今月いっぱい受付を停止します(岩手の旅6泊7日 最終日)
新しい朝が来た。
訴訟の、朝だ(あ、違う)
喜びに胸を開き大空仰いだりしているような、いないような朝です。船は伊勢湾に入ります。
仙台から名古屋への太平洋フェリーは午前1時過ぎの石廊崎沖で数分だけ、あとは午前8時頃の伊良湖水道通過時以降、船上から一般の携帯電話が通じるようになります。昨晩までに新たな書類の検討を終えて要確認事項を34項目ほど抽出し、そのうえで伊良湖岬沖からお客さまに連絡を放ちました。さしあたっては受けて立つ準備を整えたのです。
午後から始まった打ち合わせは3時間以上続きます。なにしろ確認項目数が多いのでやむを得ませんが(苦笑)今回も歯ごたえのあるご依頼になるはずです。
この打ち合わせ中に、別の訴訟で送付を依頼した書類とパソコンが着きました。パソコンが、というより正確には処理を要するデータが、パソコンごと着きました、と。
そうしたわけで、今月は新しいご依頼の受託余力がなくなりました。裁判書類作成のご依頼は今月いっぱい受付を停止します。すでにご依頼を受けている案件については作業の進行に影響ありません。
今回お受けするご依頼でも先日してきた訴訟記録閲覧でも思ってしまったのです。
職業代理人の質がここ10年で一層落ちたのではないか、平均的に落ちたわけでないにしろ、平均より下と思われる人たちの書面に酷いものを見ることが増えた、と思えてなりません。
もっと簡単に言うと、依頼人を負けさせる活動を平然とやって平然と負ける(怒)
なぜそうなるのか不思議なのですがとにかくそう感じます。自分が作った書類なんか読んでないと思われる頻度で誤字が出現する、というのはこの低レベルな代理人たちに共通する特徴です。訴状出した後に訴状訂正の申立が出るか裁判所から重要点の釈明を求められる、というのも共通している感じがします。下手だ、と思えますが、なぜそうなるのかはわかりません。
ひょっとしたらその事務所だけまだ過払いバブルで忙しい、といった特殊事情があるならうらやましいな、と思うのです。
もちろん絶対そうではないはずです。ならば手抜きか、と思えます。
下手が手抜きしたらもうどうしようもないじゃないか、と思うのですが先日見た訴訟記録は更に凄かったのです。第一審で負けるだけ負けて控訴し、どうみてもそのタイミングでは勝てない慰謝料請求をなーんの立証もせずポンと追加したのです。800万円分!
まさかそれで
増額分の着手金お取りになったのですか((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ご同業の皆さま方。
物損で精神的慰謝料なんか取れるはずない、ということを常識としてご存じの皆さま方。
高裁で職業代理人がこれ本当にやって一瞬で負けるのを、僕は訴訟記録で見てしまったのです。
この酷い話しは僕の司法書士業務と全く関係ないのでいずれ記事にしたいと思っています。もともと研究と公開を許されて入手した情報ですし、情報提供者には恩を仇で返しても…いや、少しだけ批判的に検討したうえで後に続く人への教訓を残すことができればそれでかまわんだろう(この代理人に頼んじまった時点で、提訴の前から戦略的に負けてたんだよ! とは書きたい)と思っています。いずれにせよ受付停止期間が明けてからの話しです。
ただ、次の出張は10月31日から。実際には裁判書類作成依頼の受付が停まる期間はもうちょっとだけ長いのです。
結論。
僕の事務所も書類の品質以外のところで、あんまりよろしくないのです(苦笑)
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