思わず笑ってしまった要請文書に関する件
そろそろオンライン申請ってやつをできるようになったほうが、いいのかしら。
そんなことを考えながら夕暮れの道を歩いています。あの高い木の向こうには、法務局があるはずです。
抵当権抹消登記1件だけ持ってわざわざ法務局行くなよ、という話なんですが標題の件。先頃供覧された業界団体からの通知に、目を引くものがありました。
抵当権抹消登記に関して法務省が全国銀行協会に送ったというその文書、内容を要約すると法務局がついに怒った、とでもいいましょうか。
住宅ローン完済後の抵当権抹消登記を持ってくる本人申請の人たちの振る舞いが目に余るからなんとかしろ、と銀行側に言いたいらしいのです。添付書類の日付を空白のまま出すなとか、それならまだましなほうなのかもしれません。
銀行から送られてきた書類一式を素人がなにも考えずに法務局窓口に持ってくるような状況作ってどうするんだ、銀行のほうでも適切に周知しろ、などといったことが書いてあります。
…これもネットやスマホの普及が世の中をよくしなかった事例ではあるんでしょうか。
全国津々浦々の法務局窓口でよっぽど腹に据えかねるやりとりが続かなければこういう文書は発出されないだろうな、と思わされました。
ただ、きっとこれよりずっとひどいことが数年後に=相続登記義務化で起きるよなもう絶対にだ(苦笑)
そんなふうにも思ってしまうのです。
さて、先月から続いていた業務量増加には、なんとか今日までで一区切りつけることができました。今月新たに作る裁判書類はたぶんあと2件でいいはずです。不動産登記はあと1件あるぞ凄いだろ、ほんとうに1件だからな、と誰かに言ってみたい。その程度。
あとは寄稿の仕事が2件あり、なぜ不動産登記より多いのかよくわからないのですがとにかくそうなりました。あるきっかけでフリーライターさんのように振る舞ってみたくなったことがあり、自分が持ち込んだ連載企画がある、というのが原因の一つではあります。
これらを一通りこなすと今月も損益分岐点を越え、あとはこれから仕事が入ってくればいいな…そんな一ヶ月の始まりです。
今月の出張は12月19~21日、東京への2泊3日が決まっています。何も用事が入らない状態でとにかく(全国旅行支援が使えるうちに)宿だけとってあり、用事がほんとうに入らなければ国会図書館で書見やって帰ってくる、そうした出張です。出張相談は当然可能ですので、ご興味のある方は当事務所ウェブサイトに備え付けの送信フォームでお問い合わせください。
電話で、と言わないのは僕が電話が嫌いだからです。特に週明けの午前中に携帯電話からかかってくる電話はだいたい勧誘か無料でなにか聞きたい人で受信件数の8割ぐらいはこれではないか、と思っています。
ですのでそうした電話は『たまにしか出ない』ことにしています。今週は久しぶりにそんな電話を取ってみたら
なんと、登記のご相談でした。それだけで一ヶ月幸せに暮らせそうな気がする一方、まさか来年一年分の幸運を使い果たしたのではないか、とも思っているところです。
« 今年は不動産登記の受託件数より裁判事務の件数が上回るのではないか、という懸念 | トップページ | 冬の節電プログラム参加の反動 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 裸眼での免許更新を終えました(2024.09.04)
- T-fal 電気圧力鍋の温度スイッチ修理(の、ちょっとした失敗に関する件。夏休みの工作 その2)(2024.08.21)
- 棚を新設したから触ると倒れるよ、という業務連絡(夏休みの工作 その1)(2024.08.14)
- 所有者不明土地調査における電話帳の利用(明日のお酒が美味しいと今日きまったわけ)(2024.08.08)
- 飲み物がいっぱいの周年(2024.08.03)
« 今年は不動産登記の受託件数より裁判事務の件数が上回るのではないか、という懸念 | トップページ | 冬の節電プログラム参加の反動 »
コメント