えて1日100円の駐輪場しかなく自転車で行くにもこちらのほうが近いため、大高に行くメリットが実はもう、ない。そう気づかされたのです。忘れてしまわないように書き残しておこう、と決めて5分遅れの上り列車に乗りこみました。

出張相談を終えて浜松駅に戻ってきたのは13時半過ぎ。浜松駅の駅ビルは名古屋方にも東京方にも飲食店が集まる一角があり、名古屋方にあるほうがやや新しくやや高い感じがします。もう少し早ければ駅の外でお店を探すのですが、そろそろランチ営業が終わりそうな時間…ということで。駅ビルから外に出ないと決めました。まず名古屋方にある石松餃子に待ち行列が残っているのを確認して、これはパス。東京方に回ります。

こちらには昼からやっている立ち飲み屋さんと居酒屋が3軒。もちろんマクドナルドなど店舗数の勘定にも入れません。
居酒屋にはすべてランチの設定がありますが、うち1軒の浜松餃子定食が今どき770円、ただし提供が14時までとなっていました。現在、13時47分。これを採ります。

カウンター席の2つ向こうには僕と同年代の姐御(とでもいいましょうか、妙な安定感のあるお姐さん)が昼から淡々と呑んでおられます。姐御が選択したらしいちょい飲みセットにも惹かれましたが、この時点では出張相談が終わったものの新たなご依頼の受託にはつながっておりません。

まだ、何かを祝っていい状況にはない、ということで予定通りに浜松餃子をオーダーしました。

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これは当たりだ、と確認でき、浜松で安心して使える呑み屋さん兼食堂のデータがまた一つ増えたところです。

この秋もし余裕ができたら、折りたたみの自転車でどこかに行きたいと思っています。
その準備を意識して、数キロ程度の移動は自転車にするようにしています。浜松でのランチの翌日は、事務所から最寄りの…といっても6kmほど離れた法務局に書類を受けとりに行ってきました。もちろん自転車で。

レターパックプラスを添付すれば郵送で送り返してくれることは僕も当然承知しているのですが、久しぶりに名鉄呼続駅付近のカレー屋さんに行ってみたかったのです。

やっぱりランチ終了ギリギリに入店したところ、目に見えるほど堕落しておりました。
具体的には辛さの調整を唐辛子のみでおこなっていることがわかる一方、その他のスパイスの存在が感じられなくなっていました。100~200円の値上げも行われています…残念。

こちらのランチの写真は出しませんが、値上げという点に当事務所に久しぶりの不動産登記案件がきた理由があるのかもしれません。

他に安い登記事務所はないのか、西区にあるメガネの先生の事務所なんかどうだ(←皮肉や批判ではありません。わりと手作り感のあるウェブサイトを昔から維持されている、と認識しています)、と依頼人に聞いたところ、『聞いてはみたが(以下略)』とのことでした。

確かにそちらのウェブサイトを見ると、なるほどしばらく見ない間に報酬額が上がっています。

で、当事務所のほうはといいますと。

主力業務であり年間の売上高に直結する裁判事務のほうはちゃんと価格改定(あ、つまり値上げです)したのですが。
登記のほうは…放置してあるのです。

『それでも(裁判事務、それも地裁案件と比べれば、不動産登記はあえて値上げなどしなくても)十分に儲かるのではないか』と補助者さまは言うのです。確かにその通りなのです…時には時間単価で10倍以上違う(苦笑)

ひょっとして、このまま報酬額設定を変更しないでいると?
当事務所の不動産登記分野は愛知県内他事務所との比較において、価格競争力を回復する…のかもしれません。

北陸への出張日程について

最近、出張の最終目的地を開示しない(ほうがいい/できない)案件が徐々に増えてきました。今回も一部開示、一部非公開、となっています。

まず9月4日、米原経由で福井までの日帰り出張が決まりました。日帰りなのは青春18きっぷで行って帰ってこれるから(笑)
出張相談の余力は同日夕方に残っています。

9月20~22日は金沢への出張です。出張相談は21日を除いて、福井~金沢間で可能です。
※21日の行程を非開示、としています。これは、案件の性質上いずれ開示可能になるはずですが。

今月は西日本への出張がこれだけになりそうなので、関西方面からのご希望には上記の出張行程を少し曲げて対応します。若干の交通費増加が発生します。

もう少し涼しくなったら、昨年買ったBrompton(といっても台湾製のほう)を連れ出して列車に乗ってみたいと思っています。琵琶湖か浜名湖、近場なら知多半島がいいのですが、能登半島や越前海岸もレンタカーで通り過ぎるにはもったいないところです。

その前に事務所の経営状態を少しは見られるものにせねばなりませんので、今月も日曜日に仕事していたりするのですが…明日の出張も、東京の依頼人に渡す準備書面作成作業を持っていくことになりそうです。

『✕✕なの?』/『○○を感じてる』(岡山方面出張2泊3日 3日目)

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夕方になると、もう余り暑くない気がします。播州赤穂駅です。
岡山からの帰りは空いている赤穂線経由にしました。ここで左側のホームから出る17時07分発の姫路行きを見送ると、17時48分発の新快速長浜行きには必ず座れます。米原からの接続は豊橋行きの快速になるので、乗り換え2回で岡山から名古屋に戻れるのです。所要時間が7時間弱かかるのはまぁ当然のことで、新幹線がこの区間を2時間で走ることを意識しなければ特に問題にはなりません。とにかく予定していた面談と持ち歩いていた他の仕事と若干の私用は、つつがなく終わりました。

新幹線といえば。
この出張に出る前日、僕に時々面倒くさくて儲からなくて逃げ場のない仕事をくれる(←当人がそう言っておりました)林業関係NPOの代表者さんと久しぶりにお酒を飲みました。
そちらの代表者さんは、僕がこの出張に出るのと同日程で青森に研修の受講に行くのだとか。新幹線で行くとのことで、そんなブルジョア的交通機関を使えるほど儲かってるなら顧問料を来月から5倍にしていいか、と聞いたらあっさり却下されました。残念。 

 
当然ながらこちらの出張の話にもなるのです。当ブログの記事の繰り返しにもなりますが概要を説明しました。
おっちょこちょいな紹介者がいて、行き掛かり上そいつの紹介で採算度外視な裁判事務の依頼を引き受けてしまった、その後、紹介者は別の案件を僕に持ってきたがそちらで創業以来最大規模の報酬未払い(というより詐欺に近い踏み倒し)が発生した、ではあるがそちらの不払いといま依頼を受けている裁判事務の依頼人は別である、ゆえに依頼は続行する、たとえ紹介者が非弁でも事件屋でも関係ない(紹介者との関係は当然、もうない)、これから報酬が払われようが払われまいが、依頼を受けており勝訴の可能性がある限り栄光なき勝利に邁進するのだ、そのための打ち合わせであるからして名古屋発岡山以遠2泊3日の今次出張でもこれまでどおり(そう、紹介者との関係が良好だった従前どおり)2万円の交通費宿泊費が受け取れればそれでよいのだ、と申しましたところ、表題の件。 

『馬鹿なの?』 

NPO代表者さんからは簡潔な要約と確認のお言葉を頂戴したところであります( ̄▽ ̄;)
そんなの紹介者ごと全案件を放り出して当然だろ、というのが彼の主張の概略です。非常に分かりやすい。
というより事務所を潰さないためにはそうするべきだ(苦笑)

マゾなのか変態なのか、とも問われましたがこれは僕が「難しい案件をみると採算や依頼人その他関係者の素性はさておき、とにかくもえてしまう、『もえ』は草かんむりのほうだ」、と言ってしまったことが多分に影響したからかもしれません。 

 
いっぼうで依頼人からも打ち合わせ終了時に簡潔で印象的なコメントがありました。 

『○○を感じてる』と。
※正確には方言なんですが、標準語に直しています 

伏せ字部分は進行中の訴訟に対する依頼人自身の情勢判断に直結するので、補助者さまとは共有しますがこの記事では伏せ字にしておくことにします。
ちなみに、今回の出張では2万円いただければ、という当方の提案は即決で却下され相応の加算を受けることができました。紹介者とは違う振る舞いを見せていただいた点に安心させられたところです。 

 
そんなことがありまして。
今回の出張はまずまず悪くなかったな、と思っているのです。 

薄氷上の完全休日(岡山方面出張2泊3日 1日目)

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網干行きの普通列車は車内に誰もいなくなりました。終着の2駅前、英賀保を出たところです。
今日から出張です。この1日を、8月最初の(で、唯一の)完全休日にしようと思っています。
…昨日中に資料を整理して送る、準備書面提出は来週明け、といっていた依頼人が作業遅延の連絡を送ってきた昨晩、今日が休日になることが決まりました(苦笑)
まずこの資料は今日着いても見ない、と決めて、もう一つ。

  僕が寄稿する林業雑誌は僕が原稿を書く前に原稿料を振り込んでくる、という凄い特徴を持っています(ヤミ金の押し貸しに似た手法で僕が執筆せざるを得ない状況を作ってるのだ、とは考えてもおりませんが債務の発生のさせ方が似ているようないないような)。
平常の進行では毎月遅くとも25日に入稿、翌日にはゲラが来てただちに確認、となるのですが。

しかも今月はお盆期間を考慮して17日に送稿済み、なのに。 

  ゲラが来ていないのです( ̄▽ ̄;)

僕さえ黙っていれば、今日は乗りきれるはずです。
明日できることは今日やるな、という条項を当事務所の服務規程に採用することにします。
今月被告に加えた会社のコンテナ車と時折すれ違うのも見ないことにします。
和解書を月曜日にファクスで送ると言ってきたけど届いていない金融業者さんには出張から帰ったあと優しく確認すればいいだけのことです。 

  とにかく今日は休日です。相生で乗り換えた岡山行きも、無事に着席できました。

岡山周辺への出張が決まりました

そういえばこれが8月最初、というより唯一の出張になってしまいました。
8月30~9月1日、岡山への出張をおこないます。

例によって青春18きっぷを使うため、関西地方(東海道・山陽本線沿線)を通過するタイミングに合わせていただければ京阪神でも出張相談の余力を持っています。
そうではありますが。

今月は1日も完全休日を取っていないのです。
今年上半期にその原因を作った無責任な人物(今となっては事件屋としか言いようがないそいつに責任感など期待するほうがムリなんですが)が、今となってみればカネ目当てで紛争を発生拡大させて去ったあとの尻拭い。そんな裁判事務の打ち合わせに日当請求辞退の特約を着けて普通列車で行かねばならない点にいささかの理不尽さを感じますが、もちろん紹介者が事件屋まがいの人物だったなどという経緯は依頼人には関係ありません。僕はなけなしの資金(と、責任感あるいは意地・見栄・我執などなど)を投入して仕事を続けるだけなのです。

そうしたわけで、どうせなら楽しい旅に出たいところです。往復1日、どちらかの移動日をまるごとお休みにしてしまおうか考えています。

そうではありますが。

8月29日に資料を送ってくれる、それを踏まえて準備書面は次週までに作ってほしいという裁判事務の依頼人がこの件とは別にいらっしゃるのです…どうしよう(苦笑)


当事務所、というより代表者たる僕はときどきふらつく、三島由紀夫ふうに言えば『よろめく』のです(性的な=三島由紀夫の小説で使われる意味ではありません)。
事務所経営上、連携を続けたほうがいいと思って(多少我慢して)往来を続けていた人物が実はこっちの人生ねじ曲げるほどの大ハズレ、補助者さまが早々に要注意フラグを立ててくれていたのに僕が愚かにもそれを軽視して自分で落とし穴に落ちた、そういう展開が今年もありまして。

創業後まだ5人までは行ってませんが、今年は数年ぶりにそういう対人関係を引いちゃった、と認めなければならない状況なわけです。あーあ(嘆息)

というわけで、誰かと密に連携して依頼を得たり業務を拡大する可能性がまた一つ消え、当ブログを長期にチェックしてくださる方から見るとまた当事務所は『これまでどおり』の状態を取り戻すのです。

少々不思議なんですが、僕に対して問題を起こすか僕に問題を発見されるかして去った人物の周辺で、なぜか長期の関与を続けられる依頼者や関係者との出会いがあったりします。14年前に土地家屋調査士によろめいたときも5年前に山旦那によろめいたときもそうでした。まぁ損ばかりではない、というところにちょっとした救いが残っています…そう思いたい。

そうではありますが。

9月に北陸で、山林関係の新しい仕事が一つ入っています。

先週は東北から、これはリモートでの継続相談希望、というお問い合わせがありました。

さて、これは当事務所のありようをこれまで通りに保って関与できるのか…僕は大丈夫だと思っています。

この人達はいずれも、正義や正当性を主張しません。世のため人のため理想のため、などということを言わないのです。実はこれまで僕がよろめいた相手はこういうことを口にしていた連中だった(で、それらが嘘っぱちだった)、と気づきました。
これに対して、当事務所をうまく使って所期の目的を達しその後も僕とのやりとりが続く人は、例外なく全員、自分が直面した課題を解決したいのだ、と言うのです。

ここに、誰がよき依頼人になるかを判断するにあたって信頼できる根拠があるらしい、と思うようになりました。一言で要約すると

正義の味方、お断り(わらうところ)

くだらない正当性を主張して周囲の人の労力や時間や財産を侵奪毀損する人間とは協調するより対峙するほうがいいらしい、ということなんですが、なにやら人聞きの悪い表現には思えます…どうしよう。

いっそ『正義の味方おことわり事務所』という事務所名にして不法行為加害側専門(!)を標榜したら、あるいは依頼が増えたりするんでしょうか。それはそれで困るな…でもそんな事務所(で、一般消費者向けのもの。1時間11万円のタイムチャージ取って反社の弁護、とかそういう事務所でなくて)が世の中に二つ三つあってほしいものだ、と思ってしまいます。冗談として話しましたが、捨てるには惜しい発想ではあります。

当事務所の出張相談は、正義を主張する方人助けを目指す方には1時間26400円日当1日49500円、その他一般の方には2時間11000円日当不要(開始日時は当方指定による)、でおこなっております。取扱分野は労働組合(政治性のない団体については受託実績があります)の集団的労働紛争、個別労働紛争労働側、その他民事関係裁判書類作成(不貞行為加害側・交通事故加害側・投資詐欺加害側、については受託実績があります)、山林の名義変更その他不動産登記などとなっています。ご興味のある方はお問い合わせください。

今月分の裁判書類作成が終わりました/出張日程の調整を始めます

今週読み込まなければならない法律。

消防法。

水曜日出勤の補助者さまは今週、お休みを取られるとのこと。
毎週違う法律書をスキャンさせながらこの論理構成で幸せになれるのなれないのとつぶやく本職に付き合いきれなくなったから、ではないと信じています。

先々週は下請紛争に発注者を巻き込んでの戦線拡大。
先週は人助けを気取る事件屋が発生させた紛争の後始末。
今週は破産した士業による横領の責任追及。

どれもこれもまぁ、という感じですが、とにかくそんな訴訟の書面を作っておりました。丘の上のショッピングセンターのポストは18時20分が最終の収集時刻で、これに間に合うようにレターパックプラスを投函できればいいのです。作った準備書面は9ページになりましたが、なんとか無事にクリアして。

とりあえず表題の通り、今月作らねばならない裁判書類は作り終わりました。
いまなら多少無理筋な主張をひっさげてやってくる裁判書類の添削の依頼も笑って受けられそうです。

※現時点でそうした案件はなく、特定の依頼を指したものでもありません

1日休みを取るほどの余裕はないのですが、仕事を終えた夜に本を一冊読む程度のことならできるようになりました。
久しぶりに、善人しか出てこない物語がいいかな、ということで。

単身独居50代、容貌も職業生活もちょっと冴えない、そんなどこかで聞いた話しのような主人公が

まず序章で死ぬ。

そういうところから始まるこのファンタジー、女性である主人公は死亡後に、旅するカフェを始めます。

独身で中年で凡庸な人物と、旅する小規模事業、というのは親和性が高いのか?
そういえば男性としては車寅次郎もこの属性を完備しています。そして出張の先々で都合よくマドンナが出てくるところがありえない。あれこそまさにファンタジーであって、そんな結構な展開など期待すらできないままいつもどおりに事務所に戻るといつもどおりの補助者さまがいつもどおりに苦いコーヒーを入れてくれてめでたしめでたし、というのが安心安全現実的な展開なのです。

冗談はさておいて。不思議カフェ NEKOMIMIが旅するカフェの話しだとは思っていなかったのです。帯についている推薦の言葉を見るとみんな女性の書店員。そういえば百貨の魔法や桜風堂ものがたりもレビューを投稿しているのは女性ばかりであるような。いろいろ読んでの印象として、村山早紀の本は男性向けかどうかはさておいて、出張に持って行ってはいけないと認識しています。なんだかよくわからないのですが、読むと涙が出るから。

ただ、人の善性や一生懸命さやそれらが作るかもしれない奇跡を信じてみたいときにはこの人の本もいいかな、と思っているところです。特に裁判書類の作成に時間や体力精神力を投じ過ぎたタイミングでは(苦笑)

この人の文章、いささか盛り上げ過ぎな気もしますが嫌いではありません。

出張には別の本を持って行く準備をするとして、表題後半の件。

今月は29日に面談が1件あって、これを終えればしばらくのあいだ予定がありません。このタイミングで旅に出るのはよさそうです。

そうしたわけで今月最終週から9月第3週にかけて、東京~大阪間で出張相談の余力を持つことになります。郡山~岡山間、かもしれません。日程行き先は非開示になるかもしれませんが、ご興味のある方はお問い合わせください。

8月初旬の出張【変更】/依頼受付の停止について

開業20周年直前、ようやく見つけた明るい話題。
今月更新した補助者さま用デスクトップPCでようやくDropboxが使えるようになりました…ログインできない原因の究明に2週間かかってしまったのです。

※ブラウザからアクセスして設定画面に遷移し、使用するデバイスから『更新前のPC』を削除すればよかった、ということでした

心配事が一つ減った、という理由にこじつけて。
次の出張、依頼人から支給される交通費の上限ギリギリになりますがちょっといい宿を予約して。

今夏も青春18きっぷを使います。岡山方面への出張日程は8月7~9日に決まりました。

その出張前に、対応可能な試練が待っています。新たに作る訴状は、わりと有名な会社を巻き込むことになるのです。

あとは、久しぶりに不動産登記のご依頼がありました。
ごくシンプルな抹消登記が嬉しいのは…登記のご依頼が珍しいからだ(苦笑)

そうしたわけで、いったん新しいご依頼の受付を停止します。停止期間は8月6日までですが、次の日から出張になるため来所を伴う新しいご依頼の受付は8月10日まで停まります。

受付停止の理由を作った新件、少し意地悪なことを考えてみたりするのです。

通常訴訟で訴状に記載する事件名は原告がつけることができます。賃金請求事件とか損害賠償請求事件とか。

で、あまり上手でない本人が原告になった本人訴訟では妙な事件名を見ることがあります。上司が発生させた言語道断なパワーハラスメントに対する慰謝料請求事件、とか…事件名がやたら長い、形容詞や形容動詞その他価値判断が入る、などなど。

そんな事件名は口頭弁論期日に、法廷で廷吏が読み上げます。
大規模な裁判所なら次の期日の順番待ち…いえ、傍聴人がいる前で。

※特に第1回口頭弁論期日は、たとえば10時半の開始時刻に5件、1件の所要時間3分!といった設定になっています。こうした期日の傍聴席は、待合室と化しているのです。

そうすると。

これから作る訴状を出すのはたいそう大きな裁判所なのです。

で、依頼人の都合で被告に巻き込む大会社は大きいなりに世間体を気にするはず、なのです。

ならば。

●●法違反に基づく損害賠償請求事件、とかいう事件名にしてしまえば…

期日ごとに被告さんの会社名とその法律名が読み上げられることになるよなぁ(わらうところ 悪人の顔で)

ちょっとやってみたい気もするのです。受付停止期間中に考えてみるつもりです。


8月7~9日予定の岡山方面出張は、天候不良により延期します。

8月の出張について

来月で開業20周年を迎えるから、かもしれません。当事務所の今年は一味違うのです。

…要注意先or破綻懸念先に対する報酬債権が単年で、いえこの2ヶ月で100万円を超えました。
それでも事務所は潰れてない。凄いだろ(゚◇゚)ガーン

人助けがしたいとか他の誰かのために訴訟やるんだ等としたり顔でいう人間から後払いの依頼を受けてはいけない、そうあらためて納得したうえで、ひとまず表題の件。

これだけは他事務所より多い受託分野=民事関係裁判書類作成の新件が来月から始まります。

過剰な正義・正当性の主張や他罰性向は、今回の依頼人にはみられません。
僕の経験上、報酬踏み倒しにはつながりにくい(苦笑) したがって受託、とします。

経営状況はともかく…いえ、正常先に対して有する債権が回収できた場合は来月まで乗り切れることだけは確認したし、まぁ出張はしようかね、という状況です。

まず8月上旬。
目的地は岡山またはその周辺となります。往復で関西地方を経由します。日程は最大2泊です。

青春18きっぷが使えて帰省ラッシュ前になんとかできる場所日程、そういうことです。

次に8月下旬。
先月今月と行けなかった東京へはそろそろ一回行ってこよう、と思っています。

こちらにも、請求書へのレスポンスと連絡への応答が…こころもとない依頼人がおりまして。
今月もちょっと焦れていたのですが。

今回に限っては凄い理由を提示されてしまった(裁判所もこれなら納得、という理由が、今回は出てきた)ので様子を見てこようと考えているところです。そのまま福島県中通りまで行けるよう調整し、日程は2~3泊になるはずです。

上記いずれの出張も経由地周辺での出張相談はおこないますが、裁判書類作成のご依頼にあたっては『世の中のため・ご家族のため・人助けとして』依頼相談等したい、という方には冷淡な対応になることがあります。

実際の問い合わせに応答した表現でいうと「ご見解に賛同するわけではありませんが、そういう主張も論じられる世の中であってほしいと思うので受託します」。

この案件は人助け、でなければ世の中のためになるんだから依頼中は自分のいうこと100%聞いてきっちり勝たせてその後の報酬支払いは無期延期にしてくれ、それが良心的な士業事務所ってもんだろ、などとお考えの方の依頼には、当事務所は全然適しません。

まぁそんな事務所が実在して宗教的政治的に中庸で従業員にちゃんと給料はらって30年以上存続してるなら、ぜひ僕の顧問になっていただきたいものだ、とは思っています。

まっとうな事務所経営に対してそれくらいの憧れはありますが、たぶん10年後に当事務所はそうなってません。

言い換えます。

『人がどうみるかはさておいて(または、裁判手続きの利用に多少のためらいはあるが)、自分はこれがしたいのだ』

と言える方は当事務所の裁判書類作成業務に、割とよくマッチします。

実は正義をかかげる人が勝つのではなく、自分の立場にある程度懐疑的になれる人が諦めずに取り組んだ場合に所期の成果を挙げ、結果としてご自身や大事な人のまわりに起きた不幸や不公正から遠ざかれる、そのように思っているところです。

これを要約すると、当事務所では以下のようになります。

正義は勝ちません(棒読み)

大阪名物は蘭州麺(尋問準備の楽しみ)

7月5日は大阪出張2日目でした。大阪環状線森ノ宮にある宿を10時半に出て隣駅の天満で拾ってもらい、待ち合わせ開始は11時。
社長、という人はここで自分の人生や家族の自慢話など始めることもありますが、そんなものにつきあってなどいられません。

現下の状況では依頼人会社へ連れていかれる車中の10分間すら貴重です。メモを広げて、作業日程の打ち合わせを始めます。


作業日程メモ

7/5

1400 打ち合わせ終了
1600 陳述書訂正開始・名古屋へ移動開始

7/6

0100 陳述書案メール送信・依頼人側チェック開始
0900 準備書面最終案作成開始
2300 以後、電話打ち合わせ可能
2400 依頼人からの陳述書訂正指示、受付終了
2400 準備書面案メール送信・依頼人チェック開始

7/7 

0900 依頼人からの準備書面訂正指示、受付終了
1200 陳述書・準備書面・証拠申出書完成・メール送信
~1700 依頼人、各書類を印刷し裁判所へハンドキャリー。提出完了


7月7日提出締め切りの裁判書類、出すのでしたらこんなスケジュールになります。
赤字の時刻は必ず守っていただく必要があります、そう説明します。

思い立って付け加えました。

もし7日金曜日の締め切りを遅延させて10日月曜日にしていただけるならば…

今日7月5日から3日間の僕の人権状況が大幅に改善されます/客観的なデメリットはほぼ発生しません。
相手方代理人がしょっちゅう遅延してるの見てりゃわかるでしょ(遠い目)とも説明しました。

で。依頼人は順当に締め切り遵守を選びましたので付け加えました。

僕が上記スケジュールを守り切った7月7日午後になって『急用が入ったんで今日は裁判所に書類持ち込めません』とか言われたら

もれなく必ず一生恨みます(人の悪い笑い)

ぐふ。
と先方からも笑いを含んだ声で承知の意思表示が返ってきます。
実はこの方、当事務所で大揉めな地裁通常訴訟を進めるのは2度目です。この程度のことを言っても脅迫罪が成立しない関係ではあります。

結果。
準備書面19ページと陳述書19ページを作成しきって7日14時22分に引き渡し(14時まで提出可能状態にならない、という連絡が当日追加されたため、僕もギリギリまで文案を練った)、期限は今回も守ったのです。

もともとこの件、6月中に計画的に進めるはずでした。その事案、久しぶりに地裁当事者尋問になだれ込むことが決まっています。今回セットされた書類提出の締め切りは、証拠調べの期日の前にこれまでの主張をとりまとめて出せよ、原告本人の陳述書も出せよ、説明すらしないけど証拠申出書も当然出せよな、というもの。

ここで書類作成を手抜きしたりしくじったりすると。
早くて半年後遅くとも8ヶ月後に送られてくる判決正本見て死亡できる、そういう状況です。この期日と締め切りを一月前に知らされて以来、ヒリヒリしながら、あるいはトロ火で焼かれながら過ごせる素敵な1ヶ月♪だったのです。

ところが。
この宝石のような一ヶ月のうち2週間分の作業時間を脇から奪った人達が別におりまして。
連鎖的に彼らは6月の全期間、僕の睡眠時間と自由時間=零細個人事業主にとっての基本的人権を奪ったことにもなっていて。
僕はできたらちょっとだけ余計に眠らせてくれないかな、などと考えて…その欲望と書類提出の締め切りを天秤にかけながら冒頭の打ち合わせに至った(が、改善できなかった。そりゃそうだそんなこと別の依頼人に言うなよ世の手抜き代理人じゃあるまいし(冷笑))、というわけです。

6月は月末にセットされていた他県での講師の予定(教材作成。49ページ)もありまして。
6月3日から昨日までの5週間は休みがなかった…どころか連続6時間寝られた日が、期間後半はなかったのです。

そうした中で見いだした楽しみ。表題の件です。

いま裁判書類作成を担当している訴訟、依頼人会社の本店所在地との位置関係に影響されて、打ち合わせが終わると大阪メトロ天神橋筋六丁目かJR天満の駅まで送ってもらえます。

つまり、日本一の長さのアーケード街(天神橋筋商店街)の北端か中央部、に降ろしてもらえる、と。

これなら打ち合わせ終了後のランチのお店を見つけるには苦労しないぞ、という話しではないのです。
この地域にあっても魅力的な個人店は14時半に閉まってしまう一方、今回まで合計3回設定された依頼人との打ち合わせは、日中に始まる場合11時頃から開始で3時間、つまり終了が14時!というのがデフォルト設定でして。

候補がいっぱい出せるのは昼呑みのお店ですが、滞在1日目は宿で書類を作り滞在2日目は帰りのバス/列車で書類を作る、というのがデフォルト設定です。この手のお店は不採用。どこにでもあるファミレスファストフードその他チェーンのお店は当然ながら全部不採用。見もしません。

個性的なお惣菜やさんがありますがこれは不採用。

…忙しすぎるとき 車中で冷えたご飯を食べると 心が冷えるから

ということで。決して多くはない選択肢はどんどん減るのです。
そうであるのに洋食屋さんを2軒パスして南下し、都市高速の高架下交差点の向こうに気になる看板を見つけたのは6月初旬、全3回の大阪出張1回目のこと。一品居、というそのお店を今回も再訪することにしました。

これを見越して、順当に利用できる15時30分難波発の名阪特急から16時発の名阪特急に予定を繰り下げているのですが、こちらの列車は毎時30分発の列車より名阪間を10分ほど速く走ります。作業用のテーブルが大きい新型車両が充当されているのも重要です。

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一品居は朝から夜まで開いている、蘭州牛肉麺のお店です。ただしランチは14時30分までで、それ以降は単品の料理を頼めます。
繁忙時間帯を外すとマイペースな店主が麺をバンバン叩いてヒュンヒュン伸ばしているのを目の前で見ることができます。伸ばした麺、というより伸ばしたのをまた畳んで練って350mlペットボトル様の物体にした麺材料、は閑散時間帯に備蓄され、次の繁忙時間帯に使われる…のかもしれません。僕が尋ねた時間帯は14時半過ぎ=堂々たる閑散時間帯なので、注文後直ちに叩いて伸ばして…を経た麺が供されます。

麺も美味しいのですが(丸麺と三角麺の違いはわからなかった…奥が深い世界)、ここの水餃子はショウガの香りがするスープに入って出てきます。次の出張ではここの麻婆豆腐をいってみよう、と既に決めています。

ビールが最初の1杯100円、というメニューも置いてありました。
これぞ悪魔の誘いだ(笑)


僕が最初の1杯100円のビールにありつく日が来るかどうかはさておいて。

本人訴訟のまま大揉めになってしまった地裁通常訴訟で当事者尋問を準備する、そのためにまず陳述書を作る、という状況は当事務所でも年1回あるかないか、です。近年では毎年ありますが。

こうした場合、依頼人が東京でも北陸でも大阪でも(つまり、国内ならどこでも!)15~20時間の打ち合わせとほぼ同時間の書類作成時間が必要だ、と考えています。当然ながら相応の費用負担は発生しますが。

今回は1泊2日の出張を3回設定して計18時間の打ち合わせ時間を確保する、ということにしました。

さらに当事者尋問、当事者尋問になされる相手方代理人からの反対尋問、敵性証人への反対尋問への対策をまじめに準備する場合、やはり15~20時間(敵性証人1名の場合)は必要だ、と僕は考えています。

それを省いて自滅する証人と代理人を毎年見ます。
さては悪魔の誘いがあったのか(笑)

冗談はさておいて、来月も2~3回の大阪出張を設定することになりそうです。

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