決済に立ち会うと日本酒がもらえる慣行
今週の仕事。
まず日曜日、豊田市で山林所有者向けの相談会の担当者になりました。相談時間、13時から19時まで。
まず休日なし♪というところから始まって水曜日までに地裁通常訴訟の訴状案を一つ作り、木曜日は久しぶりに売買による所有権移転登記のご依頼をお受けして、金曜日には簡裁通常訴訟の訴状案を一つ作る、といった仕事が並んでいます。
僕にとっての非日常はなんといっても決済への立会です。
そのようにはっきり言っても不安がられない程度の信頼関係を構築できたお客さまがおりまして、ありがたいことに数ヶ月に1度、なにかの登記のご依頼をくださるのです。
さらに表題の件。
不動産売買に関しては僕なんかよりよほどの場数を踏んでおられるらしいそのお客さまから見た僕は、どうやら他事務所よりいくぶん低めの請求をしながらなにやら面白げなことを言って打ち合わせを進める人、と思われているようなのです。単なる登記やさんと思われてはおらず当然ながら下に見られてなどいないことは十分理解できているので僕としても引き続きお取り引きをお願いしたいのですが…
このお客さまが僕から見ていくぶん特殊なのは
決済の立会に出ると日本酒をくださるのです(わらうところ うれしくて)
最初は一升瓶で。二回目は480ml三本で。そして今回は720mlが2本。今回は秋季限定、らしいお酒が入っています。
これらのお酒を少しずつ少しずつ飲み進め、半年経って飲み終わったあたりで次のご依頼がある、と。
もちろんこれは嬉しいのですが。
不動産売買の決済の立会に出るとお酒がもらえる、と申しました。つまり。
僕は決済を見届けると日本酒入りの紙袋をひっさげて法務局へ行くことに…このお客さまのご依頼では必ずなるのです(゜◇゜)ガーン
時には市役所寄って法務局行って別の用事をこなしてから帰宅、になったりするのです。蓬萊泉の一升瓶の箱を住民課のカウンターの傍らに置いて職務上請求用紙を出す司法書士、というのが日本にどれだけいるかは知りませんが…まぁ多くはないだろう、とは思っているところです。
当事務所では決済立会の報酬について、面識のない当事者一人につき1万円を加えることにしています。
売主買主金融機関、と3者とも初対面なら3万円、という具合に。
で、今回は抵当権設定がなかったうえに当事者の一方が面識あり、なので。
所有権移転登記と申請代理で2.5万円、決済立会で1万円、加えて日本酒8合♪が10月末日の成果、となりました。満足です。
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