東へ、傷心旅行(業務報告書を出し終えて行く東京出張2泊3日)
今年も業務報告書の提出が終わりました(わらうところ うつろな目で)
これは昨年の受託事件数を数えて業界団体に提出する義務がある書面です。必然的にこの事務所が世間一般のよき事務所さんとは違う世界にいることを強く強く認識させるイベントとなります。毎年これが終わった時期のブログや事務所内での会話には落胆傷心後悔失意絶望廃業破産衰亡といったネガティブなワードが増加する傾向があることは否定できません。北陸本線沿線の日本海で手頃な断崖など探してみたい今日この頃。
冗談はさておいて。
不動産登記は減り民事関係裁判書類作成は増え一件だけあった供託代理は宮城県で、同じく一件だけあった簡裁訴訟代理は愛媛県でやってきたのですが特に問題ないと考えています(遠い目)、昨年の概況はそんな感じです。件数は減ったが売り上げが増えたので3月の確定申告期には落胆傷心後悔(以下略)といったネガティブワードを口にする必要はない模様。
本県内の同業者さん方がごくごく少数、このブログをご覧いただいていることは承知しています。直近の業界団体誌に出てきたあの委員会の活動報告に思わず苦笑させられたのは僕だけでしょうか。
どうやら当事務所の主力業務は世の同業者さん、あまり大事にしていない…ってことなんですかね?
外の世界はこうなってるんだって~、と補助者さまにも記事を見せました。
結論。
会務とは 遠きにありて 想うもの(  ̄- ̄)
業界の趨勢(と、当事務所の実勢の乖離)はまあ今後もブログのネタとして。今日から出張です。地裁通常訴訟で提出予定の書類作成と資料整理、要するに裁判事務!のための出張なのです。この分野、自由な法的判断はできないという縛りはあってもできることはたくさんあるのです。
売り上げが増える機会はたくさんない、いえほとんどない、です(苦笑)
具体的には本件出張のように、全文検索や自動反訳あるいはちょっとしたプログラミングを駆使して大量のデータの整理をしたり(証拠としての価値は依頼人が判断する)、依頼人が作成した文案の編集と校正をしたり(まさに編集者としての立場に徹する)、といったことは合法的に可能なはずです。しかもそうしたサービスの良否は訴訟の勝敗を左右しうるのですが…業界誌には今後も出てこないだろうなそんな記事、とも思っています。依頼人より速くあるいは正確に真実にたどり着ける点に歪んだやりがいは感じるものの、とにかく時間がかかるため僕が損するか依頼人が損するかのシンプルな二択になりやすいのです。ちなみに今回は、昨年のご愛顧に感謝して僕が損する方を採りました。
作業時間と報酬に上限を設定し、実際の投入時間はその倍、といったところ。
ひょっとしたら向こう数年でもう少し、裁判書類作成の受託事件数は増えるのかもしれません。冬ごとに訪れる失意やら絶望やらは冗談でのりきり、会務には敬意を表しつつ遠くから眺めていれば。
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