東京出張の帰りに郡山に寄ることの費用(東京福島出張 日程が決まりました)
先日の大阪出張では京橋に泊まってみました。市内有数の飲食街、正確には中高年男性向け飲み屋の集積を誇るであろうその街には、駅のすぐ前から始まるアーケード一帯に『ハイボール2杯+小鉢2品で1000円』といったお店が群れ集まっており、実際に昼から多数の男性が滞留座礁沈没しています。素晴らしい。
僕は駅から道を渡って斜めに伸びる新京橋商店街で、夜はバーだがランチは肉、そんなお店を見つけてチキン南蛮定食を取りました。相談開始は16時からということで、名古屋からのバスは14時前に大阪に着いていたのです。
で、相談終了が22時。
22時(゚◇゚)ガーン とか 22時(わらうところ うつろな目で) とか付記したほうがいいのかもしれませんが、とにかくその日の出張相談は16時開始で休憩を挟まずに21時53分終了、となったのです。
※東京でやる出張相談ではだいたい3時間に1回程度の頻度で休憩を入れてもらえるのです。
働き方改革は、東日本では実現しつつあるのです(←冗談)
そんな相談のあいだに、事務所で受信したファクスがメールで転送されてきました。表題の件。
来週の出張は4月4~6日まで東京、7日は福島県中通り、となりました。
守秘義務の関係で、福島県の目的地は東北本線郡山をイメージしておいてください。
前提条件をおさらいします。この事務所は愛知県名古屋市にあります。
大阪環状線京橋(正確には京阪電鉄京橋)駅上の宿で出張相談を6時間実施した場合の料金は基本2時間5500円延長4時間13200円(非事業者の場合。3300円/時間)で2万円弱にはなるのですが決済不能ということで料金は後日振り込みとなりました。
所持金は財布の中に700円あり、お釣りはだせない代わりに相談料を現金収受することができず、ここは無駄な抵抗をせずコンビニに行くのが妥当です。
クレジットカードで春雨スープ坦坦味を仕入れて部屋に戻り、福島への旅程の計画にあたって一人、つぶやいてみます。
では、あらためて
(゚◇゚)ガーン
お話しを続けます。
この事務所の出張相談には種も仕掛けもあります。
実は格安な相談後に暴利な本体業務の請求が…というありがちな展開はありません。憧れてはいます。
言ってしまえば相当微妙な条件が成立するときに限って交通費や日当が派手に減るようになっており、相談希望者がその全容を知ることはブログを注意深く見ていないかぎりないのです。で、相談希望者がこの枠を外れたとたんに世間相場並みの請求をぶつけざるを得ない=従前の条件と比べると恐ろしい暴利に見える(例:高速バスの利用から新幹線普通車指定席を使うように変更するだけであるが、東京-名古屋間片道では交通費4千円の請求が4倍弱=11000円にジャンプアップする。暴利に見える)ということになっているのです。
で、先日の大阪出張では31日の打ち合わせで交通費負担能力のあるご依頼が決まっており、その日程に合わせる限りにおいて、30日出張相談の交通費は不要、ということになっておりました。
そうした実情に加えて、今回来た郡山からのご依頼は特別なのです。
4年前に出した僕の著書は個人の山林所有者向けのものです。
新本を買ってくださった場合、愛知県外の方には山林に関する出張相談無料の便宜を図ることとしています。
ただし交通費の負担は求める、という扱いです。得するつもりもないが損するつもりもないので。
出版社側では口にしていない、著者が勝手に実施している読者サービス該当案件の第1号が来た、ということなのです。
出版から4年、予定部数の8割を売って堂々の絶版(笑)が視野に入ったこのタイミングで。
目的地とは反対方向の街に行き当初予定2時間の相談を6時間かけて終了したそのタイミングで。
この心情は一言で要約できます。
(゚◇゚)ガーン
もちろんどちらの相談も、嫌ではないのです。若干の混乱あるいはブログのネタがもたらされた、というだけ。
そうしたわけで、名古屋にいる僕が東北本線郡山(実際にはさらにその先)に行き、何時間か出張相談やって損せず済むには相談後に暴利な本体業務の請求をぶつけるか(←やりませんが、過払い案件の無料相談を地方の公民館とかでやって回るあの法人ってそういうノリでないと本当に損しますよね)そうでなければなんとか費用面で綺麗におさまる状況を作らねばなりません。
ということで、まず先行する東京出張にくっつけることが必須になります。
東京出張のお客さま、これまでは所期の日程で作業終了できず複数日の延長になることが多かった案件です。
今回は6日以降の延長を不可としてそのかわりに『8日にはまた東京を通りますので』といった約束にもならない約束で延長対応できる余地を残します。
きっと延長するに違いない、
と本件報告を徴した補助者さまからご指摘がありました(笑)
もともとこの東京出張は僕が定期的にしている国会図書館での書見が目的の一つです。
4月4・5日は上野周辺での打ち合わせに充てるとして、4月6日の日中に書見をする余裕が残っていればいいな、と期待します。
このため、名古屋-東京間往復高速バスによる交通費と1泊分の宿泊費(僕が国会図書館で書見を1日やるための最低限の費用)は僕が負担し、4月4・5日の2泊分宿泊費13000円は東京出張のお客さまが負担するよう提案、承諾を得ました。
4月6日の宿泊地は未定です。4月7日5時過ぎに上野を出て普通列車を乗り継げば、10時前には郡山に着けます。
7日福島県内での出張相談は、次のように提案しました。
「ご自宅最寄りの駅を14時台に出る列車に乗れるかたちで相談終了にする必要がありますが、相談開始は最寄り駅到着10時台の列車でも12時台の列車でもかまいません…相談料が増えることはないですが、10時台だとお昼にかかってしまいますね」
僕は相談時間がお昼ご飯の時間帯にかかることを懸念しただけなのですが(あ、ウソだ)、お客さま宅で実施されるこの出張相談はお昼ご飯の提供が約されて、4時間弱の滞在=相談は決まりました。
ヤフオクで青春18きっぷ2日分を即決6千円で落札するのはまぁ当然のお約束です。
名古屋-郡山は夜行高速バスでも片道1万円(時期により変わる)、しかもこのご時世で運行そのものが週末しかありません。
これは採用しないとしても、片道1万円が平常の交通費の指標だ、とはいえます。
これを大きく超えるべきではない、ということでまず今回の郡山出張相談にあたり、交通費総額の上限は2万円、滞在時間は4月7日の4時間弱、日当相談料その他の費用は今回は要しない、と提案してこれが即決で承諾されます。
もし高いと言ったら即決で絶縁してもよかろう、と思えるのですがそういう方はそもそも当事務所になど来ないことになっています。
お値打ちな住宅登記や無料労働相談が好きな人は問い合わせ段階で他事務所利用推奨となります。
何か間違って訪れたそういう人たちはgoogleマイビジネスに☆一つの評価を残して去るのです(/_・)/
お話しを戻します。条件が揃いました。
4月6日の夜は都内にいても福島県に動いてもいいルールです。上野-福島県内は青春18きっぷ1日分が使えます。
ただし先行する都内のお客さまを見捨てたり逃げたり依頼回避したりするわけではないので、早々に福島に旅立つのはよろしくない気がしています。したがって4月6日の宿泊地は未定。
4月7日の夜はどこか福島県内で、部屋が広く景色がよく朝食が美味しく大浴場があり(温泉ならなお良い)駅から近いか無料送迎があって安い、そうした要素のいくつかを持っている宿をさがそうと思っています。
さきほど費用重視の来訪者に他事務所をおすすめする文章を書いていたことはもちろん忘れます。
鉄道ファンの人にとっては言うまでもないことなのですが、福島県内の東北本線・常磐線各駅を朝出れば普通列車を乗り継いで名古屋にその日のうちに着きます。
ですので4月8日復路でも青春18きっぷ1日分を使います。
東北本線宇都宮または常磐線水戸・土浦-東海道本線沼津までを普通列車グリーン車にするのは、千円あれば可能です。
春の青春18きっぷ利用可能期間が4月10日までであることを知っている人は、僕が東京出張の日程を縮めたと邪推したかもしれません。
4月4・5日の東京でのお客さまはしばしば日程延長となったということなら、帰りを4月10日にすればいいじゃないか、と。
理由はあります。
今春のダイヤ改正でJR東海は、沼津発浜松行きのホームライナーの土日の運転を取りやめました。
沼津を18時半・19時半に出て浜松まで特急用車両を使い快速運転されるのに青春18きっぷで使える素敵なこの列車を外すと、同区間の普通列車はロングシートの車両しかなくなります。
これでも車内で仕事してるんで、ロングシートの車両に長時間乗るようなことはしないんです、文句があるならJR東海に言ってください…と忙しいのかヒマなのか不明な言い訳をして、郡山からの帰りはとにかく4月8日金曜日です。
これから外れると一見暴利(とは言うが世間並み)な交通費差額請求が発生する、というのがルールです。
では、費用合計。
- 宿泊費 予算5000円(4月7日)
- 交通費 6000円(上野-郡山・郡山-名古屋 青春18きっぷ2回分)
- 交通費 1330円(宇都宮-沼津 普通列車グリーン券 沼津-浜松 ホームライナー乗車整理券)
以上合計12330円、残りを4月6日の宿泊に割いても5千円程度ということで名古屋から司法書士を福島県内に呼んで3.5時間相談をやっても費用は2万円で済む、のです。
さらに補足すると、4月7日の郡山から最終目的地までの鉄道やバスの運賃は片道1000円よりやや安い、ということになっています。
したがって総予算2万円をお客さまから受け取った場合、僕の手元には数百円残るはずです。経理上はこれを相談報酬として収受するのが妥当と考えました。
よく考えると当初は僕が負担する想定だった東京-名古屋の復路交通費を福島県のお客さまが負担することになってもいますが…まぁこれを不当利得とは誰も言いますまい。
最後に一つ懸念が残るのです。先日の京橋出張相談ではっきりわかりました。
相談場所をホテルの部屋にしてしまうと時間切れで滞在者を追い出す人がおらず、際限なき延長が可能になるのです。
きっとこれが、東京での出張相談がここ数回連続して延長に至った理由の一つです。
…で、4月7日福島県内での相談場所は、お客さまのご自宅なのです。
念のため相談終了予定時刻より遅く出発する、高速バスの時刻を頭に入れてはあります。
以上のような種も仕掛けもある関係でさまざまな調整や費用増は発生しますが、ほかに出張相談のご希望があれば対応します。
可能な場所は4月4~6日の浅草~上野、7日の福島県内、8日の会津若松~いわき以南、です。
対応可能な案件は労働紛争労働者側(特に事情がある場合、使用者側)、民事家事関係裁判書類作成、山林の相続その他登記、などです。
初めての方は慎重に、慣れてる方はいつも通りに、僕の著書を新本で買った方はそれを明示して、それぞれお問い合わせいただければと思います。
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