9月は九州に行けると喜んでいた、はずなのに
少々気になって、googleで検索してみました。『司法書士 講演 報酬』と。
トップ10ページに出てきた結果。
- 甲事務所。1回2時間程度、10万円。
- 乙事務所。最低33000円。90分を目安にした額、だとか。
- 丙事務所。1時間33000円、資料費11000円。
- 丁法人。1時間最低5万円。
-なるほど、これは当ブログの話題にふさわしいものでした-
ここ数年で徐々に増えてきた林業関係者向け法務関係研修の講義のご依頼。報酬は発注側の言い値にするか、気分が悪ければ受けない(笑)ということにしています。
5年前からご依頼をくださっている中部地方某県では僕を1時間12000円ほどで処遇してくれており何の不満も感じていません。
しかし県庁林務課からの依頼なら喜んで飛びつくかといえばそうでなく、電話を貰って即決で拒否ったものもあります。関東某県。
ちなみに、いわゆる利益相反になってしまうので。
もう当事務所立地県の林務担当部署からは依頼受けられない♪ということになっています(わらうところ たぶん)
お話を戻します。
嬉しいような申し訳ないような設定なのは神田にある連合会(僕が所属している同業者団体の連合会とはまったく関係ありません)の仕事でして、実質1日で終わる仕事が一日目は午後だけ→二日目は午前だけ、という一泊二日の開催日程になると僕に支給される日当は二日分、となっています。
それだけ見れば別世界なのですが、いざ担当してみたら受講者の事前質問への回答だけで40時間ほどかかり事後の質問への回答でさらに20時間はかけた覚えがあります。うまい話はないようです。
で、講師への報酬規程をもっていない市や各県の連合会・単位組合からのご依頼が今日の本題。
もう一度当ブログの冒頭、甲乙丙丁各事務所の報酬設定をご覧いただいてからお読みください。
僕が講義のご依頼を受ける場合の費用設定。
- 1時間単価 税込9900円
予定講義時間に30分を加えた金額をお支払いください - 移動時間の日当、食卓料は不要です
- 交通費宿泊費は当職を貴団体課長級職員と見做して出張旅費規程に従うか、または実費を申し受けます
以上(゚◇゚)ガーン
そんな当事務所に7月、九州某県の県職員さんから講義の依頼が入った、というところからお話を始めます。
メールを見れば僕が寄稿した雑誌を読んでくれているとのこと。またその市には同業者が3人しかいない…ということで。
即決で応諾、したのです。条件を確認せずに。
その研修が実は主催者側の行事日程とリンクしていたのです。
講義時間は1時間だ、と聞いたのは応諾後のことです(゚◇゚)ガーン
当該県の県庁所在地から実施場所までは、最速の交通機関で通常運賃約1万8千円。
ということで僕も名古屋からその実施場所までほぼ同額の運賃で行けるように旅程を組んでいたのです。講義時間を知るまえに。
大阪南港-北九州新門司港で名門大洋フェリーの割引を使えば、当該県の中心都市から司法書士呼ぶのとだいたい同じ値段で名古屋から僕を呼べる、という状態を作ってみたくなった、そしてそれは可能になった、のですが。
結論。
僕は1万5千円の講師料を得るために
九州某県へ往復2泊現地2泊の旅をして
9月第4週の平日を全部使ってしまう(゚◇゚)ガーン
そんな出張計画を立てたらしいのです。
ちなみに主催者から支給される宿泊料にはどうやら食卓料が併給されている、と僕は推測しています。
この1泊分の宿泊料の支給を受けることにしました。県庁所在地から来た人に対してはみな1泊分を支給する、という慣行がその地にあるのだ、と聞いています。
しかし、この1泊分の宿泊料ですと僕がセレクトした同地の宿に、なぜか2泊できるのです。
さらに、じゃらん が発行するスペシャルウィークのクーポンを上手く使った結果、グレード低めな旅館か民宿でならばもう1泊素泊まりできる余剰が残っているのです。
なので多分、現地で3泊してきます。福岡に寄るのもいいな。
まぁこんなこともたまにならば事務所が潰れることはあるまい、と高をくくって2ヶ月過ごした、9月。
この冬実施した研修でどうやら僕を気に入ってくださったらしい、神田の連合会の研修担当者さんからメールが入りました。
北海道で研修やらないか、10月だってさ、と。
例によって即決で応諾したのですが、念のため付け加えてはおいたのです。
これで10月は関東へ2回北海道へ1回講師に行くことになるからもう10月はやめてね、11月ならOK、と。
で、あらためて北海道の主催者担当者さんがメールで言うことには
講義時間は60分から70分だ、と(゚◇゚)ガーン
その後調整の結果、講義時間は90分まで延びまして。往路の交通機関の予約も終えまして。
結論2。
僕は2万円の講師料を得るために、来月は北海道へ現地2泊復路1泊の旅をすることになるのです(゚◇゚)ガーン
現地2泊になる理由は僕の不純な動機や実際の所要額より多い宿泊料規程にはありません。こちらの企画では交通費宿泊費は実費支給、なんですが。
講義当日午前中にセントレアを出発するピーチアビエーションの運賃より、前日夕方発の運賃のほうが5千円以上安いのです。
したがって僕は講義場所周辺で(やっぱり、じゃらん がばらまくクーポンの威力を借りて)1泊5千円以下の宿を確保できた場合、主催者が負担する交通費は現地2泊にしたほうが安い、という状況が発生したのです。
…で、そうした、誰も文句はないはずだ、と。
真駒内公園ってどんなとこか、あとで補助者さまに聞いてみたいのですがそれはさておいて。
10月上旬の平日、名古屋から北海道への往路は飛行機が事実上の最安だ、ということは確認できています。
名古屋から苫小牧の太平洋フェリーには早期予約で運賃が割引される設定があるのですが、講義日程に対応する便は幸か不幸か全等級満席となっています。ここで余計に悩むことはありませんでした。
帰りが問題なのです。
今年も発売が決まった秋の乗り放題パスは選択肢から外します。札幌からの帰りにあれを使っても結局函館で泊まるか室蘭-青森あたりで夜行のフェリーを使うことになり、さらに本州内でもう一泊しないと帰ってこれません。
まだ乗ったことがない航路として小樽17時発新潟行きの新日本海フェリー、それも一番安い等級を使うならば。
新潟-名古屋は一便だけ動いてる昼間の高速バスを使って、1泊合計1万8千円ほどで帰ってこれます。同日発の航空機より1万円以上安い。
※日航や全日空の、小牧・中部-丘珠・千歳間の正規運賃5万円、とかいうのは何かの間違いに決まっていて僕なんかが採用していい請求額では決してなく、きっと高額な講師料をふんだくるプロ講師だけが採用可能な運賃なのだと信じています
そうではある、のですが。
講義日の翌日、苫小牧発の太平洋フェリーには早期割引のB寝台が、なぜか1席だけ残っています。
名古屋まで2泊3日、割引後9900円、というのが(゚◇゚)ガーン
まぁ仮にも都道府県の連合会からのご依頼です。そこまでは経費節減を求められていないはずだ、とは思うのですが。
まだ、小樽-新潟のフェリーは予約しておりません。
なにか別の理由で、心が太平洋側に傾きそうな気が、して(゚◇゚)ガーン
真面目に問われるので真面目に答えますと、真っ当な林業関係団体から講師のご依頼を受けた場合には上記のような費用設定で対応しております。少なくとも日本国内であれば、1時間の研修で一発3万だの10万だの、などと抜かすようなことはありません。興味深いテーマであれば1時間6千円またはそれ以下に下げることもあります。
そうではありますが税金の使い方に反感を感じた自治体職員には思わず電話で説教したり自社従業員にサービス残業させて当然だと思ってる山旦那の集団は軽蔑するか敵対することがあります。
あと、昨年はこっちに無駄なNDAを作らせて謝罪がなかったメガ共有の集団に依頼謝絶を通告しました。別にこの人達から依頼ほしい訳じゃないし、という立場をいきなり採用することはあります。
そういう講師でよければ、僕が雑誌に寄稿している永田町の団体への講師派遣依頼・講師を担当した神田の連合会への講師派遣依頼・当事務所への直接照会、の三つのルートのいずれかを選んでお知らせください。
各団体と関係を持った経緯や担当者さんとの関係に影響されまして、概ね上記の順に、お行儀がよく勤勉な僕が出てきます(わらうところ)
その上で申し添えますと、週の後半木金曜日に実施日程を設定すると航空・フェリー・バス運賃が上がって企画に要する費用増、となるようです。
上記のような次第で、10月第2週は道南への出張をおこないます。本件とは関係ない案件での出張相談は苫小牧-小樽で可能です。たぶん新潟でも。
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