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危地を脱し、前より強くなったが、無傷ではいられなかった件(デスクトップPC更新作業の顛末)

ログによれば3月24日、13時24分に予期しないシャットダウンがあってから僕のデスクトップパソコンは故障していたようです。

今日ようやく復旧と更新が終わりました。その過程で新たな知見を得ましたので、情報をウェブに出しておくことにします。

○機材の構成

ATXのマザーボードを用いた自作のPCでWindows10 Proを運用していました。

Windowsは7からのアップグレードで、7の頃はHDDにインストールしていました。
これをSSDに移行し、さらに2台目のSSDに移行させた経緯があります。現在はSANDISKのSSDを使い始めて、たしか4年目。

このため、パーティションはずっとMBR形式となっていました。

本記事執筆にあたり再確認したところ、マザーボードは2011年3月に導入していたようです(しかも中古で)

その後、電源は2回筐体も2回グラフィックボードは1回の交換、メモリは1回の交換兼増設を経て、CPUは12年間CORE i7 860のまま現在に至りました。マザーボードもASUSの中古を導入したものが12年間健在だったわけです。

本件に関わる限りでの構成は

  • M/B: ASUS P7P-55D-E
  • CPU: INTEL CORE i7 860
  • MEM: KINGSTON KHX1600C (8GB)
  • SSD: SANDISK SDSSDH3 240GB
  • PWR: SCYTHE 剛力短2 PLUG-IN(550W)

こうしたシステムで訴状や準備書面を作り、時には反訳書と同時提出する録音を音声ファイルとして編集したりCDを焼いたりしておりました。
特にオーバークロックやらマイニングやら自宅サーバの公開などしていたわけではなく、PCを酷使していたわけではないのです。

無理を強いたり壊そうとしたりしていたのは相手に回した会社であって自分のPCではない(わらうところ)

※そんなわけで、以下は数年ごとに=世間並みな耐用年数で全機材を取っ替えていれば避けられたはずの騒動が発生した記録です(重ねて、わらうところ)

○問題事象の発生とPC更新の決定

先月のこと。山旦那の団体からやってきた案件で山旦那のために作業をせねばならなくなり、30時間ほどただ働きしてその成果をメール送信し、Windowsをスリープに入れて1時間後、スリープからの復帰に失敗しました。これが3月24日のことです。きっと山旦那のせいです。

スリープからの復帰失敗自体はこれまでにも時折あったのですが、本体のリセットボタンを押して再起動したところ、BIOS画面が出たあとWindowsの立ち上げに失敗するようになりました。

具体的には、起動時のASUSのロゴが消えたあと、黒い画面にカーソルが点滅したまま停止します。エラーメッセージ等は出ません。

この時点で、SSDに記録していた作業データは救出できたことから問題はMBRその他『Windowsの起動に関する部分』にあると推測しました。

いずれにせよ、この自作PCの筐体を開けて諸作業が発生する今回のタイミングでシステムを一新することも決め、先週までの出張中にマザーボード・CPU・メモリ・SSDを発注しました。ケースと電源は従来品を流用し、予算総額3万円台で調達すること、ということでCPUはCORE i3の第10世代、メモリは16GB、記憶装置はNVMe M.2 SSD500GBとしています。衝動買いに近いかたちになったわりにはメルカリで安く買い集めることができ、SSDだけはヨドバシドットコムで買っても総額3万2千円弱で一式が揃いました。

まずこのPCを組み上げてから、以下の作業に入ります。システム構成が大幅に変わったことになるので、修理成功しても運が悪ければWindowsのライセンスを引き継げなくなるはずですが、まぁそれは運だ、と考えました。対処1の部分の作業は交換前のマザーボード・CPUでも試して失敗しています。

○対処1(奏功しなかったもの)

Windowsのインストールメディアからコマンドプロンプトを用いてbootrec関連のコマンドを連打する対策は一通り試み、失敗しました。

具体的には僕の機材の場合、bootrec/fixmbr は正常終了し、bootrec/fixboot でアクセスを拒否されたとエラーが出ます。

この情報も含め、参考になったのはこれまでもときどき拝見していた『ぼくんちのTV別館』のウェブサイトです。僕の環境では残念ながら説明どおりに対処できなかったのですが、ヒントになる記述がありました。

別にもっと簡単な対策として『EaseUS Partition Master Pro』の購入と、同ソフトの機能を用いたMBRの復旧も試しましたが効果無し、となっています。ソフト上では正常終了した旨のメッセージが出るのですがWindowsの起動に失敗する状態は変わりませんでした。

そもそもこの機材にWindowsを入れ直すことはできるか、という確認のため、別のHDDにWindows7とWindows10をクリーンインストールしたところ、双方とも普通に立ち上がりました。つまりマザボやメモリには異常がないと確認できました。

…で、手詰まりになったわけです。

○対処2(やや前進したもの)

上記リンクの『ぼくんちのTV別館』サイト内では、破損したファイルをインストールディスクからコピーして復旧した事例がWindows7ではあるようだ、との記載がありました。

これに似たことはできないか、と考え、以下のことを試みました。

問題を起こしたSSDのパーティションは、MBR形式のWindowsシステムの立ち上げが可能なものとして一般的な

1番目---2番目

約100MB-230GB

という構成になっています。

前項で、試しにHDDまるごとフォーマットしたあとでWindowsをクリーンインストールした別のHDDでも、1番目の領域には約100MBが確保されています。ここにWindowsの起動に要する情報が入っている、はず。

そう考えて、この約100MBの領域を健常なHDDから問題のSSDにクローニングします。
EaseUS Partition Masterでパーティションのクローンを用いたため、作業自体は簡単です。

で、事態は前進しました。

この実施後はWindowsが立ち上がろうとし、『回復』とタイトルのついた青い画面でエラーメッセージを吐くようになったのです(゚◇゚)ガーン

あれこれ調べてはみたものの、ここから先への改善は実現できませんでした。

○対処3(結果的に正解だったもの)

この時点での現状を整理します。
OSやデータやソフトを入れたSSDからはWindows10が立ち上がらなくなりました。ウェブに出ているコマンドラインを使う諸施策も有効ではありません。
Windowsをクリーンインストールすることは当然できますが、全てのデータが失われます。ソフトの再インストールも必要です。

特にダウンロード版の一太郎2019が再インストールできなくなる(ダウンロードできる期限が過ぎている!)ためクリーンインストールは避けたいのです。
市街地に投資用マンションを何棟も持って月間数百万のキャッシュフローがふつうにあるような山旦那にはふつうの選択肢である新品のメーカー製PCの購入は零細個人事業主たる当事務所ではもちろん論外、という状況です。

ただ、これまでの作業で僕もヒントを見いだした気がしたのです。
前項では『別にクリーンインストールしたHDDに形成された1番目の領域=システム予約済みの領域を、問題があるSSDにコピーしてみた』結果、SSDのほうではWindowsの立ち上げに失敗しました。

ならば。『問題があるSSDの2番目の領域=OSやデータが入っている領域を、クリーンインストールを終えてWindows立ち上げ可能になったHDDの2番目の領域に上書きする』とどうなるでしょう?

容量としては120GBほどあったのですが、パーティションのコピーそのものはEaseUS Partition Masterでやっぱり簡単に終了したのです。

で、これが普通に立ち上がってきたのです。
Windowsが、元通りのデータが従前どおりのフォルダに残っておりソフトがインストールされた状態で!故障前の状態で!

マザーボードが変わっているためデバイスマネージャーを見ると、機能していないデバイスが5個ほどありました。しかしさしたる問題ではありません。僕はこの時点で、『Windowsがふつうに立ち上がり、ソフトやデータは問題発生前と全く同じ、ただし記憶媒体はHDDである』システムを持った、ということになります。

まずこの健常HDD全体を、ただちにクローニングしてバックアップをとったことは言うまでもありません。
当然ながらディスク丸ごとのクローン作成は、EaseUS Partition Masterでかんたんに可能です。

※別にこのソフトを推奨しているわけではありません。こいつのMBR復旧機能が機能しなかったからここまで苦労してるんだから(怒)

しかもこのソフト、クローンで作ったパーティションへのボリューム名の付け方が安直なんです。

Photo_20230406010301

そりゃCドライブのクローンにそのままの名前つけることには文句言わんけどさ…
それを本家のCドライブに続けて合計3つ並べられたら随分とわかりにくいもんだよ(笑)

○システム移行と設定変更

この、嬉しいようなわかりにくいような状態にたどり着いたのが昨晩、日付の変わる寸前でした。

今日、さらに設定を追い込んでいきます。

まず、HDDから今回あたらしく買った(今回のPC更改計画で、唯一『新品をちゃんとしたお店から買った』)Western DigitalのSSDにクローニングします。例によってEaseUS~(以下、商品名略)で簡単です。

さらに、新品SSDのパーティションの形式をMBRからGPT形式に変更しました。これもEaseUS~で簡単にできたのですが。

変更後、Windowsの起動に失敗しました(゚◇゚)ガーン

○再確認

マザーボードのBIOS画面に入り、起動するデバイスの設定を確認しました。

前項でGPT形式に移行を終えたあとのSSDは『起動可能なデバイス』の選択肢が2つ以上あることになっています。

一つのSSDに、起動可能なシステムを一個だけ入れただけなのに、選択肢が二つあります。
そのうちの一つを選択したら起動に失敗した(汗)というこうことで。

全くおなじデバイス名が書いてある2番目の選択肢を選びなおし、設定を保存してBIOS画面を終了してPCを再起動したら。

○作業完了と、その直前の失敗

なぜそうなったのか全然わからんのですが、とにかくWindowsの立ち上げに成功しました。

結果として、『問題発生した旧SSD→中間作業に使ったHDD→新たに調達した新SSD』への環境移行を終えました。
Windowsのライセンス認証もwindowsの画面だけで完結し(電話認証を求められることはありませんでした)、デバイスドライバはマザーボードに関するものをいくつかメーカーのウェブサイトからダウンロードしてきただけでPCの中身を一新してしまうことができたのです。電源ボタンを押してからWindowsのログイン画面が出るまで10秒。速い。

うきうきるんるん、とばかりに完成した環境をクローニングすべく、今度は外付のUSB接続HDDをつなぎました。

ところが。エクスプローラーにそのHDDが表示されません。HDDのアクセスランプは光っているのに。

そうこうしているうちに、ほのかに香ばしいにおいがただよってきました。

香ばしいにおいが!外付HDDのあるあたりから!

慌てて電源をカットし(コンセントごとにスイッチがある電源タップを使っておりました)、HDDに鼻を近づけると確かにここから匂ってきます。恐る恐る分解すると。

何か焼けた気配がします。基盤の金属部が茶色い…、いや、黒い。

あらためて確認したところ、DC12VのACアダプタを接続すべき外付HDDにDC24Vのアダプタ(シュレッダー用!)を接続した結果、当然のように大電圧がかかって当然のようにHDDのモータ周辺を焼いた、でもって当然のように

中のデータは取り出し不能になった(゚◇゚)ガーン

ということでした。このHDDにはバックアップデータしか入れていなかったし、すでに不良セクタもあったのでいま全損してもそう悔しくはないのですが…

最後にこの外付HDDユニットを分解し、USBケーブルから内蔵HDDのSATA端子に接続するための基盤(これは変圧等の機能がないので大電圧をかけても無事だった)を取り出して再利用に備え、10日にわたるPC復旧・更新作業を終えたことであります。

Dsc_0430

ただ、気になっているのはPCのBIOS画面に表示される、起動可能なデバイスの選択肢がいつのまにか、2つから3つになったこと、ではあるのです。一つのドライブに一つしかWindowsはインストールしてないのに。

Dsc_0428

表示されている3つのうち1つは正解、とわかったので問題ないものとします(苦笑)

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