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今年は不動産登記の受託件数より裁判事務の件数が上回るのではないか、という懸念

正確には不動産登記の受託件数が少なくなりすぎて裁判事務の件数を下回るのではないかという懸念、が正しいように思えます。

月末まで新しいご依頼の受付を止める期間に入っていたのですが、例外はありまして。

今日のお客さまは和菓子をお土産にお持ちくださいました。

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そして報酬実費を現金で支払い、領収書を机上に置きっぱなしにして帰られました(苦笑)

2ヶ月ぶりに不動産登記のご依頼を受けたのです。領収書は完了後の書類に同封して返送すればいいことにしましょうか。

で、表題の件。気になって事件簿を数えてみたのです…今年の不動産登記事件の受託件数がかなり恥ずかしいことになっています。

これとは対照的に地裁通常訴訟(被告事件含む)は東京名古屋大阪高松の各高裁管内のいろんな裁判所で計7件同時に進んでいます。
これ全部勝ったら2年は寝て暮らせる…などという妄想をしたいのですが、もちろん世の中そこまで甘くありません。

ではありますが。請求額10万円台から1000万円超えまで好き嫌いせずに裁判事務を受託するコンパクトな代書人事務所を作って地裁通常訴訟のご依頼を月1件受けられたら、事務所経営としては成り立ってしまう気配がしています。僕のところはまだそのレベルまでは行っていないというだけで。

ウェブを見ていると大都市に少しずつ増えている気がする裁判事務の受託に積極的に見える事務所さんはそういう境地を目指しているのか…でなければ単に不動産登記のご依頼を集めることに失敗したのか、興味があるところです。

受付を停めておいたおかげで仕事は進んでいます。今週作らなければならない裁判書類はあと1件、ただし現地調査が必要なようなそうでないような簡裁案件が残っています。ある建物の屋上の形に、重大な関心があるのです。

で、当事務所にはそんな用途にぴったり適合する機材があるのです。
今年は福島県に持って行って杉の木の高さや太さ(胸高直径といいます)などを測ってましたが。

当事務所ではLeicaのレーザ距離計と測角機能を持たせた架台を組み合わせて運用するシステムを装備しています。道路上の適当な一点に機材を据えて建物の屋上のかたちを誤差1cm単位で測ってくる程度ならこれで十分、なのです。

で、建物はお客さまのものだから。
その現場は実は凄い地雷原でそこにはなぜか反社会的な個性をふんだんにお持ちの方が満を持して待ち受けていて作業開始と同時に警察呼ばれて提訴と同時に監督官庁に行政処分の請求がなされて、なんてヘビーでブラックな展開もこの現場ではきっと想定しなくていいし。

行き先は隣の区だし、車も修理が済んだし、と現場に出られる言い訳を並べつつ、ちょっと行って(データを)取ってこようかな…などと言ってみるのですが、補助者さまはいうのです。

そういうのをタダでやるのか、と。

だってだって報酬上限税込5万5千円と宣言して答弁書作成業務一式を受託しちゃったんだからしょうがないじゃんよう、と本職が補助者にするとは到底思えないような言い訳をして、付け加えました。

その建物にいつか登記の必要ができたらそのご依頼、僕の事務所に来るかもしれないじゃん、と(笑)

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