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2023年8月

薄氷上の完全休日(岡山方面出張2泊3日 1日目)

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網干行きの普通列車は車内に誰もいなくなりました。終着の2駅前、英賀保を出たところです。
今日から出張です。この1日を、8月最初の(で、唯一の)完全休日にしようと思っています。
…昨日中に資料を整理して送る、準備書面提出は来週明け、といっていた依頼人が作業遅延の連絡を送ってきた昨晩、今日が休日になることが決まりました(苦笑)
まずこの資料は今日着いても見ない、と決めて、もう一つ。

  僕が寄稿する林業雑誌は僕が原稿を書く前に原稿料を振り込んでくる、という凄い特徴を持っています(ヤミ金の押し貸しに似た手法で僕が執筆せざるを得ない状況を作ってるのだ、とは考えてもおりませんが債務の発生のさせ方が似ているようないないような)。
平常の進行では毎月遅くとも25日に入稿、翌日にはゲラが来てただちに確認、となるのですが。

しかも今月はお盆期間を考慮して17日に送稿済み、なのに。 

  ゲラが来ていないのです( ̄▽ ̄;)

僕さえ黙っていれば、今日は乗りきれるはずです。
明日できることは今日やるな、という条項を当事務所の服務規程に採用することにします。
今月被告に加えた会社のコンテナ車と時折すれ違うのも見ないことにします。
和解書を月曜日にファクスで送ると言ってきたけど届いていない金融業者さんには出張から帰ったあと優しく確認すればいいだけのことです。 

  とにかく今日は休日です。相生で乗り換えた岡山行きも、無事に着席できました。

岡山周辺への出張が決まりました

そういえばこれが8月最初、というより唯一の出張になってしまいました。
8月30~9月1日、岡山への出張をおこないます。

例によって青春18きっぷを使うため、関西地方(東海道・山陽本線沿線)を通過するタイミングに合わせていただければ京阪神でも出張相談の余力を持っています。
そうではありますが。

今月は1日も完全休日を取っていないのです。
今年上半期にその原因を作った無責任な人物(今となっては事件屋としか言いようがないそいつに責任感など期待するほうがムリなんですが)が、今となってみればカネ目当てで紛争を発生拡大させて去ったあとの尻拭い。そんな裁判事務の打ち合わせに日当請求辞退の特約を着けて普通列車で行かねばならない点にいささかの理不尽さを感じますが、もちろん紹介者が事件屋まがいの人物だったなどという経緯は依頼人には関係ありません。僕はなけなしの資金(と、責任感あるいは意地・見栄・我執などなど)を投入して仕事を続けるだけなのです。

そうしたわけで、どうせなら楽しい旅に出たいところです。往復1日、どちらかの移動日をまるごとお休みにしてしまおうか考えています。

そうではありますが。

8月29日に資料を送ってくれる、それを踏まえて準備書面は次週までに作ってほしいという裁判事務の依頼人がこの件とは別にいらっしゃるのです…どうしよう(苦笑)


当事務所、というより代表者たる僕はときどきふらつく、三島由紀夫ふうに言えば『よろめく』のです(性的な=三島由紀夫の小説で使われる意味ではありません)。
事務所経営上、連携を続けたほうがいいと思って(多少我慢して)往来を続けていた人物が実はこっちの人生ねじ曲げるほどの大ハズレ、補助者さまが早々に要注意フラグを立ててくれていたのに僕が愚かにもそれを軽視して自分で落とし穴に落ちた、そういう展開が今年もありまして。

創業後まだ5人までは行ってませんが、今年は数年ぶりにそういう対人関係を引いちゃった、と認めなければならない状況なわけです。あーあ(嘆息)

というわけで、誰かと密に連携して依頼を得たり業務を拡大する可能性がまた一つ消え、当ブログを長期にチェックしてくださる方から見るとまた当事務所は『これまでどおり』の状態を取り戻すのです。

少々不思議なんですが、僕に対して問題を起こすか僕に問題を発見されるかして去った人物の周辺で、なぜか長期の関与を続けられる依頼者や関係者との出会いがあったりします。14年前に土地家屋調査士によろめいたときも5年前に山旦那によろめいたときもそうでした。まぁ損ばかりではない、というところにちょっとした救いが残っています…そう思いたい。

そうではありますが。

9月に北陸で、山林関係の新しい仕事が一つ入っています。

先週は東北から、これはリモートでの継続相談希望、というお問い合わせがありました。

さて、これは当事務所のありようをこれまで通りに保って関与できるのか…僕は大丈夫だと思っています。

この人達はいずれも、正義や正当性を主張しません。世のため人のため理想のため、などということを言わないのです。実はこれまで僕がよろめいた相手はこういうことを口にしていた連中だった(で、それらが嘘っぱちだった)、と気づきました。
これに対して、当事務所をうまく使って所期の目的を達しその後も僕とのやりとりが続く人は、例外なく全員、自分が直面した課題を解決したいのだ、と言うのです。

ここに、誰がよき依頼人になるかを判断するにあたって信頼できる根拠があるらしい、と思うようになりました。一言で要約すると

正義の味方、お断り(わらうところ)

くだらない正当性を主張して周囲の人の労力や時間や財産を侵奪毀損する人間とは協調するより対峙するほうがいいらしい、ということなんですが、なにやら人聞きの悪い表現には思えます…どうしよう。

いっそ『正義の味方おことわり事務所』という事務所名にして不法行為加害側専門(!)を標榜したら、あるいは依頼が増えたりするんでしょうか。それはそれで困るな…でもそんな事務所(で、一般消費者向けのもの。1時間11万円のタイムチャージ取って反社の弁護、とかそういう事務所でなくて)が世の中に二つ三つあってほしいものだ、と思ってしまいます。冗談として話しましたが、捨てるには惜しい発想ではあります。

当事務所の出張相談は、正義を主張する方人助けを目指す方には1時間26400円日当1日49500円、その他一般の方には2時間11000円日当不要(開始日時は当方指定による)、でおこなっております。取扱分野は労働組合(政治性のない団体については受託実績があります)の集団的労働紛争、個別労働紛争労働側、その他民事関係裁判書類作成(不貞行為加害側・交通事故加害側・投資詐欺加害側、については受託実績があります)、山林の名義変更その他不動産登記などとなっています。ご興味のある方はお問い合わせください。

eBay.comのアカウント停止(restricted.)から復旧まで

お金がない。

当事務所のあらゆる費用支出にあたって常に意識するのは一言でいうとこの一点、なのです。

そんな当事務所に配備しているA4対応シートフィードスキャナがScansnapやImageFORMURAなどであろうはずがなく、

スキャナはコダック(棒読み)

14年以上前からそう決まっています。
ヤフオクに忘れかけられたようなかたちで出品されていた型落ちの未使用品として購入したKodakのi40というスキャナは、純正ドライバはWindowsXPに対応しているのですが(苦笑)Windows10 64bit版でも使えます。

最初に1万5千円ほどで買った本機の調子があまりにもよかった(日本ではPFUやCannonのほうが有名でしかも型落ちとはいえ大メーカー製のビジネスマシンなので相応の紙送り機構を備えており、ごくまれにしか重走事故を発生させない名機だとわかった)ので1代目購入直後からヤフオクで次の出品を探し、数年前にやっぱり誰かが死蔵していた新品が出品されたので今度は5千円で買いました。一代目は補助者さまに差し上げて、現用機は二代目なのです。

そんな本機の消耗部品である分離パッド(給紙ローラーを押さえて紙を一枚ずつスキャナに送るための樹脂製部品)が摩耗してきました。もちろん国内正規ルートでの供給なんか妄想してもいけない状況です。

とはいえ世界は広いのです。中国にある、よくわからないメーカーが未だに部品を販売しています。
※知的財産権上の問題は一応ないと仮定して、続けます。

数年前に同じメーカーで買ったスペアもなくなったことだし、こんなときにはeBay.comと中国郵政にお願いする手だ、と思ったのですが。

eBayで即決落札したはずの遷移先には妙なメッセージが出ています。表題の件。

Your account is currently restricted. Go to Messages to learn how to be reinstated.

アカウントが一時凍結されました、ですと(゚◇゚)ガーン

さりとてメッセージのページには何も連絡が入っておりません。eBayは購入専用で出品歴がないので、出品に支障があってアカウント凍結、というわけでもありません。

あれこれ調べたところ、購入のみの利用者でも本人確認書類の提供がない状況下でアカウントを一時的に停められることがあるとのことでした。

ただ、これを復旧するやりとりはすべて日本語で大丈夫!というのがありがたいところです。とはいえ自動翻訳システムの介在がありそうなので、文章や語彙は意図的に教科書的な日本語を使いました。

まずカスタマーサービスにメッセージを送ります。カスタマーサービスのページの『eBayに連絡』から『アカウント』→『アカウントの制限または停止』の順に遷移して『eBayにメール』のリンクをクリックするとようやく送信フォームにたどり着きます。ここで以下の文章を送信しました。

商品を購入しようとしたところ、 Your account is currently restricted. Go to Messages to learn how to be reinstated. というメッセージが表示されました。対応方法をお知らせください。

日本時間の翌日に返信がありました。英語版と日本語版の回答が併記されており、効力としては英語版のほうが有効である、と注意書きがついています。ここでは日本語のほうの回答を転載します。

シンタローさん、こんにちは。

eBay にお問い合わせいただきありがとうございます。私の名前は 【担当者名】 です。アカウント制限に関するご懸念について喜んでお手伝いさせていただきます。

ウェブサイトでは何も購入できないため、ご心配いただいていることは理解しています。確認プロセスにより、あなたのアカウントは制限されています。 eBay コミュニティの安全を確保するため、身元を確認するための追加の認証が得られるまでアカウントを制限する場合があります。アカウントが確認されたら、必ずアカウントを復元いたしますので、ご安心ください。

この問題を解決するには、お客様の身元を確認するための書類を提出する必要があります。

アカウントを評価するには、お客様側から以下の書類が必要になります。

~ 身分証明書のいずれか 1 つ:

1. 運転免許証(表裏コピー)

2. パスポート

注 - 書類には、登録時に eBay で言及した住所が記載されている必要があります。住所の確認が目的のため、住所が記載されていない書類は審査対象外となります。

ドキュメントを提供するには、以下のリンクにアップロードするか、登録した電子メール アドレスから添付ファイルとして送信します。

https://ocsnext.ebay.com/ocs/【アップロード先URL】

必要な書類を受領次第、お客様のアカウントを確認し、必要な措置を講じます。

書類を受け取り、この問題を解決することを楽しみにしています。

敬具、

 【担当者名】.

eBayカスタマーサービス

上記にある回答の翻訳は、参考までに記載されています。翻訳に完全性を求めることはできないため、弊社では、翻訳結果の正確さについて保証致しかねます。翻訳に誤り、あいまいさ、または英語の回答との相違がある場合、英語の回答が、効力を持つ情報伝達手段とします。

これへの対応を僕が遅延させたのが問題だったかもしれません。上記の返信があったあと、指定されたURLに運転免許証(当然、日本語の記載)の裏表の画像をアップするまでに一週間ほどかけてしまったのです。

アップロードしたのはjpeg形式、カラー、解像度300dpiのファイル2点です。

これをアップしたあと、eBay側から反応がないまま2週間ほど過ぎまして。

こちらから再度アプローチを試みることにしました。通常のメールソフトで、eBay側から上記のメールを送ってきたアドレスへの返信として以下の本文を日本語で記載・送信しています。

こんにちは。私は今年7月に、eBayのアカウントの利用が停止されたことへの対応方法を質問しました。
カスタマーサービスからは、運転免許証の画像をアップロードするように連絡がありました。この連絡は、2023年7月17日に受信しています。
私は、その電子メールに記載されていたURLに運転免許証の画像をアップロードしています。
私が運転免許証の画像をアップロードしたあと、eBayのカスタマーサービスからは連絡がありません。
私がeBayで商品を購入できるようにするために、追加の手続きがあればお知らせください。

主語を略さず、指示語は使わず、文章を短めに切るよう心がけた結果…なにやらつたない日本語になった気はします。
でも。そういうことができないで結果的に意味不明な日本語から成る訴状案を持ってきて添削希望と言ってくる…という人は添削希望者の過半数を優に超えるのです(苦笑)

返答は即日、やってきました。例によって日英併記だが英語のほうが有効、となっています。日本語のほうを転載します。

シンタローさん、こんにちは。

 eBay のアカウントについてご返信いただきありがとうございます。私の名前は【前回とは別の担当者名】です。あなたの質問に対処するために詳細な情報を共有しました。

 慎太郎さん、ご心配はよくわかりますが、このような状況で遅れとご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。ご心配なく。私があなたの件を関連部門に直接報告しました。早急に対応することを保証します。調査が完了しましたら、メールを送信してお知らせします。

疑問が解消されることを願っています。さらに問題が発生した場合は、メールでご連絡ください。いつでもお手伝いいたします。

 敬具、

 【担当者名】.

eBayカスタマーサービス

この返信から3日後に、最後のメッセージが届きました。なぜかこれだけが英語です。日本語訳は添付されていませんでした。
件名は『Your eBay account is un-restricted』、本文は以下のとおりでした。

Hello 【僕のアカウント名】

We're happy to inform you that eBay's compliance department has reviewed the information you provided and removed the restriction on your account. You may now buy and sell items on the site.

If you had any subscriptions on your account, you will need to re-subscribe to those services.

Thank you for your patience, and we look forward to continuing a successful relationship with you on eBay.

Thanks,
eBay

Please don't reply to this message. It was sent from an address that doesn't accept incoming email.

この日にアカウントは復旧しており、品物の購入も可能になっていました。


さっそく注文したi40対応の分離パッドAssy10個入り送料無料3500円は10月5日頃到着予定、と先週時点で表示されていたのですが。

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実は昨日到着しています。約1週間で。浙江省もずいぶん近くなったもんだと思うのですが…

この到着、ウェブサイトのほうには厳密には反映されていないようです。

それと。

いまヤフオクに1台だけ、ジャンクだが未使用品のi40が出ています。現在2500円、即決5000円、入札者なし。
ACアダプタがないって書いてあるけどウチには当然あるしその他の部品もデバイスドライバも完備だからこれ、僕にとってはジャンクじゃなくて堂々たる新品未使用の業務用中級機でしかも手頃なお値段、っていう状況なんですよね…

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買おうかな。
先月ジャンクで買ったRicohのA3ジェルジェットプリンタの整備が無事に終わったら(笑)

今月分の裁判書類作成が終わりました/出張日程の調整を始めます

今週読み込まなければならない法律。

消防法。

水曜日出勤の補助者さまは今週、お休みを取られるとのこと。
毎週違う法律書をスキャンさせながらこの論理構成で幸せになれるのなれないのとつぶやく本職に付き合いきれなくなったから、ではないと信じています。

先々週は下請紛争に発注者を巻き込んでの戦線拡大。
先週は人助けを気取る事件屋が発生させた紛争の後始末。
今週は破産した士業による横領の責任追及。

どれもこれもまぁ、という感じですが、とにかくそんな訴訟の書面を作っておりました。丘の上のショッピングセンターのポストは18時20分が最終の収集時刻で、これに間に合うようにレターパックプラスを投函できればいいのです。作った準備書面は9ページになりましたが、なんとか無事にクリアして。

とりあえず表題の通り、今月作らねばならない裁判書類は作り終わりました。
いまなら多少無理筋な主張をひっさげてやってくる裁判書類の添削の依頼も笑って受けられそうです。

※現時点でそうした案件はなく、特定の依頼を指したものでもありません

1日休みを取るほどの余裕はないのですが、仕事を終えた夜に本を一冊読む程度のことならできるようになりました。
久しぶりに、善人しか出てこない物語がいいかな、ということで。

単身独居50代、容貌も職業生活もちょっと冴えない、そんなどこかで聞いた話しのような主人公が

まず序章で死ぬ。

そういうところから始まるこのファンタジー、女性である主人公は死亡後に、旅するカフェを始めます。

独身で中年で凡庸な人物と、旅する小規模事業、というのは親和性が高いのか?
そういえば男性としては車寅次郎もこの属性を完備しています。そして出張の先々で都合よくマドンナが出てくるところがありえない。あれこそまさにファンタジーであって、そんな結構な展開など期待すらできないままいつもどおりに事務所に戻るといつもどおりの補助者さまがいつもどおりに苦いコーヒーを入れてくれてめでたしめでたし、というのが安心安全現実的な展開なのです。

冗談はさておいて。不思議カフェ NEKOMIMIが旅するカフェの話しだとは思っていなかったのです。帯についている推薦の言葉を見るとみんな女性の書店員。そういえば百貨の魔法や桜風堂ものがたりもレビューを投稿しているのは女性ばかりであるような。いろいろ読んでの印象として、村山早紀の本は男性向けかどうかはさておいて、出張に持って行ってはいけないと認識しています。なんだかよくわからないのですが、読むと涙が出るから。

ただ、人の善性や一生懸命さやそれらが作るかもしれない奇跡を信じてみたいときにはこの人の本もいいかな、と思っているところです。特に裁判書類の作成に時間や体力精神力を投じ過ぎたタイミングでは(苦笑)

この人の文章、いささか盛り上げ過ぎな気もしますが嫌いではありません。

出張には別の本を持って行く準備をするとして、表題後半の件。

今月は29日に面談が1件あって、これを終えればしばらくのあいだ予定がありません。このタイミングで旅に出るのはよさそうです。

そうしたわけで今月最終週から9月第3週にかけて、東京~大阪間で出張相談の余力を持つことになります。郡山~岡山間、かもしれません。日程行き先は非開示になるかもしれませんが、ご興味のある方はお問い合わせください。

夏が終わるまでに何ができるんだろうと思う(摘心後の朝顔を見ながら、ですが)

受付を停めていますが、もちろん日常は進んでいきます。ベランダの朝顔が今夏3つめの花をつけてくれました。

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※種まきが例年7月初旬(←遅い!)なので成長も開花も遅く、10月まで朝顔の花が見られます(苦笑)

昨年まではこの朝顔、ネットに絡ませてひたすら高く伸ばしておりました。それこそ天井(上階のベランダの直下)に届くように。

今年は趣向を変えてコンパクトにまとめてみよう、と思ったのです。というより、10月下旬になって朝顔が咲いているのが他から見られるのも何やら恥ずかしい気がします(例年秋にそう考えますが、例年春になるとその恥ずかしさを忘れるので種まきが遅れるのです)

調べたところ『摘心』という技法があるのだとか。先端の芽を切ってしまって上方向への成長を抑制するのです。

人間って勝手だよな、と支柱から上に伸びた部分を切ろうとしたところで、ふと思ってしまったのです。

…これ、移植したら成長するのか?

切除する先端、というより移植部分に一応の光合成能力を持たせようか、と適当に考えました。芽の先端から10cmほど、葉っぱを一枚つけてつるを切り、隣のプランターに植えてみたのです。

12日後。

大きな葉っぱは枯れましたが、つる本体は成長を始めました。

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観察の楽しみが増えたところで、表題の件。

…これが成長して開花するころには夏が終わって、というより過ぎているような気がする(苦笑)

いろんなことに寄り道したり振り回されたりして気がつけば人生も事務所経営も半分終了、という話しに似ているような似ていないような気がします。

今週は執筆のため新しいご依頼の受付を停めています。作っているのは準備書面2件と雑誌への寄稿1件。さきほど寄稿の仕事が終わりました。
準備書面は19日に発送する1件が進捗率90%、依頼人への引き渡し日が20日に繰り上がったもう1件が30%程度で、これは20日には終わります。

※昨日の打ち合わせで『20日というのは20日の日付が変わるまでをいう』と依頼人に確認したので20日には終わります(笑)

先月までに発生した大規模な報酬未払いは、たぶん今年いっぱい影響が続きます。こういうのは人間にも地味にストレスを与えるらしく、今月は散発的な頭痛が続いています。こういうのがずーっと続くとメンタルヘルス上のケアが必要になるんだろうな、とも思います。

爪に火をともすような予算ではありますが、ちょっと出張に…旅に出ようか考えたいところです。それまでには移植後の朝顔も、数日放っておいたくらいでは枯れないくらいに育っているかもしれません。

ともかく受付停止は今週で、いったん終わります。

 

ご依頼の受付を停止します(お盆だから、ではありません)

ようやく幸せになれそうな気がしてきたのです。

といっても経済的な面の、ではないのはお約束です。

いま進めている準備書面作成のご依頼。相手が出してきた書証が何言ってんのか全然わからない、証拠説明書に記載の立証趣旨読んだってなおさらわからない、そういう事案がありまして。

※前回記事で本人訴訟の支援をしながら…いえ、そうであるからこそ本人訴訟に否定的な印象を持ってしまうことについて言及しました。現時点では、当事務所で進めている民事通常訴訟には全件、相手側に職業代理人がついております。この一人がわけのわからない書証Aと書証Bを出してきた、という状況です。

先週一週間ほどこの書証2つと相手側準備書面を眺めたりすかしたりして過ごしていたのですが、やっぱりよくわかりませんでした。

一応の可能性は想定していたのです。

  • 相手方職業代理人の能力には物凄い問題があり、物凄い勢いでオウンゴールを決めたのではないか。
  • そのゴールがあまりにも鮮やかだったので、
  • (オウンゴールの)能力が低く(オウンゴールに関する)経験があまり多くない僕にはそのプレイがいかにハイレベルであるかを理解できなかったのではないか、

という可能性を保持してはいたのです。ただ、この可能性に有頂天になったりすると(←裁判書類作成相談の依頼人で時折みかける。今年も複数見た)そうした想定が実は間違っていた、というときに酷く恥ずかしいことになります。

この可能性を妥当と推定することは、できるだけ避けたいわけです。僕自身のために。

…で、一昨日。この日は例によって補助者さまの出勤日で、彼女が持ってきてくださったおやつはわらび餅で、おやつの時間の話題は『わらび餅って昭和時代にはあったっけ?』といったテーマに拡散したりするのです。

その話題が書証ABの解読に結びつけば大したものなのですがそういうことは数年に一回くらいしか発生しません。

いったん書証ABの性質から思い切り離れたあとで、僕はさらに検討に戻るのです。

補助者さまは例によってこっちでやってるのとは全然無関係な作業=森林簿に載ってる小班ごとの面積データの重複を削除して小班ごとの面積合計と一筆地の面積とを比較する、という作業に邁進しているところです。

なぜそんなことやってるの、と問われるならば「そこに森林簿があるからだ」としか言いようがありませんが、強いていえば複数筆の林地所有者について、相続発生時の相続税額の算定につながる山林の評価額の推定が円滑にできるようになります。

税理士さんの事務所にあるような相続税案件支援ソフトがなくても、ってこと(笑)

で、僕の作業のほうでは。

意味不明、ということで問題になっている書証ABのありようを矛盾無く説明でき、説明内容としては相手方でオウンゴールがあったことの解説につながる、その限りで僕はちょっと幸せになれそうだ、そうした目処が立ちました。

で、冒頭の件。

「僕は これで幸せになれるのかな」

そうつぶやきながら席をたち、ふらふらと便所にいく代書人。
補助者さまはもう完全に慣れて、視線さえ動かしません(苦笑)

本件、とりあえず書かねばならないことはちゃんと決まりました。
ですが、当初は2~3ページでいいかと思っていた作成枚数が今回も10ページ内外になりそうなのです。

…ちなみにこれ、報酬後払い型の案件(゚◇゚)ガーン

同時に報酬体系として書面作成のつど収受するタイプの別件もありまして。双方とも8月下旬提出の準備書面作成です。
こちらは上記の作業が今週土曜日に終わったら翌週水曜日までに準備書面を作ればいいはずだ、と思っておりました。

ただ、こちらの都合と先方の状況で今回は報酬支払時期を早めていただきたい(これ以上当事務所は貸倒損失に耐えられない)、とお願いしたところへ。

作業自体も早めてほしい、来週日曜日納品希望、の連絡を打ち返されまして(゚◇゚)ガーン
で、実は来週月曜日の入稿を約束していた林業雑誌への寄稿も当然のようにあり、実はこれをちょっと忘れかけておりまして(゚◇゚)ガーン

そうしたわけで、今月2度目の受付停止といたします。期間は8月19日までです。

どうせお盆休み期間だし明後日まで台風来るみたいだし東海道新幹線も計画運休になるんだから、というどうだっていい理由があることですし、この期間は電話の受付と緊急作業料金を要するご依頼の受付も停止します。
電話による問い合わせは数日に1件しかこない、というのが実は電話受付を停める一番大きな理由ですが、なんであれ電話の着信音を完全に切っていいのは僕には非常に嬉しいわけです。

今週はとにかく執筆に専念します。そうしたら幸せになれる気が、するのです。

(それでも)裁判書類の添削のご依頼をお受けしています

当事務所にあってよその同業者事務所さんにない、いくつかの業務。

訴訟費用額確定処分の申立書作成もその一つですが(今年も2件ありました)、もう一つは裁判書類の添削です。

業法第3条1項5号=裁判所に提出する書類の作成に関する相談(であるから地裁家裁に出す書類についても相談対象となる、が法律相談に該当しないように凄い注意を要する)で可能なこの業務、具体的には依頼人が自分で作った訴状ほか各種裁判書類に僕が手を入れてなんとか提出可能にする、というものです。基本的な法的主張と事実関係は依頼人が作成した文案に載っており、僕はこれを尊重すればいいため実は法律相談に踏み込みにくい、という面があったりします。

この業務を同業他事務所さんで扱わないのは事務所経営上、まことに賢明な判断です。
儲からず、面倒で、しかも危険だから。

●儲からないのは当然です。
この業務の依頼人はそもそも自分で書類を作ることによって費用の節約を目指しているのです。つまり費用面では他士業ではなく依頼人と競合しており、投じた時間なりに利益があがる報酬設定にすれば直ちに依頼がなくなります。

面倒で危険、というのが当事務所でだけ発生する特殊事情なのかどうかは不明です。
残念ながら当事務所に持ち込まれる通常訴訟と労働審判(こちらの意図を妨害してくる相手がいて、それを排除できなければ負けるタイプの手続き)では経験上、8割以上の依頼人作成文案は『原案では、裁判所に受理されることさえ不可能』な水準です。題名は訴状になっているけれど、請求の趣旨に余計な記載があってその記載と訴訟物の価額が対応していなくって、請求の原因を読んでも何が起きてどうなったか不明、そういう文案を携えて皆さんやってくるわけです。

●これらを指摘しつつ直すのは、僕が訴状を作るより面倒なのです。
もちろんそれ自体は受けいれ可能なのです。僕にとっては=当事務所では。

ではあっても危険は残るではないか、というのは補助者さまからのご指摘です。
この業務、依頼人との関係が悪くなる可能性が特に高い点に特徴があります。

言い換えます。

  • 依頼人は『これで訴状が出来たぞ!』という認識でいます。
  • 僕はそれをみて『これは提出してはいけないものだ』という内心でいます。

…不吉な予言をした予言者や凶報を伝えた伝令がそれを聞いた人から殺される故事をいくつか思い出してしまうのですよ(苦笑)

本宮ひろ志の漫画『赤龍王』は秦帝国の崩壊・項羽と劉邦の角逐を描いています。
その後半で、始皇帝の死を隠蔽して秦帝国を事実上乗っ取った宦官趙高の行動を…各地で起きた秦への反乱と反乱軍の侵攻を首都咸陽に告げにきた伝令を、片っ端から殺害していた描写を思い起こしてしまうのです。

今にして思えば、昭和時代の漫画では切られた首が宙を舞い血しぶきが飛び散るようなページが載っていてもよかったらしいのです。

報告を正確にする組織人は短命に終わることがあるらしい、
と床屋の待合室で教えられた子供時代でしたが
それはさておいて。

つまり、依頼人にとって信じたくないことを伝えるのが裁判所ではなく僕になりまして。
その結果依頼人の恨みが僕に向くのです(゚◇゚)ガーン

●ここで依頼人が作った裁判書類の添削は、危険な業務になります。
あくまで一般論ですが、文章が意味不明だったり法的主張に根拠を欠いていたり、そんな手直しの必要が大きい文案を持ってくる方ほど自分の紛争に関する思い入れが強いようです。正当性の主張や自己顕示欲や他罰性向が気になるな、と思える案件も日常的に見かけます。

有償の業務として文案を検討しそういう問題箇所の是正を求める=依頼人からカネ取った上に不愉快にさせる、そんな立場に立つ僕は、業界団体に対する苦情や紛議調停懲戒請求などの不祥事につながる可能性に常にさらされる、ともいえます。

以上のとおり、この業務が法的に可能でも。
世の同業者さん&上位互換な他士業さんたちが対応しないことはもう凄く適切、としかいいようがありません。

だからだと思うのですが、このご依頼は大部分が他県からくるのです。

…その県の業界団体、わりと本人訴訟に注力してるって言ってますし連合会でそういうこと言ってる役付の人もいますし業界誌にもそんな人が出てきますが…

違うんですか?
などと依頼人に聞くこともあるのですが(一昨日もありましたが)。

どうも実情は違う、当該業界団体の常設相談や個別の事務所の相談はそうではない、らしいのです。

主たる業務は登記だ、訴訟じゃない、と相談希望者に言ってのけた常設相談機関も他県にはあるようです(゚◇゚)ガーン

で、表題の件。

そういう事実関係があることを確認してしまうと…
当事務所が創業20年経ってなお全然儲からない(その代わりに、補助者さまからは一定の評価を得ているらしい)重要な理由となっている発言に至るのです。

じゃぁ依頼を受けるよ、と(゚◇゚)ガーン


こうした説明を直接されることは大なり小なり依頼人にはショックなわけで(上記のように認識されてタライ回しされた結果、数十キロから数百キロ遠くにある愛知県名古屋市所在の当事務所まで流れ着きました、ということになるので)、信頼関係が構築できたところを見計らってそっと打ち明けるより、先にブログでこういう話しをしておいたほうがいいように思っているところなのです。

僕はここ数年、本人訴訟を否定的に評価する弁護士さんたちの主張にも見るべきところがある、と考えるようになりました。
負けて当然な訴訟や反訴を起こして見当違いな主張を読めない書類に書いてきて期日では不規則なことをいい続けて和解も拒否して裁判官の訴訟指揮がちょっと間違ったらいちいち謝罪を求めたり忌避の申立を出したりしてでも実質的な訴訟活動は無いも同然のまま敗訴まで粘るようなことをされてもとにかく迷惑だし、業務として相手側に着いたってだけでこっちを懲戒請求してくるのはどうにかならんのか…いろんな媒体に出てくる寄稿論考不満戯言を総合するとそんな主張なんですが。

今となってはそうした弁護士さんたちの言い分はそれぞれごもっともだ、個別具体的には僕も同情する、としか言いようがないのです。

集団として見た弁護士さんのうち、当事務所で担当する案件に限れば相手側代理人の過半数が準備書面提出の締め切りを守らない=約束なんて破るためにある、と彼らが本当は考えているし彼らも相当なレベルで依頼を選んでる、つまり少額案件を中心に大規模かつ継続的なタライ回し運動に参加してることは、ここでは脇においておきます。おいておきます。彼らが民事訴訟において、本人訴訟とは全く別種の迷惑を及ぼしている、なんて考えてもいけない、ということにします本稿でだけは(遠い目)

ともかく弁護士側の本人訴訟否定論にも五分の理はあります。ここでの五分は100分の5、ですが。

このように考えると。
単に権利として、あるいは費用面で妥当な選択として、本人訴訟を漫然と推奨するような同業者の主張(なぜか関東関西所在の事務所のウェブサイトで増えてる気がする)にも与することはできない、と考えています。

そうではあっても、または、そうだから、かもしれませんが。

当事務所には今後も裁判書類添削・編集のサービスを置いておこう、と思っているところです。

周りに迷惑をかけない範囲で自分で訴訟をやってみる、それくらいの多様性は世の中にあってしかるべきだ、と思うから。

依頼人が言うところの正義や人助けには共感できないけれど、そういう主張が整序され適切な審理を経た結果ほんの少しでも認められることがあるならば、それを通じて僕も世の中も考え方が変わるかもしれない、という程度には僕も思考の柔軟さを維持していたいから。

基本的にはこのサービス、労働紛争労働側では標準1時間3千~6千円、その他の案件では1時間6千~1万2千円の作業時間単価を定めてタイムチャージ制でご依頼をお受けしています。重篤な問題を起こしている方向けには2万4千円、という上限を定めていますがまだこの単価の適用実績はありません。

ここ数年で『慰謝料の請求をするもの』は単価高めにしています。
これははっきり言うと、依頼人の考え方に同意できない案件が多いからです。その事実関係で慰謝料100万円は無理無理無理!それどころか10万だって無理!!とは地裁案件では言えないので(事務所で運用する判例検索サービスから原告敗訴の裁判例をそっとお出しすることはしています。参考として)、これについては若干ながら依頼制限的に振る舞っているところです。

ではありますが。

先日来た慰謝料請求訴訟の添削案件、文案は添削案件としては平均的なレベルです。
つまり添削作業の終了時期が見切れないほどの指摘箇所があります。

他県の方ではありましたが、やりとりを電話とメールに限定するより一度事務所に来てもらったほうがいいな、と思えたのです。

とりあえず初回の相談は2時間5千円とするので来所されたい、と依頼人に要請したあとで気づいたのです。

Skypeでなら、2時間の相談で6千円×2時間分を
もらってよかったじゃん、と(゚◇゚)ガーン

裁判書類の添削、本当は好きでやってるんじゃないか、というのは邪推です。たぶん。

 

新件は訴状の添削が二つ

8月1日時点の受託業務概況

○民事関係裁判書類作成

  • 係属中:地裁通常訴訟5件 その他1件
  • 作成開始:訴状1件

○各種登記

  • 不動産登記:1件

○裁判外代理

  • 債務整理に関するもの:1件

○社会保険労務士業務

  • 顧問先(賃金計算):1件

○ファイナンシャルプランニング業務

  • 相続対策に関するもの:1件

○その他継続的受注先
(概ね2ヶ月に1回以上の受託があり1年以上継続するもの)

  • 官庁外郭団体発行誌への寄稿:1件
  • 地方自治体との単価契約:1件

○その他の業務で今週受託したか、受託を準備しているもの

  • 裁判書類作成の相談:2件

以上


10年前より…儲からない業務に偏ってる(゚◇゚)ガーン

とにもかくにも8月1日で創業20周年を迎えてしまったのです。

本日出勤の補助者さまには上記の案件のいずれかに関して『ぶった切る』とのコメントを頂戴しました。
併せてワイン1本とハードクーヘンをいただいたところです。僕は満足です。

さて、人生も職業生活も残り半分、と考えねばなりませんがまず10年前を振り返ってみます。
10年前はまだ労働紛争労働側の裁判書類作成があったのですが、現時点で係属中の案件はすべて経営者が依頼人で労働紛争とは無関係な案件、となっています。労働紛争は労働側経営側とも『依頼が来れば受けるけど、依頼そのものがあまり来ない』業務になってしまいました。
変わったなぁ、と自分でも思いますが、これは関連するキーワードについて検索エンジンの順位が落ちたから、ということでシンプルに説明できます。

逆にこの分野も含めて、キレイなランディングページをでっち上げてWeb・SNSへの広告費を月n万ぶっ込んだら売上は月3n~4n万、といった可能性も残っているとは思うのです。そうではありますが…この分野で依頼を集めても永続性がない、と気づいてしまいました。

この20年の経験に即して言い換えます。

  1. 僕のところで労働紛争を解決できた労働者の皆さんは、そのあと住宅取得や会社設立の登記の依頼を別の事務所にするのです。他県の人はもう全員(゚◇゚)ガーン
  2. で、そんな他県の皆さんは次の紛争に巻き込まれたタイミングで当事務所を思い出し、また悪戦苦闘案件を携えて当事務所に現れるのです(゚◇゚)ガーン

これが…リピーターのあるべき姿だ。嬉しいなー(棒読み)

残念ながらそうしたリピーターさん達の中には報酬支払い遅延等の問題を起こして取引終了になる方も複数出ており、今年はリピーターへの過度の期待も危険、という教訓を得たところであります。
人は変わってしまうものだし、そうだから紛争も起こるのだ、と司法書士登録前の中央新人研修(当時は神戸市でやってました)で聞いた気がします。

10年前からやってみたいといいつつ意外なかたちで実現できたのは大学での専攻分野への回帰=山林に関する寄稿・自治体との直接契約の締結です。おそらくここに小さなブルーオーシャンがあるだろう、とみており、来月は他県の森林組合に関わる仕事が始まります。

気にしてはいたがしばらく触らないでいよう、今後もたぶん訴訟で批判的に触るだけだ、と決めたのは家族信託です。
当事務所で不採用にした家族信託の受託者候補者は8割以上が『オレのものはオレの物 お前のものはオレの物♪』というマインドセットの持ち主だったので…家族信託が理想的に機能するほど世の一般人は受託者として真っ当でない、と残念ながら考えてしまうのです。
あとは期待通りにといいますか、遺留分規定の回避などのぶっ飛んだ内容の信託条項を組成して本当に吹っ飛んだ、といった裁判例をここ4~5年で同業者さんがいくつも作ってくれているので、それを嬉しげに論評する弁護士さんたちを通して見ていたい…こいつらどっちもどっちだ、と思うけど(苦笑)

たぶんですが、これは商事信託としてのサービスが十分に充実していくなかで、商事信託側に吸収されていくんではないか、とファイナンシャルプランナーとして思っています。
でなければAIが作る字面だけ筋の通った信託契約書が氾濫してそれをジャイアンみたいな受託者が財産横取りのツールに使って数年後に僕の仕事=裁判書類作成の依頼が増えるんじゃないかな、とも。

そして。
残念ながらWebや動画配信やSNSで法律関連情報に触れられる可能性がこれだけ増えても、当事者にはあまりいい影響がないらしいな、と思わせる分野が表題の件。

これは…いい意味でも悪い意味でも『今後も減らない仕事』になると考えています。

理由はよくわからないのですが、当事務所にはずっと一定の量、一定のレベルで作られた訴状作成に関する相談・添削のご依頼が来るのです。

人が自分自身で裁判書類を作ることについて、ネットを介して十分な技量を身につけられるシステムがあるならばこの分野でも依頼は減るはずです。すでに魅力的な競合サービスがあるなら、これも同じく依頼は減るはず、です。でも、そうではないのです。

最近では紛争発生後に弁護士への依頼費用を立て替えてくれて、さらに回収不能リスクを負担すると標榜するサービスすら登場しています。

一見すっごくいいサービスに見えるのですが当然、要審査です。つまり民間の会社であるサービス提供側に利益が上がるように絶対なるわけで、これが社会をよくするかと言ったら多分なりません。

むしろ『提訴側の手取りが減る、一種のオプション取引』として定着あるいは類似サービスの勃興を見る気がするのです。

言ってしまえばこのサービス提供側は『勝ちやすいと見切った賭場でだけ勝負すればいい』わけだから。
このサービスは保険業に該当しない、とサービス提供者自身が言っています。大数の法則に従って損得を通算し結果として利益を確保するのではなく、むしろ信用の供与=個別案件ごとに可能性を見切って利益を出すサービスだ、と思えるのです。

そうではありますが、成果を予測しやすくて多数の発注が継続的に見込める分野に絞って自治体とリンクできれば=大規模自治体がシングルマザーの依頼を片っ端から取りまとめて養育費請求に活用するようなことがあれば文字通り社会を変える成果が挙がるだろうと思うのです。

…生活保護支給案件が目に見える規模で減るかもってことだよ、
と言ってしまうわけですが。

もちろん弁護士ではない当事務所にはそんな都合の良い案件に関わる機会は永遠にこず、むしろそうした業者が審査でハネたか今後もハネるであろう非定型案件が来るだけなので大した影響はないだろう、と見ています。

むしろ上記のサービスは、一般人の期待に対して一部の(審査を希望された案件数の半分は余裕で超えるであろう)人の成果を実現する一方、審査でハネた残りの人を絶望させる=世の中の分断を強める方向で機能する気がしています。まぁこれは、今時のいろんなサービスで同じような競争と脱落が繰り広げられている気がしますが。

そうであるなら当事務所は今後も、そうした素敵なファイナンシャルサービスの審査でハネられる人の側にいるのがよく、また技量も上がるだろう、であるから今後とも、多少手ごわい内容の訴状添削でも粛々と受託すればよいのだ、と僕は補助者さまに言うのです。が。

『普通の勤務先なら何年か働いていれば一通りの作業ができるようになるはずである』

そう彼女はいうのです。

『なのにこの事務所ではそうならない、なぜか』

そう彼女は問うのです。

確かに10年前には残業代計算をやっていたはずの補助者さまは、変動金利1.16%30年もの借入金額●億円のアパートローンの返済額計算をしており、そんな彼女の不平をなだめるかごまかすかしている僕は、労基法ではなく下請法関連の判例検索に励んでいたりするのです。

僕が向こう10年で見つけられるブルーオーシャンが、仮にあっても。
たぶん次のブルーオーシャンを探して、僕の模索は続くのです。補助者さまの困惑も(゚◇゚)ガーン


まだこのブログを読んでくださる過去の、特に労働紛争労働側・裁判書類作成のお客さまのうち、訴訟でせっかく勝たせた家族から金を奪ったり僕への報酬を踏み倒したりそういう依頼人を僕に紹介したりなさっていない皆さま。当事務所は上記のような事故に遭遇しつつもなんとか20年、潰れずに保ちました。

この間あれこれと事故も誘惑もありましたが、僕が堕落も廃業もせず(そして定型業務が好きな中規模事務所に転業することもなく)今日を迎えることができたのは皆さま方のおかげです。あらためてお礼申し上げます。

残念ながら、僕とあなたを引き合わせてくれたインターネットというシステムが今後も人の世をよくすると単純に信じることはもう無理ですし自分専用の正義にしたがって紛議調停懲戒請求を試みる関係者も時々いますし人道を踏み外したらしいリピーターも出現するようになりましたし生成型AIが業務の大部分を吹っ飛ばす可能性もちらちら見えてきていますが……

まぁそれはそういうものと認識しつつも、僕はこの事務所でもう少し粘ってみようと思うのです。

僕を(直近15年間でご依頼の方には、僕と補助者さまを)覚えている皆さまを、失望させることがないように。

世の中が変わってしまうことに応じてこの事務所のあり方も若干変わっていますが、皆さま方が上記のような事故を発生させないでいらっしゃる場合は、おそらく前回依頼時以上のクオリティで裁判書類作成が可能です。
ですので何か困ったら適当に思いだしてください。この事務所の大事なところは、できるだけ変えずにいるつもりです。

黙っていても儲かる住宅購入会社設立等の登記を他事務所に依頼されたあと凄く手間のかかったり少額の裁判事務の依頼だけくださるようなことをなさっても、適当に嘆き悲しんだりはしますが依頼拒否はしません…すでにそういう依頼事例が数件以上あります。あるんです(笑)

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