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カテゴリー「山林・山村・林業」の記事

eKYCが本人確認を面談によらない『合理的な理由』になるかな、という期待

先日のこと。新しく契約するMVNO業者のウェブサイトで手続きを進めておりました。

月間330円ほどの格安SIMの契約を月間165円のに替えて経費節減しよう、その他あれこれの通信系サービスの月額経費を削ってKindle Unlimitedに投ずる月額980円を捻出しよう、という客観的にはみみっちいプロジェクトですが…それでも発見がありました。表題の件。

今回は久しぶりにご同業の皆さまと共有したい、本人確認に関する話題なのです。

通話が使えないデータ通信専用のSIMであっても、契約には身分証明書の提示その他の本人確認が求められます。従来は契約の手順として、紙でコピーした本人確認書類の送付後に転送不要の書留とか本人限定受取郵便でSIMカードを受領し、それで本人確認があったという扱いが一般的でした…数年前まで。

この1~2年で一気に広まったな、と思えるのがeKYCによる本人確認です。LinksMateのウェブサイトにもそのページがあり、僕もこれを利用して手続きを終えました。

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簡単にいうとこれ、スマートフォン(カメラを装備しネットにつながるコンピュータ端末)を使って顔写真付きの本人確認書類を撮影し、さらに本人の顔を撮影し、両者の一致をシステム側が判定して記録する、というもの。

…徹夜で準備書面作成を終えて視力が一時的に下がった老眼代書人、より高精度な本人確認ができそうに思えてなりません(笑)

それに、技術面では人間よりどんどん優秀になっていくだろう、ということは期待していいのと『システムが相手なので、利用者は失敗すれば何度でもリトライさせられる』のが凄くいいな、と思っています。

リアルな依頼人が見てる前で免許証を長々と検討したりしたら、人によっては怒りますよね。

ただ僕の場合、時々わざと時間をかけたり事前に現地確認を終えていたりすることはあります。それは今後も人間特有の執務として(テクニックとして)そうすればいいだけの話しです。

一見平凡な抵当権設定の依頼を受けただけなのに家族内不和のタネを発見したり、というお節介な展開は今後も変わらない、として。一部の、相対的に本人確認の重要性が低い案件でこのシステムは使えないかな、と思えます。たぶんeKYCは今後も洗練されて、判別精度を上げ収集可能な情報を増やしていくはずだから。

現時点でも本人確認に供したついでに確認対象者が反社か調べられる、と標榜するeKYCサービスも出てきています。となれば対象者や第三者がほかに公開しているネット上の情報を突合するようなサービスも出てくるような気がしてなりません。実名公開型のSNSでなにか変なこと言ってると、それ自体が取引拒絶のリスクになりそうですし…きっと裏アカウントとの関連も推測できるようになる気がしています。

※それを視野におくわけではないですが、当事務所でも問い合わせ時に氏名=『名字と名前』の入力を必須とし、これを満たしていない方は原則として依頼回避、としています。携帯電話からの新規の問い合わせになるべく出ない、というのもなりすましの可能性が排除しにくいから。

お話しを業界団体発行の規程集に飛ばします。当県の業界団体が制定した本人確認に関する執務規程では、依頼を受けるに際して『対象者と面談する方法』が自然人の本人確認および意思確認の方法とされています。これを原則としつつ『合理的な理由により前項の面談によらない場合は、通信手段を用いる方法によることができる』という規定ぶりです。

面談、というのは当然、相手と直接会ってする、面談。
とはいえ紛争関係の裁判書類作成を長くやってると、不動産でも商業でも本人確認を堂々とサボったセンセイ方の存在を法務局の登記申請書類閲覧で知ることができ、当事務所備え付けの黒いリストが少しずつページを増やしていくわけです(わらえないところ)

では直接の面談=昔からある全くの正当な方法と『本人じゃない人経由で印鑑証明書もらっただけ♪』という真っ黒い方法のあいだの、どのあたりにeKYCは位置するのでしょう?

まぁ白いほうにいくぶん近いですが、本人確認等に関する規程の字面に照らせばなにか『合理的な理由』を探さねばならない、つまり二次的な方法に過ぎないのです。

一応、依頼人が遠隔地であることは合理的理由になるとはされています。

ただ、これも『他県の同業者さんがその業務を当然にできるのに、あえて当事務所に依頼を誘致する』局面では合理的理由にならない気がしています。当該他県でたらい回しを三連発されて来たような紛争案件(←毎年ある)を受けるならともかく誰でも受けたい登記申請の場合は、合理的理由から遠ざかりそうだ、と。

抵当権抹消登記激安1980円全国対応、とかいう事務所の行く末を観察すると何か示唆が得られるでしょうが、あれは単にまだ禁圧対象になってないだけなのかそれとも同業者からの感情的反発はさておいて綱紀事案にはならないまま続くのかがよくわかりません。

僕の見るところ、ああした事務所は三途の川の中州よりちょっと向こう側、にいると思っています。
本人限定でもない郵便で委任状送って免許証のコピーと一緒に返送してもらうだけで本人確認できた、とは僕には思えません。いくら激安抵当権抹消代行、でも。

なぜこれを問題にしたいか、と言いますと。相続登記の義務化を視野においています。

すぐには遺産分割に進めない人たちがさしあたって実施することになる相続人申告登記(相続登記そのものではない、あの手続き)、あれも当然司法書士が代理可能に決まってます。

これを一筆千円とか二千円とかでやってあげられないかな、と思っているのです。全国対応で。

これは特に、僕がいま雑誌に寄稿している読者層=山林所有者を利用対象に想定しています。当事務所側でなんらかプログラムを組んで本人確認・依頼から物件入力・申請への流れを半自動化しちゃえば一筆千円でもどうにかなる、というより僕が寄稿している林業雑誌読者へのオマケとして一筆500円で申請代理できればもう最高だ、などとは考えているのです。

そうした依頼を受任するにも規程を守って本人確認せねばならず、そうではあるが不動産売買や会社設立ほど=犯収法の規制を受けるほどの厳密な本人確認は求められていない状況下でeKYC使えないかな、と。

当事務所の主力業務である裁判書類作成に際して本人確認を面談でやるのは依頼人の意志の強さを査定する一手段でもあります。ですので軽々に全件面談不要を宣言するつもりはないのですが、請求額が当事務所との距離に比して過少ならeKYCを使った本人確認もあり得るか、とも思えます。ご事情を聞いたうえで解放するバックドアとして存在するならそれはよかろう、と。

世の中も都合よくなりました。
個人事業者が使えるeKYCサービスは近年いくつもの会社が提供するようになり、なかには初期費用ゼロ、利用一件あたり100円、といったものも出てきています。

月額の基本料金を取られるような料金体系でなければ、使わなくても損はしないと考えましょう。
僕がKindle Unlimitedを契約し続ける余力は守れます(結局ここに戻りますが)

能ある鷹がやってきて普段は爪を隠して使えるらしいが性能批判は許可制(RTK-GNSSレシーバ導入の件)

当事務所ではたまに、新品の機材を買います。

…新品の価格に直して評価すると中古8新品2、くらいの割合で中古(またはジャンク)が占めている印象。そんな貴重な新品機材がやってきました。表題の件。

今回の記事は当ブログにごく一部いらっしゃる土地家屋調査士さん&林業関係者さん、そうでなければ境界訴訟に関与中のごくごく一部の同業者さんにしか届かない、とは思いますがいいでしょう。要約すると、開豁地なら数センチの誤差で位置が把握できる超高性能GPS機材をウチも買った、という話しです。

導入したのはdroggerのDG-PRO1RWSです。


RTKでメイドインジャパンで国内メーカー製で、安いから(結局ここが重要)。いっそIT導入補助金など使えんのか、と中小企業庁のウェブサイトを見たりもしましたが、安すぎて通常枠A類型にも届きません。あれに引っかかるには30万円ほどおカネを使う必要がありそう。

平成初期の農学部で測量やった人なら誰でも触ったであろうU商会のポケットコンパスよりまだ安い、というのが凄すぎる!と法学部ご出身の同業者さんにはもう絶対理解不能なことで興奮してみたいわけです。

いっそもっとたくさん無駄遣いして、コロナの影響を受けたから新分野に進出すると強弁して事業再構築補助金の対象になることを狙う…という危険なアソビ(最低100万円現金決済で浪費しないと補助対象にならないらしい)を考えたりもします。

昨年はそんな馬鹿げた事業主に関与を誘われたこともありましたが、当然断りましたとも。

そんなわけで携帯電話のキャリア決済と通販アプリを利用し、辛うじて3千円ほどの割引きでやってきた本機。期待に胸躍らせて開封した説明書には不思議なことが書いてあります。

本機を車両に載せる場合にはタテヨコタカサの三軸方向に時計回り反時計回り各2回ずつ回転させて補正せよ、とな。
説明書にはモータースポーツアプリとの連携についてもわざわざ一項目を設けてあります。

そういえば本機をAmazon以外で6万円台で売っていた唯一のお店がYahoo!ショッピングにあったのですが。
そこはバイク用品店、でした。

つまりこいつは超高性能なカーナビ(というより、車両位置記録システム)になるのか…普段の使い道はまぁ、それでいいのか。

もちろんそんな思惑で導入を図るわけではなく、実施がちょっと遅れて来月になるかもしれない福島県での山林調査に投入します。

だって、凄いと思いません?
そのへんの尾根や土場にちょっと木杭打ってやればその位置が世界測地系で把握できるようになるんですよ?誤差数センチ、で。
プロット調査や境界の仮杭位置がトラバース測量などしなくても、ごく普通に確実に記録されるって夢みたいだと思うんです。

僕があの、元首批判が許されない北国から狸穴にきた駐在武官だったら。
これ買えるだけ買って外交行嚢に入れて帰って、先日も渡河作戦に失敗したらしい自動車化狙撃師団の指揮官に分けてやるよウラー、というのも当然冗談ですが、かの国のドローンから日本メーカーのカメラが出てきたのは民生品の軍需転用を考える人がごく普通にいる、ということなんでしょうね。

批判が許されない面は、本機にもあるらしいのです。
説明書には免責事項の下にそんな制限事項の記載があって…これに従う債務を利用者は負っているのでしょうか。ウラー(←偽りの万歳)

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いい時代になったのかそうでないのかわかりかねる面はあるんですが、d払いを使ってAmazonでお買い物して実質6万3千円ほどでDG-PRO1RWSがとにかくやってきました。精度がここまでいいと、壊れなければ廃業するまで使えてしまいます。

目的は山林調査であり平和利用である、といいながら登山用などのハンディGPSを採用しなかったのは紛争用途=境界関連訴訟などの裁判事務でも使う気満々でいるためです。街区基準点などの公共座標値を持っているところが近くになくても、当事務所の手持ちの機材(距離100m程度の測距が限界のレーザ測量+測角機材)と本機を組み合わせることで都市部でも再現性の高い測量成果を入手できそうな気がしています。復元可能な任意座標、とでもいいましょうか。

余計な心配。
何年後か何ヶ月後かはわかりませんが、この新機材を投入して係争地で測量やって相手方当事者が苦情を申し立てて僕が業界団体の綱紀委員会に呼ばれちゃった場合、リアルタイムキネマティックGNSSとはなんぞや、という話しを調査担当の先生方にせねばならないはずです。

前回は『係争地に近づかなくても測量ってできるのか』と真顔で聞かれてしまい、土地家屋調査士さんの事務所での就労歴があるらしい担当者さんが一人いたので救われた面がありましたが…
いっそ次は、実演でもするか(笑)

儲からない仕事(と、出張)を続けられる予定

月末の月曜日の午前中。ヒマなのです。

もちろんここは社労士兼司法書士の事務所です。

登記や社会保険事務を主たる業務にせず、注力分野である裁判書類作成は昨晩できた文案をお客さまに送って検討待ち、月内に納品すべき事案はこの一件を残すのみ、新件は複数あるがゴールデンウィーク中にやればよい、というわけで。

月末の月曜日の午前中ではありますが、ヒマだと言ってみたいのです。

基本的にはヒマなのですが、依頼中のお客さまのなかには忙しい時期を避けてくださるらしい方もいて。
メールでそうしたお尋ねがありました。ええと6月中旬までの予定としましては

>多忙が見込まれる期間はないのですが名古屋市にいない期間は結構あります。
>会社のもめ事で関東、家族のもめ事で北陸、山ごもりで東北、甘夏もらったので四国、などの出張は予定していますがいずれも調整可能です。

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書きかけてふと我に返り、2行目は削除して書き換えました。
ちなみに写真は、今回も旅費日当請求無しでの愛媛出張を決意させた甘夏、です。

上記メールのお尋ねをくださった方のご依頼は、今年の当事務所不動産登記依頼件数の10%を占めるであろうと予測しています。

リピーターさんとはいえ平和な世界からご依頼いただいた方をあまり惑わすようなことは書いてはならんな…
ブログのほうに書いとくか、ということで表題の件。

来月は1週間ほど、福島県で山林の調査をしてくるつもりです。当事務所に配備されている、嵐を呼ぶ機材(このレーザ測量器を投入する現場はなぜか揉める。作業者には悪意はない、というのが当事務所の公式見解)を投入して、今回は胸高直径を簡単にたくさん測ってこようかと。間伐が一通り入っている山が多そうなので、建築用の機材でもそう苦労はしないだろう、と考えています。

※我が国の歴史ではインパール作戦がこうした希望的推測で実施されたような気はしています

今回は悪意ある周辺人物と揉めるのではなく、自分の甘さと対峙する案件になるかもしれません(苦笑)

なんでそんなことやるの?というのは当然ブログのネタになります。個人所有の山林について、法人化を進めるご依頼を受けました。

この方が僕の著書を新本で買った、ということで遠方ながら読者サービスも発動されているのです。
さらに話しを聞くと、悪意ある周辺人物は全く現れない希少案件(←当事務所では)であるうえ、まぁちょっとした理想を実現できる可能性がある、ということで。

これはなるべくおカネをかけずにやってみよう、というのが大方針なのです。実費も司法書士報酬も含めて。

必要なおカネ、のうち最も問題なのは個人所有山林の法人化の場合、林地および立木を新設法人に移転等する際に発生する納税義務です。

いずれ紙媒体で発表できるよう依頼中なのですが、要約すると個人から新設法人への資産の移転を低額でおこなうことができず(市場価値が低いくせに面積だけは広い山林の場合、現物出資は非現実的)、値段をつけて売ったら売ったでその所得に課税される、とはいえ伐採して売却するのと違っておカネに換えるために山を売るわけじゃないからこの取引=新設法人への資産移転の取引当事者には担税力どころか収入そのものがない、だから個人所有山林の法人化なんか進まない、と書いた本が昭和時代にもう出てるのを国会図書館で発見した。その後この分野で有用な著述はない(失笑)

とまぁそんな実情があるわけです。きっと林野官僚も林政学者林業経済学者も林業家もほかの問題への対処で忙しかったのでしょう。このように多忙は未来を狭め社会を停滞させる害悪なのです(←冗談)

そんなわけで、今回のご依頼を受け、ヒマに飽かせて概算してみました。お客さまの規模の林地と立木の所有権をそれぞれ法人に移転する場合、譲渡所得&山林所得だけで納税額が2千万…

誰もやらんよそんなことは。税務相談する前に計算打ち切っていいよ

ということで別になんとかするわけですが、ここで山林の標本調査が関わってきます。
狙いとしては消極的で、齢級の割に胸高直径が細い=あまり山の状態がよくない=立木価格を高く評価できない、という調査記録を紙で残して確定日付でも貰っておこうか、それを添付した売買契約書など作って名目上の譲渡価格はできるだけ低めにとろう、関連登記の手続きを僕が受ける以上は契約書も僕が作れるわけだから

この一連作業は登記の依頼を受けた司法書士が可能な業務だ

ということにはなっているのです。
詭弁にも思えましたが、法的にはそのようになりました。

もう一点コンプライアンス面を含めた僕にとっての作業難易度を下げる要素として、この地区は地籍調査が済んでいるのです。つまり境界は復元可能なかたちで既知であり、ゆえに境界周辺での活動は回避して依頼人所有の林地内でのみ活動すればよく、したがって今回は怪しい司法書士がGPSレシーバとレーザ測距儀を担いで山林内を徘徊していても警察を呼ばれたり懲戒請求を受けることはない、と確信しているのです(苦笑)

だから日当を請求せずにやってみよう、交通費と宿泊費だけもらえれば今回はそれでいいや、というところに事務所経営上の問題は残るのです。

そう、この案件はやりがいはあるものの、儲けを優先すべきものではない…ようなのです。
そりゃ1週間現地調査やって1時間6千円総額40万円もらえりゃ僕は単純に嬉しいですが、そういう請求書をぶつけるとお客さまの依頼意思を喪失させかねません。ましてこの方は僕の著書を新本で買った山林所有者であり、僕が嫌悪するブラック企業な山旦那ではありません。

ここはなんとか名古屋発郡山往復の交通費宿泊費合計で総額5万円程度にできないかな、と。
当初見積額に対する減額調整率87%、というべきでしょうか。まぁそれはいいでしょう。

ここで身につく経験はたぶん10年後の当事務所の価値を上げるはずで、ならば今回は損さえしなけりゃいい、と思っています。

ただ、そうすると1週間働けない部分を他で補う必要がありまして。

月額最低30万円売り上げると補助者さまにお給料を払って僕も生きていける、ということにはなっています。
いま関与中の案件で向こう2ヶ月のうちに入金になるものをかき集めると…

53万円、と出ました。ゴールデンウィーク中に起案する新件の裁判事務2件を含めて。

7件あると望みたい登記のほうはもう増えないと諦めて。
裁判事務の新件はもう1件加わりそう。こちらは確実に。たぶん更に増える(笑)

以上のことから僕は6月末まで、将来の自分のためにやるような山林調査や誰が勝っても誰も幸福にならない紛争案件に関与を続けることができるはずです。単なる移動や現地滞在で1日数万円の日当をとったり新幹線相当額の交通費を最初から請求するようなことは、しなくてもよいだろうと思えるのです。

もちろん依頼と依頼人は選んでいますが…もし新たに加入されたい方がいらっしゃいましたら電話以外の手段でお問い合わせください。

要領の得ない電話はすぐに話しを切ってしまうのですが(悪癖と自覚していますが治りません)、労働紛争労働側(事情があれば経営側も可)、民事家事関係裁判書類作成(戦略的に間違ってる人には冷淡です)、山林関係登記相続(ブラックな山林企業家は相手にしません)、左記各分野に関連する現地調査文献調査には一応の知見を有しています。

上手い具合に、と言いましょうか。これから2ヶ月の出張範囲はほどよく広がっているのです。

プチ断食に最適な宿(福島東京出張6泊7日 4~6日目)

この宿はなかなかの個性です。まず自販機の氷結(チューハイ)350mlが500円弱。同容量のソフトドリンクは210円。

最寄りのコンビニは2km以上離れており、駅までは5km。
いちばん近いバス停は3kmほどのところにありますが土休日全便運休。
毎日走るバス停?別のがあります。4km歩けば。

ではありますがこのホテル、ツインルームをシングルユースしても1泊7千円台で駅から送迎バスはあり海に面しており温泉大浴場があるのです。プラス1000円で朝食付きにできたのですが、自販機の価格と比べれば格安に見えてしまいます(苦笑)

4月7日は福島県で出張相談、4月9日は都内で打ち合わせがあります。福島県か浅草近辺で連泊する必要がある状況です。

だったら景色のよさげなところでステキな反訳業務をしよう、ということで福島県のホテルに連泊しました。

朝。寝る前にカーテンを開けておいたのです。

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いわき市南部、街の名前では小名浜の南にあるそのホテルはどうやらバブルの頃にできた作りといいましょうか、何もかも大柄であちこちが古びており、そうではあるが妙に居心地がよく部屋代だけならば安い、という地方でたまにみる優良物件、だったのです。駅からの無料送迎バスがなければ選ばなかったとは思いますが。

セットされた朝食以外の飲食物は高いが景色がよく執務用の机がある(ゴルフクラブ付きリゾートホテル、なのに)このホテル、ワーケーション気分を味わうには大変好適です。

同時にプチ断食するならば、さらによいであろう、と。

そんなわけで、昨日は散歩にも出ず食事もせず、反訳と断食と温泉を満喫して過ごしました。

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これから定期的に福島県に通うことになるはずです。
お気に入りの拠点が1つできたことでだいぶ気分がいいのですが、飯屋は別に探さねばなりません。

炊き込みご飯に誘われて始まる新件(福島東京出張6泊7日 4日目)

ダイエットをしているのです。

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文章と写真が食い違っている気がしますが、ウソではありません。2月に体重が68kgを超えたため、頑張って減量に努めたところ今月初めに64.2kgまでは落とせていたのです。

効果的だったのは夜にご飯を=炭水化物をとらないこと、です。

冒頭の写真との乖離がますます激しくなってきていますが、とにかくそういうことです。

今日はお客さま宅でお昼ご飯を供され、新たなご依頼を受けることも決まりました。さらにお土産としていただいたのが写真の炊き込みご飯でして。

食べずにはいられない、のですヽ(^。^)丿

ここ何回かの出張で業務終了が夜間に食い込んだことから、常にインスタント味噌汁を携行するようになりました。今晩の宿にも当然ながら電子レンジがあり、客室にはマグカップはないものの、湯飲みがあります。

体重は増えるはずです。

対策はあるのです。今日明日泊まる宿はちょっと交通が不便なうえ、近くにお店がなく、さらに施設内の自販機の飲み物まで高い、のです。

明日は前回の喫食から24時間のプチ断食するのがよい…はずです(苦笑)

東京出張の帰りに郡山に寄ることの費用(東京福島出張 日程が決まりました)

先日の大阪出張では京橋に泊まってみました。市内有数の飲食街、正確には中高年男性向け飲み屋の集積を誇るであろうその街には、駅のすぐ前から始まるアーケード一帯に『ハイボール2杯+小鉢2品で1000円』といったお店が群れ集まっており、実際に昼から多数の男性が滞留座礁沈没しています。素晴らしい。

僕は駅から道を渡って斜めに伸びる新京橋商店街で、夜はバーだがランチは肉、そんなお店を見つけてチキン南蛮定食を取りました。相談開始は16時からということで、名古屋からのバスは14時前に大阪に着いていたのです。

で、相談終了が22時。

22時(゚◇゚)ガーン とか 22時(わらうところ うつろな目で) とか付記したほうがいいのかもしれませんが、とにかくその日の出張相談は16時開始で休憩を挟まずに21時53分終了、となったのです。

※東京でやる出張相談ではだいたい3時間に1回程度の頻度で休憩を入れてもらえるのです。
 働き方改革は、東日本では実現しつつあるのです(←冗談)

そんな相談のあいだに、事務所で受信したファクスがメールで転送されてきました。表題の件。

来週の出張は4月4~6日まで東京、7日は福島県中通り、となりました。
守秘義務の関係で、福島県の目的地は東北本線郡山をイメージしておいてください。

前提条件をおさらいします。この事務所は愛知県名古屋市にあります。

大阪環状線京橋(正確には京阪電鉄京橋)駅上の宿で出張相談を6時間実施した場合の料金は基本2時間5500円延長4時間13200円(非事業者の場合。3300円/時間)で2万円弱にはなるのですが決済不能ということで料金は後日振り込みとなりました。

所持金は財布の中に700円あり、お釣りはだせない代わりに相談料を現金収受することができず、ここは無駄な抵抗をせずコンビニに行くのが妥当です。

クレジットカードで春雨スープ坦坦味を仕入れて部屋に戻り、福島への旅程の計画にあたって一人、つぶやいてみます。

では、あらためて

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(゚◇゚)ガーン

お話しを続けます。

この事務所の出張相談には種も仕掛けもあります。
実は格安な相談後に暴利な本体業務の請求が…というありがちな展開はありません。憧れてはいます。

言ってしまえば相当微妙な条件が成立するときに限って交通費や日当が派手に減るようになっており、相談希望者がその全容を知ることはブログを注意深く見ていないかぎりないのです。で、相談希望者がこの枠を外れたとたんに世間相場並みの請求をぶつけざるを得ない=従前の条件と比べると恐ろしい暴利に見える(例:高速バスの利用から新幹線普通車指定席を使うように変更するだけであるが、東京-名古屋間片道では交通費4千円の請求が4倍弱=11000円にジャンプアップする。暴利に見える)ということになっているのです。

で、先日の大阪出張では31日の打ち合わせで交通費負担能力のあるご依頼が決まっており、その日程に合わせる限りにおいて、30日出張相談の交通費は不要、ということになっておりました。

そうした実情に加えて、今回来た郡山からのご依頼は特別なのです。

4年前に出した僕の著書は個人の山林所有者向けのものです。
新本を買ってくださった場合、愛知県外の方には山林に関する出張相談無料の便宜を図ることとしています。

ただし交通費の負担は求める、という扱いです。得するつもりもないが損するつもりもないので。

出版社側では口にしていない、著者が勝手に実施している読者サービス該当案件の第1号が来た、ということなのです。
出版から4年、予定部数の8割を売って堂々の絶版(笑)が視野に入ったこのタイミングで。
目的地とは反対方向の街に行き当初予定2時間の相談を6時間かけて終了したそのタイミングで。

この心情は一言で要約できます。
(゚◇゚)ガーン

もちろんどちらの相談も、嫌ではないのです。若干の混乱あるいはブログのネタがもたらされた、というだけ。

そうしたわけで、名古屋にいる僕が東北本線郡山(実際にはさらにその先)に行き、何時間か出張相談やって損せず済むには相談後に暴利な本体業務の請求をぶつけるか(←やりませんが、過払い案件の無料相談を地方の公民館とかでやって回るあの法人ってそういうノリでないと本当に損しますよね)そうでなければなんとか費用面で綺麗におさまる状況を作らねばなりません。

ということで、まず先行する東京出張にくっつけることが必須になります。

東京出張のお客さま、これまでは所期の日程で作業終了できず複数日の延長になることが多かった案件です。
今回は6日以降の延長を不可としてそのかわりに『8日にはまた東京を通りますので』といった約束にもならない約束で延長対応できる余地を残します。

きっと延長するに違いない、
と本件報告を徴した補助者さまからご指摘がありました(笑)

もともとこの東京出張は僕が定期的にしている国会図書館での書見が目的の一つです。
4月4・5日は上野周辺での打ち合わせに充てるとして、4月6日の日中に書見をする余裕が残っていればいいな、と期待します。

このため、名古屋-東京間往復高速バスによる交通費と1泊分の宿泊費(僕が国会図書館で書見を1日やるための最低限の費用)は僕が負担し、4月4・5日の2泊分宿泊費13000円は東京出張のお客さまが負担するよう提案、承諾を得ました。

4月6日の宿泊地は未定です。4月7日5時過ぎに上野を出て普通列車を乗り継げば、10時前には郡山に着けます。

7日福島県内での出張相談は、次のように提案しました。

「ご自宅最寄りの駅を14時台に出る列車に乗れるかたちで相談終了にする必要がありますが、相談開始は最寄り駅到着10時台の列車でも12時台の列車でもかまいません…相談料が増えることはないですが、10時台だとお昼にかかってしまいますね

僕は相談時間がお昼ご飯の時間帯にかかることを懸念しただけなのですが(あ、ウソだ)、お客さま宅で実施されるこの出張相談はお昼ご飯の提供が約されて、4時間弱の滞在=相談は決まりました。

ヤフオクで青春18きっぷ2日分を即決6千円で落札するのはまぁ当然のお約束です。
名古屋-郡山は夜行高速バスでも片道1万円(時期により変わる)、しかもこのご時世で運行そのものが週末しかありません。

これは採用しないとしても、片道1万円が平常の交通費の指標だ、とはいえます。

これを大きく超えるべきではない、ということでまず今回の郡山出張相談にあたり、交通費総額の上限は2万円、滞在時間は4月7日の4時間弱、日当相談料その他の費用は今回は要しない、と提案してこれが即決で承諾されます。

もし高いと言ったら即決で絶縁してもよかろう、と思えるのですがそういう方はそもそも当事務所になど来ないことになっています。

お値打ちな住宅登記や無料労働相談が好きな人は問い合わせ段階で他事務所利用推奨となります。
何か間違って訪れたそういう人たちはgoogleマイビジネスに☆一つの評価を残して去るのです(/_・)/

お話しを戻します。条件が揃いました。

4月6日の夜は都内にいても福島県に動いてもいいルールです。上野-福島県内は青春18きっぷ1日分が使えます。

ただし先行する都内のお客さまを見捨てたり逃げたり依頼回避したりするわけではないので、早々に福島に旅立つのはよろしくない気がしています。したがって4月6日の宿泊地は未定。

4月7日の夜はどこか福島県内で、部屋が広く景色がよく朝食が美味しく大浴場があり(温泉ならなお良い)駅から近いか無料送迎があって安い、そうした要素のいくつかを持っている宿をさがそうと思っています。

さきほど費用重視の来訪者に他事務所をおすすめする文章を書いていたことはもちろん忘れます。

鉄道ファンの人にとっては言うまでもないことなのですが、福島県内の東北本線・常磐線各駅を朝出れば普通列車を乗り継いで名古屋にその日のうちに着きます。

ですので4月8日復路でも青春18きっぷ1日分を使います。
東北本線宇都宮または常磐線水戸・土浦-東海道本線沼津までを普通列車グリーン車にするのは、千円あれば可能です。

春の青春18きっぷ利用可能期間が4月10日までであることを知っている人は、僕が東京出張の日程を縮めたと邪推したかもしれません。

4月4・5日の東京でのお客さまはしばしば日程延長となったということなら、帰りを4月10日にすればいいじゃないか、と。

理由はあります。
今春のダイヤ改正でJR東海は、沼津発浜松行きのホームライナーの土日の運転を取りやめました。

沼津を18時半・19時半に出て浜松まで特急用車両を使い快速運転されるのに青春18きっぷで使える素敵なこの列車を外すと、同区間の普通列車はロングシートの車両しかなくなります。

これでも車内で仕事してるんで、ロングシートの車両に長時間乗るようなことはしないんです、文句があるならJR東海に言ってください…と忙しいのかヒマなのか不明な言い訳をして、郡山からの帰りはとにかく4月8日金曜日です。
これから外れると一見暴利(とは言うが世間並み)な交通費差額請求が発生する、というのがルールです。

では、費用合計。

  • 宿泊費 予算5000円(4月7日)
  • 交通費 6000円(上野-郡山・郡山-名古屋 青春18きっぷ2回分)
  • 交通費 1330円(宇都宮-沼津 普通列車グリーン券 沼津-浜松 ホームライナー乗車整理券)

以上合計12330円、残りを4月6日の宿泊に割いても5千円程度ということで名古屋から司法書士を福島県内に呼んで3.5時間相談をやっても費用は2万円で済む、のです。

さらに補足すると、4月7日の郡山から最終目的地までの鉄道やバスの運賃は片道1000円よりやや安い、ということになっています。

したがって総予算2万円をお客さまから受け取った場合、僕の手元には数百円残るはずです。経理上はこれを相談報酬として収受するのが妥当と考えました。

よく考えると当初は僕が負担する想定だった東京-名古屋の復路交通費を福島県のお客さまが負担することになってもいますが…まぁこれを不当利得とは誰も言いますまい。

最後に一つ懸念が残るのです。先日の京橋出張相談ではっきりわかりました。

相談場所をホテルの部屋にしてしまうと時間切れで滞在者を追い出す人がおらず、際限なき延長が可能になるのです。

きっとこれが、東京での出張相談がここ数回連続して延長に至った理由の一つです。

…で、4月7日福島県内での相談場所は、お客さまのご自宅なのです。
念のため相談終了予定時刻より遅く出発する、高速バスの時刻を頭に入れてはあります。


以上のような種も仕掛けもある関係でさまざまな調整や費用増は発生しますが、ほかに出張相談のご希望があれば対応します。

可能な場所は4月4~6日の浅草~上野、7日の福島県内、8日の会津若松~いわき以南、です。

対応可能な案件は労働紛争労働者側(特に事情がある場合、使用者側)、民事家事関係裁判書類作成、山林の相続その他登記、などです。

初めての方は慎重に、慣れてる方はいつも通りに、僕の著書を新本で買った方はそれを明示して、それぞれお問い合わせいただければと思います。

行きは路線バスで4時間(錦秋の師弟合宿2泊3日 1日目)

弟子がいるのです。

その弟子がやってる法人があるのです。林業関係の。

その法人が引っ張ってきた仕事を僕がやることになり、半年ほど前に納品した成果品にクレームが入ったと担当者さんから連絡を受けました。

ただ、詳細を聞くと僕の仕事というよりは成果品の運用に対するクレームのように思えるのです。
言ってみれば鍛冶屋にクレームが入ったのは包丁の刃が欠けたからではなく、包丁で指を切ったため、である模様。

そうではありますが成果品の行く末に関心があり、担当者さんと面談するため紀伊半島南部某所へ出張することになりました。宿泊地は熊野市です。

で、よくある話しですが。
一応は納品物に瑕疵があるという連絡を受けていたため自腹での出張を設定し当初は1時間程度の面談を申し入れていたところ

朝から夜までなにやら用事がセッティングされ日程は2泊3日にまで膨張するにいたった、と。

出張が自腹、という最も根本的な枠組みは維持されたままに(苦笑)

関係者諸氏には三重県に感謝したほうがいい、と思えます。

先月この県で受けた講師のお仕事がいいお金=ふつうの士業の単価×二十数時間ぶん、になりました。
おかげで僕はこの冬に限って事務所の経営をあまり気にせずに山林関係の仕事に取り組むことができるのです。

そんなわけでとにかく今日は夕方までに熊野市まで行く予定があり、当初は自動車を使おうと思っておりました。

満を持して塗装に出した車、せいぜい10日もあれば後ろのドアとバンパーを塗り終わると思っていたら作業完了が15日以降になると連絡を受けました。出張日程が完全に固められた9日のことです。

※僕はちょっと古い車を持っています。節税対策を兼ねて一昨年は前→昨年は右→今年は後ろ、と順に塗装を塗り直す発注をかけていたのです。

そんなわけでとにかく今回も公共交通機関を使うことになりました。
JRの特急は名古屋から熊野市まで3時間ちょっとで着きますが運賃特急料金合計7千円弱。真っ先に検討し真っ先に外す選択肢です。ただ、これに乗るなら13時前に名古屋を出ればよい模様。

事務所最寄り駅9時51分発(名古屋10時20分着)の地下鉄に乗ったあとまで利用する気だったのは名古屋10時30分発の高速バスです。所要4時間運賃3700円。妥当です。

気になる選択肢がもう1つありました。

松阪から熊野市までは、一般国道を走る路線バスが残っています。昔はこのルートが南紀特急バスと言われておりました。
一日三往復設定されたその長~い路線バスは松阪駅を12時に出れば熊野市駅に16時過ぎに着く、2650円、となっています。

名古屋から松阪まではJRで所定1650円、ではありますが金券ショップで安いきっぷを手に入れられるはずです。

結果、10時37分名古屋発の快速を使って11時52分松阪着、12時松阪発の路線バスとすれば宿の前にあるバス停で降りられて合計3800円、所要時間は高速バスより1時間20分ほど余計にかかるがそれはネタだ、という行程が決まりました。地下鉄乗ってるあいだに。

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紀伊長島で最後の客を下ろしたバスは以後2時間弱、僕と運転手さんの二人旅になりました。
感染症対策兼地方路線バス支援、などという詭弁を弄してみたくなったりします。

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やるやるやる、と言い続けたら10年くらいでなんとかなるのではないか、という経営判断(宮城出張7泊8日 最終日)

昨日の航海は鹿島灘あたりまで冬の日本海気分を味わえた=時化た、のですが九十九里沖からは静かになりました。

おかげでせっかくの晩ご飯を少ししか食べられず、若干心残りな朝ではあります。
右舷にはセントレアにアプローチする大韓航空機が降りてきました。

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この荒天のために名古屋港到着は30分ほど遅れました。特等船室にいられる時間が増えた、ということではあります。

今回はお客さまからあずかった資料があったことも、帰りの船で鍵のかかる個室をえらんだ理由になりました。

持ち出し厳禁

と大書してある資料ではあるのですがなぜか僕と一緒に来てるんだよネ(^_^;)と補助者さまには適当に経緯を話して記録を整理してもらいます。

今回、福島県で山林相続に関する出張相談をおこないました。事情を聞いたところ、この方はインターネットの影響をまったく受けていないのです。僕が寄稿している林業雑誌を定期購読し、その広告に僕の著書が出たから買い、それを読んで僕に相談してみたいと思った、と。

ただ、少々困った報告がありました。事実関係は未確認で、いちおう担当編集者さんには通知しています。

この方は僕の著書を出版した団体に電話して、僕に会ってみたいが可能かと尋ねました。

電話を取った人は『おそらく無理だ』と回答しました。

※極めて常識的な回答だと僕自身も思います。僕は愛知県におり相談希望者は福島県にいるわけだから。

で、この回答に従う従わないを巡る何かがあって最終的には当事務所への直接連絡を試みた、のだとか。

そうした経緯を、駅まで迎えにきてもらって車に乗せられてから聞かされる僕の困惑を皆さまご想像いただけませんか(笑)

とりあえず編集者さんには連絡し電話を取った担当者が判明したら怒っておくから、と釈明はしたのです。
ただ、この対応(希望したサービスの提供をいったん拒絶する)があったおかげでお客さまから見た僕の価値は上がってしまった気もしてはいますが。とにかくその件には僕は関与しておりません!

前にも言いましたが僕の本、あくまでも林業関係者・山林所有者向けなのです(←実務書ではなく一般書だ、という言い訳を同業者さん向けにしているところです)。林業改良普及双書のシリーズ№188、という位置づけで業界内限定の書籍群の一角をなしている、と。紙の本の出版予定部数は2400部で売り切ったらそれっきり、そういうものですので新本の購入者から反響があっても最大2400件しかないのです。

仮に全購入者から出張相談希望があっても3年ほどあれば(1日3件くらいで全国を回れば)対応できるさ、というのはもちろん冗談ですが、新本購入者からは問い合わせがなんであれ相談としては受けて立つつもりでいたのです。

まさかそれを、出版社側が抑止していたとは(わらうところ 事実関係の存否は確認中ですが)

とりあえず今週以降はそういう対応はしないよう部内で周知する、ところでその案件、今後の連載にならないか、という実に編集者的なご回答を編集者さんからは得ることになりました(苦笑)

ならばその新連載の冒頭に、電話で妙な対応をした下手人を市中引き回しのうえ磔獄門にする描写から始めていいのか否かは、まだ調整しておりません。

どうやらウェブに依存せず遠方の人から依頼を受けるのはなかなか大変、という話しでして、本気でこれを補うとしたら別会社が出してる農山村関係者向けの雑誌に広告でも打つか、という問題でもあるのです。

紙媒体でないと届かない人はやっぱり一定数おり、いま70代80代の同業者さんが廃業するとその自治体から事務所が消える、という現実はあるのだと。

広告費を投ずるのでなければ今この事務所とつながっている山林林業関係者に号令を発して出張相談やるやるやる依頼受ける受ける受けると言い続けるのを長期に続けるか、そうした活動をとにかく続けるのはローリスクローリターンな施策として可能な気はしています。どうもこれはしないといけません。

労働紛争やそれとリンクした裁判書類作成のように、ウェブで何かすると数ヶ月後には反応が観測されるというほど迅速な展開ではないことは仕方ありません。それを承知して向こう10年ほど山林関係分野に関わると言い続けたらどうなるか、試してみようと思うのです。
そうした思惑もあって明後日からの出張を設定しています。その行き先にも同業者の事務所はないのです。

ただ、もしこの賭けに負けたらその時点で僕、58歳なんだけど…人生やり直せるかしら(苦笑)

抵当権抹消登記の完了が飲み放題500円程度には嬉しいわけ(東京福島出張7泊8日 3日目)

出張に出ているからといってその案件のみに関わっていられるわけではありません。当然ながらいくつかの仕事が出張とは関係なく進んでいます。

そのうちの一つが表題の件。今日の飲酒の理由ではあるのです。

昨晩確認したところ、この冬から依頼をうけゆっくりと進めていた抵当権抹消登記が無事に終わっておりました。

※実は法務局からの電話に怯えながら過ごしていたのですがそれは過去の話です

以下、理由です。

本件は判決によって抵当権抹消を目指す事案でした。

地元の同業者はバレたら業界誌に晒される水準の手抜きをして=昭和40年代に住所地番が変わったことは当然知ってるはずなのに変更前の住所に内容証明を送ったあとで供託して抵当権抹消を終えた、そんな休眠抵当権の設定者がいます。僕の依頼人はその設定者本人ではなく転得者にあたります。

上記の手抜きは稚拙だ、ということは戸籍謄本の職務上請求などしなくても変更後の地番で不動産登記を追跡すればわかってしまう、という状況なのです。抵当権者の相続人が健在だ、ということは実はわかる、と。

つまり休眠抵当権を抹消せねばならぬが供託による方法は不可、ということで正攻法=訴訟を起こして判決をとり、それを登記原因証明情報にして抵当権抹消登記申請をしようではないか、というご依頼をうけておりました。

このため、数年ぶりに簡易裁判所における訴訟代理権、ってやつを使ってみたのです。なにしろ請求の価額は数百円。戦前に設定された抵当権の債権額ですから抹消請求訴訟を起こす場合、訴状に貼る収入印紙代のほうが多い(笑)

そんなこともありましてこのプロジェクト、実費込み税込み総額10万円で受任してみたのです。抵当権者の相続人を調べる戸籍謄本代から訴状に添付する登記事項証明書代、代理人としての裁判所出頭に伴う日当交通費に今回の抵当権抹消登記に必要な登録免許税、当然ながら訴訟代理や登記申請代理の報酬まで含めてとにかく総額10万円ポッキリで抵当権を消し飛ばしてやろう、と。

訴訟代理もやる、と申しました。交通費も含む、と。
出頭先は愛知県ではなく愛媛県の、しかも松山の飲み屋でその街に仕事で行く/行ってきたというと『遠いねぇ』と感情を込めてお店の人からねぎらってもらえる、失礼ながらそうした立地の裁判所です。一回ではありますがそこまで行くための交通費も含んで一式10万円、なのです。

※今回の出張前半では意図的に依頼費用の話しを盛りこむようにしています

さらに、抵当権者は死亡しているのですが死亡前に抵当権が時効消滅しているという事案です。もしも裁判所が登記原因日付を判決主文に書いてくれない場合、抵当権者死亡にともなう抵当権移転の登記を計3回やらねばならん、という状況でもありました。

まずこれを免れる上申事項をちゃんと書くことができ、望み通りの判決で望み通りに抵当権抹消登記だけすればよくなった、というのが嬉しい点の一つめ。

ちなみにもし判決に登記原因日付が記載されない場合、抵当権移転の登録免許税●万●千円、が必要だったはず。
今晩使った飲み代の4回分!を節約できたのです。なんて嬉しいことでしょう。

次に実務書に書いてある情報のさらに先が未確認といえば未確認だった事案でもあるのです。

抵当権者が死亡し、その相続人を被告にする訴訟で欠席判決(いわゆる調書判決)をとったあとの抵当権抹消登記申請に際して、判決理由に『被告にした人たち以外に抵当権者の相続人がいないこと』が示されていたら抵当権抹消登記に相続証明書を別に添付する必要がないようだ、という下級審の裁判例が出たところまでは実務書に出ておりました。

ですので僕も、今回の抵当権抹消登記申請では抵当権者の死亡から相続を示す戸籍関係書類を(持ってはいますが)出さないで申請してみたのです。そうしたらちゃんと通った、というのが嬉しい点の二つめ。

さらに、これを一般的にする場合の記載事項を訴状作成の段階から工夫しておいたのです。

将来的にテンプレートを公開して一般市民が使えるように、ということで同業者さんには全然嬉しくない工夫ですがこれで大丈夫だと確認できたのが嬉しい点の三つめ。

被告欠席時に簡裁で取れる調書判決は、判決の理由として訴状の記載を援用されます。今回はなるべく一般的な表現を使って訴状を作ることにし、どんな表現で訴状を書いたら抵当権者の相続人が複数、相続の発生が複数回あっても大丈夫なのか、を確認できたのです。これがいちばん嬉しい点です。

これらの成果があとあとブログやウェブサイトで提供できる情報になる、というのも当然嬉しいことではあります。そうしたことがありまして、東京滞在最終日の今日だけは外に飲みに出ることにしました。カウンターのよく空いた宮崎地鶏のお店がありまして、昨日声をかけられてもいたのです。

1時間の飲み放題は丁度よい感じでした。明日は6時に宿を出るつもりです。

山林関係出張相談強化月間(東京福島宮城出張7泊8日 1日目)

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人並みもアナウンスも、不意に途絶えた朝のバスターミナル。7時25分発の新宿行きを待っています。今日から出張です。

東京で毎月ある企業法務の相談と仙台の法務局で必要な供託手続きが当初の予定でした。と言えば芸風が変わったかと疑われかねませんが、前者は民事関係裁判書類作成業務(もちろんこっちが主たる依頼)の延長、後者は長引いた労働訴訟(もちろん労働側)の後始末、ということになっています。

ここまではこれまで通りなのですが、今回は仕事で訪れたことのない県で初めての依頼経路でやってきた出張相談が入っています。

僕が三年前に出した本を読んだ、という方からの相談希望はまさに初めて、なのです。僕の本は山林所有者向けに主として相続関係手続きについて解説したもの。一般書だと気づかずに買ってしまった同業者さんがamazonで『新しい知見はなかった』というレビューをつけている(苦笑)、まぁそうした本です。

で、目的地に福島県中通りが追加されました。

下世話な関心は同業者ならずともお持ちだと思います。
この山林関係出張相談、費用総額2時間8800円で受けて立つことにしました。

最寄りの新幹線停車駅たる郡山(郡山市はお客さまの住所地ではありません)までお越しいただいて同駅周辺で2時間5500円、という提案も出してはいたのです。ただ今回は在来線の最寄りの某駅まで訪問する案が採用されました。

で、11月6日午後に限り郡山は名古屋とみなす、という旅行書士報酬規程により3300円を日当交通費の合計として加えることとした、と。だいたい名古屋から岡崎あたりに行く感覚でいます。

もともと仙台までの出張があったから郡山を名古屋とみなす、ということになったのですが以後はそうならない、ということは相談者に説明済みであり、費用は2時間8800円と明示しており、近隣市町に一応いる同業者への相談も一応推奨しております。

以上のことから愛知県の司法書士が福島県でおこない一時間換算4400円の料金を収受するに過ぎない本件相談の実施には特に問題はないものと考えている、という自分でも。
これはなにか変な気は…するのです。

一言でいうと。
あり得んわ(笑)

とはいえ、出版予定部数2400部を3年かけて推定2000部売ったところでこの1件が最初の相談希望です。自費出版で依頼が取れると妄想する自営業者さんにはそんなの絶対やめとけと忠告できる現実はあるわけで。

逆に著書へのレスポンスがこの割合なら、このまま本を買ってくれた山主さんたちに便宜供与をすると宣言し続けても事務所が傾くことはない(上向くこともない)と考えてもいるのです。
むしろなるべく派手にやって経験を蓄積すべきだ、という判断に傾くのはこの事務所だから、でしょうが。

来週も変わった依頼経路の山林案件で仕事では訪れたことのないところに行くことになっています。依頼経路が弟子経由、こちらの納品物に瑕疵があるような連絡を受けて出張費用は一切不要と宣言した、そんな自腹出張が。

そっちもなんとか持続可能な営みにはしないといけません。ことによると名古屋とみなす地域が紀伊半島の山中に設定されるかもしれません。

どうするか考える時間はあります。今から一週間、通常の執務は停まるから。
とりあえず名古屋とはサヨナラ、です。来週水曜日に帰り、金曜日から次の出張を設定しています。
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