眼鏡という沼への一歩(まず処方箋、2690円)
この歳になると体のあちこちにガタがきまして。
などと、後期高齢者の読者さんご一同から叱り飛ばされそうなことを言ってみたりします。
ここ半年で特に深刻になってきたのが視力の低下です。折しも今夏は運転免許の更新が控えています。調子が悪ければ裸眼で検査をパスできない現実に接して、十何年かぶりに目医者さんに行ってきました。
表題の件。まず順当なルートといいましょうか…多少お金はかかるが眼科で処方箋を得て眼鏡を作ってもらおう、と考えたのです。
乱視が入ってる、プリズム入れるかどうか考える、ということで同日再診となった(お昼の受付終了40分前に入ったら午前の部終了時点で検査が完了しなかった)のを除けば処方箋は自己負担2690円で手にすることはでき、延べ1時間以上かけてあれこれ検査してもらった結果特に重篤な異常はないようだ…というところまではよかったのです。が。
検査を担当してくださった方(視能訓練士らしい)が、検査終了後の僕に耳打ちするのです。
眼鏡を作ってもらうお店は決まっていますか、と。
あーひょっとしてこれ、本職がみだりに口にしてはイケナイ種類の紹介勧誘かなー、などと邪推する代書人(笑)
※僕が保有する資格では、依頼人でない人から依頼を紹介されて紹介者にお礼を払ったりすることは業法で禁じられています。
で、最近では税理士さんから『相続税申告のお客を紹介してください!謝礼支払い条件は下記の通り!』みたいなダイレクトメールを毎月もらっては即刻ゴミ箱に送っているところ。税理士法にも会則遵守義務はある…ってことは税理士さん達の会則に業務斡旋への謝礼支払禁止規定はないんか(苦笑)
で、眼科医の待合室で眼科医ではない人からの、公式なような非公式なような説明は続きます。
処方箋と一緒に渡される割引券持っていける眼鏡屋さんですと、眼鏡作成後半年以内なら、調子が合わなければタダでレンズの取り替えができますから、と。
そもそもそういうもんなのか?
と眼鏡屋さんのウェブサイトをいくつか開いた時点で、さらに表題の件。
これは沼だ、ここに広がっているのは沼だ、と感じたのです。
立ち入るのにいささかの知識と関心を要し、時間とお金を突っ込みだしたらキリがなく、少なからざる人々が嬉々としてクビまでどっぷり浸かってる世界…沼が広がってる、と。
とはいえ眼鏡屋さんですから、安いところは当然あります。
抵当権抹消登記1980円格安絶賛受付中全国対応(本人確認意思確認をどうやってるのかはヒミツ)みたいなところが、眼鏡の業界にも当然あることはわかるのです。
上を見ればこれまたキリがなく、抵当権抹消登記どころか相続登記並みの=事務所いえ店舗によって数十倍の価格差は当然ある、と。
相続登記で数十万円ときには百万円単位の報酬あずかって依頼放置して懲戒処分、とかいううらやま…いえ、言語同断な懲戒事例を思い起こさせます。もちろん邪推です。
依頼人として選択を誤ると、生活の質を数年にわたっていくぶん下げる可能性がある…ということにも気づかされます。
この点は相続登記より簡裁事案の裁判書類作成に近いな(苦笑)
さてどうしよう。処方箋をもって考えました。
あえて地雷を踏んでみたい気もするのです。
処方箋に書かれた数値を送って量販店のオンラインショップでとにかく安いのを買うとか。
その逆も魅力的です。
僕がこれまでどおりに行う探索方法=ウェブサイトに辛口の文字情報が多いところに、相場より若干多めのオカネを携えて忍び込むパターン。すでに候補は複数あります。うち一箇所が吉祥寺なんですがまぁそれはそういうもの。名古屋とは中央本線でつながってます(笑)
そもそも眼鏡の保有本数を一つにするか複数にするか、も考えねばなりませんでした。
あの遠近両用眼鏡、というのは労働環境の面で正しくないだろう、と僕には思えるのです。
なんで自分が見たい対象物をみるのに目の真っ正面で見られないんだ、近いとこ見るのに視野の下しか使えないからのけぞって見ろよってどういうつもりだ、と。
ということであれば運転免許用、いえ自動車運転用のものを単焦点レンズで先に一つ作り、その後調子がよければ事務作業用のものを一つ作るのがよいようだ、というところまでは納得できたので。
まずは量販店に属するほうを覗いてこよう、と決めました。
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