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鍋蓋を掲げて、起て(中通り山林調査 3日目)

先週のこと。この出張の前に、ちゃんと別れ話を切り出しておかねばならない相手がいたのです。豊橋から飯田線に乗り換え、ある町の民家を訪ねました。

「いつまでもこんな、ただれた関係を続けてちゃいけない」相手にはそう諭します。

「カネ目当てのつきあいが長く続くはずないんだから」そうも伝えるのです。

…あ、先月から顧問先になるよう頼まれた法人さんなんですけどね。
賃金計算なんかさっさと自社で扱うようにして保険関係業務はスポットでやってあげるから、予定より早く顧問契約なんか終わろうよそんな爛れた関係は(笑)とまぁそういう話しをして参りました。

とりえずクラウド給与計算ソフトのIDとアカウントをさっさと引き渡し、かんたんにソフトの機能と特徴を説明して、次の話題が今日の仕事と関係してきます。

先頃導入したGPS(と言ったほうが通りがいいのですが正確にはGNSS、ですって)機材、精度があまりうまくない気がしたのです。

一足さきにRTKに対応したGNSSレシーバ、しかも同メーカーの機材を導入しているその法人さんのところで運用風景を見せてもらいにいく、というのも別れ話、いえ顧問契約終了と並ぶ重要な用件でした。

で、そうこうしているうちに。地上からの反射波を無駄に拾っているのも精度を落とす原因なのではないか、となりまして。

こういう場合、Amazonなどで売ってるグランドプレーンを導入するのが正解です。三脚につなげることができその上にアンテナ部分を設置できる金属状の円盤、グランドプレーンとはそういうもの。お値段は千円から数千円、といったところなんですが、当事務所でそれは買ってなかったのです。

そうしたわけで。まず訪問先民家=正確には民家兼法人所在地、の道路端で手持ちしていたアンテナを、当該法人で運用している白い軽トラックの屋根に載っけてみました。

手持ちのときには推定水平精度2m~4mあたりをウロウロしていた数値がみるみるうちに減少し(精度が上がって)1mを割り込んできました。金属製の物体を下に敷いて反射波を防ぐ、というのは本当に意味があるとわかります。

ならばそのグランドプレーンとやらになるべく近いもの。民家にあるもの。

ということで古風なシュウ酸加工アルマイト鍋のフタ、が出てきたのです。そこはやっぱり民家ですから。

鍋蓋の中心にアンテナを設置し片手で横に持ちます。実際の運用のイメージで。

アプリの画面に出る推定水平精度の数値はするすると0.5mを切り、0.3~0.5mで安定しました。周囲に高い建物はないオープンスカイな現場ではありましたが。

帰宅後、名古屋市内にある善意の基準局とステンレス鍋のフタを使ってRTK-GNSS移動局としての精度を試してみたところ、あっさりとFixして推定水平精度0.08mという数値を見たところで。

つまみを外した鍋蓋を、福島に送る荷物に入れたのです。もう何の迷いもなく。

そして今日。いちおうお客さまに説明はしてあったのですが。

今日は道路からちょっと離れた現場がいくつかあり、正確な位置情報を取りたい思惑もあったのですが。

アンテナをつけた鍋蓋を空に掲げながら、お客さまと目線を合わせる勇気はなかった点はブログのネタにしていいだろうと僕は思っているのです。

近くに善意の基準局がないためRTKの移動局としては使っていないのですが、今日の現場(空が見える林内・伐開地)では推定水平精度は0.9m~1.4mを記録しています。現況を撮影した位置がわかればいいのでまぁ十分高精度といえる(登山用のハンディGPSよりよほどよかろう)と思っているところです。

写真は僕にグランドプレーンの重要性を認識させてくれた民家、いえ法人さんの事務所で提供された鍋蓋です。

Img_20220617_004342

さて、調査日程はあと2日。東北も梅雨入りはしましたが天気はよさそうです。我が鍋蓋にはさらなる活躍を期待せねばなりません。

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