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カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の記事

音楽と教育の偉大さを伝える本(じゃないのかもしれませんが)

先週まででいろんな出張といろんな仕事が終わりました。気づけば労働紛争労働側の裁判事務が1件もない、ということになっています。一方で企業側での…ただし労働紛争でない裁判事務を複数平行して進めているところ。何年ぶりかに起きた変化については週明けから心配することとして、読書中心の週末にしました。表題の件。

今更ながらではありますが、この本に蒙をひらかれたのです。

著者=ピアノ教室の受講者は普段の取材対象が暴力団、という中年ノンフィクションライター。
対するは、彼見るところの『人を殺したことがあるヤクザがまとう独特のオーラ』をまとった謎のピアノ講師、レイコ先生。

長期執筆明けのライターが映画音楽で遭遇した涙腺崩壊。その曲をピアノで弾きたい!という情動に駆られた著者が出会った至高のピアノ講師とのやりとりを経て一応の目的を達成する(発表会では何小節かをすっ飛ばした、らしい)までの…これはルポルタージュというべきなんでしょうか。僕よりちょっと年齢が上=年齢50代前半の著者の文章はところどころ黒いのですが、妙なおかしみと素直さが同居しています。この本を読んだ方々による、Amazonのレビューを読むだけでもう既におかしい。

もともとはこの著者の『ヤクザと原発』『サカナとヤクザ』を読んで著者に興味を持ったのですが『ヤクザときどきピアノ』にはそうした黒い部分は著者が自らを分析するときにしか出てこず、あとはなんというか…努力・尊敬・達成、そういうお話しです。

著者が最後にピアノの講師を『なんと素敵な仕事だろう』と言ってのけたのには爽やかな感動を一気に通り越して、ただ受け入れるしかありませんでした。そうまで素直に所感を述べられるこの著者が素敵だ(苦笑)

今年はこの本にいう『ライターズ・ハイ』になれる裁判書類作成案件が複数ありました。
そんなときに音楽がカラダに及ぼす影響についても少し感じる機会があったのです。

この本の著者はその曲を弾きたい、という情動にしたがって突っ走り、得るものを得るところまで行った=『音楽は人生を豊かにする』と本で言い切るところまで到達できたのですが、その達成には極めて優れた導き手としてのレイコ先生の存在が不可欠だったことがわかります。僕は文章の書き手として著者に、人になにか教えることを業とする者としてはレイコ先生のありかたにも興味をそそられ、人に教える仕事の成功例を見せてもらえた一冊でした。出張先でくだらないただ働きをさせられて云々、などと愚痴ってるヒマがあったら取引先ごと忘れて仕事しよう、でなければ何か前向きな活動をしよう、と思わされたことであります。

三年間真面目に仕事を続けたらこうなった、という話し

当ブログ2018年10月の記事には、僕が青森県に出かけてキハ40がまだ健在だったころの五能線に乗ってきた、というものがあります。

このときも羽越本線下り普通列車で笹川流れの眺めを楽しんできており、先週の出張でもそうしてきました。

この二つの出張、いずれも同じお客さまのためのものでした。2018年のは受託時の面接で青森県へ(地裁原告側での裁判書類作成に関しては直接の面談を要する、たとえそれが青森県からの依頼であっても、ということです)、そして今回のは相手方が供託したお金の払渡請求代理で仙台へ、というもの。

ともかくこれで、受任から3年余を経てようやくご依頼の全業務が終わったのです。労働紛争労働側で地方裁判所での通常訴訟、法人格否認の法理を使って第一審全面勝訴後控訴審も勝訴、その後は債権差押命令及び転付命令と訴訟費用額確定処分を申し立て、労働局への行政文書開示請求と民間企業への個人情報開示請求と裁判外での相手方代理人とのやりとりのための文書を起案した、そんな事案が終わりました。

で、作った書類を数えてみたのです。

当事務所ではこうした重量級のご依頼を受ける際、弁護士が着手金&成功報酬制を採るのに似た、でも暴利にならない体系を定めています。具体的には成功報酬部分を『実際に回収できたお金に対する一定料率を、回収実現後に収受する。ただし依頼終了までにした全作業について別表により定めた報酬により計算される合計額を超えない』としています。太線部分があるために過払いバブル全盛時に懲戒を喰らった同業者たち(単に回収額に対する料率で報酬を定めたため、暴利との評価を受けた)とは一線を画することができている一方、派手に勝った事案では丁寧に仕事の記録を拾い集める必要があるのです(笑)

で、今回。

  • 本日時点でお客さまに送信したメール、236通。うち添付ファイルあるもの46件。
  • 受信したメール、295通。添付ファイルあるもの22件。

もし送受信1件あたり10分かけ、僕の作業時間単価が毎時6千円だったら、メール送受だけで報酬合計53万円(苦笑)

冗談めかして書いてますが当事務所では案件ごとに本職・補助者の作業時間を集計するアプリを導入しています。実際には平均した送受所要時間はもうちょっと多いのです。

つぎ、裁判所提出書類。

送付書だけで20通に達しました。文案を要しない書類1通500円としているので合計1万円。送付書だけで。

まぁこれは冗談のようなものです。
文案を要する書類は第一審控訴審合計で約12点約90枚約60万円

ここまで113万円と合計して、鉛筆を放り出しました。
業務委託契約書で定めた、お客さまが得た回収額から契約書所定の料率によって導き出される報酬上限額を、もう超えてます。

例。たとえば回収額×○○%の金額が100万円とします。
一方、上記の113万円=僕の作業時間と書類作成枚数で計算した報酬額の合計はさっさとその額を超えましたー♪ ということ。

この場合、回収額に対する料率で計算した報酬額(上記の例なら100万円)が、僕がもらっていい報酬額の上限になります。

そう、当事務所では回収額に対する料率で報酬額を定めることは依頼人を保護する方向に作用するのです(苦笑)

本件、当事者尋問がありました。この対策で交通費と宿泊費はいただきましたが日当は収受しておりません。演習2日傍聴1日合計20時間をまともに評価すれば報酬額は云々、などと考えてしまいますがそれは来年以降の業務委託契約書を改正して対応することにしましょう。

ただ、勝訴後の債権差押・訴訟費用額確定処分・供託金払渡請求は別の報酬で行うことになっているためもう少し報酬額は増えます。そのこともあって当事務所は今冬、補助者さまにボーナスを支給したうえで越冬できる目処が立ってはいるのです。

この時期になると決まってそう言う(越冬できるできない、と言う)のですね、とは過払いバブルの頃から僕の…あまり儲かるものではない裁判書類作成業務を見てこられた補助者さまのご指摘で、これまた大変正しいのです。

ともあれ今冬は余裕がある、とは言いました。
ですがそれを食い潰す不逞な弟子がいるのです。

日曜日まで紀伊半島南部に行ってきた出張、判明したのは僕の仕事に瑕疵があったのではなかったということと、その弟子が作り散らかした要綱案作成の続きを僕がすることになっている、ということでした。

で、どうみても愚かな弟子が適当に作った林業関係法人が適当に放り投げた仕事の後始末を僕がしているとしか思えない僕の作業時間は2日合計13時間に及んでいるはずなのですが。

報酬払う、という話しにならないんですよね…
酒席でではありますが、僕は一生貧困でいるべきだ、といったご発言もありましたよ我が愚弟子から(`°罒°)ムキー

こういう封建的発言(お前の仕事の詳細になんか興味ないけどとにかくお前は優秀な司法書士らしいから山旦那の家来になって山旦那に無定量な就労と忠誠を捧げよ、そうであってもなくても山旦那以外の人間は一生貧困でいろ、近代資本主義崩壊後は封建制度がまた復活するのだ封建万歳、という内容に要約されるところの反動的妄言)を令和の御代に平気で口にするから

奈良県の北緯34度線以北に棲息する
山旦那は今後も
大嫌いだ

という記録を残しておきます。たとえ上記作業時間分の報酬は払われなくても、暖房の効きが決してよくない民泊施設の台所で深夜1時間以上、上記のような山旦那の軍門に降れという妄言を延々聞かされた山旦那ハラスメントに対する精神的慰謝料を払ってほしい。訴えれば勝てるんじゃないかと思うのです(苦笑)

労働紛争労働側を中心とする山林に関係ない読者の方々に説明します。

1.前回までの記事における僕の出張は当然ながら山旦那のためのものではありません。

2.林業関係の法人をやってる僕の弟子は僕の嫌いな(大嫌いな、が正しいです)大規模山林所有者=山旦那との関係が深いのです。

3.しかも弟子は、僕が優秀で山旦那に有用な司法書士なのだと信じて僕の弟子に直っており(僕がそんな優秀な司法書士なら過払いで事務所を成長させて家族信託で法人化を図ってそのあとちゃっかり金融登記に戻ってきますよ)、僕に山旦那との協業を説きつづけるのです。当該地区の林業再興の見地から。

4.そうであるにもかかわらずこの封建反動愚弟子は僕を山旦那陣営に取り込んだあと何をさせいくら払うかまったく明確にせず、そればかりか僕が今後も貧困で居続けると決めつけてはばからないのです。

とにかくそんな、ブログの題材としてはまことに最適な封建反動愚弟子(という称号をつけてあげることにします)が僕にはおり、その弟子はもう4年にわたって上記のような勧誘活動を僕に対して続けているのです。まことにご熱心としかいいようがありません。

ひょっとしたら、愚公山を移す、という格言に相当する活動をリアルに見ているのかもしれない、とも思わされました。言動は拙劣だが熱心さは評価する、ということで僕からの破門絶縁を免れている、という面は確かにあります。

※ただし注意しておかなければなりません。今回の出張でお会いした方が当ブログをお読みなら、弟子が優秀さを評価した人間は数ヶ月~1年程度で評価が急落して弟子と山旦那のあいだでは過去の人にされる、という実情があります。僕はその例をこの4年で最低5人挙げられる、ということをお心に留めておいたほうがよいです。

事業経営者管理者としての人事評価能力という点で、弟子は恐るべき曲がり屋であります。
つまり人材に関する評価としては、彼の判断の逆に賭けていればだいたい的中とみて間違いありません。

つまり。先週末の会食時に彼が優秀だと評価した方々の人生航路には…来春の任期満了以降、ちょっと黒い雲が立ちこめているのではないかと僕は勝手に推測しますがそんなとき、訴訟のご相談は当事務所へ。当事務所では封建的口約束ではなく近代資本主義に基づく業務委託契約によって業務を遂行しており、山旦那よりも頼りになります(苦笑)

内輪の連絡はここまでにします

以上、個人事業主であれ労働者であれ労働の内容は正当に評価されなければならず、それができないまたは最初からやろうとしない名誉教授や大規模山林所有者にはあまり近づかないほうがいい、そして何度でも言うが僕は奈良県北緯34度以北に棲息する山旦那が大嫌いだ、というお話しでした。

人間用3万円、ペット用15万円という○○信託のふしぎ

僕から見ても変に思える同業者、というのは何人かいます。
ならば僕はどうか、というのは本稿では論じないこととさせてください。

そうした変な同業者の一人は僕が持ってる資格とおなじパターンのダブルライセンスで、ひところは企業支援で活動したりそのあとは家族信託®(←登録商標であることを明示しておくのは、例によって皮肉です)の腐朽いえ普及に尽力したり隠居したり、そんな方がおられたことは皆様ご記憶のことと思います。

あの人のご主張が凄かった、もっと言えば信託制度の普及に関連して害悪を及ぼしたのは、信託契約で定めた条項が民法の遺留分の規定に優越するかのような言論を(マイナーな業界誌とはいえ)商業誌で散々ばら撒いたことだと思っています。

一方で、これをきっちり粉砕する判決が出るちょっと前の2018年2月を最後に雑誌からはパッタリとその足跡を消していることが国会図書館OPACの検索結果からわかります。

ヤリ逃げ、という語を想起させ(苦笑)非常に興味深いところでもあります。
紛争あるいは訴訟の進行状況を見ながら寄稿可否を決めていたんじゃないか、などとゲスな勘ぐりをもしてしまいたい。

そんなこともあって家族信託®を標榜する一派に対しては眉毛に凄い唾をつけて眺めていたところではあるのです。上記のような主張を漫然と掲載し続けた○○○○ガイド別冊はカネ出して読むまでもないため国会図書館で定点観測してはいるものの、相変わらず○○書士と××書士と商標登録だけはしてある名称のアドバイザーから成る怪しげな楽園、という雰囲気は保たれている模様。

民事、のほうを標榜する諸先生方がどうお考えなのかは存じません、ということにしておきます(信託に限ったわけではありませんが、司法書士さんの関与の成果を依頼人の都合に応じて破壊するのは時として僕の仕事になります。したがいまして公式には=業界団体建物内と地裁家裁の庁舎内では、僕なんかとは面識がない、ということにしておいたほうがよろしいかと存じます。実は先月も一件、証人尋問の記録にしっかり残った事務所さんがありました。信託ではありません)が、とにかく用語として世間に広まっているのは家族信託®のほうらしいのです。

で、表題の件。最近の週刊誌、特に週刊現代と週刊ポストは競うように相続に関する特集を組んでいます。もはや特集ですら無くただの連載だ、という印象すら受けます。

そうした記事の想定読者層の年代は、確かにだいぶ高いらしい、ということはこれらの雑誌に載ってる官能小説の登場人物および語調からも明らかなのであります。

※冗談です

ただ、これらの特集の情報の質は徐々に下がりつつある気がしています。
専門家がちゃんと監修しなくなったというか、記事を使い回しているというか。手抜きの気配を感じるのです。当ブログの今日のネタはこれ。

週刊現代10月23・30日号にもこうした特集記事がありました。配偶者が認知症になったときには云々、ということで対処法として最も優れるのは家族信託®だ、といいたいらしいのです。引用。

『こうした事態(筆者注:配偶者の認知症発症による預金口座凍結)に備えるには、子供と家族信託契約を結んでおけばいい。公証役場で家族信託契約書を作成し、信託口座を作成する。公証人報酬の3万円ほどで作成できる』(43ページ)

ふーんなるほど家族信託®って3万円で組成できちゃうんだー(ものすごい棒読み&ものすごい遠い目)

記事は続きます。ここでは行政書士がコメントしています。
愛玩動物の飼養とその費用の保全に関して、さらに引用。

『ペット信託を利用するのもよいでしょう。飼い主がペットとその養育費を信託財産として受託者(知人や家族)と信託契約を結ぶのです。ほかに契約書作成の費用として15万円ほどの費用がかかります』(47ページ)

ふーんなるほど家族信託®では、人間さま用に信託を組成するよりお犬さま用のほうが高く付くんだー(冷笑)

なんかもうどうだっていいからそれでいいよ、という意思決定に誘引したいならこの記事でいいんだろう、とは思います。きっとそうではないはずです。

上記2件の情報は同じ特集記事のなかで提供されていることに誰か気づかなかったのでしょうか?
それとも本当に、ペット信託のほうが組成に高額な費用を要するのでしょうか?

そしてもし本当に信託組成の費用体系が、上記のようなものであるならば。

世にあれこれ生えている、信託契約組成(あるいはコンサルティング報酬でもアドバイザリーフィーでもいいですが)費用は財産額の1%ただし最低50万、とかいうあの専門士やらあのアドバイザーやらのウェブサイトは、一体なんなのでしょうか(怒)

もっともこの疑問に関しては、いつぞや離婚協議書作成に取り組んでいる行政書士さんとの会食で達した結論が参考になるかもしれません。

曰く、『実は離婚協議書の作成にちゃんと取り組んでる奴なんかそんなにいない。単にウェブサイトがあるだけだ』

今回もこの結論に座布団1枚分くらいの賛意を表したい、とは思っています。

まぁレディメードな信託条項案がいくつか公証役場に常備されていて適当な民事信託契約書が数万円で作成できる、という未来はなかなか悪くないとも思うのですが、そうであるならあるで信託受託者に課せられる義務の厳しい部分=財産の分別保管とか毎年の計算とか、そして何より誠実義務を一言も述べないのはコンテンツとして危険だ、禁書にして焼き払うべきだと僕は思ってしまうのです。

※禁書云々以降は冗談です。人の信託よりペットの信託のほうが費用が高い、という情報は娯楽としては読まれるべきでしょうから

ちなみに僕は、といいますと。
一冊だけある著書(2018年3月刊)のなかで民事信託を『委託者とその財産を囲い込んで長期に拘束するようにも設計でき、特に相続に関する部分で不利になる相続人たちと対立が発生する可能性がある』として弁護士への相談を推奨しておりました。

家族信託®を世に広めたい人からすればとってもイヤな言い方なのでしょうが…
同時期に注目を浴びてたあの同業者のこと、もちろん意識して書いてましたよ(笑)

でもなぁ。

今週末に福島県で入ってる出張相談、たぶん信託使うのがいいんだよなー

※ご同業の方には恐れいりますが、こういうオチでした。
実際に必要が発生しましたら、民事信託士の諸先生方にはご支援を仰ぐかもしれません。非公式なところでよろしくお願いします。

今週は電話の受付をお休みします

久しぶりに、特殊な類型のご依頼を受けることになりました。

役員変更と本店移転の同時申請…は確かに今週作る登記申請書ですが、もちろんこれではありません。

人にはいえない用事でとりあえず今週は金曜日まで手が空かないか事務所にいない予定、ということで15日まで、電話の受付をお休みします。

おそらく今月から来月前半は、今回僕を拘束する案件が終わったら四国と南東北に行けるはず。ただ、これはいずれも実りある残務整理、といった性格のものであることがすでに決まっています。言ってしまえば嬉しい出張なのです。

講師の仕事も終わったし、仕事の重要性としては今週を乗り切れば今年はほぼ終わりと言っていい…はず(早すぎ)

過半数への追随と今後の出張予定

たまに、ごくたまに、ではあるのですが、業界団体もなかなかいいことをするな、そう思えることはあるのです。

先月は職域接種の案内を見たときにそう思えました。
ひょっとしたら愛知県司法書士会は僕が思っているより偉大なのかもしれません。僕が所属するもう一つの業界団体と、先日ぼくを公正証書遺言作成の証人に呼んでくださった先生の業界団体には、職域接種の実施がないようなのです。

で、僕は自治体の集団接種の予約を入れました(結局そっちかよ、という話しです)。

10月上旬に連続3日間、講師の仕事が設定されています。この時期どうあっても寝込むわけには行かぬ、と思ってはいるものの、先行して接種を終えられた医療関係者のお客さまからは2度目の接種で派手に熱発した遺伝子操作された不妊になった5Gの電波に体を乗っ取られた等の報告が入って…はいません。熱発までが本当にあった報告です。

どうやら日本人の過半数を見渡してみてもときおり死亡者はでるものの、自分がそういう危ない目に遭う確率は訴訟で関わった相手がキケンな人である確率よりは相当低そうだ、と納得できた気分がしています。ということで僕もワクチン接種を受けることにしました。

問題になるのは前述の講師の仕事でして、9月下旬に1回目を、10月下旬に2回目を設定すれば2回目は遠慮無く寝込んでいられそうです。

未接種よりはまし、なのでしょうが今後の長距離出張は最低1回のワクチン接種済みな状態でおこなうことになりました。

次の出張はおそらく9月最終週、東京に行こうか考えています。

ただこの東京出張、いつも補助者さまが出張帰着直後の勤務を辞退なさるのです。
ひょっとして伝染病猖獗地域と思われているのか、東京(苦笑)

その後は講師の仕事で他県へ、その翌週に福井へ行くことまでは決まっています。ひょっとしたら講師の仕事はもう1回延期が発動されるかもしれません。去年からみていると、社会情勢に応じて延期され決して強行しない、という傾向がこの仕事にはあります。受講者の方にはちょっと申し訳ない気はしますが…ワクチン接種済みな人の増加、というのも今後は考慮要件に入りそうにも思えています。

もう一ヶ月延期してくだされば講師も2回接種者の仲間入り、という誘導を僕が企画担当者さんに試みるかどうかはさておいて。

さらに来月は仙台・徳島といったところに行けるはずですが時期は未定、進行中の手続きにより10月または11月、そうこうしているうちにさらに次の東京出張が発生するはずで、ただしこの東京出張は2回目の接種後になるよう調整してやろう、と考えています。

不要でありかつ不急である、という案件は当事務所にあってもなかなかないので出張はしてしまうのですが、なんだかんだと言いながらこの事務所、補助者さまの雇用を維持しながらこの時期を乗り切れたことになるのかもしれません。

今月後半は、来月に備えて講義教材の作成と反対尋問の準備が主な仕事になりそうです。

登記の仕事はあまりない、という事実を婉曲にいうとこのようになります。

東海岸からやってきた老眼対策機材(Ipevoの書画カメラはセカイモンで買うのがよさそうだ、という話し ほか1件)

書画カメラをご存じでしょうか。通常は老眼対策には使いませんが。

探してみると金融機関のカウンターの奥に、いくつか配備されているのをご覧になったかもしれません。書画カメラはテーブルや机の上においた書類や本、書類を添削したり加筆する人の手などを撮影することを主目的とするカメラです。

これを老眼対策に用いることができるはずだ、ということで昨年から適当な機材を探していたのです。ちなみにepson製なら最大10万円台、amazonで星5つのレビューが1865件着いてるような怪しい中国製なら9千円台から、ということで僕は台湾メーカーの3万円台/4万円台の2機種を候補としました。それがIpevoのVZ-RとVZ-Xなのです。前者は有線、後者はバッテリーとWiFiを搭載してワイヤレスでの運用が可能という差があります。

 

ここで、あるお客さまから今春いただいたamazonギフトカード3万円分が関わってきます。
お客さまの名を冠してM資金、と呼んでいるのです。

これは受領直後に1万円を補助者さまに分配したため僕が持っているのは2万円、クエン酸やセスキ炭酸ソーダのような消耗品より後に残るものを買うべきだ、という補助者さまの助言に従って、当初はamazonでVZ-Rの新品を買うのが妥当なのではないかと思ったことは思ったのです。

実はIpevoの書画カメラ、特に僕が導入した機種はヤフオクやメルカリには出品がありません。今回は新品を買うしかないのか、と思ったことは思ったのです。

…でも。そういえば。

こういうときこそeBayと、その購入代行サービスであるセカイモンを当たってみる手です。当事務所の測量機材はLeicaがハンガリーで作ったものがイギリスの出品者から送られてきています。セカイモン経由で。

コンディションが open boxとある=未使用に近いVZ-Xが本年5月には、送料込み2万円台後半で複数台出ていたのです。Located in:New York,などと書いてあり、落札が5日後到着が25日後とかいうのを受け入れられるなら、これだ(苦笑)

結果として国内で新品を買うより安いお値段でグレードの高いほうの機種を買えたわけですが、実際の運用に支障はありませんでした。

※ただし日米間の小口物流が安心安全というわけではなく、同時期やってきた別件で箱の土手っ腹に風穴が開いてるような一品を受領してしまったこともあります。別のお客さまが所有権を有する品だったので、なぜか僕が応急修理してお渡しすることになったのですが。

とりあえずブツが日本国内に無事に到着すればあとは直すなり壊すなり、僕のほうでどうとでもできるのです。今回は健常に運用を開始することができました。効果は絶大です。

本機は画像をHDMIケーブルで直ちに出力でき、PC用ディスプレイなりテレビのHDMI入力端子につなげばそれだけで画像が見られます。バッテリー持続時間はどうやら8時間を超える模様。オートフォーカスも機能はしますが、どうせ机の上の本なので焦点を固定してもかまいません。机の上にカメラとフレームがどーんと立ってるのは…まぁ慣れます。

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慣れます(←強調)

というわけで、これで文庫本なり実務書なりを強拡大してみればよい、という期待通りの使い方ができています。B4判見開きの一般的な実務書を、フラットベッドスキャナでスキャンする代わりに本機で連続撮影して書籍を電子化するのも悪くありません。いったんJPEGで取り込んだ画像をあとでDocuWorks形式に変換しても、最終的にOCRにかかります。

当然ながら連続撮影時の労力は本機を用いた方が断然楽、画像の質はゆがみが少ないぶんフラットベッドスキャナが若干優れる、といった印象があります。

それと、本機はマイクを内蔵しておりWebカメラにもなるためノートPCと組み合わせれば…可搬性のあるWeb会議システムが導入できてしまった、ということにはなるのです。

ここでカメラは参加者の部屋や顔より書類を写すべきだ、いや断じてそうでなければならぬ、という点にさえ留意すれば。

ともかく家ではこのVZ-Xを、もっぱら書見に使っており非常に良好だ、というお話しでした。

で、結局のところ2万円残ったM資金はどうなったかと申しますと、そのうち3千円余で以下の物を購入いたしました。これは中古品を買うべきでない、と思えたのです。

 

全く別の労働事件の控訴答弁書を準備中、全くの偶然からこの人の楽曲は僕の集中力をこれまでになく増加させることがわかり、その現象を受けて当ブログの記事では訴訟に勝ったらCD買わねばなどと言っており、実際に控訴審も控訴棄却=お客さま全面勝訴の第一審判決を維持して確定したので躊躇無く発売日に初回限定盤の予約を入れました、という顛末ではあるのですが、ある意味で裁判書類作成業務における戦力倍増要素、ってやつを手に入れてしまった気もしています。

なぜそうなるのかは一切不明だがともかく有効に機能しており僕の仕事の質を上げている、ということで…この方には折々にお布施をして(CDを買って)いればある意味シアワセになれるのかもしれません。

老眼対策用書画カメラと並んで、その波及効果はすでに何人かのお客さまに及んでいるところ、なのです。

登記統計を見て自信を回復しつつある件(財産分与だけ、ですが)

昨年の登記統計によれば、全国での売買による所有権移転登記申請の件数は160万件余あったとのこと。司法書士の人数が2万2千人なので、一人あたり72件、ということになりましょうか。

ちなみに当事務所では昨年、売買による所有権移転登記は1件でしたがそれはさておいて。

同じく壊滅的な値を示す抵当権設定やら相続、つまり儲かる各分野もさておいて話しを進めます。泣きたくならないうちに。

おや、と思ったのは『その他の原因による所有権の移転』という件数欄。13万8千件とされています。
2万2千で割ったら、司法書士一人あたり6件ちょっとになりますね。

統計上、その他の原因というのは売買・相続ほか一般承継・遺贈または贈与、の他ということになっています。

交換、はいまでも都会のデベロッパーさんが使うのでしょうか。

共有物分割は遺産分割の延長戦として地方でもありそうです。

代物弁済や譲渡担保を駆使している街の金融業者が健在かどうかはそれ自体興味深くはありますが、財産分与も『その他の原因』に含まれることになります。

確認したところ、当事務所では財産分与による登記の件数は今年5件、今月もう1件準備中のご依頼があります。

つまり来年春頃発表される今年ぶんの登記統計で財産分与の登記件数が突如増加して年30万件、とかに達しないかぎり、この登記原因に限っては当事務所の受託件数は業界平均を超えるであろう、ということです。
こんな僕でも、ふつうの司法書士さんより経験が多い分野があるんだ。登記で(笑)

ただ、随分不思議な印象も受けるのです。別の統計によれば年間の離婚件数は20万件ちょっとなはずなので、離婚にともなって不動産の財産分与がある件数は全離婚件数の数分の一にとどまるのか…と。そんなものなのでしょうか?

そして、前述の13万8千件のうち財産分与が登記原因である登記申請はさらに少ないはずなので…世の離婚相談を標榜する弁護士司法書士行政書士その他適当な資格を自称する有象無象のうち、実際にちゃんと財産分与契約書や離婚協議書を作っている事務所はどれだけあるんだろう、というのが今も不思議なままなのです。ウェブサイトで受託をうたっている諸士業の事務所は多々あるものの、それだけの件数が登記からは読み取れません。公証事務の統計にいいのがないので、公正証書作成件数から推測することも難しい。

まぁあまり根拠はないものの、この事務所に財産分与の登記を依頼される場合はそんなに不安がる必要はないであろう、というお話しでした。

ちなみに今週は立会をともなう不動産売買の登記があるのですが、これは今年1件目であります。

まぁ任せてほしい、とお客さまに連絡はしましたが、代金額は140万円を下回っているのでいざとなったら(以下略)などとは考えてもおりません。
世間一般の司法書士さんと同様、ごくごく円滑に取引を終える所存です(遠い目)

噛み合わない会話の理由(零細代書人事務所への電話から)

勝手だとは思うのですが、知らない携帯電話からかかってくる電話、特に裁判事務関係の電話番号(IP電話の番号。050-7561-5941がこれにあたります)への第1回目の着信には出ないことにしています。

理由はまったく統計的なもので、この経路から受託に至った実績がここ数年ありません。
『皆無!』なのです。これはなかなか凄いことです。

これが債務整理(その他交通事故被害者側でも離婚でも残業代請求でも、ひょっとしたら家族信託でもいいですが)といった一発数十万円のプロジェクトがお好きな大事務所さんなら、かかってきた電話から素人を適当に言いくるめて無料相談→受任、へつなげるトークスクリプトが完備されている気もしますが、なにしろここは場末の零細事務所でありかかってくる電話は非定型的な簡裁地裁家裁通常訴訟債権差押訴訟費用額確定処分あるいは訴訟記録閲覧(!)に関するものばかり、なのです。

そうした電話からどうして受託に至らないか、というと。簡単です。もう断然スマホのせいです。
電話かけてきた人がそういうのです。
スマホでウェブサイトみてちょっと電話かけてみただけだ、と(苦笑)

どうか第二のスティーブ・ジョブズが現れて、ネットが使えず電話のかけられないスマートフォンが発明されますように、と祈りながら(それって電子手帳になるんだろうか)、話しを続けます。

そうではあるのですが、たまに、間隔としては5回に1回くらいの割合でそうした電話に出ることにしています。冒頭の実情がいまも厳然と存在していることを確認するために。

-念のため説明しますと、電話の発信は固定電話からおこなってくださいという注意書きをウェブサイト各所に出しております。携帯電話からの発信に応答する義務はない、という立場はウェブから読み取れるようになっている…というのが一応の言い訳です-

で、今日。

受託に至らないどころか会話が成立しない状態で終わった電話がありました。

残念ながらよくあるパターンの一つで、とにかく先方だけが発話しこちらが何か言う機会があたえられない…説明すら求められていない、そういうレベルの。

10分程度かけた会話の後半でちょっとイジワルしてみたくなりました。

例によってこちらの発言に割り込んできた向こうの発言を全く無視して、こちらの説明を続行してみたのです(それまでは説明を中断して向こうの発言を聞く態勢をとり、でもそうしていると話題が別のほうに飛んでいくことが繰り返されていたわけですが)そうしたら向こうが一方的にしゃべっている発話とこちらが一方的にしゃべる発話が本当に重なって30秒以上続いてしまいました。

お互いがお互いの言うことを一切聞かないまま(まぁ、こちらは発話しながら向こうの発話がこちらの発話と全然関係ないことを確認するために注意深く聴き取る、という無駄な努力を続けていましたが)、発言が続くのです。

これはどこかで見た光景です。

どうしようもない接待で連れて行かれたどうしようもないスナックでカラオケを熱唱するどうしようもない客(他人)と接客担当者のお肉にしか興味が無い客(同行者)と宿に帰って風呂に入ることしか考えてない客(僕)となんとか次の一杯をオーダーさせようと奮闘する接客担当者、そんなの。

みんな自分の欲望を満たすことしか考えてないが、とにかく場は成り立ってる。事情を知らない人が見れば楽しそうだとさえ思える(苦笑)

いま書類作成を担当している事案には別バージョンの空転案件が…一方当事者が自分のやりたいことしか考えていないがそれが他方当事者の活動とも裁判所の関心ともまったくリンクせず単に迷惑をかけながら自己満足してるだけ、というのがあったりしますが具体的にどれとは言いますまい。当人はやる気満々なので、判決出るまで付き合ってあげるから今の勤務先は退職しないでネ(←執行の関係で)、とは思います。

ただ今回の電話は少し違いました。最後にかろうじて成り立ったやりとりによれば、先方は裁判所が提供する定型書式を必ず使って手続きを進めねばならないと思い込んでいたらしいのです。そのうえで当事務所ウェブサイトの説明を読んだため記載事項が理解できなかった模様。

定型書式は2ページしかないのに書類作成で4枚2万円の報酬を取ろうとしているのはなぜか、そういうレベルの質問を突きつけられるわけです(泣)

あれは別に使わんでもいいものだ、ウチでは使ってない、という説明には納得されたのですが、非常に困ったことには会話の最終盤、その説明に感謝されてしまった記憶があります。また電話するかもしれない、と言われて通話を終えました。

電話番号は当然、履歴に残っています。次かかってきたら…どうしよう(汗)


補足

上記の通り携帯電話からの1回目の発信を受信して受託につながった例をほぼ見ないのですが、これが『1回目が不在着信(本当に不在だったかどうかはさておいて)として終了し、2回目以降の着信を受けたもの』になると受託につながることが時折あります。ある程度時間をおいて複数回の発信を試みるものはわりと真剣に相談・依頼を考えているということかもしれません。

また、固定電話については着信1回目2回目にかかわらず受託につながる一方、(外出中に着信があった場合など)3回以上の不在着信が続くものは受託につながらない=とにかく電話したくなっちゃう衝動、のようなものに突き動かされるような通話があるようです。

以上、そのうち初めての方の電話の受付を週に1回2時間程度にするのがよかろう、それでも事務所は成り立つ、というお話しでもありました。士業ではまだなさそうですが、魅力的なコンテンツのウェブサイトを保有する小さな企業さんにときおりそういうところ(電話番号非公開としメールでの受付のみをおこなうもの)がありますよね。羨ましいです。

前回は『想像力』今回は…(来週実施の講義の件)

仕事がない(キッパリ)

いえ、正確には文案を要する書類作成の仕事が途切れました。意図的にそうしたのです。

人並みな夏休みを過ごす、などという展開はもちろんこのブログにも事務所にもないのです。それどころか今週こそが、ある意味仕事量の絶頂に突入できる見込みなのです。

ネットで調べても出てこないのがちょっとだけ不本意なのですが、他県で講義の仕事をいただいています。対象は森林組合&市職員の方、日程は17日から19日、内容は民法関係。昨年と比べて実施日程が2日から3日へ1.5倍に伸び、受講者は昨年比で約3分の2になった、とは聞いています。

…さすがにお盆明けの暑い中、ふだん扱わない法律関係の講義を3日聴くことに耐えられる豪傑は林業界にもそういないのではないか、ということかもしれません。僕の感触では林業関係教育機関におけるこうした分野の講義、2年に1回ぐらいだと定着しそうな気はしています。

教材は頑張って作っています。これの締め切りが13日なのです。

ただ、プロジェクターに映し出せるぶんは(印刷しないでいいので)16日まで作るつもりです。
あと、受講者数が受講者数なんで僕のところで印刷した追加資料を持ちこんで当日ばらまく、ということは可能だと思っています(企画担当者さんが心配すると困るので補足しますが、もちろん主たる資料はちゃんと納品します)。

そんなわけでこれから1週間はこの仕事以外に込み入った文章を書く仕事は外そう、と思っていたのです。

…で、そうやって時間を確保した瞬間にほかのことをやりたくなって当初の目的を達成しない、というのは社会人だと資格試験の受験生で時折見る戦略的敗北の一例でしょうか。

なぜか人のカネで=代表的には親のスネ、または雇用保険失業給付なんかでそうした時間を確保した連中にヌルいのが多いけど、そうやって恵まれてる人が受からないのはマーフィーの法則なのでしょうか。それとも恵まれない受験生の呪い、とか(笑)いずれにせよ世の中うまくできてるな、と思わされるところではあります。

言ってる自分が戦略的に敗北しないうちにお話しを戻します。昨年の講義を紹介した実施機関のSNSで、昨年僕が作った教材の冒頭の一節が載っています。それが表題の件。(学習分野が法令なのに)この分野に必要なのは想像力だ、と主張する講師が来たとそちらのSNSでは紹介されたのですが…まさかそこを注目するとは思わなかった一方、これはこれで成功(何かオリジナルな文章を書いて人の心を引きつけることはできた)なのかもしれないと考えています。

講義の内容をうっすらと述べる、ちょっとした挨拶を教材冒頭に書きたいな、と今年も思っているのです。時流やそれに対する僕の問題意識を表し、できれば受講者が法律に持っている印象を軽く裏切るキーワードを一つ入れて。

たぶんこれだな、という漢字三文字の語はあり、それにリンクさせられそうなやりとりも経験しており、もう少し考えれば書けそうな気はするのです。

たぶん10日からの出張、名古屋から高知へ普通列車で移動する11時間のあいだにまとまると思うのです。PCのバッテリーは9時間程度持つはずなので、当然ながら移動時間の大部分で教材作成推敲を続けることができる、と見込んでいます。

なにしろ他に仕事はないのだから…僕が旅の途中で、他の妙なことに関心を向けないかぎり(笑)

昨年は以下のようなことを最初の2ページに書いておりました。
これを書く講師と、ここから想像力というキーワードを引っ張ってくる担当者さんがいる講座、ということで今年も楽しくやろうと思っているのです。

もし今年の受講予定者さんが当ブログをご覧であれば、今年もオンライン配信での講義はなるべく回避するよう希望している点をまずご承知ください。どうなるか未定ですが、オンラインよりは日程変更が望ましいという意思は示しています。講師は例のワクチンは未接種ですが講義前にはPCR検査を受ける予定です。

基本的には下記の態度を踏襲しつつ、一番大事な部分として講義時間外での自由な質問を歓迎します。講義に関するものでも皆さまの実務に関するものでも可です。



1. 講義開始にあたって
1.1. はじめに

ふだん契約書を作るとき、皆さんどうしていらっしゃいますか?

適当な見本を持ってくる
     ↓
ご希望が叶いそうな条項をいくつか加えたり削除する
     ↓
補助金の申請にも差し支えないことを確認して、できあがり

士業にもそんな契約書を作る人がいます。訴訟でときどき見ます。

1.2. 申し遅れました。わたし、登記をあまりやらない司法書士です。

 講師の事務所で多い仕事は裁判所に出す書類の作成、つまり民事紛争への関与です。山林の相談も、紛争性を帯びたものがやってきます。補助金返還を求められた、共有林から脱退したい、越境した木に家を壊された、など。
 それらの一部は裁判で解決することになりますので、契約書は依頼人と逆の立場でチェックする癖がつきました。裁判では逆の立場の人をなんとかしないと勝てませんから。

1.3. 契約書の作成に求められるのは、たぶん想像力です。

法令は自由には変えられません。
契約は自由にすることができます。

 どちらも人と人のあいだに権利義務を作ったりなくしたりする約束事だ、という点は同じです。裁判によって強制力を持たせられる(が、カネはかかる)という点も共通でしょうか。

勝手に変えられない法令を有利に使うためには、解釈の技術が発達します。
一方で民間事業体と山主の契約は、内容を自由に定めることができます。

 契約条項を作成するときには、実現したいことがらを権利義務の発生要件や物事の定義としてわかりやすく条文化する能力も重要です。加えて、その契約が効力を失う、または思い通りに機能しなくなるとしたらなぜかという想像、それを防ぐにはどのようにしたらいいか、といった考察を繰り返す力が欠かせません。
 講義に際してさまざまなご質問はいただきました。でも、それらの質問に答えたり聞いて帰ることは法令分野で求められる能力の、実は半分未満、という程度に考えておいていただけないでしょうか。契約書作成の諸段階で県職員の皆さまや各種士業の協力を得るとしても、事業体の担当者に求められるのは、おそらく想像力だと考えています。

1.4. この講義で目指すもの

 この講義では、主に民法に関する最低限の知識に触れていただくほか、ご自身で学ぶための参考文献を紹介します。
 併せて、せっかくお呼びいただいた講師ですので教科書には載っていない実情を少しお話しして帰ろうと思います。
 ですが、時間が足りません。
オンライン受講の方には申し訳ないですが、録画録音が気になることも多々あります。各日の講義終了後、対面でご質問いただくのは大歓迎です。


あ、実は『わたし、登記をあまりやらない司法書士です』という項目は今年も入れてやろうと決めているのです(笑)

いつも通り訴状を書いていつも通りご飯を食べて(でも、18年)

昨日のこと。補助者さまは僕にケーキとお酒をお持ちくださいました。僕は彼女に夏の寸志をお渡しすることができ(関東にある違法人材派遣業者の社長から東北のお客さまが分捕った遅延損害金が原資になって名古屋で受け渡しがなされるのですがそれはさておいて)、忙しくも平和な土曜日が終わって日曜日がやってきます。今日も仕事です。

いつも通りに訴状をつくり終えて送信し、いつも通りにお買い物に出て白菜が安かったのでお鍋にして、お風呂上がりに昨日いただいたシードルのコルクを飛ばして、と。

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本日、当事務所は社会保険労務士としての先行開業=創業から18年を迎えることができました。
この一年、僕に蜜柑その他の柑橘類とスイカと餅米とお酒とお菓子とアマゾンギフトカード等々、あとは歯ごたえのある裁判事務のご依頼をくださったお客さま方には心より感謝申し上げます。

…あ、むしろこっちに感謝してほしいくらいのご依頼もありました(笑)

冗談はさておいて。ただ、金出すほうがエライと思っていたり自分の権利を声高に叫びながらクリーンハンドの原則を逸脱している依頼希望者はさっさと謝絶にするのがよいとは常々思っており、それを常々実行しているため創業18年を経てなお、経営状況は補助者さまにちゃんとした賞与を出すには至りません。やれやれ。

さて、記録を調査したところ昨年はちゃんとこうしたご挨拶の記事を書いておらず、そのためかどうかはわかりませんが昨事業年度は凶事に見舞われた(まぁ紛争の相手方から懲戒請求されるのは弁護士業界ならよくある事故と認識しております。こんなところもあちらの業界と同水準になってしまいました)こともありまして。今後は節目節目のイベントはちゃんと意識せねばならないと思っているところです。

さきほど都内のお客さまに送った訴状案には首尾よく採用のご通知をいただきました。請求額はなかなか大きく、被告が職業代理人を立てて応訴しようとするともう着手金だけでお給料の4ヶ月分超が吹っ飛ぶんだろうな、と皮算用しているところです。だからといって安易な本人訴訟に逃げても駄目な人であることを暴露して自滅するだけだし。

なんにせよ、砂上の楼閣のなかで人生の春を謳歌してきた中年男性をまた一人、老後破産に近づけることになるわけですが…それがこっちの仕事です、と言わざるを得ません。僕はそういう罪深い仕事を選んだのだし依頼人にも相応の覚悟を求める、ただし脇から見ていてくださる補助者さまは登記申請書を作ってる僕を見ているよりいくぶん楽しそうだがどうしたもんだろう(苦笑)、というだけです。

そういえば現在、名古屋地裁管内には一件も担当している案件がないのですが東京地裁本庁には8月から2件係属中ということになり、これもどうしたもんだろう、とは思っているのですが…よしとしましょうか。
そしておそらく今年1件だけで終わるであろう簡裁訴訟代理(僕はあくまで本人訴訟が理想だと思っています)は、松山地方裁判所管内の簡裁で期日が設定されています。

罪深い仕事をしているわりにどこか楽しいことになっているようには、自分でも思えるのです。

そんな訴状ができあがってあと一件、そういえばこれも東京高裁管内の簡裁で進んでいる別の訴訟の準備書面を作ってしまえば今月前半の裁判書類作成の仕事はもうおしまいです。誰がなんと言おうとおしまいにして、着手は8月20日からにします。
登記事件は不動産登記が提出予定なし(あ、笑っていただいて差し支えありません)、商業登記は1件提出して今年分の受託は終了予定。

本当は今月、前半まるごと研修教材の執筆に使いたかったのです。昨年1月から目指すと言ってきた林業関係の仕事、昨年は進めている案件が1件しかない/1件もない時期が長く続いたのですが今年は『同時に2件なら、月によってはある』状態までは持ってこれました。前年比2倍(失笑)

この分野をもう少し伸ばすと、罪深い訴訟の仕事が減る気がするのです。減る、と言うと補助者さまが失望なさるかもしれませんので『無理に増やさなくてもよい』ことになろうかと。

この18年、微妙に微妙に注力範囲や依頼経路をずらしてなんとか事務所を潰さずにこれました。もちろんこれまでどおり、ウェブサイトを見てお越しになる労働紛争労働側や不法行為加害者側のご依頼も喜んで受けるしやりがいも見いだせるのですが、今後数年間は山林・林業関係の仕事を育てるつもりです。

うまくやるとこの分野、当事務所を創立30周年まで持たせるだけのインパクトがあると思っているのです…相続登記義務化に浮かれず、本人申請を支援する方向で振る舞っても。

 

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