今日も今日とて仕事です。労働組合の方が来られる労働相談と寄稿の仕事が終わって、さぁ明日から講義の教材を作るぞ登記の仕事は無いぞ、そんな感じ。先週の出張を振り返ってみます。
・編集者さんと酒席で
出張2日目の月曜日、いま連載を進めている出版団体の編集者さんと会食しました。その席で。
直近の入稿は僕が他の士業の方を取材して構成した記事をお渡しする、というものだったのです。当然このときの話題になり、さらに『士業のみならず何かの専門家に取材するとき、取材したい側が希望する発言をどう貰うか』という話しになりました。
具体的な発言は書かないことにしますが、その編集者さんが先輩から口伝されたテクニックは取材される士業その他の専門家が
- 何らか不親切な奴であることをいったん肯定し、
- 丁寧に丁寧に誘導を試み、
- 希望する発言が出たら脱兎のごとく手じまう、
そういうものでした(苦笑)
そのようなものではありますが今回入った餃子のお店はなかなかのものでした。半蔵門~麹町の一帯に候補店が1つ、未入店要調査のお店が6箇所増えたところです。
・共有林の代表さんたちと公共施設で
出張3日目の火曜日。ここで初めて会うお客さまに対して遅刻した、というところまでは書きました。相談は小田原駅にほど近い公共施設で始まります。
『密談には向きませんねぇ』
窓の外を見ながらそんなことをつぶやいてみます。おだわら市民交流センターの会議室は1時間数百円で借りられる(!)小ぎれいな施設なんですが…1階の大きな窓の外は駅につながる通りです。放課後の中学生高校生晩ご飯のお買い物に出た主婦サラリーマン郵便配達etcetc…の人々が文字通り行き交っているのです。
何かの予防接種に変な成分を入れて国民をコントロールしよう、といった謀議にはもう全然向かなさそうな、料金も内装も明朗な…そんな施設です(あ、そんな謀議はどこであってもやってはいけないのでしょうが)
遅刻して始まったとはいえ予定2時間の相談が1時間も過ぎるころには、お客さまには親しみを感じてもらえるか全然そうでないかに大体2分されるもの。今回はありがたいことに前者であったようで、表題の件についてこんな発言がありました。その方によれば、およそ士業の方って
度しがたい面があるでしょう?
直球の表現をぶつけられましたがここで怒る気には全然なれません。『わらうところ』としたい。実際にそうしましたが。
なにしろ裁判事務の仕事やってれば度しがたい士業はいくらでも見ることができます(苦笑)
よくよく考えると前日の酒席でも、オブラートによくくるんで同じ意味の発言をお聞きした気がしているところです。
相談時間に余裕があると、目の前にいる代書人には他の士業の不満をぶつけても大丈夫なのであろう、と思って貰える程度には信頼関係が成り立つようなのです。どうやら士業の皆さんあっちこっちで不満のタネをばらまいてるらしく、初見の相談は半分から3分の1くらいの割合でこうした発言が聞かれます。やれやれ。
…しかしまぁ、度しがたいという日本語を会話で使われたのは初めてかもしれません。当ブログでは時折用いる表現ですが。
・債権者代表者さんと貸し会議室で
出張4日目の水曜日。出張前の予定では僕、箱根湯本の宿をお昼前にチェックアウトして箱根登山鉄道に乗り、小田原から名古屋に帰るはずだったのです。
が、窓の外は槇原敬之のヒットソングが似合いそうな夕方、になってきました。
ビルの間に夕日が落ちていく、横浜駅みなみ西口にほどちかい貸し会議室です。
3日目午前中の打ち合わせ時に指示していた作業をやってない、とお客さまが告げたのは打ち合わせ開始直後、12時過ぎのこと。
ただ今回、お客さまは運がよかったのです。たぶん。
僕が出張3日目の午後に遅刻する、という不祥事を発生させた関係で…その翌日も僕はあまり、他の人がやらかした失敗を糾弾できない気分でいたのです。なので。
ああ作業してないんですね別にいいっすよじゃぁここでやってください、帰りは新横浜15時45分発こだま号の指定席取ってあるけど、当日中なら自由席で帰れますから今回使ってるJR東海ツアーズの旅行商品では、などとにこやかに口走った記憶があります。
で、お客さまの方から言うことには
こういうことは普通やっちゃいけないんですけどね
よくわかってるよねよく考えたらそうだよ、本当は許しちゃいけないんだよね(←お客さまによる作業遅延を)、と逆に感激する代書人(失笑)。次からちゃんと怒るようにしまーす♪と付け加えて作業に戻りました。
ただ、このお客さまには全3泊のうち当初1泊ぶんだけ請求していた宿泊費をもう1泊分ご負担いただく、僕の移動に伴う日当は請求しない、という和解契約を成立させたところではあります。
拒否できる状況ではなかったはずですがね(人の悪い笑い)
作業は結局16時に終わり(というより、打ち切り、)解散して駅に戻ります。
西口五番街、というアーチに妙に心惹かれるものがありました。作業が12時からはじまった関係で、お昼を食べていなかったのです。どうせ帰りのこだま号は30分ごとに走っています。時間を気にする必要はありません。
ハッピーアワーの設定があるお店、と思って探したら候補多すぎでした。こういうときはわざと細い道に入り込む手です。
全国旅行支援のクーポンが使えてほろ酔いセット500円のおでん屋さんにたどり着き、あまりないのですが3日連続での飲酒としてこの出張は終了となりました。
来月以降、打ち合わせ場所は横浜もいいな、と思っている自分がいます。登記の仕事じゃなくていいから。
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