山林関係出張相談強化月間(東京福島宮城出張7泊8日 1日目)
東京で毎月ある企業法務の相談と仙台の法務局で必要な供託手続きが当初の予定でした。と言えば芸風が変わったかと疑われかねませんが、前者は民事関係裁判書類作成業務(もちろんこっちが主たる依頼)の延長、後者は長引いた労働訴訟(もちろん労働側)の後始末、ということになっています。
ここまではこれまで通りなのですが、今回は仕事で訪れたことのない県で初めての依頼経路でやってきた出張相談が入っています。僕が三年前に出した本を読んだ、という方からの相談希望はまさに初めて、なのです。僕の本は山林所有者向けに主として相続関係手続きについて解説したもの。一般書だと気づかずに買ってしまった同業者さんがamazonで『新しい知見はなかった』というレビューをつけている(苦笑)、まぁそうした本です。
で、目的地に福島県中通りが追加されました。
下世話な関心は同業者ならずともお持ちだと思います。
この山林関係出張相談、費用総額2時間8800円で受けて立つことにしました。
最寄りの新幹線停車駅たる郡山(郡山市はお客さまの住所地ではありません)までお越しいただいて同駅周辺で2時間5500円、という提案も出してはいたのです。ただ今回は在来線の最寄りの某駅まで訪問する案が採用されました。
で、11月6日午後に限り郡山は名古屋とみなす、という旅行書士報酬規程により3300円を日当交通費の合計として加えることとした、と。だいたい名古屋から岡崎あたりに行く感覚でいます。
もともと仙台までの出張があったから郡山を名古屋とみなす、ということになったのですが以後はそうならない、ということは相談者に説明済みであり、費用は2時間8800円と明示しており、近隣市町に一応いる同業者への相談も一応推奨しております。
以上のことから愛知県の司法書士が福島県でおこない一時間換算4400円の料金を収受するに過ぎない本件相談の実施には特に問題はないものと考えている、という自分でも。これはなにか変な気は…するのです。
一言でいうと。
あり得んわ(笑)
とはいえ、出版予定部数2400部を3年かけて推定2000部売ったところでこの1件が最初の相談希望です。自費出版で依頼が取れると妄想する自営業者さんにはそんなの絶対やめとけと忠告できる現実はあるわけで。
逆に著書へのレスポンスがこの割合なら、このまま本を買ってくれた山主さんたちに便宜供与をすると宣言し続けても事務所が傾くことはない(上向くこともない)と考えてもいるのです。むしろなるべく派手にやって経験を蓄積すべきだ、という判断に傾くのはこの事務所だから、でしょうが。
来週も変わった依頼経路の山林案件で仕事では訪れたことのないところに行くことになっています。依頼経路が弟子経由、こちらの納品物に瑕疵があるような連絡を受けて出張費用は一切不要と宣言した、そんな自腹出張が。
そっちもなんとか持続可能な営みにはしないといけません。ことによると名古屋とみなす地域が紀伊半島の山中に設定されるかもしれません。
どうするか考える時間はあります。今から一週間、通常の執務は停まるから。とりあえず名古屋とはサヨナラ、です。来週水曜日に帰り、金曜日から次の出張を設定しています。
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