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今週は電話の受付を停止します

たぶん今日が、今月の業務集中のピークです。

まだ一年間に数えるほどしかない、講義教材作成の締め切り日と
今後も一年間に数えるほどしかないでろう、決済立ち会いの日が一致しました(゚◇゚)ガーン

教材は日中に送ります、と担当者さんに約束してもいます。16時過ぎに事務所に戻り、推敲を終えて19枚の原稿を組み上げました。
16時48分はこの季節なら日中のはずだ、と最後に確認してPDFの送信を終えました。
明日から出張の関係で、今日は通常水曜出勤の補助者さまが夕方から出勤され、おやつをお持ちくださる日になったのです。

そんなコーヒーゼリーが異常に美味しいのですが、補助者さまによれば『昼ご飯を食べていないためではないか』ということでした…冷静すぎます。確かにそうだったんだけど(苦笑)

17時17分、寄稿のご依頼が入ります。相続登記義務化がテーマだとか。
コーヒーゼリーをいただきながら少々検討して、承諾のメールを起案します。


ちょうど別団体向けの研修教材(相続登記義務化解説)ができたところですが…
以下のような調子でやればいいんですか?

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…あ、ウケを狙ってみたかったんです。

当ブログ読者にごく少数いらっしゃるらしいご同業の先生方向けに言い訳しますと、もちろんサボタージュを扇動しているのではありません。
遺産分割協議が困難な実情を真摯に受け容れて、相続人申告登記への誘導を基本施策としているだけなのです(遠い目 棒読み)

赤い線は担当編集者さんへの連絡にも研修先担当者さんへの原稿にもつけていません。僕もそこまで思い切りたいとは思っていませんが、いろんな相談がうまく機能しない(利用しづらい)実情は淡々とネタにさせていただくのです。

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今日は法務局の記載台でのんびり書類作ってきましたけど…手際悪く1時間ほど座ってるあいだに不毛なやりとりがいくつか後ろから聞こえていたような、いないような。3件のうち2件は相続登記の申請書書式を取りに来た方々、とわかる応答でした。

とりあえず今月作る重たい書類があらかたできたところで、明日から出張です。といっても出先で仕事になるのは2泊3日のうち真ん中1日だけなのです。あとは未対応のメール相談その他の仕事を事務所から持っていくのと、昼過ぎのバスで名古屋駅を出るまえに愛知県公文書館に寄って『明治17年の□□郡○○村の地籍帳を全部見る』という…仕事が控えています。

※南愛知郡異世界村のウォーリーさん(←表題部所有者。住所記載無し)を探せ、というような案件があるのです。法務局で旧土地台帳を大量に請求するまえに、まず昔の地籍帳データを片っ端から見てやろう、たまたま公文書館に所蔵があったから、ということで。

この件で明日も結局朝から外に出るため、今週は電話の受付をまるごと停めることになりました。メールは毎日確認しています。

一部の問い合わせには『20日には秋の日本海に旅立ちますのでその途上(車中・現地など)で回答します』と申し上げて保留状態としておりますが、21日までには解消の見込みです。

Ricoh SG7200 排紙詰まりとその修理に関する件(これぞリアル版、泥縄)

夏が始まるまえに、プリンタを更新しておりました。RicohのSG7100から、同社のSG7200にしたのです。もちろん中古で。

いえ、正確には、ジャンクで(苦笑)

両機はいずれもA3判対応で、インクジェットプリンタの一種ですがRicohではジェルジェットプリンタと呼んでいます。
手差しトレイを用いた給紙経路が紙をあまり曲げずにすむようになっている特徴を持つため、当事務所では本機を抵当権設定契約書や大判の封筒への印字に使っています。つまり当事務所にはドットインパクトプリンタが無い、ということですが…あんなもの要らない(登記のご依頼が少ないから)、と虚勢をはって話しを続けます。

A3・A4を含むジェルジェットプリンタ各機種最大の特徴として、プリンタ内部での用紙の搬送をローラーではなく静電吸着ベルトに載せて行うことが挙げられます。静電気を利用し用紙をベルトに吸着させて用紙送りを行うこの機能、カタログスペック通りに機能すればプリンタ内部での紙詰まり事故をほぼ皆無にできます。

ではありますが、先代のSG7100では静電吸着ベルトの位置がずれてベルト自体を損傷し、さらにめくれたベルトが印字ヘッドに接触している!といった凄い一品が新潟からやってきました。
当然のように直して当然のようにブログのネタにし、これを手放すことにしたのです。

理由はといいますと、インクやオプション部品を使い回せる現行機種=SG7200が安く買えたから。ジャンクでだけど(苦笑)

例によってフリマサイトで売られていたSG7200は取得価格7000円強。
もともと8000円で買ったSG7100はというと、手取り5000円強で売れていきました。

実はSG7200を去年も1台買ったことがあるのです。ジャンクで。
ただ、12000円で買ったこいつがあまりにも調子よく直ってしまい手取り3万円弱で売れた経緯がありまして。その後もSG7100の使用を続けながら次にSG7200が安く出るのを気長に待っていたのです。

もちろん、ジャンクで。

ちなみにSG7200はAmazonで新品価格5万円強、だとか。別の世界の話しですが。

そんな本機がジャンクな価格で定期的に放出されるのには、ちゃんとわけがあります。
SG7100と7200は、サードパーティー製のインクに取り替えると昇華転写プリンタとして使用できる=転写紙に印字してTシャツその他のいろんなグッズにイラストや模様をつける道具として使える、らしいのです。といってもRicohと関係があるとは思えない他社のウェブサイトにそう書いてあるだけですし、昇華転写用のインクはもちろん純正品などではありません。

…調べたところ、そんな昇華転写プリンタとして利用する場合のSG7200は実売価格10万円を超えています。もう全然別の世界の話しですが。

で、この昇華転写プリンタとして使われたSG7100やSG7200が時折壊れるらしいのです。昇華転写プリンタとしての運用ではなくても、互換インクを使ったりすればエラーを出す、と。
それが文字通りジャンクになってヤフオクやメルカリに出てくる…と!

僕のところに来たSG7200もそんな経緯があったらしく、印字枚数70枚の現行機種が新品実売価格の8分の1で手に入ったのです。

ほぼ新品、未使用に近い、ジャンクで(わらうところ くどいですが)。

そんな一品がまともに動くはずがなく、当然ながら予想も覚悟もして買ってます。
まず、純正のインクに切り替えた瞬間に黒だけ印字しなくなりました(゚◇゚)ガーン

欲望のままにヘッドリフレッシングを3回連続でかけて復旧し、その後も機材の中に滞留している従前の=怪しい互換インクをとにかく吐き出しきってしまうためにカラーサンプルを連続印刷させていたところ、妙な音がすることに気づいたのです。表題の件。

その異音を文字にするとしたら『カッ』という小さな音。何かが当たったような音です。
1行目の印字を終えて、紙の上端が排紙トレイに達するあいだのどこかでこの音がするのです。

それでも印刷は特に問題なく成功しているように思われた、約1週間後に最初の破局がやってきました。プリンタ内部で紙が詰まり、詰まってたわんだ紙に印字ヘッドが横から突っ込んで紙を汚して破る、そんな事象が起きるようになったのです。

この事象は徐々に発生頻度を上げ、やがて十回に一回ぐらいの頻度で発生するようになりました。いつ発生するかは予測できません。

これは登記の事務所に配備されるプリンタとして致命的な故障です。
登記関係者が署名捺印した契約書=取り替えの聞かない紙を絶対安全に印字する、という作業ができないことになるわけだから。

そんなSG7200の使用は、8月下旬にしばらくとりやめて…仕事します。裁判事務の仕事を。

まず先週金曜日、依頼人都合で締め切りに遅れていた準備書面の作成がようやく終わりました。

次いで翌土曜日に依頼が決まった新件の裁判書類作成は、資料が明日あたり送られてくる模様。

仕事の狭間になった日曜日と月曜日、本機と向かい合って過ごすことにしたのです。

まず問題事象を再現させてみました。詰まった紙をよく見ると、用紙右上のほぼ決まった位置にシワができています。

  • その位置には、とにかく紙を詰まらせる何かがあるようです。
  • 用紙の搬送を妨げられる状況は、印字を終えて更に前方に搬送された紙の先端が排紙ローラーの手前で何かに引っかかるかぶつかるかして、物理的に紙送りを停められている状況です。
  • この状況下で、排紙ローラーは回転していますが紙自体が排紙されません。
  • 一方、紙の後ろの部分では静電搬送ベルトが前方に向かってせっせと紙を送っています。
  • 先頭で移動を停められ後方からはどんどん前に送られてくる動きによって、紙はプリンタ内部で波打ち、最後にはたわんでしまいます。
  • 紙がたわむ位置は、よりによって印字ヘッドが往復する位置なので
  • 印刷動作中の印字ヘッドが走ってくれば、たわんだ紙とぶつかる!

…ということです。先代のオーナーが何か内部で詰まらせたのか(以前使っていたSG7100を分解清掃したら、年代物の輪ゴムが出てきたことがあります)、と思って給紙経路を覗いてみるのですが、異物があるようには見えません。

でも、何かがひっかかる音はするのです。
そして、アトランダムに紙が詰まるのです。

排紙トレイからプリンタ内部を見ると、写真の銀色の帯がついて水平にセットされている部品に異常があるような気がします。

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具体的には、中央から左端のあいだのあたりで、この部品がやや下向きに凹んでいるように見えます。
本来なら直線状でなければならないはずなのですが。

この部品には拍車がついていて、下側の排紙ローラーと接触しています。
最も凹んでいる箇所は、詰まった紙にシワがよっている箇所と概ね一致します。

仮説。
この拍車ユニットが下向きにゆがんだ結果、最もゆがんだ箇所で拍車が排紙ローラーに接触する力が増大し、紙が通過できなくなって排紙に支障が発生した。結果、排紙されずに紙詰まりになる事象が発生する。したがって紙詰まり事故を起こした紙は、事故の大小にかかわらず上端の一定箇所でシワがよる。

実験。菜箸を用意する。
菜箸を排紙トレイの側から突っ込んで、拍車ユニットの下向きにゆがんだ箇所を少し上に持ち上げるように力をかけながら印刷動作を試みる。

気になっていた異音が、消えました!

さらに、排紙ユニット側から厚紙を突っ込んでみます。

問題のある拍車と排紙ローラーは排紙トレイからプリンタ内部を見て左から2番目。この拍車にかからないように紙を突っ込んだときの抵抗(紙の通しやすさ)と、問題の拍車にかかるように紙を入れたときの抵抗は確かに違います。紙が通りにくい。
問題の拍車だけが、紙の通過に余計な抵抗を与えています。

この拍車ユニットの歪みをどうにかすればいい、ということで本体カバーを外します。
本機には何かのハメ込みや見えないネジが隠れている、ということはありません。分解自体はネジを8個外すだけです。拍車ユニットを外すためのスペースが広く取れるのと、他にも何か詰まっているかもしれないと思ったのでとにかくカバーを外してしまったのですが、器用な人が狙って作業するならカバーを外す必要はないかもしれません。

下手人である拍車ユニットは、簡単に外して引っこ抜くことができるとわかりました。印字ヘッドが往復する部分からよく観察すると、樹脂製の拍車ユニットは両端で金属製のフレームの穴にハメ込んであるだけです。はめ込み式の部品を少し曲げれば取り外せるようになっています。遠慮無く取り外します。

この拍車ユニット、材質はABSなんでしょうか…固いのですが手で曲げれば一応曲がって元に戻り、ムリに曲げたらパキッと折れそうな感じです。熱を加えて曲げすぎになってもイヤです。

でも、確かに曲がっているのはこの部品を照明にかざしてみるとわかります。

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…わからんか(苦笑)

よく見ます。右に向かって曲がっています。
この部品は、写真右側が上、左側が下になるようにセットされます。

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クランプを使って一晩ゆっくり曲げてみることにしました。

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修正後。

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この写真で歪みが直ったと示している…とは僕自身にも到底思えません(これが地裁通常訴訟なら、レーザー光を当てるとか断面をスキャナにかけるとか、とにかくもう少し気の利いた撮影方法を工夫せねばなりません)が、とにかくこれで直っています

拍車ユニットを元通りにセットして電源を入れ、印刷を試みます。
例の異音は、ほんとうに消えました。

そうではありますが。

排紙されてきた紙にはほんの少し、問題の位置に微妙なシワが残っている気がします。それこそ写真に写らないようなシワが。

先代の所有者が何をやったのかはわかりません。詰まった紙を取りのける際に拍車ユニットに妙な力をかけたのかもしれませんし、あるいはこれ、初期故障に属する事象なのかもしれません。プリンタは実は各部品の微妙なバランスで成り立っている製品なのだ、と再認識させられました。

あとは印刷を沢山やって様子を見るだけです。
丁度いいことには、明日から新たな裁判書類とその書証の作成出力が1件、週末には研修教材の出力が1件、それぞれ待っています。

丁度いい、というよりも。
僕は表題カッコ書きの状態を作ったのかもしれません。

印字作業の大量発生がわかったあとでプリンタを直す、というのと泥棒を捕まえたあとで縄を作ることには、共通点があるような気がしています。

夏が終わるまでに何ができるんだろうと思う(摘心後の朝顔を見ながら、ですが)

受付を停めていますが、もちろん日常は進んでいきます。ベランダの朝顔が今夏3つめの花をつけてくれました。

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※種まきが例年7月初旬(←遅い!)なので成長も開花も遅く、10月まで朝顔の花が見られます(苦笑)

昨年まではこの朝顔、ネットに絡ませてひたすら高く伸ばしておりました。それこそ天井(上階のベランダの直下)に届くように。

今年は趣向を変えてコンパクトにまとめてみよう、と思ったのです。というより、10月下旬になって朝顔が咲いているのが他から見られるのも何やら恥ずかしい気がします(例年秋にそう考えますが、例年春になるとその恥ずかしさを忘れるので種まきが遅れるのです)

調べたところ『摘心』という技法があるのだとか。先端の芽を切ってしまって上方向への成長を抑制するのです。

人間って勝手だよな、と支柱から上に伸びた部分を切ろうとしたところで、ふと思ってしまったのです。

…これ、移植したら成長するのか?

切除する先端、というより移植部分に一応の光合成能力を持たせようか、と適当に考えました。芽の先端から10cmほど、葉っぱを一枚つけてつるを切り、隣のプランターに植えてみたのです。

12日後。

大きな葉っぱは枯れましたが、つる本体は成長を始めました。

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観察の楽しみが増えたところで、表題の件。

…これが成長して開花するころには夏が終わって、というより過ぎているような気がする(苦笑)

いろんなことに寄り道したり振り回されたりして気がつけば人生も事務所経営も半分終了、という話しに似ているような似ていないような気がします。

今週は執筆のため新しいご依頼の受付を停めています。作っているのは準備書面2件と雑誌への寄稿1件。さきほど寄稿の仕事が終わりました。
準備書面は19日に発送する1件が進捗率90%、依頼人への引き渡し日が20日に繰り上がったもう1件が30%程度で、これは20日には終わります。

※昨日の打ち合わせで『20日というのは20日の日付が変わるまでをいう』と依頼人に確認したので20日には終わります(笑)

先月までに発生した大規模な報酬未払いは、たぶん今年いっぱい影響が続きます。こういうのは人間にも地味にストレスを与えるらしく、今月は散発的な頭痛が続いています。こういうのがずーっと続くとメンタルヘルス上のケアが必要になるんだろうな、とも思います。

爪に火をともすような予算ではありますが、ちょっと出張に…旅に出ようか考えたいところです。それまでには移植後の朝顔も、数日放っておいたくらいでは枯れないくらいに育っているかもしれません。

ともかく受付停止は今週で、いったん終わります。

 

ご依頼の受付を停止します(お盆だから、ではありません)

ようやく幸せになれそうな気がしてきたのです。

といっても経済的な面の、ではないのはお約束です。

いま進めている準備書面作成のご依頼。相手が出してきた書証が何言ってんのか全然わからない、証拠説明書に記載の立証趣旨読んだってなおさらわからない、そういう事案がありまして。

※前回記事で本人訴訟の支援をしながら…いえ、そうであるからこそ本人訴訟に否定的な印象を持ってしまうことについて言及しました。現時点では、当事務所で進めている民事通常訴訟には全件、相手側に職業代理人がついております。この一人がわけのわからない書証Aと書証Bを出してきた、という状況です。

先週一週間ほどこの書証2つと相手側準備書面を眺めたりすかしたりして過ごしていたのですが、やっぱりよくわかりませんでした。

一応の可能性は想定していたのです。

  • 相手方職業代理人の能力には物凄い問題があり、物凄い勢いでオウンゴールを決めたのではないか。
  • そのゴールがあまりにも鮮やかだったので、
  • (オウンゴールの)能力が低く(オウンゴールに関する)経験があまり多くない僕にはそのプレイがいかにハイレベルであるかを理解できなかったのではないか、

という可能性を保持してはいたのです。ただ、この可能性に有頂天になったりすると(←裁判書類作成相談の依頼人で時折みかける。今年も複数見た)そうした想定が実は間違っていた、というときに酷く恥ずかしいことになります。

この可能性を妥当と推定することは、できるだけ避けたいわけです。僕自身のために。

…で、一昨日。この日は例によって補助者さまの出勤日で、彼女が持ってきてくださったおやつはわらび餅で、おやつの時間の話題は『わらび餅って昭和時代にはあったっけ?』といったテーマに拡散したりするのです。

その話題が書証ABの解読に結びつけば大したものなのですがそういうことは数年に一回くらいしか発生しません。

いったん書証ABの性質から思い切り離れたあとで、僕はさらに検討に戻るのです。

補助者さまは例によってこっちでやってるのとは全然無関係な作業=森林簿に載ってる小班ごとの面積データの重複を削除して小班ごとの面積合計と一筆地の面積とを比較する、という作業に邁進しているところです。

なぜそんなことやってるの、と問われるならば「そこに森林簿があるからだ」としか言いようがありませんが、強いていえば複数筆の林地所有者について、相続発生時の相続税額の算定につながる山林の評価額の推定が円滑にできるようになります。

税理士さんの事務所にあるような相続税案件支援ソフトがなくても、ってこと(笑)

で、僕の作業のほうでは。

意味不明、ということで問題になっている書証ABのありようを矛盾無く説明でき、説明内容としては相手方でオウンゴールがあったことの解説につながる、その限りで僕はちょっと幸せになれそうだ、そうした目処が立ちました。

で、冒頭の件。

「僕は これで幸せになれるのかな」

そうつぶやきながら席をたち、ふらふらと便所にいく代書人。
補助者さまはもう完全に慣れて、視線さえ動かしません(苦笑)

本件、とりあえず書かねばならないことはちゃんと決まりました。
ですが、当初は2~3ページでいいかと思っていた作成枚数が今回も10ページ内外になりそうなのです。

…ちなみにこれ、報酬後払い型の案件(゚◇゚)ガーン

同時に報酬体系として書面作成のつど収受するタイプの別件もありまして。双方とも8月下旬提出の準備書面作成です。
こちらは上記の作業が今週土曜日に終わったら翌週水曜日までに準備書面を作ればいいはずだ、と思っておりました。

ただ、こちらの都合と先方の状況で今回は報酬支払時期を早めていただきたい(これ以上当事務所は貸倒損失に耐えられない)、とお願いしたところへ。

作業自体も早めてほしい、来週日曜日納品希望、の連絡を打ち返されまして(゚◇゚)ガーン
で、実は来週月曜日の入稿を約束していた林業雑誌への寄稿も当然のようにあり、実はこれをちょっと忘れかけておりまして(゚◇゚)ガーン

そうしたわけで、今月2度目の受付停止といたします。期間は8月19日までです。

どうせお盆休み期間だし明後日まで台風来るみたいだし東海道新幹線も計画運休になるんだから、というどうだっていい理由があることですし、この期間は電話の受付と緊急作業料金を要するご依頼の受付も停止します。
電話による問い合わせは数日に1件しかこない、というのが実は電話受付を停める一番大きな理由ですが、なんであれ電話の着信音を完全に切っていいのは僕には非常に嬉しいわけです。

今週はとにかく執筆に専念します。そうしたら幸せになれる気が、するのです。

新件は訴状の添削が二つ

8月1日時点の受託業務概況

○民事関係裁判書類作成

  • 係属中:地裁通常訴訟5件 その他1件
  • 作成開始:訴状1件

○各種登記

  • 不動産登記:1件

○裁判外代理

  • 債務整理に関するもの:1件

○社会保険労務士業務

  • 顧問先(賃金計算):1件

○ファイナンシャルプランニング業務

  • 相続対策に関するもの:1件

○その他継続的受注先
(概ね2ヶ月に1回以上の受託があり1年以上継続するもの)

  • 官庁外郭団体発行誌への寄稿:1件
  • 地方自治体との単価契約:1件

○その他の業務で今週受託したか、受託を準備しているもの

  • 裁判書類作成の相談:2件

以上


10年前より…儲からない業務に偏ってる(゚◇゚)ガーン

とにもかくにも8月1日で創業20周年を迎えてしまったのです。

本日出勤の補助者さまには上記の案件のいずれかに関して『ぶった切る』とのコメントを頂戴しました。
併せてワイン1本とハードクーヘンをいただいたところです。僕は満足です。

さて、人生も職業生活も残り半分、と考えねばなりませんがまず10年前を振り返ってみます。
10年前はまだ労働紛争労働側の裁判書類作成があったのですが、現時点で係属中の案件はすべて経営者が依頼人で労働紛争とは無関係な案件、となっています。労働紛争は労働側経営側とも『依頼が来れば受けるけど、依頼そのものがあまり来ない』業務になってしまいました。
変わったなぁ、と自分でも思いますが、これは関連するキーワードについて検索エンジンの順位が落ちたから、ということでシンプルに説明できます。

逆にこの分野も含めて、キレイなランディングページをでっち上げてWeb・SNSへの広告費を月n万ぶっ込んだら売上は月3n~4n万、といった可能性も残っているとは思うのです。そうではありますが…この分野で依頼を集めても永続性がない、と気づいてしまいました。

この20年の経験に即して言い換えます。

  1. 僕のところで労働紛争を解決できた労働者の皆さんは、そのあと住宅取得や会社設立の登記の依頼を別の事務所にするのです。他県の人はもう全員(゚◇゚)ガーン
  2. で、そんな他県の皆さんは次の紛争に巻き込まれたタイミングで当事務所を思い出し、また悪戦苦闘案件を携えて当事務所に現れるのです(゚◇゚)ガーン

これが…リピーターのあるべき姿だ。嬉しいなー(棒読み)

残念ながらそうしたリピーターさん達の中には報酬支払い遅延等の問題を起こして取引終了になる方も複数出ており、今年はリピーターへの過度の期待も危険、という教訓を得たところであります。
人は変わってしまうものだし、そうだから紛争も起こるのだ、と司法書士登録前の中央新人研修(当時は神戸市でやってました)で聞いた気がします。

10年前からやってみたいといいつつ意外なかたちで実現できたのは大学での専攻分野への回帰=山林に関する寄稿・自治体との直接契約の締結です。おそらくここに小さなブルーオーシャンがあるだろう、とみており、来月は他県の森林組合に関わる仕事が始まります。

気にしてはいたがしばらく触らないでいよう、今後もたぶん訴訟で批判的に触るだけだ、と決めたのは家族信託です。
当事務所で不採用にした家族信託の受託者候補者は8割以上が『オレのものはオレの物 お前のものはオレの物♪』というマインドセットの持ち主だったので…家族信託が理想的に機能するほど世の一般人は受託者として真っ当でない、と残念ながら考えてしまうのです。
あとは期待通りにといいますか、遺留分規定の回避などのぶっ飛んだ内容の信託条項を組成して本当に吹っ飛んだ、といった裁判例をここ4~5年で同業者さんがいくつも作ってくれているので、それを嬉しげに論評する弁護士さんたちを通して見ていたい…こいつらどっちもどっちだ、と思うけど(苦笑)

たぶんですが、これは商事信託としてのサービスが十分に充実していくなかで、商事信託側に吸収されていくんではないか、とファイナンシャルプランナーとして思っています。
でなければAIが作る字面だけ筋の通った信託契約書が氾濫してそれをジャイアンみたいな受託者が財産横取りのツールに使って数年後に僕の仕事=裁判書類作成の依頼が増えるんじゃないかな、とも。

そして。
残念ながらWebや動画配信やSNSで法律関連情報に触れられる可能性がこれだけ増えても、当事者にはあまりいい影響がないらしいな、と思わせる分野が表題の件。

これは…いい意味でも悪い意味でも『今後も減らない仕事』になると考えています。

理由はよくわからないのですが、当事務所にはずっと一定の量、一定のレベルで作られた訴状作成に関する相談・添削のご依頼が来るのです。

人が自分自身で裁判書類を作ることについて、ネットを介して十分な技量を身につけられるシステムがあるならばこの分野でも依頼は減るはずです。すでに魅力的な競合サービスがあるなら、これも同じく依頼は減るはず、です。でも、そうではないのです。

最近では紛争発生後に弁護士への依頼費用を立て替えてくれて、さらに回収不能リスクを負担すると標榜するサービスすら登場しています。

一見すっごくいいサービスに見えるのですが当然、要審査です。つまり民間の会社であるサービス提供側に利益が上がるように絶対なるわけで、これが社会をよくするかと言ったら多分なりません。

むしろ『提訴側の手取りが減る、一種のオプション取引』として定着あるいは類似サービスの勃興を見る気がするのです。

言ってしまえばこのサービス提供側は『勝ちやすいと見切った賭場でだけ勝負すればいい』わけだから。
このサービスは保険業に該当しない、とサービス提供者自身が言っています。大数の法則に従って損得を通算し結果として利益を確保するのではなく、むしろ信用の供与=個別案件ごとに可能性を見切って利益を出すサービスだ、と思えるのです。

そうではありますが、成果を予測しやすくて多数の発注が継続的に見込める分野に絞って自治体とリンクできれば=大規模自治体がシングルマザーの依頼を片っ端から取りまとめて養育費請求に活用するようなことがあれば文字通り社会を変える成果が挙がるだろうと思うのです。

…生活保護支給案件が目に見える規模で減るかもってことだよ、
と言ってしまうわけですが。

もちろん弁護士ではない当事務所にはそんな都合の良い案件に関わる機会は永遠にこず、むしろそうした業者が審査でハネたか今後もハネるであろう非定型案件が来るだけなので大した影響はないだろう、と見ています。

むしろ上記のサービスは、一般人の期待に対して一部の(審査を希望された案件数の半分は余裕で超えるであろう)人の成果を実現する一方、審査でハネた残りの人を絶望させる=世の中の分断を強める方向で機能する気がしています。まぁこれは、今時のいろんなサービスで同じような競争と脱落が繰り広げられている気がしますが。

そうであるなら当事務所は今後も、そうした素敵なファイナンシャルサービスの審査でハネられる人の側にいるのがよく、また技量も上がるだろう、であるから今後とも、多少手ごわい内容の訴状添削でも粛々と受託すればよいのだ、と僕は補助者さまに言うのです。が。

『普通の勤務先なら何年か働いていれば一通りの作業ができるようになるはずである』

そう彼女はいうのです。

『なのにこの事務所ではそうならない、なぜか』

そう彼女は問うのです。

確かに10年前には残業代計算をやっていたはずの補助者さまは、変動金利1.16%30年もの借入金額●億円のアパートローンの返済額計算をしており、そんな彼女の不平をなだめるかごまかすかしている僕は、労基法ではなく下請法関連の判例検索に励んでいたりするのです。

僕が向こう10年で見つけられるブルーオーシャンが、仮にあっても。
たぶん次のブルーオーシャンを探して、僕の模索は続くのです。補助者さまの困惑も(゚◇゚)ガーン


まだこのブログを読んでくださる過去の、特に労働紛争労働側・裁判書類作成のお客さまのうち、訴訟でせっかく勝たせた家族から金を奪ったり僕への報酬を踏み倒したりそういう依頼人を僕に紹介したりなさっていない皆さま。当事務所は上記のような事故に遭遇しつつもなんとか20年、潰れずに保ちました。

この間あれこれと事故も誘惑もありましたが、僕が堕落も廃業もせず(そして定型業務が好きな中規模事務所に転業することもなく)今日を迎えることができたのは皆さま方のおかげです。あらためてお礼申し上げます。

残念ながら、僕とあなたを引き合わせてくれたインターネットというシステムが今後も人の世をよくすると単純に信じることはもう無理ですし自分専用の正義にしたがって紛議調停懲戒請求を試みる関係者も時々いますし人道を踏み外したらしいリピーターも出現するようになりましたし生成型AIが業務の大部分を吹っ飛ばす可能性もちらちら見えてきていますが……

まぁそれはそういうものと認識しつつも、僕はこの事務所でもう少し粘ってみようと思うのです。

僕を(直近15年間でご依頼の方には、僕と補助者さまを)覚えている皆さまを、失望させることがないように。

世の中が変わってしまうことに応じてこの事務所のあり方も若干変わっていますが、皆さま方が上記のような事故を発生させないでいらっしゃる場合は、おそらく前回依頼時以上のクオリティで裁判書類作成が可能です。
ですので何か困ったら適当に思いだしてください。この事務所の大事なところは、できるだけ変えずにいるつもりです。

黙っていても儲かる住宅購入会社設立等の登記を他事務所に依頼されたあと凄く手間のかかったり少額の裁判事務の依頼だけくださるようなことをなさっても、適当に嘆き悲しんだりはしますが依頼拒否はしません…すでにそういう依頼事例が数件以上あります。あるんです(笑)

8月ゆっくり過ごすか、手取りの多い出張をするか

この仕事をしていると、変な選択をしたりさせたりすることがあります。

ある会社の記帳代行。現金残高がマイナスになった決算書がクラウド会計ソフトから自動出力されました。
預かってきた=というより紙ゴミの中から探索発見選別してきた証憑類は整理入力したが、社長は僕がする質問には答えないでいる、したがって必然的にそうなる、という状況です。

というわけで。

  • そんな決算書を税務署に持っていき、これが妥当だと言い張る
  • そんな決算書を税務署に持っていき、私はダメな経営者なのでこれしかできませんという
  • そんな(ダメな)決算書ができた原因を探索発見是正する。この選択肢のみ、有料

…どれか選べる、という状況。
当該社長が来るまえに関係者と『これって金の斧銀の斧を選べる話しかもしれません。正直に振る舞い原則論を選ぶのが長期的には妥当なんですが(でもあの人なら選ばないでしょう)』などと話しておりました。

その後示された当該社長の意向は僕の予想を超えており、僕に引き続きタダ働きするよう求める内容だったと聞いています。
利益は●●万消してくれ(カネは払わにゃいかんね)、などと言ったとか。括弧書き内は『払う気ないけど』と訳すべき、という展開です。

この発言で、この社長も関連人物も取引停止にすべきだ、と決まりました。もともと、これまで再三にわたり受託回避を要望していたのです。情にほだされてしっかり断らなかった僕はヘタレなのです。ですが、今はそれが誤りだったと認めて損切りせねばなりません。


金の斧/銀の斧/鉄の斧の選択を示した神さまに
『あ、それ全部ください。おカネは払わなきゃなりませんね(払う気ないけど)』

リアルにそう言える人に10年に一度は出会えます、僕の昔の雇い主は開業直後に出会ってしまって事務所が潰れました、その土地家屋調査士行政書士が僕を解雇する過程で僕は労働法の重要さに目覚め、この事務所が社労士として先行開業するきっかけになっています…という現代のファンタジーです。因果は巡る糸車、というべきでしょうか。

運命論を信じるならば、本件は開業20年を迎える当事務所に教訓を与える苦労話として用意されていた…ということになるのかもしれません。人生で一番イヤな記憶の一つを思い起こさせてくれたが、僕と僕の事務所が今後10年間は道を踏み外さないきっかけをもらえた(10年後にまたこういう奴に出会ったとき毅然と対応できる自信は、まだない)とは思っています。

この社長に言うことがあるとすれば「感謝はしなきゃなりませんね(する気ないけど)」。

今月前半まではこのブルシットジョブの影響への対策とその復旧に明け暮れていたのです。表題の件。

先週なんとか締め切りを守りきって提出した裁判書類があります。文案を要する書類、計38ページ。
相手側代理人は期日の当日に書類を持ってきたといいます。いつものように。

たぶんこの代理人も、『書類提出の締め切りは守らなきゃなりませんね(守る気ないけど)』と普通に言えるタイプだと思うのです。

ただし当事務所でいま担当している地裁通常訴訟に限っていうと、実は過半数がこっちのタイプ、というのも現代のファンタジーでしょうか。

裁判上であれ裁判外であれ、あの人達が放つ言葉なんて信じる方がどうかしてる、と僕は感じています。
とにかくこちらは各書類を期限通りに出したのです。そして。

依頼人からの報告によれば、期日の展開は予想外なものになっておりました。

まず裁判官が『ちょっと不機嫌だった』というのは織り込み済みとして(今回の裁判官、あまりよろしくないのです)。

証拠調べの前に一回、期日を追加するというのです。出された書面が多いから、ですって。
そりゃ頑張りますって。裁判官がよろしくないんだから。

あと、こっちの依頼人は対応に若干の難があるものの僕に踏み倒しを試みてはいない。密輸も脱税も企んでない。事業に関する法違反を放置してもいない。

なにより、少なくともそうした行為を当然のような顔で口にしたりはしない。

したがって、僕の支援を受け裁判所を使う資格がある。提出遅延その他の手抜きで応じるようなことは決してすべきでない…そんなことしていいのはきっと、代理人だけだ(苦笑)

冗談はさておいて、追加された期日は9月前半になってしまいました。そうすると証拠調べは11月頃になり、証人尋問対策演習の出張は当初予定の8月ではなく、9月後半~10月になります。

今月前半まで睡眠時間を削った僕を8月中ゆっくり休ませてくれるということか、さすが裁判所、僕の人権も守ってくれるのか、と見当違いな喜びを感じたのは数分のあいだだけです。

この件での大阪出張は、想定回数2~3回、1泊2日6時間で税別4万円の設定にしてあります。交通費宿泊費日当込み、ただし前払いで。

そうすると。
この出張を青春18きっぷ適用期間に連打できれば、出張費を削減できる可能性が高かったのです。名古屋-大阪は在来線でも片道4時間ほどですから、名古屋から日帰りで往復でき宿泊すら必要なかったのかもしれません…

もし9月10日までに出張を設定できたなら。

この条件が崩れ去りました、と(゚◇゚)ガーン

つまるところ交通費が増える手取額が減る、という選択だったのか!ということで。
僕に裁判所から示されたのは金の斧でも銀の斧でもなく『どちらも鉄の斧』だったようなのです。

20周年直前の明るくない話題

ポストイットの会社が電気スタンドを売っていたことを覚えておられる方はもう少ないと思います。

まだ照明にLEDが使われるのが一般的でなかった…とは言わないまでも若干高価だった約15年前、蛍光灯に偏光フィルタを組み合わせた光で使用者の集中力低下を防ぐ、といったコンセプトでスリーエムから何機種かが出ていたのです。
僕はアームとクランプを装備したCL-2000GYを新品で買って現在まで使ってきました。

…そういえばこれ、過払いバブルの前に買った気がするのです。

で、先日のこと。上側のカバーと下側のカバーがうまくはまらなくなりました。

仕事量に少し余裕ができた今日、これを直そうと思ったら。カバーがうまくはずれなくなりました。

これはどういうことでしょう?
上側のカバーを持ってランプが収納されている部分を軽く振ると、なにか固い物があちこちにぶつかっている音がします。

…ヤバい音が。

カラカラカラパキン、という決定的な音がして。上側のカバーが外れました。

判明した損傷内容は壮絶、ともいえるものでした。上側のカバーと下側のカバーをつなぐネジを樹脂製の部品が受けとめている本機、その樹脂製部品が4箇所全部、経年劣化で崩壊しています。ネジを受けとめる円筒形の部分が、指でつまむと砕ける。文字通り崩れ壊れる、のです!

このほか各所から細かい樹脂製部品たちが5~6個、床にこぼれてちらばりました。

というわけで、表題の件。来月1日で社労士登録20周年を迎える我が事務所は、やはり無傷で20周年を迎えることができなかったようです(苦笑)

どうやら15年ほど前の僕は机上の照明にそれなりにこだわっていた、らしいのです。

これに相当する価格と機能の機種はなんだろう…?あれこれ探すと、ちょっといいLEDを積んでるらしいスワン電器のLEDIC EXARMシリーズの上位機種がよさそう。想定実売価格、新品で2万円ちょっと。買っていい値段です。

このタイミングで寿命5万時間の電気スタンドなんか買ってしまったら、ことによっては廃業まで運用を続けることになりかねません。
したがって、半額の中古品がメルカリに出てくるまで待つ、などという必要はないのです。

ではありますが。
外れたカバーはまぁ直らないものとして、考えてみます。

現用機は上側のカバーが外れたのと下側のカバー左側が一箇所構造的に破壊しているのを除けば、まだアームライトとしての機能を維持しています。

Dsc_0425

※上側カバーがないので変なところを触ると感電することと、下側カバーの右側(写真では手前側)がどこか一箇所破断するとカバーが2つに割れて脱落し、今度こそ致命的なかたちで破損するのを除けば、まだアームライトとしての機能を維持しています、という言い方が正確です。

だったらまぁ、ヤフオクかメルカリで程度のいい中古が出てくる可能性をみながら現用機を使い続けるのもいいかな、と思っていたりします。


何ヶ月か前に訪問したポンコツ会社で、妙に新しいオフィス家具と複合機一式を揃えながらそれらが薄汚れてホコリをかぶり、一部はすでに機能していない、というのを見ることがありました。

僕はその会社のお手洗いをお借りした結果と併せて、この会社はまともな人間が経営しておらず取引に入るべきでもない、とその時点で断定したのですが。

僕をそのポンコツ会社にマッチングさせた人物がその後もしきりに言うのです。

『あの会社の事務室に机もPCも整っているからそこで仕事したらいいではないか』
『なんなら補助者の方も連れてくるといい』とまで。

前者もなかなか不快でしたが、特に後者は文字通り人権感覚を疑うのです。
僕ならともかく補助者さまを、

  1. 扉開けたとたんに数百匹のヤブ蚊と目が合い
  2. まともに水も流れず
  3. 水では流れないようなアレコレが数ヶ月前からずっと便器にくっついており
  4. 工事現場のトイレに例えたら今どきの工事現場の人達がこぞって怒りそうな
  5. そんな簡易トイレしかない、

そんな…トイレも事業経営もブルシットな事業場で作業させたらいい、などと申すとは。

そんな考えだから補助者さまに嫌われるんだぞ。
それがどれだけ恐ろしいことかわかっているのか。この事務所ではお客さまの上に補助者さまがいるんだぞ(笑)

思えばこの発言があった時点でこの人物自体に取引制限をかけ、当該会社とは取引禁止とするのが妥当だったのです。
しかしこれを猶予した結果、先月は100時間働いても報酬支払い未定、という惨劇をみることとなりました。せめて教訓を得ねばなりません。

小規模零細企業の経営者の個性はいろんなところに現れます。だから現地訪問が重要だ、とも。

このさきAIが超高性能化してアバターを遠隔地に派遣して仕事ができるようになっても、とうぶんは嗅覚までは遠隔体験できないはずです。便所の臭さ、とか(苦笑)

一部の多重債務者にも見るのですが、一旦購入した『いい物』=企業なら名の通ったメーカーのオフィス家具や事務機器や重機車両作業用具、消費者ならブランド品や自動車、などを良好な状態のまま維持できない人がいます。

事業がうまくいかない社長や身を持ち崩す消費者でこういう挙動の人を結構見ます。クレジットやリースや月賦、そうでなければ限りなく取り込み詐欺に近い経緯で手に入れたものを、ただちに売ってしまうならともかく(←これは女性破産者で見られる、別類型の問題行動だと思えます…かわいそうなパパや彼氏)、壊れて使えなかったり薄汚い状態のまま維持する人。気が向いたら壊す人。

そんなことをしていても、せっかく手に入れた物の費用対効果が悪いかゴミを作っているだけで投じたおカネが生きない、そう思えてなりません。トイレの神様の存在を信じる精神論に傾くまでもなく、こうした人物やその人が営む企業に素敵な未来があるとは思えないのです。

僕のところは、と言いますと。
とりあえず電気スタンドは『客観的には廃物であるが十全に機能している』のです。あと、トイレは代表者が清掃しています。

誰もが知ってるあの会社に勝ったぞ、という成果の共有(ただし補助者さま限定)

立ち読みしていながら思わず膝を打ち(←ものの例え、ですが)、残念ながら書名も著者名も忘れてしまった本のあとがきがあります。

弁護士さんの手による訴訟関係の実務書だったはずです。
そこには以下のようなことが書かれていました。

『(個々の案件では勝つことも負けることもそれらが依頼人から評価されないこともある、という述懐に続けて)だから一つの訴訟に勝ったときには、ちゃんと仲間内で喜びを共有しなければならないのだ。漫画『ワンピース』のルフィたちのように。それが、戦(いくさ)系弁護士のあるべき姿だ』

少年ジャンプは読まないので、この海洋冒険漫画の例えがよくわからんかったのですが。

久しぶりに弁護士さんの書く文章に心から納得した!のです。

残念ながらこのしごと、仕事が無駄になることも受け容れられないことも折々にありまして。

僕の事務所に適合的でない取り引き先は定期的に整理しないと精神的経営的に商売が長続きしない面があります。

取引打ち切りにはしないが、今後は用があるなら県庁所在地まで出てこさせよう、と午前中の電話で決めたのが1件あります。
あとは請求書を送った途端に返信が途絶えて現在に至っているのが1件。これは東京なので(出張打切処分をかけることができない場所なので)、もう何日か以内に応答がなければ次回以降出張日当アップ…というより普通の司法書士さん並みの額とする増額変更、で応じることが決まっています。

あまり安価に出張その他の業務提供をしてしまうと、残念ながら一部の人はいつしかそれを当然視するようになります。
で、閾値を超えると依頼先整理対象になる、と。これはどうしようもない、と考えています。
依頼打ち切り通告と復活改善と連絡遅延をくり返す器用な方もあり、これは一種の才能だと考えていますが(苦笑)

ここもダメだったか、と思っていたところへ調子を取り戻したのは夜に入ってからの連絡です。表題の件。

この冬から、労働者側での労働審判手続を支援していたご依頼がありました。

といっても当事務所で申立書をまるごと作成したわけではなく、当事務所には存在している裁判書類の編集添削サービスでの受託です。つまり依頼人が原案の7~8割を作り、僕がそれに手を入れたもの。

このサービスでは報酬はタイムチャージ制を採り、誠実そうな労働者消費者が僕にも納得できる主張を持ち込んできた場合は1時間3300円、嫌だと思ったものは13200円、となっています。一般事業主については6600円を標準とし、嫌だと思ったものは26400円を上限にできる、というのがタイムチャージ制の融通無碍なところ。

ちなみに先月末あった講師の仕事は時間13200円、ですが別に僕がその県を嫌いなのではなくて、これは当該県の規定で外部の講師には1時間13200円の価値を認めておりこの金額が自動適用されたのだ、と認識しています。
今回は労働者向け標準価格の3300円×何時間か、の費用を収受して、申立書完成としました。

コンプライアンスに厳しい人とか他罰性向の強い人(後者が前者を気取ってる問い合わせもあったりしますが、この場合は受託に際して高めの報酬額を提示する案件になります)、そうでなければ何か法社会学的に珍しいものを見いだしたい方向けに補足すると。

この業務はまさに法的主張の根幹と手続きの選択に関する決定を依頼人が自分でおこなっています。
依頼人があらかた作った労働審判手続申立書文案の添削、という業務はそうならざるをえません。僕は司法書士法3条1項5号に規定される裁判書類作成の相談を堂々とやった、というだけなのです。依頼人の主張を活かしつつ主に表現や説明に手を入れた、これぞまさに合法、ってこと。

で、今回はあの会社を相手に、当然ながら相手方に職業代理人が就いたのですが、所期の結果を得た、とのことでした。

ねぇねぇあの会社ってさー、ナカミはあんなんだってよー(呆然)
という経過とともに、本件手続きの結果は補助者さまと共有するのです。

あくまでも当事務所内ではこの案件、補助者さまに見込みを問われれば
『とーぜん行ける(勝てる)と思ってます ( •̀_•́)キリッ
などとは言ってましたので(今だから言う、というご都合主義はこの事務所にもとーぜんあります)

あの会社ってどの会社、というのは示唆することすらできませんが、僕はとりあえず満足なのです。

やっぱりこういう世界がいいな、とあらためて思っています。
欲望まみれの登場人物が一千万円単位のカネを投げ合ったかキャッチに失敗した後始末をお前もとーぜん手伝うだろ、自分では何も答えない何も決めない何もしない、でもカネになる話しには乗りたい、そうそうお前は後で儲けさせてやるからな今は働けよタダで、なんてのは士業としてのみならず人として、馬鹿にされてる気がするのです。

というより、先ほど電話で聞いた言いぐさには僕が補助者時代に僕の雇い主(脱サラに失敗して=この人も一千万円単位のカネを溶かして消えた土地家屋調査士行政書士でした)を経営破綻に追い込んだ不動産屋と同じものがありました。

三途の川の渡し賃が昨今のインフレでどうなったか知らんが、とにかく僕はもう呼ぶな、と言わねばなりません。

というわけで当該事業主には無事でない今年下半期を迎えてもらおう、と決めました。
彼らにはタイミングが悪すぎたのかもしれませんが、僕と僕の事務所は21年目を迎えるとしても労働紛争労働側、その他裁判事務関連で無理筋な依頼を持ってくるとしても費用負担能力と経験した事実と依頼意志に関して誇張や揺らぎのない人と勝利を目指す(または、大敗を避ける)ために戦うのが、やっぱり居心地がいいと気づいてしまったのです。

今月前半の受付停止/大阪方面東京方面への出張について

昨日のこと。補助者さまに裁判例の抽出をお願いしました。
下請法関連の通常訴訟で派手に揉めており、当事者尋問の準備で暑い夏が過ごせそう、そんな案件。

126件目は二百何ページかあるんですが、と言い置いて彼女は帰り、1時間ほど様子を見るうちに文書管理ソフトへの印刷出力が失敗していると気づきました(゚◇゚)ガーン

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この件もあって補助者さま用PCの更新を決意しましたが、この案件には間に合いません。これと、あと80件ほど出力して閲覧して取捨選択して、それでもなんとかなるかわからない…のです。表題の件。

今週末締め切りの準備書面/陳述書/尋問事項書の作成を進めています。受託余力を喪失しました。
ひとまず7月7日まで、新しいご依頼の受付を停止します。この間、電話の受付も停まります。

この件に関連して、7月4・5日、大阪方面に出張します。
出張相談は4日夜間に可能ですが、当事務所へのご依頼歴がある方のみお受けします。

先月行かなかった東京方面へは今月後半の出張を予定しています。神奈川県西部のほか、福島県中通りまで足を伸ばすかもしれません。

「あと一ヶ月(事務所を)保たせれば…」と補助者さまに話すことが増えてきました。
社労士としての先行開業が平成15年8月1日=来月1日で20周年だから、ですが。

あと30日、僕または僕の依頼人の誰かが無事でいられる自信がありません。そういうのをなんとかするのが仕事だろ、と言われれば確かにそうなんですが、昨日は久しぶりに社会保険の算定基礎届&労働保険の確定保険料申告書など作成して嬉しくなってしまった自分がいます。

そういえば僕もホンモノの社労士だったんだ、潰れなさそうな企業を相手に!事務所内で完結する作業だけやって!1時間あたり1万●千円のおカネもらっていいんだ!と。

しかも今月はシンプルな不動産登記のご依頼もあるらしいぞ、と(苦笑)

眼鏡という沼への一歩(まず処方箋、2690円)

この歳になると体のあちこちにガタがきまして。

などと、後期高齢者の読者さんご一同から叱り飛ばされそうなことを言ってみたりします。

ここ半年で特に深刻になってきたのが視力の低下です。折しも今夏は運転免許の更新が控えています。調子が悪ければ裸眼で検査をパスできない現実に接して、十何年かぶりに目医者さんに行ってきました。

表題の件。まず順当なルートといいましょうか…多少お金はかかるが眼科で処方箋を得て眼鏡を作ってもらおう、と考えたのです。

乱視が入ってる、プリズム入れるかどうか考える、ということで同日再診となった(お昼の受付終了40分前に入ったら午前の部終了時点で検査が完了しなかった)のを除けば処方箋は自己負担2690円で手にすることはでき、延べ1時間以上かけてあれこれ検査してもらった結果特に重篤な異常はないようだ…というところまではよかったのです。が。

検査を担当してくださった方(視能訓練士らしい)が、検査終了後の僕に耳打ちするのです。

眼鏡を作ってもらうお店は決まっていますか、と。

あーひょっとしてこれ、本職がみだりに口にしてはイケナイ種類の紹介勧誘かなー、などと邪推する代書人(笑)

※僕が保有する資格では、依頼人でない人から依頼を紹介されて紹介者にお礼を払ったりすることは業法で禁じられています。
 で、最近では税理士さんから『相続税申告のお客を紹介してください!謝礼支払い条件は下記の通り!』みたいなダイレクトメールを毎月もらっては即刻ゴミ箱に送っているところ。税理士法にも会則遵守義務はある…ってことは税理士さん達の会則に業務斡旋への謝礼支払禁止規定はないんか(苦笑)

で、眼科医の待合室で眼科医ではない人からの、公式なような非公式なような説明は続きます。

処方箋と一緒に渡される割引券持っていける眼鏡屋さんですと、眼鏡作成後半年以内なら、調子が合わなければタダでレンズの取り替えができますから、と。

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そもそもそういうもんなのか?

と眼鏡屋さんのウェブサイトをいくつか開いた時点で、さらに表題の件。

これは沼だ、ここに広がっているのは沼だ、と感じたのです。

立ち入るのにいささかの知識と関心を要し、時間とお金を突っ込みだしたらキリがなく、少なからざる人々が嬉々としてクビまでどっぷり浸かってる世界…沼が広がってる、と。

とはいえ眼鏡屋さんですから、安いところは当然あります。
抵当権抹消登記1980円格安絶賛受付中全国対応(本人確認意思確認をどうやってるのかはヒミツ)みたいなところが、眼鏡の業界にも当然あることはわかるのです。

上を見ればこれまたキリがなく、抵当権抹消登記どころか相続登記並みの=事務所いえ店舗によって数十倍の価格差は当然ある、と。
相続登記で数十万円ときには百万円単位の報酬あずかって依頼放置して懲戒処分、とかいううらやま…いえ、言語同断な懲戒事例を思い起こさせます。もちろん邪推です。

依頼人として選択を誤ると、生活の質を数年にわたっていくぶん下げる可能性がある…ということにも気づかされます。
この点は相続登記より簡裁事案の裁判書類作成に近いな(苦笑)

さてどうしよう。処方箋をもって考えました。

あえて地雷を踏んでみたい気もするのです。

処方箋に書かれた数値を送って量販店のオンラインショップでとにかく安いのを買うとか。

その逆も魅力的です。
僕がこれまでどおりに行う探索方法=ウェブサイトに辛口の文字情報が多いところに、相場より若干多めのオカネを携えて忍び込むパターン。すでに候補は複数あります。うち一箇所が吉祥寺なんですがまぁそれはそういうもの。名古屋とは中央本線でつながってます(笑)

そもそも眼鏡の保有本数を一つにするか複数にするか、も考えねばなりませんでした。

あの遠近両用眼鏡、というのは労働環境の面で正しくないだろう、と僕には思えるのです。

なんで自分が見たい対象物をみるのに目の真っ正面で見られないんだ、近いとこ見るのに視野の下しか使えないからのけぞって見ろよってどういうつもりだ、と。

ということであれば運転免許用、いえ自動車運転用のものを単焦点レンズで先に一つ作り、その後調子がよければ事務作業用のものを一つ作るのがよいようだ、というところまでは納得できたので。

まずは量販店に属するほうを覗いてこよう、と決めました。

 

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