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見たいものを見られず会いたくない者に会ってしまった街で

岩手県内は今朝、今秋一番の冷え込みだとか。この宿も障子を開けたら、窓ガラスが曇っていました。

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宿そのものは大変良好なのです。大浴場があり無料のランドリーがありロビーには無料のコーヒーサービスがあり、部屋は広く飯はうまい。眺望良好。

立地にやや問題がありました。

駅から歩いて28分(苦笑)

徒歩10分以内にはコンビニ一カ所を除き、飲食店未確認(゜◇゜)ガーン

さらに、駅から最終のバスは18時前。

そうしたわけで、せっかく全国旅行支援でもらった計6千円のクーポンのうち5千円は明晩の釜石で使ってしまう必要があります。夕食がとれる店を探す余裕はなく(タクシー代を出してまでこのクーポンを使いたいとは思えない)、朝ご飯をたくさん食べてしまうのでお昼ご飯を食べる必要もない、そんな妙なことになりました。

そんな滞在期間中の、珍事。

僕はこの街で、初めてマスク警察ってやつに出会ってしまったのです。

日本がコロナ禍に見舞われて2年8ヶ月過ぎた今になって、

首相が国会で、野外ではマスク不要と言い出した今になって、

当該マスク警察を除けば周囲5m以内に誰もいない、駅前広場で!

…どうしてこの冴えないおばさんからマスクの着用を言われねばならぬのか。
ここが日本のチベットだからか(←悪意ある曲解)

間抜けな本人訴訟の被告じゃあるまいし、そんなチンケなことやって人の足を引っ張るから都会に人が流れるんだぞ、とは言いませんでした。

余計なお世話だ、とはお伝えしましたよ。簡潔に。

これは昼休みの話なんですがちょっと心がささくれていたのです。

今日あったもう一つの初めて、は裁判所滞在時間の最長記録かもしれません。9時10分過ぎに裁判所に入り、16時55分過ぎに閲覧終了し、お昼の65分を途中退出して、都合6時間40分以上を裁判所内で過ごすことになりました。
訴訟の記録を見る、それだけのために(゜◇゜)ガーン

この街は宿もよかったのですが裁判所もよかったのです。記録閲覧の申請をしたらなぜか手続き案内用の個室に誘導され、延べ3名の係員に引き継がれ(あ、ここは半分面白がってますが)、最終的には誰も来ないため個室化した競売物件閲覧室で一日、訴訟記録の閲覧をして静かに過ごすことができました。

記録の厚さはだいたい14cm。ドアの向こうでときおり人が通り過ぎるほか、閲覧室の外は静かです。

あまりにも静かすぎて耳の奥から『シャー』といった音が聞こえてくる、もうそのくらい静かです(笑)

※上記のような、実際には聞こえない音を静寂時に感じる方はいらっしゃるはず。僕もそのひとりです。

そんな記録の閲覧でついに見られずに終わったもの。

今回閲覧したのは山林の無断伐採に関する損害賠償請求訴訟です。

原告被告のあいだで損害額の計算方法が、最大の争点となっておりました。

が、しかし。

この訴訟代理人どもときたら、『実際に被害山林からどれだけの立木が伐採されたか・ほんとうはどれだけの価格で、どこで売却されたのか』に興味を示さないんです。

双方とも、言ってしまえば全然違うところから引っ張ってきたテキト-なデータで推計を繰り返し、それぞれ自分のほうが優れてる客観的だ、って言い合ってるだけ。

陳述書でも準備書面でも主尋問でも反対尋問でも実際に切った木をどこへ持って行きいくらで売ったかを、聞かないのです。語らないのです!

…かろうじて裁判官の補充尋問でちょっとそうした尋問が出てきたときには、調書を読みながら苦笑しましたよ。
裁判官、焦れてるだろって(苦笑)

原告被告計3人、証人2人に弁護士5人法廷に集めてこれか、さては法廷内でも人がマスクしてるかどうかにしか関心ないのか、とは思わされました。

僕ならここでいろいろ突っ込む反対尋問を用意したはずなのに、この議論の散漫さはやはりマスク警察が関係者に紛れ込んで相手側の足を無駄に引っ張っていたからなのか、と邪推してしまいます(あ、文字通りほんとうに邪推です)。

そうしたわけで肝心な点ではあまり参考にならない記録閲覧ではありましたが、別にみるべき点はありました。

逆にこのテキト-な…といいましょうか、教科書には書いてあるが現実との関連は一切考慮しないパラメータをぶっ込んでホラこれが山林盗伐の損害だよ♪人間がいない屋外でもマスクはしようね国会で岸田が何言ってるかは一切考慮しないよここは岩手県なんだから♪などと主張しても認められてしまう、ということではあるのです(あ、屋外でも云々はこじつけです)

こんなやり方、実務に使っていいんだろうか…まぁ訴訟になって他に手がないときの非常手段としてはよかろうな、と思っています。

見慣れない奴がいたらまずそいつのマスク非着用を指摘して悦に入るのと同程度のイジワルとしては、確実に有用です(まだ言ってるし)

Webライターの人生すごろく、再び

当事務所のコンテンツは、まだ僕が全て作っています。

そんな書き出しで上記表題のような記事を書いたのはもう4年前のことでした。
その時点で僕は、前の年に雑誌に寄稿するご依頼を受けその年に単著を一冊書くことになりそれが他社のウェブサイトに転載されて…

登記の依頼は増えませんでしたー(゚◇゚)ガーン

そういう状況でありました。

寄稿の仕事そのものは林業という(社労士あるいは司法書士からみれば)マイナーな分野で定着し、居心地よく仕事しています。ローテーションで相談室を担当する弁護士の先生がときおり原稿を飛ばしているように見えるのはきっと僕の気のせいです。

そんな寄稿を読んで僕に依頼することにした、と連絡が入ったのは先月のことです。表題の件。

この業界、広いような狭いような実情がありまして今回のご依頼を下さった団体で出している雑誌はお客さまにも読んでいる方がいます。なるほどその方は農地をいくつかお持ちです。

そのご依頼を受けることは快諾したのですが…しかし。

今回も確認してみたのです。その雑誌が国立国会図書館のOPACで雑誌記事の検索にかかるのかを。
これが大丈夫なら僕の寄稿、題名と著者名が国会図書館の検索でヒットします。

…ダメでした _| ̄|○

ある寄稿の仕事が他事業者の寄稿の仕事を呼び寄せるには僕の場合5年かかる、ということもわかってしまったところです。

今日、その初稿をお渡しした編集者さんから連絡がありました。まずまずの評価を得たことには安心しているのですが…

僕のライターとしての人生すごろくは1マス進むのにかかる時間がひどく長い、どうやらこの人生すごろくは後半生をあらかた突っ込んで上がれるかどうか不明なギャンブルになりかねない、というのが大きな問題らしいのです。

ただ、余録はありそうな気がしています。
今年に入ってからGoogle検索では、当事務所ウェブサイトのコンテンツについて『山林 名義変更』といった検索語での順位が徐々に上がってきました。おそらくは検索エンジン側が進歩して、その分野で本を書いたり雑誌に寄稿している人がWebに出しているコンテンツを高評価するしくみができてきたのではないか、と推測しているところです。

で、今回寄稿する媒体も出版団体側のウェブサイトが結構充実しています。
それはめぐりめぐって当事務所ウェブサイトの山林林業関係ページのGoogleの評価を上げるはずだ、と期待しています。

原稿料?

クラウドソーシングでよく募集されるような、猫や杓子やAIが執筆しコピペし放題の案件と比べれば1文字あたり単価が10~15倍程度のお値段でお請けしているのですが…文字数が少ないのです。『少ない文字数で適切にまとめてくれた』という評価が編集者さんからもらえるほど少ない。

そんな仕事に真面目に取り組むと僕の時間あたり単価は、補助者さまのそれを下回る危険が出てくるのですが、すっごく気長なSEO対策と思ってお請けしているところです。(苦笑)

あとは原稿中に少しだけ当事務所と司法書士制度をキレイに宣伝するポジショントークをいれました。

その媒体、原稿文字数に相当するページ数で広告を出せば料金100万円超え…と思えば僕の執筆時間単価が2000円を割ったっていいんじゃないの、という話しを補助者さまとはしているところなのです。そのポジショントークが削られなければ。

予算の残りを探して右往左往できる予感(自腹だ、と強調して進める岩手への旅の準備)

先月の時点で、次の東京・東北方面出張の日程を10月第4週にしておりました。仙台から名古屋へのフェリーの予約は割引きの関係で28日以上前に入れています。

10月11日から全国旅行支援が始まる、1旅行7泊まで宿泊代金の4割が補助される、と決まったのはフェリーの予約を入れたあとのことです。今回の出張は10月17日から6泊7日。

来週の出張は前半が仕事、後半がそうでない、ということになっています。

愛媛県は松山の酒席で弟子から渡された損害賠償請求訴訟の判決、内容は山林の盗伐的無断伐採。山主側実質敗訴。
これが盛岡地裁某支部のもの、ということで自腹で閲覧に行ってこよう、それを精査して結果を原稿料をくれない媒体に寄稿してほしい、という弟子の要請に応えてやろう(←酒くらいは振るまってもらおう)ではないか、という企画です。

つまり出張後半は私的な旅であります。全国旅行支援を使っても構わないはずなのです。
※他人のSNSをチェックして自分のTwitterで囃し立てたり乙号証として提出したり監督官庁に苦情を入れるのがご趣味なヒマ人、の検閲に耐える表現としてはこのくらいでいいのでしょうか。特に書証の提出は上手くいった事例を全く見ませんが(失笑)、なにやら疲れる世の中です

さて今回の全国旅行支援、宿泊予約サイトによってはすでに制度適用対象の予約を打ち切っているとのこと。

いっぽうで岩手県=いわて旅応援プロジェクトのウェブサイトを見ると、登録旅行会社も登録予約施設も絶賛準備中(苦笑)

事業のご予算は旅行会社と宿泊施設に配賦され、それらが個別に払底した時点で個別に対応不能になっていく凄い制度ですので…今回自腹の旅で3泊する岩手県でこの制度が使えるか(探せるか)どうかを巡ってこれから数日間、なかなか面白いことになりそうな気がしています。

別の旅…いえ、こちらは出張の予定が決まりました。10月31日・11月1日、福井・金沢に出張します。往路は米原を経由します。

そろそろ言ってもいい気はしていますが、僕は福井地方裁判所は好きですが福井市は嫌いなのです。お客さま自身やタクシーの運転手が嫌っていたのを最初は不可思議に思っていましたが、心から納得しました。
どうもこの街には他県と見比べると納得行かなくなる何かがあり、僕もここ3年ほどやむを得ず通った結果として、駅も宿も飯も人も概ね嫌いになったのです。今回もやむを得ず行くのですが、特急で一駅走って加賀温泉に泊まりたい。そうすれば安心安全な石川県なのに。

そういえば、11月1日の石川県=金沢への訪問は仕事ではないのです。
金沢市は補助者さま御用達のチョコレート屋さんがあり、ここは好きなのです。名古屋高裁金沢支部も好き。

都内にあるバックドアを通って無料相談の希望をだされた方が石川県にいるので、自腹で行って会ってくる、交通費も相談料も取らない、まぁ金沢だからいいや、そんな用事が入っています。

であるならば11月1日金沢なり和倉温泉なりに泊まってしまえばどうなんだろう、あるいは予算が余っていそうな(という言い方は今後は失礼にあたるのでしょうか)富山県に私的に移動してから泊まるのはどうか、などと考えてもしまいます。

今日も今週も今月もこの夏も、おしまい(東京出張4泊5日 最終日)

東京駅16時発名古屋行きのスーパーライナーは25分ほど遅れて、足柄山地にさしかかりました。この季節になるたびに日が短くなったと感じます。

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まず今回の出張の目的だった反対尋問は、尋問としては当初の目的よりも当方有利な情報を引き出せたようです。
しかし訴訟としては不利な結論になる、と裁判官が言ってきたとのこと。

出張期間中に言い渡された全く別の訴訟は当方完全勝利、相手方では人生が変わる人が出てくるだろうな、と思わせる報告が入っています。

僕は向こう数年間気分よく暮らせるよ、という程度のことは口にしてよいでしょう。
ええ、いい気分です。判決を肴に美味しいお酒が呑めます。

ここ一ヶ月ほど、ちょっと困るできごとが続いていました。

前回8月下旬の東京出張時からはじまった不動産登記は補正指示をもらって、登記申請件数が2件から3件になりました。これはなんとか終了、翌週は網戸が破れたのですが100円ショップでまだ売っていた修理用品で一応修理完了。その次の週は愛媛への出張があったものの売り上げとしてはほぼ空振りで、しかも自腹で盛岡地裁管内某支部まで訴訟記録を見に行く話しを引き受けてしまったのですがまぁこれは私的な旅だからOK、ということにして。

その愛媛出張後、車齢24年の軽自動車のオートマチックトランスミッションが壊れました。購入後初の自走不能事案です。
これだけはどうしようか迷っていましたが、まぁ直せるなら直してもらう方向で最大50万円程度投じてみる、と決めて名古屋へ帰るバスに乗っているところです。

だってバスで走ってるとさ、このバスも周りの車もちゃんと走ってるんだもん/壊れてる車なんか2台しか見なかったよ

などと言い訳にもならない言い訳を口にしてみたりします。

なお、裁判所に出てくる証人はときとしてこれ以下で、今回の案件では手に証言事項をメモってきた専門職が相手側陣営にいた、とお客さまから報告が入っています。6年制の大学出て国家試験をパスする頭は民事訴訟でウソの陳述ができる能力に寄与することはない、または合格後20年ほどで十分に経年劣化する、ということであれば安心していいのかもしれません。

そういえばこの辺の職種の中年男性たち、向こうに回すととことんどうしようもなく崩れるのを時々みます…プライドは高いのですが極度に責任感を欠いた人に出会うのです。そのセンセイの仕事は誰からお金をもらうのか、が関わっているのかしら、と思わされることもあったりします。もちろん商売が上手くいってない代書人のひがみ、です(苦笑)

もしお客さまの資金力が潤沢だったら。
今回の証人調書を他の訴訟で目一杯活用してその証人たちの後半生をちょっと面倒なものにしてあげるのに、とは思うのですがもちろんお客さまに推奨はしません。お話しを戻します。

9月も後半になると、少しずつ別の動きも出てきました。時々読む雑誌の編集者だという方から問い合わせが入り、さきほど寄稿のご依頼がありました。

自己紹介がめんどくさい、2千字しか書けないんだからまずそこをカットしよう、などという反抗的態度を示さなくてよければ受けていい案件のはずです。

-名古屋市に事務所を持つ社労士兼司法書士です。農地や山林の相続登記もやります-

という紹介文ならウソではありません。
ウソではありません。

ウソではない、と手のひらに書いてときどき確認しながらだったら証人席に立たされても反対尋問をしのげる。その程度にはウソではないはずです(虚勢)

もう一つ、ひょっとしたら新たなご依頼につながるのかもしれない動きがありました。

この夏から始めている連載を読んだという相談の方が別に現れました。次の東京出張ではその方に出張相談をすることになります。

ただ、最初は無料相談なのですが…とにかくそのようになっています。

この事務所の無料相談につながるバックドアは二つあります。
そのうち一つは愛媛県南宇和郡愛南町の個人宅に、もう一つが東京都港区赤坂の三会堂ビルに開いているのです。

世の中は、そのバックドアからの相談が10月以降あるいは来年以降、損しないご依頼につながっていく程度には多様、なのです。

山の中に好きなものが増えた話し(中通り山林調査 最終日)

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5日にわたる調査は概ね予定通り終わりました。帰りのバスが土休日運休なのに気づかず50分ほど滞留して過ごすことになりましたが、メールへの対応などしていれば時間は過ぎていきます。

 

今回の出張、新しい機材が活躍しました。大面積の(一筆1haを超えるような)林地で現在地を把握するのにGNSSのシステムがどれだけ現実的か、が今回の関心事だったのです。
林内が開けていないと画像のように精度は落ちます。ですが、いくらか空が開けた場所を選べば水平方向での推定精度1mを下回ることはRTKの移動局にならなくても可能で、そうした場所の傾向がわかるようになりました。

 

「作業道の分岐点とか、もう大好きですねぇ」
などと意味不明なことを、お客さまには口にしてみたところです。空の開けた場所になりやすいから。

鍋蓋を掲げて、起て(中通り山林調査 3日目)

先週のこと。この出張の前に、ちゃんと別れ話を切り出しておかねばならない相手がいたのです。豊橋から飯田線に乗り換え、ある町の民家を訪ねました。

「いつまでもこんな、ただれた関係を続けてちゃいけない」相手にはそう諭します。

「カネ目当てのつきあいが長く続くはずないんだから」そうも伝えるのです。

…あ、先月から顧問先になるよう頼まれた法人さんなんですけどね。
賃金計算なんかさっさと自社で扱うようにして保険関係業務はスポットでやってあげるから、予定より早く顧問契約なんか終わろうよそんな爛れた関係は(笑)とまぁそういう話しをして参りました。

とりえずクラウド給与計算ソフトのIDとアカウントをさっさと引き渡し、かんたんにソフトの機能と特徴を説明して、次の話題が今日の仕事と関係してきます。

先頃導入したGPS(と言ったほうが通りがいいのですが正確にはGNSS、ですって)機材、精度があまりうまくない気がしたのです。

一足さきにRTKに対応したGNSSレシーバ、しかも同メーカーの機材を導入しているその法人さんのところで運用風景を見せてもらいにいく、というのも別れ話、いえ顧問契約終了と並ぶ重要な用件でした。

で、そうこうしているうちに。地上からの反射波を無駄に拾っているのも精度を落とす原因なのではないか、となりまして。

こういう場合、Amazonなどで売ってるグランドプレーンを導入するのが正解です。三脚につなげることができその上にアンテナ部分を設置できる金属状の円盤、グランドプレーンとはそういうもの。お値段は千円から数千円、といったところなんですが、当事務所でそれは買ってなかったのです。

そうしたわけで。まず訪問先民家=正確には民家兼法人所在地、の道路端で手持ちしていたアンテナを、当該法人で運用している白い軽トラックの屋根に載っけてみました。

手持ちのときには推定水平精度2m~4mあたりをウロウロしていた数値がみるみるうちに減少し(精度が上がって)1mを割り込んできました。金属製の物体を下に敷いて反射波を防ぐ、というのは本当に意味があるとわかります。

ならばそのグランドプレーンとやらになるべく近いもの。民家にあるもの。

ということで古風なシュウ酸加工アルマイト鍋のフタ、が出てきたのです。そこはやっぱり民家ですから。

鍋蓋の中心にアンテナを設置し片手で横に持ちます。実際の運用のイメージで。

アプリの画面に出る推定水平精度の数値はするすると0.5mを切り、0.3~0.5mで安定しました。周囲に高い建物はないオープンスカイな現場ではありましたが。

帰宅後、名古屋市内にある善意の基準局とステンレス鍋のフタを使ってRTK-GNSS移動局としての精度を試してみたところ、あっさりとFixして推定水平精度0.08mという数値を見たところで。

つまみを外した鍋蓋を、福島に送る荷物に入れたのです。もう何の迷いもなく。

そして今日。いちおうお客さまに説明はしてあったのですが。

今日は道路からちょっと離れた現場がいくつかあり、正確な位置情報を取りたい思惑もあったのですが。

アンテナをつけた鍋蓋を空に掲げながら、お客さまと目線を合わせる勇気はなかった点はブログのネタにしていいだろうと僕は思っているのです。

近くに善意の基準局がないためRTKの移動局としては使っていないのですが、今日の現場(空が見える林内・伐開地)では推定水平精度は0.9m~1.4mを記録しています。現況を撮影した位置がわかればいいのでまぁ十分高精度といえる(登山用のハンディGPSよりよほどよかろう)と思っているところです。

写真は僕にグランドプレーンの重要性を認識させてくれた民家、いえ法人さんの事務所で提供された鍋蓋です。

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さて、調査日程はあと2日。東北も梅雨入りはしましたが天気はよさそうです。我が鍋蓋にはさらなる活躍を期待せねばなりません。

閲覧:昭和3●年図面綴込帳第1冊第●丁(中通り山林調査 2日目)

東北は今日から梅雨入り、だそうです。

まぁもう一週間早く出張日程を組めなかった僕が悪いのです(汗)

この調査地域一帯も、午前中から耐えられる限界の雨が、昼過ぎからは耐えられないだけの雨が降りまして。

お客さま宅でせっかく昼ご飯をおかわりしたのに、午後の部の現場作業は30分で中断撤収となりました。

まぁ織り込み済みの事態ですので(依頼人宅でご飯を2杯食べることを織り込んでいたわけではありません)別の用事を入れます。
このあたり一帯を管轄する福島地方法務局郡山支局に行ってきます。気になる登記が登記情報に出ているのです。

ー立木登記第●号ー

お客さまはもちろんそんなの知らない、というのです。まぁこの質問に対して30秒で登記済証持ち出してくるような財産管理能力の高さを見せていただければそれはそれでネタになりますが、今回はオーソドックスな展開。

そうしたわけで、調べます。法務局でこの所在地番の『立木登記第●号』の閲覧申請をかけました。

次々に僕を追い越していく法人の印鑑証明や建物の閉鎖登記簿や公図の図面証明の申請人を見送って。

待合のベンチで半ば意識が遠くなりかけたころ、コピーを渡されました。この法務局でももう、昔の登記簿をバインダーで渡されて閲覧室で見る、という形態ではなくなっているのです。立木登記も。

それ自体はネタではないのです。

立木図面の閲覧はどうなんだろう、というのが今日の僕の関心でして…閲覧対象となったのが表題の件。

さらに申請をかけ、次々に僕を追い越していく県職員やカーディーラーや、なにか間違ってきた登記本人申請希望者を…見送って。

もう一度意識が遠くなりかけたころ、コピーを渡されました。
A3判のコピーが15枚(゜◇゜)ガーン

聞けば1枚ものの当該立木図面が電子化され端末に収容されておりそれをA3の紙にプリントアウトした、というのですが。

そこは民間委託されたといえ、やっぱり法務局です。
プリントアウトした紙相互の位置関係などという親切なデータは記されておりません。パズルか(笑)

守秘義務の関係で写真を出せないのは残念ですが、昔の和紙公図(小字まるごとの数十筆の土地の筆界線と地番が書いてある)のなかに筆界線とは関係なく線が引いてあり樹種と樹齢と植栽本数が書いてある、同業者さんに説明するならまぁそういう図面が出てきました。申請人は合名会社、代理人ではなく代人、と書いてあります。

さてそうすると。そこに書かれている樹種と樹齢は現在の森林簿に記載のデータと合ってるはずがなく、筆界線は地積調査後のそれと合ってるはずがなく、立木の登記名義人が生きてるはずもない、そんな相続未登記立木登記(そんなコトバがあるかどうかはさておいて)が僕の目の前に現れた、ことになるのです。

訴訟にすれば簡単に消せるんだけどなこの立木登記、などとは考えてもいけない、らしいのですが。

その町では案外みんなが知り合いで。
2時間で全相続人が特定され3日で印鑑証明書がぜんぶ集まって4週間で抹消登記完了、などというファンタジーを見せてもらえてもよさそうな町であり依頼人ではあるよな、と思っています。

放っておこうよ、という結論に1秒でたどり着くのも悪くはないと思ってはいますが。

何者かに間違われる現場(福島県:中通り山林調査 1日目)

お客さまが所有する林地と立木の状況を一通り確認しよう。

ただしその面積は100haを優に超える。

そんな調査の1日目。朝6時に夜行バスで東京駅につき、8時台のバスに乗り換えてさらに乗り換え、昼過ぎに現地に入りました。福島県内の天気予報で言うと西から会津/中通り/浜通りとあるうちの中通り、に分類されるどこか、です。

この日3筆目の土地を一言でいいますと

人んちの裏山

そんな立地にありました。それ自体には今回、なんの問題もないのです。別に隣地所有者と対立関係にあるわけではないし挙動のおかしい関係者がわざわざ僕の作業を見張ってるわけでもありません。平和な平和な、ただし面積が広い現場です。

どなたもそうだと思うのですが、林内で樹高を測るのは簡単ではありません。

…と書いたところで気づくのですが、士業やその受験生は木の高さを測ることは…ないか(苦笑)

誰がやるかはさておいてとにかく簡単ではない、という理由は全く簡単で、『見えないから』。林地内から上をみても葉っぱがぎっしり詰まってる(鬱閉してる)人工林では個々の木のてっぺんを見通せない、したがってレーザでも超音波でも目視で角度を取る昔の測高器でも測れないものは測れない、わけです。

そんな林内で中途半端に空が見えるところがあると、そのへんに生えてる木で樹高測れないか、という発想になり、作業者が時に創意工夫時に試行錯誤時に四苦八苦して…枝を払ったり器械を動かしたり風で葉っぱが揺れるタイミングに賭けたりしながら、まぁ測定を成功させたり失敗させたりするのです。

で、僕が頭上22mのところで揺れる葉っぱを呪ってるあいだに(測定にはレーザを使い、見通し距離上に隣の木の葉っぱがひっかかる状況)現地を案内してくださっているお客さまは足取り軽やかに下の畑に降りていき、当然ながらお知り合いのおばあさんとなごやかに話をしておられるのです。

…先に降りられると僕、林内のどこを歩いて降りていいかもわからない(道、などという贅沢なものはない。人が歩いた後にもできない)という問題はさておいて。数分かけましたが樹高が取れました。

そういえば山のなかで数日がかりの仕事は、九州での境界がらみの訴訟以来のこと。もう十年は経っています。

林学を修めて大学出たといっても信じてもらえないような足取りでようやく下の畑に降りると、畑仕事をしていたおばあさんがお客さまと僕になにか飲み物をくれたいご様子。

いえいえ当方、不審者として警察を呼ばれないだけでもう十分歓待されてる気分になれるのです(苦笑)

そんなお客さまとおばあさんの話題がこちらに向きまして。おばあさんが言うことには

『女の人じゃなかったの?』

はい、僕のことをそういうのです。もうネタでしかない(笑)

この時期僕の髪は少し長く(2ヶ月に一度床屋さんに行く周期で1ヶ月半経過)、測量担当者として歩くときのエチケットとしてこちらを敵視してこない人にはまず清く正しく明るく優しく(普段の自分にフタをして)振る舞うこととしております。林内に立ち入るときもそのようにご挨拶して通り過ぎたのが…

女性に見えたのだ、と(゜◇゜)ガーン

まぁとりあえず、全5日実施予定の山林調査の1日目はこの話題でよかろう、と思うのです。

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写真は別の林地で、理想的な=林外からの樹高測定作業です。実際はもっと正確に、木のてっぺんを照準し風よ止まれと念じ、止まらなければ風か葉っぱに『止まれ止まれ止まらねば呪うぞ』と念を送る、そういう作業をします。するとだいたいは数分後に念が通じ、測定が成功する、と。

ここは周りに現れる人物が全員善人、という(僕にとっての→)超特殊現場です。警察呼ばれることも紛議調停で呼び出されることも懲戒請求を受けることもないのですが、これから何が起こるか楽しみでたまらない、わけです。

eKYCが本人確認を面談によらない『合理的な理由』になるかな、という期待

先日のこと。新しく契約するMVNO業者のウェブサイトで手続きを進めておりました。

月間330円ほどの格安SIMの契約を月間165円のに替えて経費節減しよう、その他あれこれの通信系サービスの月額経費を削ってKindle Unlimitedに投ずる月額980円を捻出しよう、という客観的にはみみっちいプロジェクトですが…それでも発見がありました。表題の件。

今回は久しぶりにご同業の皆さまと共有したい、本人確認に関する話題なのです。

通話が使えないデータ通信専用のSIMであっても、契約には身分証明書の提示その他の本人確認が求められます。従来は契約の手順として、紙でコピーした本人確認書類の送付後に転送不要の書留とか本人限定受取郵便でSIMカードを受領し、それで本人確認があったという扱いが一般的でした…数年前まで。

この1~2年で一気に広まったな、と思えるのがeKYCによる本人確認です。LinksMateのウェブサイトにもそのページがあり、僕もこれを利用して手続きを終えました。

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簡単にいうとこれ、スマートフォン(カメラを装備しネットにつながるコンピュータ端末)を使って顔写真付きの本人確認書類を撮影し、さらに本人の顔を撮影し、両者の一致をシステム側が判定して記録する、というもの。

…徹夜で準備書面作成を終えて視力が一時的に下がった老眼代書人、より高精度な本人確認ができそうに思えてなりません(笑)

それに、技術面では人間よりどんどん優秀になっていくだろう、ということは期待していいのと『システムが相手なので、利用者は失敗すれば何度でもリトライさせられる』のが凄くいいな、と思っています。

リアルな依頼人が見てる前で免許証を長々と検討したりしたら、人によっては怒りますよね。

ただ僕の場合、時々わざと時間をかけたり事前に現地確認を終えていたりすることはあります。それは今後も人間特有の執務として(テクニックとして)そうすればいいだけの話しです。

一見平凡な抵当権設定の依頼を受けただけなのに家族内不和のタネを発見したり、というお節介な展開は今後も変わらない、として。一部の、相対的に本人確認の重要性が低い案件でこのシステムは使えないかな、と思えます。たぶんeKYCは今後も洗練されて、判別精度を上げ収集可能な情報を増やしていくはずだから。

現時点でも本人確認に供したついでに確認対象者が反社か調べられる、と標榜するeKYCサービスも出てきています。となれば対象者や第三者がほかに公開しているネット上の情報を突合するようなサービスも出てくるような気がしてなりません。実名公開型のSNSでなにか変なこと言ってると、それ自体が取引拒絶のリスクになりそうですし…きっと裏アカウントとの関連も推測できるようになる気がしています。

※それを視野におくわけではないですが、当事務所でも問い合わせ時に氏名=『名字と名前』の入力を必須とし、これを満たしていない方は原則として依頼回避、としています。携帯電話からの新規の問い合わせになるべく出ない、というのもなりすましの可能性が排除しにくいから。

お話しを業界団体発行の規程集に飛ばします。当県の業界団体が制定した本人確認に関する執務規程では、依頼を受けるに際して『対象者と面談する方法』が自然人の本人確認および意思確認の方法とされています。これを原則としつつ『合理的な理由により前項の面談によらない場合は、通信手段を用いる方法によることができる』という規定ぶりです。

面談、というのは当然、相手と直接会ってする、面談。
とはいえ紛争関係の裁判書類作成を長くやってると、不動産でも商業でも本人確認を堂々とサボったセンセイ方の存在を法務局の登記申請書類閲覧で知ることができ、当事務所備え付けの黒いリストが少しずつページを増やしていくわけです(わらえないところ)

では直接の面談=昔からある全くの正当な方法と『本人じゃない人経由で印鑑証明書もらっただけ♪』という真っ黒い方法のあいだの、どのあたりにeKYCは位置するのでしょう?

まぁ白いほうにいくぶん近いですが、本人確認等に関する規程の字面に照らせばなにか『合理的な理由』を探さねばならない、つまり二次的な方法に過ぎないのです。

一応、依頼人が遠隔地であることは合理的理由になるとはされています。

ただ、これも『他県の同業者さんがその業務を当然にできるのに、あえて当事務所に依頼を誘致する』局面では合理的理由にならない気がしています。当該他県でたらい回しを三連発されて来たような紛争案件(←毎年ある)を受けるならともかく誰でも受けたい登記申請の場合は、合理的理由から遠ざかりそうだ、と。

抵当権抹消登記激安1980円全国対応、とかいう事務所の行く末を観察すると何か示唆が得られるでしょうが、あれは単にまだ禁圧対象になってないだけなのかそれとも同業者からの感情的反発はさておいて綱紀事案にはならないまま続くのかがよくわかりません。

僕の見るところ、ああした事務所は三途の川の中州よりちょっと向こう側、にいると思っています。
本人限定でもない郵便で委任状送って免許証のコピーと一緒に返送してもらうだけで本人確認できた、とは僕には思えません。いくら激安抵当権抹消代行、でも。

なぜこれを問題にしたいか、と言いますと。相続登記の義務化を視野においています。

すぐには遺産分割に進めない人たちがさしあたって実施することになる相続人申告登記(相続登記そのものではない、あの手続き)、あれも当然司法書士が代理可能に決まってます。

これを一筆千円とか二千円とかでやってあげられないかな、と思っているのです。全国対応で。

これは特に、僕がいま雑誌に寄稿している読者層=山林所有者を利用対象に想定しています。当事務所側でなんらかプログラムを組んで本人確認・依頼から物件入力・申請への流れを半自動化しちゃえば一筆千円でもどうにかなる、というより僕が寄稿している林業雑誌読者へのオマケとして一筆500円で申請代理できればもう最高だ、などとは考えているのです。

そうした依頼を受任するにも規程を守って本人確認せねばならず、そうではあるが不動産売買や会社設立ほど=犯収法の規制を受けるほどの厳密な本人確認は求められていない状況下でeKYC使えないかな、と。

当事務所の主力業務である裁判書類作成に際して本人確認を面談でやるのは依頼人の意志の強さを査定する一手段でもあります。ですので軽々に全件面談不要を宣言するつもりはないのですが、請求額が当事務所との距離に比して過少ならeKYCを使った本人確認もあり得るか、とも思えます。ご事情を聞いたうえで解放するバックドアとして存在するならそれはよかろう、と。

世の中も都合よくなりました。
個人事業者が使えるeKYCサービスは近年いくつもの会社が提供するようになり、なかには初期費用ゼロ、利用一件あたり100円、といったものも出てきています。

月額の基本料金を取られるような料金体系でなければ、使わなくても損はしないと考えましょう。
僕がKindle Unlimitedを契約し続ける余力は守れます(結局ここに戻りますが)

能ある鷹がやってきて普段は爪を隠して使えるらしいが性能批判は許可制(RTK-GNSSレシーバ導入の件)

当事務所ではたまに、新品の機材を買います。

…新品の価格に直して評価すると中古8新品2、くらいの割合で中古(またはジャンク)が占めている印象。そんな貴重な新品機材がやってきました。表題の件。

今回の記事は当ブログにごく一部いらっしゃる土地家屋調査士さん&林業関係者さん、そうでなければ境界訴訟に関与中のごくごく一部の同業者さんにしか届かない、とは思いますがいいでしょう。要約すると、開豁地なら数センチの誤差で位置が把握できる超高性能GPS機材をウチも買った、という話しです。

導入したのはdroggerのDG-PRO1RWSです。


RTKでメイドインジャパンで国内メーカー製で、安いから(結局ここが重要)。いっそIT導入補助金など使えんのか、と中小企業庁のウェブサイトを見たりもしましたが、安すぎて通常枠A類型にも届きません。あれに引っかかるには30万円ほどおカネを使う必要がありそう。

平成初期の農学部で測量やった人なら誰でも触ったであろうU商会のポケットコンパスよりまだ安い、というのが凄すぎる!と法学部ご出身の同業者さんにはもう絶対理解不能なことで興奮してみたいわけです。

いっそもっとたくさん無駄遣いして、コロナの影響を受けたから新分野に進出すると強弁して事業再構築補助金の対象になることを狙う…という危険なアソビ(最低100万円現金決済で浪費しないと補助対象にならないらしい)を考えたりもします。

昨年はそんな馬鹿げた事業主に関与を誘われたこともありましたが、当然断りましたとも。

そんなわけで携帯電話のキャリア決済と通販アプリを利用し、辛うじて3千円ほどの割引きでやってきた本機。期待に胸躍らせて開封した説明書には不思議なことが書いてあります。

本機を車両に載せる場合にはタテヨコタカサの三軸方向に時計回り反時計回り各2回ずつ回転させて補正せよ、とな。
説明書にはモータースポーツアプリとの連携についてもわざわざ一項目を設けてあります。

そういえば本機をAmazon以外で6万円台で売っていた唯一のお店がYahoo!ショッピングにあったのですが。
そこはバイク用品店、でした。

つまりこいつは超高性能なカーナビ(というより、車両位置記録システム)になるのか…普段の使い道はまぁ、それでいいのか。

もちろんそんな思惑で導入を図るわけではなく、実施がちょっと遅れて来月になるかもしれない福島県での山林調査に投入します。

だって、凄いと思いません?
そのへんの尾根や土場にちょっと木杭打ってやればその位置が世界測地系で把握できるようになるんですよ?誤差数センチ、で。
プロット調査や境界の仮杭位置がトラバース測量などしなくても、ごく普通に確実に記録されるって夢みたいだと思うんです。

僕があの、元首批判が許されない北国から狸穴にきた駐在武官だったら。
これ買えるだけ買って外交行嚢に入れて帰って、先日も渡河作戦に失敗したらしい自動車化狙撃師団の指揮官に分けてやるよウラー、というのも当然冗談ですが、かの国のドローンから日本メーカーのカメラが出てきたのは民生品の軍需転用を考える人がごく普通にいる、ということなんでしょうね。

批判が許されない面は、本機にもあるらしいのです。
説明書には免責事項の下にそんな制限事項の記載があって…これに従う債務を利用者は負っているのでしょうか。ウラー(←偽りの万歳)

Dsc_0361

いい時代になったのかそうでないのかわかりかねる面はあるんですが、d払いを使ってAmazonでお買い物して実質6万3千円ほどでDG-PRO1RWSがとにかくやってきました。精度がここまでいいと、壊れなければ廃業するまで使えてしまいます。

目的は山林調査であり平和利用である、といいながら登山用などのハンディGPSを採用しなかったのは紛争用途=境界関連訴訟などの裁判事務でも使う気満々でいるためです。街区基準点などの公共座標値を持っているところが近くになくても、当事務所の手持ちの機材(距離100m程度の測距が限界のレーザ測量+測角機材)と本機を組み合わせることで都市部でも再現性の高い測量成果を入手できそうな気がしています。復元可能な任意座標、とでもいいましょうか。

余計な心配。
何年後か何ヶ月後かはわかりませんが、この新機材を投入して係争地で測量やって相手方当事者が苦情を申し立てて僕が業界団体の綱紀委員会に呼ばれちゃった場合、リアルタイムキネマティックGNSSとはなんぞや、という話しを調査担当の先生方にせねばならないはずです。

前回は『係争地に近づかなくても測量ってできるのか』と真顔で聞かれてしまい、土地家屋調査士さんの事務所での就労歴があるらしい担当者さんが一人いたので救われた面がありましたが…
いっそ次は、実演でもするか(笑)

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