西川口のよさに初めて気づいた日(新潟東京出張6泊7日 6日目)
今朝は静岡県内からもう一度、都内に向かっています。先週は国会図書館でもう少し書見をしたかったのですが、土曜日は祝日で休館日でした。
9時53分着の根府川でプラットフォームにも車内にも誰もいない状態を作ってくれた、この古河行き普通列車で熱海から新橋まで乗り通してもよかったのですが今日は小田急を使ってみます。運賃が安い分を小田原ー新宿間の特急料金に投じてロマンスカーに乗ってもいいな、ということで。
12時前から19時前の閉館直前まで使って、電話帳の検索やら判例評釈の収集やら先月の群馬県内の研修で講義終了直前に貰ってしまったまま回答不能になった質問への対応やらの調査に一応目処をつけました。今晩の宿は京浜東北線、西川口です。
最近、23区内でまともな宿が一泊1万円を普通に超えてきている気がします。カプセルホテルで一泊6千円取ったらそれは安心ではなく不安なお宿なのではないか、と宿泊検索サイトの結果に愕然としたりしますが、とにかく現実はそうだ、と。
僕にとって安心なお値段で宿を探したければ、東京都なら西葛西、府中、埼玉県なら草加・大宮、神奈川県では横浜市内まで遠ざかる必要があるように思えていました。先週金曜日は、さいたま新都心のホテルに6600円で泊まったところです。
そのとき気づいたのですが、埼玉県ですと西川口でも候補がいくつか出ています。駅から近くて朝ご飯はお弁当支給でバストイレ分離のお部屋で6500円、残り1室、と。そんなホテルを採用してみました。口コミが良すぎてちょっと気になる気配はしましたが。
永田町にある国会図書館から西川口はそう遠くないのです。南北線で王子に出て、京浜東北線で4駅。一部の列車の終点になってしまう南浦和の向こうにあるさいたま新都心よりずっと近い、と言えます。
先週の酒席では西川口に泊まると言った瞬間に『あそこは数年前まで○○が有名で』と即答した編集者さん(もちろん男性。コンプライアンス上付け加えると、本件酒席に女性の出席はありませんでした)が何を言ったかはさておいて、この街には気になるものがあるのです。表題の件。
今夜の宿は東口の側ですので、スマートフォンの地図で候補を探します。蘭州麺、のお店が出てきました。今日の晩ご飯はこれでいいはず。
首都圏では時々あるらしいですが、妙に混んでるその店は名古屋在住の僕の予想を超えておりました。まず店内の張り紙がイカしています。
謝絶自
帯酒水
あれ、持ち込み禁止ですか…って、普通の日本人ならやんないからそういうことは(苦笑)
で、店内の公用語は中国語、卓上にはニンニクのかけらが標準装備されていて、隣の客はよくニンニク食う客、になっています。
どうやら日本語会話にも応じてくれるらしい店員さんに蘭州拉麺を三角麺(他に7種類ほどの麺が選択可能)の指定でお願いしたのですが、目の前を通過していく他のお客のメニューが魅力的です。蘭州麺のお店で羊の串焼きはお約束なのでしょうか?そういえば大阪で行ったお店でもそんなメニューがあった気がします。ただ今回訪れたこちらのお店は串焼きのメニューが充実しています。種類が多く、しかも安い。
もちろん僕の麺も期待を一切裏切らずに美味しくて。
次来るときにはお酒と串焼きを頼んで、落ち着いて飲んでみよう、と決めました。
…という決心は店を出て90秒後に揺らぎだし、その30秒後には無かったことになりました。
3ブロック向こうの宿にいくために2ブロック歩くあいだに、さらに中華料理店が4つ、ベトナム料理店が1つあるのを見てしまったのです。ステキ過ぎる街です。西川口。
泊まった宿はといいますと。
お値段にしてはいくぶん広いお部屋にダブルベッドと言い張れそうなセミダブルのベッド、バスとトイレは別で浴室には妙に広い浴槽と同じく広い洗い場がありました。お湯は一定湯量を浴槽に貼ると自動停止でき、ファインバブルのシャワーヘッドがついています。さらにはバス・トイレ・洗面台と部屋とのあいだに、わざわざカーテンが設置されています。
一方、窓はあっても無くてもよさげな風情です。幅の狭い曇りガラスがはめてあるだけ。
ひょっとしてこの建物、コロナ前は風営法の適用を受けており『西川口といえば○○が有名で』などと即答するタイプのサラリーマンが利用していたのではないか、とは思うのですが…まあ前歴がどうあれ今が有能便利安価なら採用可能なのです。当事務所にあるのもそんな機材ばっかりです。
あと、人員も(苦笑)
以上総合すると。
さいたま新都心よりも、どうやら僕は西川口のほうが性に合っていると確認できたのです。もう一回、広いお風呂に入って寝ます。
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