なぜか今日決まってしまう明日の飲み屋(東京福島宮城出張7泊8日 2日目)
都内での宿泊は当初予定の2泊から1泊増えました。増加分の1泊は、前回出張で使ってお気に入りになった鶯谷のホテルにします。
宿の周りには最低9軒のラブホテルがあります。
中華料理屋は5軒。
昨日はそのうち1軒を試してみたかったのです。もちろん後者のほう。ちなみに前者のほうも夜になると何かを待ってる風情の中年女性が目につくようになり(9月の出張時にはそういう人を見ませんでした)、いい意味でも悪い意味でも経済活動がコロナ前に戻っていっているように感じさせられます。
1日目の相談は3時間ほどで終了しました。相談費用の設定としては本件、企業法務…というより零細企業の紛争に関するものですので1時間税込6600円としています。当事務所の出張相談は労働者消費者の場合、基本2時間5500円、経営者や事業主に関する相談は1時間税込6600円なのです。あとは労働者側でも付加金や慰謝料請求に関するものは1時間6600円、労働側経営側にかかわらず最大13200円という設定もすることはできるようにしてありますがこの金額の設定は依頼を受けたくない状況下でしか使いません。
以上、区別のような差別のような格差はつけているがそれが嫌ならどうぞ他事務所へ、と言ってなお他事務所に行かない人に対してのびのびと仕事させてもらう、と。
『のびのびと仕事する』というのは職業代理人の選任が不可避な相手に訴額●千万円の請求訴訟の訴状を4万2千円で作ったりする(印紙代込み15万円ほどの出費で相手には百数十万円の出費=着手金の支出を強いる)、ということではあったりします。
使い方によっては小さな企業を巡る紛争においてゲームバランスを大きく変える(訴訟を起こすことの費用を数分の一から十分の一弱に縮減してしまう)存在に当事務所がなるわけですが…それもよかろう、と思える案件ではあります。
そんな出張相談は増加した1泊分だけ、お客さまから8000円の日当兼宿泊費を申し受けることとしました。宿泊費に6千円、祝日の乗車に伴い増加するバス運賃に1千円、残りの1千円が野菜餃子大盛り12個のランチ、になるわけです。
本日は相談2日目。今日は1時間30分で終わったのですが途中、お客さまが席を外されました。
テーブルに会社の印鑑を残して席を立たれるのです。
セキュリティ面では印鑑をお持ちになることをおすすめします、と僕。そうでないと
たとえば債権額5億円の金銭消費貸借契約書なんかを僕が勝手に作ってるかもしれませんよ(笑)
『もうすこし現実的な額にしてください』とお客さま。
確かに本件、相手への請求額は数千万円単位にとどまっています。
請求額2千万円でも2百万円でも当事務所の訴状作成費用はおなじ(当事務所の場合、費用は提出先が簡裁か地裁かで分けてあるだけ。あとは枚数に比例するのが基本です)、理論的には請求額2億円でもおなじ、なのでお互い感覚が鈍磨しているのかもしれません。
相談を終えて20時前になりました。自粛が終わった街を地下鉄銀座線稲荷町駅に向かって歩いてみます。
今日は宿を鶯谷から稲荷町に変えたのですが、駅から宿に来る途中、餃子のお店1軒と麻婆豆腐のお店1軒を見つけてあったのです。それとは別に、まだまだ何かありそうなのです。
祝い酒 という文字が不意に目について立ち止まりました。
飲み放題 1時間500円
とも書いてあります。どうやら自粛の終了を祝いたい模様。ですが店構えが変です。
唐揚げの自動販売機?があるように思えます。その脇に小さなドアがあり、中はウナギの寝床、でなければ飲み屋さんのようなのです。
お店の案内看板が手書きされていると思わず立ち止まるのは僕の癖なのです。店の中でも気づいていたようなのです。
『飲み放題になってます。いかがですか』
ステキなお姉さんがお店の中から出てこられました。ただ、今日はアルコール抜きにして明日祝い酒を飲もうと思っていたのです。
僕には別に祝う理由があります。
抵当権抹消登記申請が補正なく無事に終了しました。
これについては明日のブログで説明することにして、とにかく今日は明日の飲酒に備えてお酒は無しにしたいのです。
お姉さんには明日の訪問を約して店頭を離れ、今日は麻婆豆腐のお店に入りました。こちらも大変良好です。
明日やること。
- 国会図書館で書見。探索テーマは行政へのクレーム、あとは詐害行為取消権。
- 青森県のお客さまが局留めで送ってくる郵便物の受け取り。
- 前日までしか発売しない企画乗車券の購入。福島仙台への出張に使う。
- 宿に戻って出張相談、3日目。
- 松山地方法務局宇和島支局に提出した抵当権抹消登記申請の完了を祝して、飲み放題のお店で飲酒。
7日・8日の宿が決まっていませんが、まぁ6日中に決めればよいことにしましょう。
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