津別初訪問19分中湧別初乗継18分紋別初折返し35+4分(関東東北出張5泊6日 4日目)
今回の旅行、本来の予定では昨日の八戸から旭川-網走-釧路ー帯広と列車で回るつもりでした。
これが先日の雨で、根室本線帯広-釧路間で特急列車4往復が運休、代替バスが1日2往復設定…ということでやる気がないのかお金がないのかよくわからない状況になっています。つまりその程度の輸送力がありゃなんとかなるのか、あの区間(呆然)
で、代替バスの利用を受け入れてまで網走-釧路間の釧網本線に乗りたいとは思わない、今日は北見の宿を朝出発して千歳に取った宿に移動すればいい、というのが基本的なルールです。何かないかな、と探すうちに、北海道北見バスのフリーきっぷに目がとまりました。
いえ、本当は最初に、同社をふくむ3社が出している名寄線代替バス2DAYパスポート(2日間3000円)に気づき、さらに探して同社限定の北見バスフリーパスチケット(1日用2000円)があることに気づいたのです。時刻表を眺めるうちに。
このきっぷで名寄線代替バスの遠軽-紋別間に乗れるのだ、と気づきました。北海道北見バスが運行している便に限っては乗車可能、同区間に乗り入れている北紋バスは不可、だと。この区間が片道1300円ほどなので、フリーパスチケットを使えば一往復で元が取れます。
さらに。北見を朝出るバスを選べばまだ訪れたことがない町を見ることができる、ともわかりました。津別です。
これがどんなに重要なことか理解できるのは年齢50代より上の鉄道ファンに限られるはずです。残念ながら津別から北見相生間は予約制の町営バスのため乗車を遠慮せざるをえませんが、北海道北見バスの津別-美幌間は国鉄の旧相生線ではありませんか!
…ということに感激し興奮し計画し実行するのが鉄道ファンだ、ということで話しを続けます。
どうやら北見を7時15分発の開成峠経由津別行きに乗れば津別で美幌行きへの乗り継ぎが成立し、美幌から遠軽まで来てしまえば名寄線代替バス=北海道北見バスで中湧別まで乗り継ぐことができ、ここで旧名寄本線中湧別駅の遺構を見てから紋別に行けるのです。
…ということに感激し興奮し計画し実行するのが鉄道ファンだ、ということで話しを続けます。
遠軽に戻れば1日2本の特急に無理なく乗り継いで札幌まで帰れる、ということにも感激し(以下略)実行します。
まず北見バスターミナル7時15分発津別行きで津別バスターミナルへは峠越えの路線でした。一部の木々が黄色く色づいています。今年初の紅葉を楽しんで、8時07分着。ほぼ定時です。
津別8時26分発の美幌行きは先ほどと違うバスがやってきました。こちらの区間は高原状というか、アップダウンがあまり感じられません。津別へは美幌から入るのと北見から入るのとで印象が相当異なるように思えました。美幌へもほぼ定刻、8時56分着。
ここから遠軽までは美幌からJRに乗ってもいいのですが、北見までならバスが使えます。乗り放題の切符持ってるので先に出るバスを使うことにしました。9時32分美幌発、10時14分、北見駅着。北見バスターミナルの一つ前に北見駅、というバス停があったのです。
石北本線北見-遠軽は特急を入れても一日9往復しか列車がない区間、ではありますが10時45分北見発の快速きたみ号に乗り継げます。これが11時45分、遠軽着。
遠軽では迷いました。バスターミナルは駅からまっすぐ歩いた国道沿いにある、ということを忘れていたのです。文字通り右往左往しましたが徒歩で12時02分着。1日100円のコインロッカーに、鞄と上着を入れてしまいます。
12時15分遠軽発のバスはオホーツク海岸、湧別行きです。僕はその数キロ手前、中湧別に用があります。中湧別文化センタートム、というバス停が旧中湧別駅になり、ここに12時42分着。中湧別駅のプラットホームには僕と、犬のリードが長~い老女しかおりません。それと犬。
中湧別文化センタートム13時発のバスも定時にやってきます。何しろ車もお客も多くない…というより、少ない。
紋別行きの車内で掲示物に目がとまりました。10月1日からの運行経路変更、とは言っていますが北海道北見バスの運行区間が短縮され、湧別-紋別間の乗り入れがなくなります(゜◇゜)ガーン
つまり北海道北見バスのフリーきっぷで紋別に行けるのは明日まで、ということでした。湧別-紋別間は、学生時代に転換バスに乗った頃は道路が一本しかなかったのですが各所で併走する道路が整備されています。紋別バスターミナルへは13時54分に着きました。時刻表上は14時着となっており路線バスの制度上早着は許されないはずですが、おそらく日本標準時からマイナス6分の時差を持つ紋別帯広時間、みたいなものがあるのだろうと勝手に了解してお話を進めます。
…ただ、早着するとわかっていればオーダーストップ14時の、気になる食堂があったんだけどな。
未練を残して折り返します。紋別14時35分発の遠軽行きは、いま乗ってきたバスが折返しで遠軽に戻る、よくある運用。運転手さんがちょっと妙な目で僕を見たような見ないような気はしましたが、きっと気のせいです。湧別を過ぎたあたりで空が暗くなり、雨になるか心配するうちに16時、遠軽バスターミナルに戻りました。遠軽16時23分発の特急オホーツク号の指定席を押さえてあります。昼間仕事をしなかったので、ここでPCを広げて作業に入ります。先月、講師を担当した研修の講義後の質問に答える作業は今週中、というよりこの出張中に終わらせるつもりです。
仕事しながらでしたので、列車が旭川に停まった記憶はありません。千歳でとった宿には21時前について、鉄道ファンには楽しい一日が終わりました。写真は後日アップします。
ところで。
これ、楽しいはずなんですが(遠い目)
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