全車指定席ではあるけど指定券買ってる人のほうが少ない列車で行く北海道（関東東北出張５泊６日 ３日目）

八戸は僕にとって北東北で一番素敵な街なのですが、飲食街を駅から見えないところに隠しています。昨晩はその飲食街に近いところに宿を取りました。
今日は道東、北見に泊まるのです。八戸から北見へは始発で出れば１８時半に着くことができ、この季節でも旅程の大部分は外が見られます。

北海道には昨年も来たのですがそのときは札幌で仕事がありました。久しぶりに仕事と関係なく訪れることができた今回の旅、計画の段階では根室本線で道東に向かって釧路か標茶（１泊６千円台の温泉宿が空いていた）も宿泊先の候補だったのです。これがなんとなく違う感じがして北見の宿を取ったあとで根室本線帯広－釧路間の雨による運転見合わせが発生しました。

これで旅程崩壊、とまではいえないのですが、当初の予定通り石北本線－釧網本線－根室本線・石勝線、と道東を回ろうとすると、９月２９日現在帯広－釧路で１日２往復しか設定されない代行バスを使うことになります。しかも、夜。いくら切符を持っている＝権利はあるとしてもそんなところに割り込む気にはなれず、さらに自分がそこまで釧網本線を愛してはいないような気もしているところ。

そんなわけで、２９日の朝に北見から始める道内２日目の代替案を練りながらの旅を始めます。

考えごとをする時間はふんだんにあるのです。なにしろ今日は６時４７分に本八戸を出たら１８時３０分の北見到着まで、ひたすら列車に乗っているだけ。まとまった下車時間は旭川での約４０分だけ。利用する列車が新幹線＋特急２本＋快速、と優等高速列車であることが青春１８きっぷ利用時との違いと言えば違いで、お尻に上半身の荷重がかかってることは共通なのです。

あと、移動しながら仕事していることも共通。これでも一応仕事はしているのです。

今日から、大人の休日パスの指定席利用権を行使し始めます。まず特急北斗５号、当然ながら海側の窓際を取ってあります。これと、３０日に宇都宮に向かうための北斗＋はやぶさで計３枚の指定席が出発前に手配済み、残り３枚の使途が２８日朝の段階では未定。

八戸から新函館北斗までは新幹線を使うことになり、一応は全車指定席ということになっているのですが空席があれば指定を取らずに乗っていいルールです。空席があれば。

念のため調べたところ我が３号車では、４席が発売済み（苦笑）
これに対して新青森発車時点で乗車人員９名。

快速「海峡」の頃より空いてんじゃないの？青函トンネルの開通で青函経済圏ができるって言ってたのウソ？などとも思えてきますが、これが９月のお天気のいい週末、函館に向かう始発の新幹線の乗車状況なんですって。このノリで札幌まで新幹線作った暁にはさぞ恐ろしい経営状況になりそうです。JR北海道。

残り３回の指定券のうち１回は２９日夕方に石北本線遠軽を出て札幌への特急オホーツクで使うと決め、道内２日目のプランも一応固まるうちに窓の外は暗くなり、列車は定刻に北見に着きました。長い長いホームに停まった２両編成の列車を撮って、宿に向かいます。