リアル車掌さんごっこができそうな車両(青森福島東京出張4泊5日 2日目)
羽越本線遊佐から象潟に至るこのあたり、『寂寥』ということばがぴったりです。
この界隈に50系客車がいた30年前から、いつもどんな列車に乗っても乗り降りが絶えるように思えるこの区間、今日は小雨も降り出しました。そういえば北東北の梅雨明けは、まだだったかな、などと思いながら外を眺めています。ワンマン運転のためドア開閉すらない車内は、駅に停まればもうひたすら静かです。
出張二日目の今日は新潟ー新発田ー酒田を経て同駅9時44分発の秋田行きで北上中。弘前・青森で各1時間の乗り継ぎ待ちを経て、19時過ぎに本八戸に着く予定、です。
東北地方の普通列車の旅を断然つまらなく、あるいは過酷にするのがこの車両、701系です。紙を折ってつくったような車体、ステッカーが剥げかけの紫の帯、中はこのとおりの完全ロングシート。向かいに座った男性の社会の窓口が全開なのが丸見えです。
そんな701系にちょっとした長所を見いだすとすれば…表題の件。
この車両の最後部は、ワンマン運転時には運転室側の半分だけが閉鎖されるのです。下り列車では海側になり車掌乗務時は車掌さんの定位置になる残り半分は、旅客が立ち入っていてもかまいません。
というわけで。この位置から端然と車内を見つめていると、少しそれらしい気分に…僕が選ばなかったか選べなかった他の職業になれる気がするのです。乗車率の低い区間に限りますが。
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