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夏の自腹新幹線三点盛り(青森福島東京出張4泊5日 4日目)

2日目のブログで東北名物のロングシート車701系が嫌いだ、などといった報いがあったのかもしれません。表題の件。

本八戸で2泊して、同駅6時13分発八戸行きに乗るまではよいお天気だったのです。今日の行程は、いわて銀河鉄道の701系に乗らずに済むよう八戸ー盛岡間のみ東北新幹線を利用、盛岡から普通列車で南下して福島県中通りの関与先で相談をして水戸に泊まる、というものでした。

といっても八戸ー盛岡はJRの乗車券と新幹線特定特急券を買ってもIGRの701系、いえ普通列車に乗っても、たったの450円しか違いません。ここでは新幹線利用が妥当な選択です。まず自腹新幹線、1区間目はこれになりました。

Dsc_0494

予定は早々に暗転します。盛岡で乗り込んだ7時17分発一ノ関行き普通列車が発車時刻直前になって『東北本線六原~水沢間で雨のため運転見合わせ・当列車も盛岡で運転見合わせ・再開予定立たず』とのアナウンスを繰り返しだしました(゜◇゜)ガーン

そうと知ってりゃ盛岡で新幹線降りなかったのにさ(苦笑)

雨雲の分布を見れば、たしかに水沢あたりが真っ赤です。
規制雨量を超えたための抑止であるはずだから、すぐに運転再開されると思ってはいけません。そういう状況。

ですが、次の真っ赤な部分が約1時間後、一ノ関の南を通過するらしい、とYahoo!地図の雨雲レーダーが示しています。

ここで安易に一ノ関まで新幹線を使い、また一ノ関で普通列車に乗り継いだ瞬間に運転見合わせを宣告されたら立ち直れなくなります。
より具体的には、そんな目に遭ってしまったら一ノ関ー福島あたりまで新幹線に乗らねばなりません。自腹で。

迷っているうちに、7時51分発の北上行きは通常通り運行すると案内が出ました。
二択です。

○盛岡から(不通区間の水沢近辺を飛び越して)一ノ関まで新幹線。ただし同地南部で雨雲の襲撃を受ける可能性あり。その場合、盛岡ー福島間をまるごと新幹線乗車にさせられる可能性がある。

○普通列車北上行きで北上までは行く。北上ー(水沢江刺・一ノ関)ー仙台を新幹線利用と確定させる。
一ノ関周辺の雨雲も、つまるところカネの力で対処する。

今回は後者を採ってみました。定刻通りに到着した北上駅では当然ながら北上以南にいく普通列車などあるわけがなく、40分ほどの待ち合わせで、9時26分発のはやぶさ108号への乗り継ぎになります。

ですが。この駅では待合室のアナウンスが掲示板にないことを言い出しました。

『8時49分発の一ノ関行き普通列車は運休する。この列車について、新幹線による振り替え輸送を行うので係員に連絡のこと』と!

さて。ここで僕が持ってるのは遅延に補償がないと明示された青春18きっぷです。
したがってここでは僕は、そんなきっぷなど知りもしない中年用務客を装うのが正解、なはずです。

僕「一ノ関まで行くつもりだったのですが、新幹線での振り替えがあるのですか?」

駅員『きっぷはお持ちですか?』

僕「いえ、これから買いますがどうすればよいでしょう?」

駅員『では一ノ関まで在来線のきっぷを買って、こちら(新幹線有人改札口)にお越しください』

僕「わかりました。ありがとうございます」

Dsc_0496

以上のやりとりを経て。僕は北上から問題の水沢江刺を経て一ノ関までの新幹線二駅に限り、普通乗車券のみ・特急料金免除で新幹線車中の人となりました。

Img_20240725_205345

新幹線への超豪華振り替えなんて、何年ぶりだろう…でも嫌いだよ701系(笑)

当然ながら、問題は残ります。この振り替え輸送はあくまでも北上ー一ノ関間に限った扱いです。
ですが、さらに新幹線で仙台まで行ってしまわないと予定通りの行程に戻れません。この列車、一ノ関には9時44分着。直後の列車は9時49分発、と出ました…あれ?

上記の両者は同じ列車で、一ノ関の停車時間を5分とって通過列車を待避するだけ、ということらしいです。

でも振り替え輸送の趣旨からして、乗車中に区間を一ノ関から仙台までに変更したいなどと言い出した瞬間に僕は振替乗車票を没収されて北上から仙台までの特急料金を取られる可能性があります。どうしよう。

あ、マジで降りりゃいいじゃん、一ノ関で(苦笑)

どうせ一ノ関の新幹線口はコンパクトな造りです。いったん改札口を出て自販機で切符買い直して同じ列車に乗り込むことは余裕で可能、と見ました。これは完全に合法です。実際には3分で済みました。

Dsc_0497

心配していた雨雲は一ノ関以南の在来線を停めるほどの力もなかったようですが、これで今日の自腹新幹線は三区間、それぞれ違った乗車券類での乗車となりました。

そして。仙台で接続した普通列車もしっかりとロングシート車になりました(゜◇゜)ガーン

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