『✕✕なの?』/『○○を感じてる』(岡山方面出張2泊3日 3日目)
夕方になると、もう余り暑くない気がします。播州赤穂駅です。
岡山からの帰りは空いている赤穂線経由にしました。ここで左側のホームから出る17時07分発の姫路行きを見送ると、17時48分発の新快速長浜行きには必ず座れます。米原からの接続は豊橋行きの快速になるので、乗り換え2回で岡山から名古屋に戻れるのです。所要時間が7時間弱かかるのはまぁ当然のことで、新幹線がこの区間を2時間で走ることを意識しなければ特に問題にはなりません。とにかく予定していた面談と持ち歩いていた他の仕事と若干の私用は、つつがなく終わりました。
新幹線といえば。
この出張に出る前日、僕に時々面倒くさくて儲からなくて逃げ場のない仕事をくれる(←当人がそう言っておりました)林業関係NPOの代表者さんと久しぶりにお酒を飲みました。
そちらの代表者さんは、僕がこの出張に出るのと同日程で青森に研修の受講に行くのだとか。新幹線で行くとのことで、そんなブルジョア的交通機関を使えるほど儲かってるなら顧問料を来月から5倍にしていいか、と聞いたらあっさり却下されました。残念。
当然ながらこちらの出張の話にもなるのです。当ブログの記事の繰り返しにもなりますが概要を説明しました。
おっちょこちょいな紹介者がいて、行き掛かり上そいつの紹介で採算度外視な裁判事務の依頼を引き受けてしまった、その後、紹介者は別の案件を僕に持ってきたがそちらで創業以来最大規模の報酬未払い(というより詐欺に近い踏み倒し)が発生した、ではあるがそちらの不払いといま依頼を受けている裁判事務の依頼人は別である、ゆえに依頼は続行する、たとえ紹介者が非弁でも事件屋でも関係ない(紹介者との関係は当然、もうない)、これから報酬が払われようが払われまいが、依頼を受けており勝訴の可能性がある限り栄光なき勝利に邁進するのだ、そのための打ち合わせであるからして名古屋発岡山以遠2泊3日の今次出張でもこれまでどおり(そう、紹介者との関係が良好だった従前どおり)2万円の交通費宿泊費が受け取れればそれでよいのだ、と申しましたところ、表題の件。
『馬鹿なの?』
NPO代表者さんからは簡潔な要約と確認のお言葉を頂戴したところであります( ̄▽ ̄;)
そんなの紹介者ごと全案件を放り出して当然だろ、というのが彼の主張の概略です。非常に分かりやすい。
というより事務所を潰さないためにはそうするべきだ(苦笑)
マゾなのか変態なのか、とも問われましたがこれは僕が「難しい案件をみると採算や依頼人その他関係者の素性はさておき、とにかくもえてしまう、『もえ』は草かんむりのほうだ」、と言ってしまったことが多分に影響したからかもしれません。
いっぼうで依頼人からも打ち合わせ終了時に簡潔で印象的なコメントがありました。
『○○を感じてる』と。
※正確には方言なんですが、標準語に直しています
伏せ字部分は進行中の訴訟に対する依頼人自身の情勢判断に直結するので、補助者さまとは共有しますがこの記事では伏せ字にしておくことにします。
ちなみに、今回の出張では2万円いただければ、という当方の提案は即決で却下され相応の加算を受けることができました。紹介者とは違う振る舞いを見せていただいた点に安心させられたところです。
そんなことがありまして。
今回の出張はまずまず悪くなかったな、と思っているのです。
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