乗り放題パスで無料案件を迎え撃つ東京福島出張+岩手の旅6泊7日
40年前からおなじことをやってる気がします。東海道本線、由比です。
このあたり、由比-興津間で海が見えるのがうれしい、といったところから僕の乗り鉄人生が始まってしまい、その後は鉄道に乗る理由がどんどん複雑にあるいは大規模になって…気がつけば仕事で旅に出られる事務所ができてしまいました。
さて、今日から出張です。コンプライアンスに留意して付け加えると、後半は全国旅行支援を使いますが私的な旅です。
東京都内で2件、福島県内で1件の出張相談+打ち合わせを行い、岩手県内では訴訟記録の閲覧をしてくるのが今回の出張+旅の目的です。
この4つの用件のうち2件が無料案件です(゜◇゜)ガーン
まず今日は1件、バックドア経由で当事務所にたどり着いた山林関係の出張相談を終えました。
当事務所では、山林所有者の方があるところを経由しある条件を満たすと、日本国内ならどこへ僕を呼んでも初回の出張相談について交通費も相談料も無料というバックドアが開くのです。ちなみにこの、自分で開けたバックドアの件で再来週は金沢まで自腹で行ってくる、ということになっています。
自分がこの分野でどれだけ苦労させられるか実験中、という感じもします。
持続可能性ってやつを試しているのかもしれません(苦笑)
もう1件の無料案件は岩手県内での訴訟記録閲覧。これも山林関係です。
あらためて経緯を説明します。
先月、愛媛県松山市でのことです。その日僕は市内最大の飲食街で弟子と酒を飲んでおりました。
※この者はあるとき自発的に僕の弟子になってしまい、以後4年ほど僕の弟子なのです
以後、あるときはどうしようもない山旦那のための分収林契約書案への意見提示とかまたあるときは自分が読まないが自治体には納品するつもりの森林管理協定書案作成とか、さらにあるときは誰が聞いてんのかわからない参考人質疑の準備とか、そういうろくでもない用事を投げてくるのです。
この弟子が、ある反体制団体に加入しています。
というのは半分冗談ですが僕の見るところ、この団体は体制側とはほど遠い立ち位置にあります。
彼の仕事の締め切りに対する態度を見る限りでは、社会人の常識ともほど遠い気はしています。
※7月締め切りの仕事を最近終わっただかこれからやるだか、と9月の酒席で申しておりました。
訴訟代理人よりひどいぞこいつら(笑)
精一杯よく言うと学者の同人会、そんな団体に思えるのです。その、なんたら会議は。
※日本会議の名誉のために言うと、上記団体は日本会議ではありませんから(苦笑)
で、そのなんたら会議は加入員拡大の魔の手を僕に伸ばしていたのかもしれません。
弟子は、ある損害賠償請求訴訟の判決の写しを見せてくれたのです。山林の盗伐的無断伐採に関するもの。
法律業界とは縁遠い方々に説明します。裁判所では民事訴訟の訴訟記録=判決以外にも訴状答弁書準備書面書証などなど原告被告の提出書類の大部分を誰でも閲覧できるのです。ただし、閲覧申請をするためには訴訟が係属していた裁判所と事件番号、加えて原則的には原告被告の名前を知っている必要があります。もちろんその裁判所=訴訟終結後は、第一審の裁判所に行かねばなりません。
そうした閲覧可能データが揃った、しかも内容が気になる訴訟のデータを弟子が持っていた、ということなのです。
聞けば、そのなんたら会議の構成員がその訴訟を支援しており、同じく構成員だった僕の弟子にその情報が伝わり、弟子は結果としてその判決で僕を釣ることができた、という考え方も成り立ちます。
弟子が言うのです。
この判決の写しを渡すから分析して論考を寄稿してくれないか、と。
ただし原稿料は払わない、と(゜◇゜)ガーン
この言葉を聞いた瞬間、弟子が属するなんたら会議は僕の中で反体制反常識団体に堂々の仲間入りを果たしました。
ただ、どうも常識というのは踏み台にして飛躍するのに使うと、常識を踏みにじった奴は高く飛べるのかもしれません。
弟子はさらにいうのです。
その、なんたら会議の正会員になってくれないか、会費は年3千円払ってくれ、と。
そういう団体とつきあってるとそのうちいろんな大事な何かを巻き上げられて、しまいにゃ物騒な飛び道具を自作して誰かハジいてみようか、って発想になるんだろうと僕は思っています。
さような団体ではありましたが判決の中身は魅力的でした。
失礼ながら山主さん、ずいぶん派手に負けています。
であるだけに、思い入れなく分析して誰も彼もを悪い人か不幸な人にするような論考を書いていいなら重要な分析対象です。寄稿対象となる当該団体の構成員からは嫌われそうですが、それは僕が常識が通じる世界に迅速に戻ってこれることを意味します。
※締め切りは守る、原稿料は払う、そういう世界に(笑)
そうしたことがありまして。
今回は、どの裁判所=滞在場所であるかは当ブログで明示せず、とにかくその盛岡地裁某支部で情報を取ってこよう、で、仕事の役に立つものが見られるならまぁただ働きもしてやろう、というのが旅の後半の目的なのです。
そうではありますが、世の中カネなのです。
いえ、そうであるからこそ、費用が重要なのだといわねばなりません。こんな依頼をホイホイ受けてたら政府系金融機関のコロナ対策融資を借りたい放題借りて返済据え置き期間経過直後に自己破産する馬鹿社長とほぼ同レベルの破綻事務所ができてしまいます。
というわけで、標題の件。
今回は『鉄道開業150年記念 秋の乗り放題パス』を使います。発売額7850円でJR全線の普通列車が3日間乗り放題になるこのきっぷを使い、1日目は名古屋から東海道本線を東上、いったん中央本線沿線で相談をやって御徒町に泊まることになりました。
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