カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の記事

本業以外、あるいは複数の本業、の模索

調べたところによれば、本年最初に当ブログを閲覧された方は0時13分に来訪し、中国製のプロジェクターを静音化改造したことに言及したページをご覧になった、とのことです。

世のヒマ人、いえ修理改造自作を愛する方々に連帯の意を表しつつ、そういうことはしない方々にも新年のお祝いを申し上げます。

今年の夏、当事務所は創業20周年を迎えます。

ではあるが、その後20年は現行の社労士司法書士制度のほうが保たんだろ、と思うのです。
その前に再来年から数年間だけ相続登記義務化のプチバブルが来るだろうとは推測しますが、これはおそらく日本にとっての東京オリンピック2020=下り坂な社会が昔はヨカッタ的妄想で盛り上げようとしたイベントの大コケ、みたいな結末を見て終わる気もしています。やっちゃいけない儲け方を試みて吹っ飛ぶ士業(司法書士である人もそうでない人も)があれこれ出そうだ、過払いのときもそうだったよな、と。

そんなわけで今年から10年間の課題は、現状の本業からの収入を半分以下に抑えて食っていける態勢の構築、です。
少なくとも、『Webを依頼経路とする社労士・司法書士業務の売上高』が年間収入の半分以下な状態で60歳を迎えられるようにしたい。

それ廃業って言うんじゃないの、という気は自分でもしています。
ありったけのオブラートにくるむならハッピーリタイアメント、でなければセカンドキャリアの構築、というべきでしょうか。

半強制的にそうさせられる予定が立っています。
現在の当事務所の依頼者層で無視できない割合を占める『団塊の世代の方々』は残念ながらこれから10年で平均寿命を超えます。この事務所の特殊さに鑑みて、親が依頼人だったから子も依頼人…にはなりません。

残りの客層である僕と同世代の方々はというと、たぶんこの方々たちのなかから金利上昇の直撃を受けて社会的経済的にどうしようもなくなる人達が出てきます。思い入れを排して検討すると、いまお取引がある個人法人の7割ぐらいは10年後、たぶんこの世にいないはず。

なら新しい依頼者を獲得すれば、というのも簡単ではないわけで。Webに情報を挙げておけばそこから来るご依頼だけで食って行けた、という時代もおそらく一旦終わっており、あとは検索エンジンがものすごく優秀になり個人の能力経済力精神性に見合った検索結果を出すまでは(あと数年で実現しそうな気がしますが)Web経由で個別労働紛争やら裁判書類作成のご依頼がたくさん来る、なんてことは考えないほうがよさそうなのです。

※ただ、検索エンジンの能力が個人の能力や性向にベストマッチする形で大きく進歩する可能性に備えてコンテンツだけは整備しておいたほうがよかろう(うっかり凡庸な情報だけ大量に持っていたりすると、それを検索エンジン側に気取られる=コンテンツを外注した事務所や誘客用ウェブサイトの大量絶滅時代が来るだろう)と思ってもいます。

そうした身の回りのなかで、僕は知識や技能や注力業務、あとは取引先も再構築しないとまずいはず。ですが業界団体の研修にそんな手がかりは皆無です。
※特定の研修企画やその演者を名指しする気は無いですが、なーんか去年は『昔はヨカッタ』的な講演もあったような

10年後も需要があって10年後の僕でも出来ることはなんだろう(それはたぶん司法書士や社労士の仕事ではない/少なくとも士業の資格がいくつかあるだけでできる仕事ではない)と、ここ数ヶ月ずっと考えています。


なんだかめでたくない気がしますね、元日なのに。

Dsc_0398

無理矢理めでたくしてみましょう。補助者さまがお餅をくれたのです。実にめでたい。

上にミカンを置いたらいい、と補助者さまが言い残して昨年の勤務を終えられたところ、伊豆に嫁いだ姉からミカンが本当に送られてきました。
これまた実にめでたい。盆と正月が一緒に来たようだ(失笑)

あれこれ書いてはみたものの、これはこれでやりがいが感じられるのだ、ということではあるのです。少なくとも個別労働紛争労働側や裁判書類作成の仕事を放り捨てることはなく、むしろその仕事を(まぁ、儲からないなりに)細く長く存続させる可能性を探ろうではないか、と。

難しい世の中にはなるはずですが、皆さまからもひとつ難しいご依頼をお待ちしております。
たぶんそれこそが、この事務所が細く長く存続する可能性を示してくれるもの、でしょうから。

あとは、身近にいる大事な人とちょっとした楽しみを分かち合うことは世の中がどうあっても大事にしたいと思っています。

でも、たまには定型的な登記のご依頼がほしいです僕も。たまに、でいいから。

ピカピカな新年への微速接近

2022年が暮れていく。
なすすべもなく、眺める。

R0012054

床のワックス塗りが終わっていないのです。明るい新年を迎えたかっただけなのに、妙な挫折感(苦笑)

12月30日まで来所相談があったため、今日が大掃除の日になりました。

今年はワックスを剥がさずに塗るだけ、と髙をくくっていたら案外時間がかかりまして、床と浴槽と流し台をピカピカにしたところで暗くなってしまいました。もう今日は(今年は)終了、ということにします。

純粋に明るい話題。名前だけは聞いていましたが初めて買ったピカールが大変な効果を発揮しました。
築30年弱の流し台が鏡面仕上げになりそうな勢いで光沢を回復していきます。本当に明るい話題(笑)

…これはクセになります。1月2日もやってみよう、と思っています。

 

事務所経営および僕の人生のほうはさしたる輝きも闇もなく今年も終わった印象です。裁判事務に関連して受けた懲戒請求はこの春、順当に不処分の通知を受けまして(法務局担当者さんは電話でまず告知をしてくれるんですよ。経験者談)、懲戒請求のきっかけとなった訴訟そのものは控訴審を勝ち抜いて、来年も権利実現への支援を続けますが?といった状況。
前向きな話しとしては、本来なら業界団体やその下部組織が受けられるような随意契約のお仕事が来年から始まるのと、1月に出る別の雑誌に寄稿する仕事が入りました。

これらはいずれも山林関係の仕事で、大事にしていったら10年後の当事務所の経営状態を改善すると期待しています。

真面目に誠実に振る舞うだけなら助けにはなるが救いにはならない、そういう世の中になったことは自覚せねばならないと思わされます。
ただ、凡庸な個人事業主にとって手抜きと思い込みは破局への接近を加速させる、と常々思わされています。今年もいろんな社長や士業の方を反面教師として見ることができました。

来年で開業20年になるのですが、残り20年で財務状況をピカピカに…とまで言えなくても少しは明るく見られるものにしないと老後がヤバいのです。かつて身につけていた技術をブラッシュアップさせるために、一月ほど前から外国為替証拠金取引をはじめました。

これ以上は円高になるまい、と思い込み、ストップロス注文をセットすることを怠る、という手抜きをして30日の夜に就寝したところ、日付が変わったあと1円50銭ほど円高になりまして。寝てるあいだに投入資金の3%ほどが減損しました…といっても4千円ほどですが。

訴訟もFXもそうなんですが、時には厳しい結果に直面しつつ試行錯誤する活動が僕は好きらしい、ということはあらためて感じさせられています。そういうことにしておきます。

FX再開の関係で、使っている証券会社の経済レポートをあれこれ見ています。日本の国そのものがこれからどんどん厳しくなっていくことは変えられなさそうですし、これから数年が経済的には特にひどいことになりそうに思えます。30日付けのニュースでメガバンクが住宅ローンの固定金利を一挙に3%上げたことはちょっと衝撃を受けました。どうやらこの国で安く家が持てた時代は終わったようです。

くだらない投資をしていなくても、変動金利で住宅ローンを組んでる人達はどんどん吹っ飛ばされていく、ということになりそう。残酷ではありますがそれも投資判断だ、と思っています。僕は住宅登記も債務整理も主業務にしないので事務所の経営には影響しませんが、FPとしては今のうちにまだましな金融機関を探して固定金利へ移行するようおすすめしています。でも、どの方も動きが鈍い。

大丈夫じゃない人増えそうだ、と思うのですが。
まず自分がそうならないように、来年も気をつけます。

利益相反のイブ

明示的なものは何一つないが期待していい何か、というのはあるのです。

今日は補助者さまの出勤日でして、ということは彼女が持ってきてくださるおやつはケーキに違いない、のです。
例えるならば、明日の朝日は東のほうから出てくるだろう、というのと同程度の確からしさでそのように推測しておりました。明示的には何も言わないのですが。

で。

シュークリームとスパークリングワインとチキン、そうした取り合わせのおやつを有り難くいただきながら、補助者さまに経緯を尋ねました。概ね以下の説明がありました。

・候補とされるケーキを選定し

・製造者を確認したところ

・テ○○○○(賃金請求事件の被告にした某社)製だと確認、不採用とした(゚◇゚)ガーン

世の中狭いよ、狭すぎる(笑)と言い交わしながら本件は当ブログへの掲載許可をいただいたところです。ちなみにその訴訟、提訴したのは数年前、大津地裁管内の某簡裁。被告の本店所在地は東京。それがなんで名古屋にいる代書人事務所のクリスマスに今頃関わってくれるのかもう全然理解できないですが、とにかくそうした事情があったとのこと。

この商売長くやってると買えないものやサービスが増えるよねー、とも話しています。どのスーパーにも置いてあるけど衛生管理がアレな飲料メーカーとか訴状で加えた請求を第一準備書面で撤回しちゃう職業代理人とか、破産しちゃった士業ってのも出ました。欠格事由には当たらないので仕事は続けるらしいんですが、後半生は裏街道で頑張ってくれよ噂はずっと残るから、と思ってはいます。

ついでに十数年前破産した○○師の名前を検索してみたら…こちらはこの世にもういないようです。死亡直前までくだらない健康機器でクラウドファンディングをしていた痕跡が残っておりました。破産後再起業して世に迷惑を二度ばらまき、平均寿命の三割引きぐらいのところで人生ごと強制終了となった模様。債務者の更生のため破産手続に邁進する、なんていう同業者さんとは恐れ多くてつきあえません。それより訴訟の泥沼に両足突っ込んで右往左往しているほうがいい。少なくとも技量は上がる(苦笑)

凡庸な士師業が手抜きや不正に走ったって得られるのは首にかけられる縄だけだ、と僕は思うのです。
もちろん丁寧に仕事したから報われると信じるほど幸せではありませんが、依頼受けてる以上はちょっと手間をかけようか、ということで。

26日は福井に行くことにしました。

全国旅行支援はやっぱり使わせてもらおうということで、片山津温泉に泊まってきます。

年内の執務は、電話受付については26・27日は出張により停止、29日以降は停止、28日は登記を出して回るため停止、の予定です。

僕も結局手抜き、ということなのかもしれませんが、電子メールによるお問い合わせには1月1日を含めて平常通り対応します。

恐るべし、課税文書

来年から新しいご依頼が二つ始まります。いずれも山林関係。いずれも依頼者は身元の確かな団体、というかどうして当事務所が随意契約できるのか邪推されかねない確からしさ、であります。山林にはまだ士業にとってのブルーオーシャンが広がっているが、手抜きしてればたどり着けない、ということなのでしょうか…実は仕事を逃した士業さんたちの影もちらついていたりします(苦笑)

そんな仕事の一つが標題の件。今月からまず年度末までを第一期として仕事を出してくださる、初年度は1万円台なり2万円台なりにおさまるであろう仕事が2件か3件、そんなお話が契約書案と共にやってきました、連絡の末尾に気になることが書いてあります。

収入印紙の貼付を要するならそちらで(当事務所で)貼っておいてほしい、と。まぁそりゃいいですけどね。

ところでこの仕事、言ってしまえば司法書士としてできる単発の仕事を、ある期間内に当該団体から僕に対して継続的に発注される、というものです。で、個々の仕事はまぁ準委任契約というべきですか。

そういえば、こうした依頼形態は今までなかったな、と思うのです。裁判書類作成なり登記申請代理なりといった仕事は事件が一つ終われば依頼も当然終わり、そうした契約については収入印紙の貼付は不要です。

どーせ今回も印紙の貼付は必要ないかあっても何百円かだろ、と思って検索をかけた僕は数分後に国税庁のウェブサイトを見て凍り付き、同時にブログのネタを一つ手に入れました。解説によれば準委任なり業務委託契約であっても『継続的な取引に関する文書』に該当するなら収入印紙の貼付を要する、

その金額は4千円

というのです(゜◇゜)ガーン

これから年度内にもらえる仕事は2万円か3万円か、多くても4万円。

で、契約書に貼る印紙が4千円(゜◇゜)ガーン

なんたる重税感、というべきでしょうか。まぁこの調子で課税しまくってくれればアッという間に超福祉国家と超軍拡政策が両立してしまいそうです(そのまえに、ベネズエラ並みな国民の大逃散が発生しそうな気もします)。

なんか例外規定ないのかよ、と目を皿にするまでもなく、大変結構な注意書きが次行に書いてありました。

契約期間が3ヶ月までで、契約更新の定めがない文書を除く、と。

おさらいします。このたび当事務所がなぜかお受けすることができた随意契約は契約期間12月20日から3月31日まででどうか、と問われています。自動更新条項、ありません。ならば。

これで李朝時代の韓国ドラマなら群臣数十名が王宮の庭に一斉に土下座して『お考え直しください、王様あああっ』と叫ぶところでしょうか(あの大げさな描写は歴史考証を経たものなのでしょうか?)

依頼先団体の建物のロビーでそういうことやったらクレーマーになりかねないので、とりあえず担当さんにメールしてみます。

『かくかくしかじかの理由がありまして、実作業の開始はひょっとしたら来年1月からではありませんか?もしそうでしたら契約期間を1月の年明けからにしていただきたいのですが』と。

もちろん12月から開始とする必要があるなら受け入れますが、零細自営業者にとってはちょっと切ないことになります(笑)とも付け加えました。

で、担当者さんにはご快諾いただきまして。

僕がこの新規随意契約案件で契約書に印紙を貼る必要が発生するのは来年度から、となりました。

だったら月曜日からの東京出張、青春18きっぷじゃなくて高速バスでいいかな、と思っています。先日税理士さんに取材した録音を原稿にする、という作業が今年最後の大仕事として残っているのです。

冬の節電プログラム参加の反動

午前中。日曜日まるごと突っ込んで仕上げた原稿をメールで東京の編集者さんに送ります。
午後。なぜか僕がやることになった音声データをCDに焼いてこれも東京のお客さまに送ります。
夕方。先々月あたりから異音を発するようになったプリンタを整備して。

もう夜です。仕事が一段落したところで。

Dsc_0387_20221213004901

先頃購入したファンヒーターの中を、掃除を兼ねて見てみました。

なかなか良好な状態です。表題の件。

国が始めたこの冬の節電キャンペーン、乗ってやればAmazonのポイントを2000ポイントくれると電力会社が言っています。さっそく登録したその日に、ガスファンヒーターを買いました。ガスホース付き中古の美品を見繕って、送料込み7000円、で

…節電ではあるが省エネではなかろう、とは思っています(苦笑)

ただ、電気の値段が上がりそうな今冬の熱源をガスか灯油に求めておくのは悪くない気がしていたのです。

で、先月やってきたガスファンヒーターは動作確認だけして置いておいたのですが、夜はそろそろ稼働させたほうがいい寒さになってきました。

その前にやっぱり掃除したいよね、内部を、ということで写真の情景にたどり着いたのです。どうやら先代のオーナーは本機をあまり使用していなかった様子で、実は娯楽を兼ねて始めた分解清掃は30分ほどで終わってしまいました。

このほか今年中に終わらせたかったドアノブの修理とか土鍋の鍋底の洗浄とか、そした細かい作業を一日一つずつ進めています。

そんな今年、終わったもの。

『平成』の日付が入っている職務上請求用紙を先週ようやく使い切りました。

これは士業が受託した案件に関連して住民票や戸籍記録の請求をするための用紙でして、一冊で100件分の請求ができるものを業界団体から購入する、ということになっています。

で、僕のところはこの用紙を使わない…使うような登記の仕事がない、そのうえ。

よりによって平成31年4月にこの用紙を買っちゃったらしいのです(゚◇゚)ガーン

当時の記録をさかのぼると、とにかくそのようになっています。そして当事務所では先週まで平成が続き、このほどようやく令和版の(といっても日付欄が変わっただけですが)職務上請求用紙を使えるようになるのだ、と。

ただ今月はもうこの用紙を使う仕事はなく、たぶん来年=令和5年から使い出すことになるんだろうな、と思っているところです。

思わず笑ってしまった要請文書に関する件

そろそろオンライン申請ってやつをできるようになったほうが、いいのかしら。

そんなことを考えながら夕暮れの道を歩いています。あの高い木の向こうには、法務局があるはずです。

20221206_225609

抵当権抹消登記1件だけ持ってわざわざ法務局行くなよ、という話なんですが標題の件。先頃供覧された業界団体からの通知に、目を引くものがありました。

抵当権抹消登記に関して法務省が全国銀行協会に送ったというその文書、内容を要約すると法務局がついに怒った、とでもいいましょうか。

住宅ローン完済後の抵当権抹消登記を持ってくる本人申請の人たちの振る舞いが目に余るからなんとかしろ、と銀行側に言いたいらしいのです。添付書類の日付を空白のまま出すなとか、それならまだましなほうなのかもしれません。

銀行から送られてきた書類一式を素人がなにも考えずに法務局窓口に持ってくるような状況作ってどうするんだ、銀行のほうでも適切に周知しろ、などといったことが書いてあります。

…これもネットやスマホの普及が世の中をよくしなかった事例ではあるんでしょうか。
全国津々浦々の法務局窓口でよっぽど腹に据えかねるやりとりが続かなければこういう文書は発出されないだろうな、と思わされました。

ただ、きっとこれよりずっとひどいことが数年後に=相続登記義務化で起きるよなもう絶対にだ(苦笑)

そんなふうにも思ってしまうのです。

さて、先月から続いていた業務量増加には、なんとか今日までで一区切りつけることができました。今月新たに作る裁判書類はたぶんあと2件でいいはずです。不動産登記はあと1件あるぞ凄いだろ、ほんとうに1件だからな、と誰かに言ってみたい。その程度。

あとは寄稿の仕事が2件あり、なぜ不動産登記より多いのかよくわからないのですがとにかくそうなりました。あるきっかけでフリーライターさんのように振る舞ってみたくなったことがあり、自分が持ち込んだ連載企画がある、というのが原因の一つではあります。

これらを一通りこなすと今月も損益分岐点を越え、あとはこれから仕事が入ってくればいいな…そんな一ヶ月の始まりです。

今月の出張は12月19~21日、東京への2泊3日が決まっています。何も用事が入らない状態でとにかく(全国旅行支援が使えるうちに)宿だけとってあり、用事がほんとうに入らなければ国会図書館で書見やって帰ってくる、そうした出張です。出張相談は当然可能ですので、ご興味のある方は当事務所ウェブサイトに備え付けの送信フォームでお問い合わせください。

電話で、と言わないのは僕が電話が嫌いだからです。特に週明けの午前中に携帯電話からかかってくる電話はだいたい勧誘か無料でなにか聞きたい人で受信件数の8割ぐらいはこれではないか、と思っています。

ですのでそうした電話は『たまにしか出ない』ことにしています。今週は久しぶりにそんな電話を取ってみたら

なんと、登記のご相談でした。それだけで一ヶ月幸せに暮らせそうな気がする一方、まさか来年一年分の幸運を使い果たしたのではないか、とも思っているところです。

今年は不動産登記の受託件数より裁判事務の件数が上回るのではないか、という懸念

正確には不動産登記の受託件数が少なくなりすぎて裁判事務の件数を下回るのではないかという懸念、が正しいように思えます。

月末まで新しいご依頼の受付を止める期間に入っていたのですが、例外はありまして。

今日のお客さまは和菓子をお土産にお持ちくださいました。

Dsc_0386_20221128002601

そして報酬実費を現金で支払い、領収書を机上に置きっぱなしにして帰られました(苦笑)

2ヶ月ぶりに不動産登記のご依頼を受けたのです。領収書は完了後の書類に同封して返送すればいいことにしましょうか。

で、表題の件。気になって事件簿を数えてみたのです…今年の不動産登記事件の受託件数がかなり恥ずかしいことになっています。

これとは対照的に地裁通常訴訟(被告事件含む)は東京名古屋大阪高松の各高裁管内のいろんな裁判所で計7件同時に進んでいます。
これ全部勝ったら2年は寝て暮らせる…などという妄想をしたいのですが、もちろん世の中そこまで甘くありません。

ではありますが。請求額10万円台から1000万円超えまで好き嫌いせずに裁判事務を受託するコンパクトな代書人事務所を作って地裁通常訴訟のご依頼を月1件受けられたら、事務所経営としては成り立ってしまう気配がしています。僕のところはまだそのレベルまでは行っていないというだけで。

ウェブを見ていると大都市に少しずつ増えている気がする裁判事務の受託に積極的に見える事務所さんはそういう境地を目指しているのか…でなければ単に不動産登記のご依頼を集めることに失敗したのか、興味があるところです。

受付を停めておいたおかげで仕事は進んでいます。今週作らなければならない裁判書類はあと1件、ただし現地調査が必要なようなそうでないような簡裁案件が残っています。ある建物の屋上の形に、重大な関心があるのです。

で、当事務所にはそんな用途にぴったり適合する機材があるのです。
今年は福島県に持って行って杉の木の高さや太さ(胸高直径といいます)などを測ってましたが。

当事務所ではLeicaのレーザ距離計と測角機能を持たせた架台を組み合わせて運用するシステムを装備しています。道路上の適当な一点に機材を据えて建物の屋上のかたちを誤差1cm単位で測ってくる程度ならこれで十分、なのです。

で、建物はお客さまのものだから。
その現場は実は凄い地雷原でそこにはなぜか反社会的な個性をふんだんにお持ちの方が満を持して待ち受けていて作業開始と同時に警察呼ばれて提訴と同時に監督官庁に行政処分の請求がなされて、なんてヘビーでブラックな展開もこの現場ではきっと想定しなくていいし。

行き先は隣の区だし、車も修理が済んだし、と現場に出られる言い訳を並べつつ、ちょっと行って(データを)取ってこようかな…などと言ってみるのですが、補助者さまはいうのです。

そういうのをタダでやるのか、と。

だってだって報酬上限税込5万5千円と宣言して答弁書作成業務一式を受託しちゃったんだからしょうがないじゃんよう、と本職が補助者にするとは到底思えないような言い訳をして、付け加えました。

その建物にいつか登記の必要ができたらそのご依頼、僕の事務所に来るかもしれないじゃん、と(笑)

月末まで新しいご依頼の受付を停止します

昨日のこと。午前中のお客さまは東京から、午後のお客さまは福井から、それぞれお土産をお持ちいただきました。

Dsc_0385_20221122014301

で、今日はビールをお持ちになった方が来られて相談は計3件。

1件が労働紛争労働側で相談継続、1件が民事関係裁判事務の新件受託、1件が手桶の売却、とご依頼が揃いました。

予定していたことではありますが、今月も新しいご依頼の受付を停止します。受託余力がなくなりました。
受付停止期間は月末まで、この期間は電話の受付もおこないません。すでにご依頼中の方が事前にお知らせいただいた場合の電話には対応します。

受付停止はよくあることだろう、だがその手桶の売却ってのは何だ、という話題になるとは思うのです。

ええと、事務所に手桶とビールが来たから(笑)

説明が正確ではありませんでした。継続的に相談を受けているお客さまがおられまして、その方がビール一箱と手桶を一箱お持ちになりました。
で、あのメルカリってやつで物置にあった手桶を売ってみることはできないかと問われたためお手伝いすることにした、報酬合意無し(苦笑)、よって古物営業法には違反しない、そうした案件です。

手桶と同時に引き取ったビールが手桶売却支援業務に対する報酬ということになってしまうと古物商の許可取得を要する可能性がありますが、そういうひっかけが講じられているわけではないでしょう。これはお歳暮だとのことでした。

こうした本体業務ではないちょっとした頼み事に応じてしまうことでお客さまとのお付き合いが続いていくので、何らかの法違反にならなければ応じているところなのです。

まぁ無許可で手桶を売ったがために書類送検されたり品位保持義務違反で行政処分を貰ったりすることはないだろう、と思っています。僕の人生はそこまで起伏のあるものではないはずです。

当然ながら手桶の売却受託にともなって依頼受託の余力を失ったわけではなく、業務量として大きいのは裁判書類の作成ですもちろん。今回お受けしたほかに、今月中に作らねばならない裁判書類が2つ、雑誌の原稿が1つ残っています。昨日今日で裁判書類2つ作ってお客さまに送ったはず、なんですが。

で、不動産登記はもちろんありません。商業登記は気配もありません(苦笑)

そうしたわけで今月の残り9日は頭のなかで文章を考えて過ごすことにします。

あとは手桶のことを考えて過ごすのも、少しはよさそうな気はしています。

よその事務所は昔のお客さまをどうやって覚えているのだろう、という疑問

明日から四国に出かけます。
そのまえに東京のお客さまに送る経理データ…いえ、欲しい経理データが入っているはずのPCからまず経理データを抽出する作業を進めておりました。データが来たのではなくデータ入りPCが来た、のです。16時過ぎに入れた集荷の予約に間に合って返送でき、次は三河のお客さまには賃金計算、大阪のお客さまには雇用調整助成金申請の請求書を送ります。

…しばらく前に南予で1件、法律相談を断りました。
その方が後日僕のことを『あいつは名古屋で仕事がないからそれ以外のところから仕事を受けてるんだ』などと言ったとか。

それはなるほど正しいのと、僕が宇和島で壊した相談はその件だけじゃありません愛知でも愛媛でも仕事は選んでます、という話しですがそれはさておいて。

夕方かかってきた電話は、聞けば隣の区に住む、かつてご依頼をくださったお客さまから、でした。
当事務所では決して多くない名古屋市内のお客さま、なのです。ですが。

冒頭で名前を名乗られて、どなたかすぐには思い出せなかったのです。案件を聞いても思い出せませんでした。

※裁判事務のお客さまではなく、不動産登記のお客さまだったのです

だがこの人は何か別の要素で覚えた気がする…あっ!

オフィスコンピュータを扱ってる方でしたよね!●●●●●の!

伏せ字の部分は依頼受託した5年前でもすでに少数派と目されていた、コンピュータ言語の名前が入ります(苦笑)

当然、これが正解だからブログのネタになるわけです。

顔と声と名前と当時のやりとりが一気に思い出されます。

「思い出しました、いま♪」(←テンション上げ気味に)

要件そっちのけで尋ねます。今もあの言語は健在なのか、と(笑)

で、今回はごく定型的な不動産登記のご依頼に至りました。

「お住まいはマンションでしたよね?」

これもちゃんと思い出すことができ、実費報酬込みで1万5千円かからないから大丈夫、と告げて。

終話時に、お客さま曰く

『覚え方が面白いですよね』と。

で、表題の件。

僕はお客さまの名前をいきなり覚えるのが苦手です。
紛争だったら案件や相談内容で覚えるのは補助者さまと僕との共通の覚え方、です。
不法行為加害者側でこの手法は、特に覚えやすい(わらってはいけないところ)

あとは職業やメールアドレスや携帯電話の下4桁などで覚えているのです。

ただ、今日のお客さまだけは。

扱っているコンピュータ言語で覚えております。

いいじゃありませんか。5年ぶりにもらう電話でいきなり笑ってもらえるんですから。

原稿料は増えないが執筆字数は増やしたいWebライターの駆け引き

先月は初めてお取引いただく出版社から寄稿のご依頼がありました。林業関係の仕事です。

1文字あたりの金額に換算すると、クラウドソーシングに出ているようなどこの馬の骨ともしれない素人が執筆する相続案件の10~15倍、の報酬設定ではあります。

ただ、困った点がありました。
テーマA、テーマB、自己紹介という構成で書いてくれ、というご意向に比べて執筆文字数が少ないのです。

これがいつもの媒体ならテーマAで一ヶ月、テーマBでさらに一ヶ月、双方とも文字数過多につき自己紹介部分はカット(←わらうところ)、そういう展開なのに。

敵を知り己を知れば百戦殆からず、というわけではないのですが、まず見本誌を送ってもらいます。

検討の結果、自己紹介というご意向を拡大解釈して『当事務所がテーマABに関して取り組んだ事例紹介』に変更することは可、と判断しました。僕が何者であるか、というより僕がそのテーマに関連して何をできる人か、を書いたほうがよかろう、ということです。

で、その部分に編集者さんが関心を持ちそうな情報をそっと紛れ込ませ、指定文字数マイナス2%、設定締め切りマイナス2週間、そんな余裕を持たせて初稿を送ってみたのです。ここまでの投入作業時間で原稿料を除した額=つまり僕の時給、約2500円。

※商業誌の締め切りを徒過して編集者さんから督促を受けることを自慢する馬鹿者が法律業界にも林業界にも、たまにいます。
そんな奴はさっさと引退しちゃえばいい、そういう反社会的な行動が編集者のサービス残業を増やすのだ労働者の敵だそんな寄稿者はせめて芥川賞取ってからそういうわがままを言ってみせろ、とは思っています。

…という僕はとっても模範的な執筆者を演じて次回以降につなげ、決定的なタイミングでこっちから頼み事をする、というのが基本的な戦略です(苦笑)

※いま1件頼み事をしているところですが、応じてもらえなくても取引打ち切りにはしません。
と、見えるところに書いておきます

まぁ担当者さんには当然のように喜ばれるわけです。
想定通りかそれ以上のクオリティの原稿が締め切りの2週間以上前に入ってくるわけですから。

…これを当然のように受け取るような相手なら次回以降の発注には応じないのが妥当ですが、先月は『寄稿はしてくれ・原稿料は出さぬ』と真顔で言ってくる学者達の同人誌がありました。おそるべし林業界、と言わねばなりません。

で、担当者さんからいくつか質問を受けました。僕が拡大解釈して情報を増やした部分に。

釣れた♪などとは言いますまい。
ではありますが、補助者さまに初稿を見せたところ当該部分の周辺で担当者が感心を持つだろうと予測していました。
この予測にはたいへん満足しています。補助者さまが文章を吟味する能力は、相変わらず高いのです。

担当者さんには丁寧に回答します。情報を増やした部分に興味を持ってもらえるように。

このあたりまでで僕の時給が2千円を割ってきます。数日後。

連絡が入りました。当初発注文字数の3.5~5%ほどだが字数を増やせそうだ、ただし構成の都合で削られるかもしれない、と。

据え膳食わぬは寄稿者の恥、という言葉があったでしょうか。もちろん飛びつきます。

加筆する文案を整えて、連絡事項を付記します。

加筆に関しては方針CとDがあり今回はCを採りました/いただいたテーマに関連して、より有用なのはDのほうですが残念ながら制限字数にはおさまりません

と。このあたりで僕の時給は補助者さまのそれを下回ってきます。

で、数日後。

さらに当初発注字数の1%ほど増やせそうだ、だから方針Dのほうで書いてくれ、という連絡がありました。

もちろん飛びつきます(笑)

文字数の制限が厳しいこともあり、その部分だけで●時間以上かかる作業ではあります。
とはいえ頭の中で文章を練って文字数を数えていればよく、作業自体は遊歩道を歩きながらでもバスの中でもできてしまいます。

実際には先月の東北出張中、岩手県内のある景勝地から釜石への移動中にそういう仕事をしておりました。宿に着いたらエディタに入力し、テキストファイルをメールで送ります。

これがめでたく採用となりまして。
僕の時給は結局のところ、岩手県の最低賃金を下回ったようなのです(゚◇゚)ガーン

要するに余計な苦労を今回もするのであろう、というのがこの寄稿依頼に対する補助者さまの予想でありました。

これもまた、彼女の予想通りなのです。

数年に一度ぐらいはそういう予想をしたあと真顔で止めてみてほしいのです。
ですが大体は秋の行楽日和を告げる天気予報の口調で本職が苦労を背負い込む予想を述べられるので、僕もまぁいいか、と思っているところです。

担当者さんからは他にも何か執筆機会があるようなご連絡もありました。
ですが、まずは定期購読書店販売合計○万部というその媒体の実力(反響。より具体的には、読者からのご依頼の有無。切ない願いとしては、登記のご依頼の有無)を見て決めるつもりです。

より以前の記事一覧

2023年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28