頼れるのはやっぱり名門大洋フェリー(久しぶりに九州へ出張します)
先日から、5月第2週の愛媛県南予出張の日程調整を始めておりました。おカネはありません。
予算が、つまり交通費が少ない・支給されないまたは請求しない、というのは実情でも自虐でもあるほか、お話しを面白くする要素ですのでまぁそういうものとしてお読みください。決して不平不満を口にしているわけではなく、無尽蔵に交通費が支給されるとかえってストレスを感じます(笑)
さて、前回は青春18きっぷで松山まで進出し松山-宇和島を宇和島自動車の回数券(この区間は三割引きになり、1枚あたり1540円。同区間のJR特急自由席正規運賃は3030円ですが、もちろんそんな運賃で乗車したことは一回も、本当に一回もありません)を使い、中継地の松山の宿泊は全国旅行支援を使って約8千円の交通費宿泊費で宇和島まで行くことができました。
で、今回。少し贅沢したのです。
名古屋-松山間を高速バスにしたのですが、席位置に若干問題がある6千円のプランではなく7千円のほうを用いています。わーい贅沢(わらうところ)
松山-宇和島は上記の回数券を使い、結局のところ総額8540円で名古屋から宇和島までは行くのです。
そういう話しをすると、『いつまでもそんなことをやってるんじゃないぞ(いい歳なんだからちゃんと儲けろよ/またはそんな仕事からは撤退しろよ、等々の意思が込められている)』という方がいて。若干ながら僕の心は傷つくのです。
それは…多分ですが、風俗営業法に規制されるある種のサービスを受けるだけ受けたあとで、利用者がサービス提供者に言う言葉に似ています(゚◇゚)ガーン
※そういう業種で働く女性からの労働相談は複数あった(男性からの相談は、まだない)経験上、このように言えます
そうではありますが、さすがに往復を夜行バスにはしたくないのです。
そうすると、松山で1泊するのが妥当になり温泉に入るなどの楽しみもあるわけですが松山-大阪・大阪ー名古屋のJR系昼行高速バス正規運賃の合計は10600円。松山では5千円出せば泊まれる宿はあるものの、宇和島ー名古屋間の宿泊費交通費総額は1万7千円強、にはなるのです。
実は同区間を新幹線&在来線特急で移動してもほぼ同額になり、バスで移動することによる経費削減効果はない、と考えることもできます。宇和島を夕方出て深夜に名古屋に着くのが詰まらん、なら松山で1泊して呑みにでたい、というだけです(笑)
とにかく、復路で夜行バスを使わず南予で昼過ぎ~夕方まで仕事して名古屋に帰る場合の交通費は約1.7万円。これが一応のルールです。
※高松-神戸間のジャンボフェリー夜行便があることを黙っていた場合はこのように言えます
で、表題の件。かつて信徒を自称しておられた方から連絡が入りました。当事務所には弟子を自称する人や信徒を自称する人がいるのです。
こうした方々にも交通費宿泊費日当を減額するか請求しない扱いがあるのです。
今回、問い合わせに応じて出張相談をする場合は旧料金体系=今春値上げ前の料金体系で対応することにしています。
これは当事務所で値上げ前に裁判事務のご依頼があり、依頼業務と報酬の支払いを完了された方にはこのようにしています。弟子や信徒になる必要はありません。
で、目的地が九州北部になりそうだ、というのが問題です。
いえ、問題でした。昨晩までは。
軽い気持ちで調べてみた名門大洋フェリーが、自社で大阪府の全国旅行支援を提供する割引プランを持っていたのです。一瞬で採用を決めました。
北九州新門司-大阪南港を夜行で結ぶこの航路は、当事務所がかつて労働紛争労働側の依頼を多く受けていたころによく使っていたのです。もう15年ぐらい前の話です。
その後、過払いバブルが順当に崩壊し行く先を失った士業の一部が残業代請求など儲かる労働紛争を扱うようになるなかで当事務所のコンテンツは労働者から見つけにくくなり、あるいは見つけても完全成功報酬制を標榜する弁護士さんの事務所がよさそうに思えるようになり(苦笑)、同分野のご依頼が減る一方で他の業務が増えて、事務所はなんとか潰れずに現在に至ります。
一時は僕、このフェリーの会員カードを持っておりました。昨年・一昨年の新造船就航のニュースも嬉しく見ていたところなのです。
今回採用したプランでもらえる大阪府の全国旅行支援クーポンは、梅田か難波で補助者さまが好きなチョコレートを買うのに使ってしまえる点もひどく気に入りました。つまり直接の経費削減効果があるため、僕は新門司-大阪南港を二等寝台相当の客室で実質2640円で動くことができる、と。この船には風呂も電源付きワークスペースもあるため、夜行バスや桟敷席のフェリーと違って生活環境にはまったく問題ありません。
室内での席位置も指定可能だったので、入り口から離れており構造上、向かい側に他の席がない窓側を探して採りました。この状況下では完璧だ、と思えます。
そうなると、南予は便利な場所に変わります。
八幡浜から別府・臼杵にフェリーが出ています。これを使って九州内は高速バスにすれば、宇和島から小倉までは約7千円。
宇和島-九州北部-大阪の宿泊費抜きの交通費が実質合計1万円になった、といえます。
もう少し考えねばならないことがあります。
八幡浜-別府のフェリーは、これは桟敷席で雑魚寝になるだけですが夜行便が就航しています。
この航路、別府着午前3時台だが5時過ぎまで船内休憩可能、というのが重要です。
これを使ってしまえば宿泊費を補っていることになるため、船中2泊約40時間の行程にはなるが宇和島-九州北部-名古屋の片道交通費宿泊費総額は約1万4千円となり、新幹線と特急で帰るよりは安い接続が成り立つ、のです。
当然ながら、九州北部の任意の場所で出張相談を2時間おこない、旧料金体系にしたがって相談料金5500円のみを収受し、このほかに交通費宿泊費日当を請求しなくても…
宇和島からまっすぐ帰るより安いから大丈夫、経営上の支障はないので交通費不要、と言える状況にはなったのです(わらうところ たぶん)
とりあえず、5月11~12日の九州内での相談余力も一応あります。場所によっては交通費が増加します。
対応可能分野としては労働紛争労働側、その他民事家事関係裁判書類作成、あとは山林林業関係の各種法的手続、といったところです。ご興味のある方は、できれば送信フォームからお問い合わせください。
従前のご依頼歴がある方は、明示していただくと話しが早くなるかもしれません。
« 5月の出張日程の調整を始めました | トップページ | キーボードを洗って過ごす週末 »
「旅行書士 業務日報」カテゴリの記事
- 毛布もお茶も復活した夜行高速バスで行く福島横浜東京出張2泊4日(2025.01.23)
- 部屋飲みできる程度の贅沢:東日本編(福島出張2泊3日 2日目)(2024.12.11)
- 部屋飲みできる程度の贅沢:西日本編(大阪京都出張1泊2日 1日目)(2024.12.15)
- 依頼人との約束を(お金の力で)守り切った日(福島出張2泊3日 1日目)(2024.12.10)
- 西川口のよさに初めて気づいた日(新潟東京出張6泊7日 6日目)(2024.11.25)
コメント