工夫して経費を減らす約束(帰着日未定の四国出張 1日目)
このところ、毎週どこかで県外に出かけています。調べたら9月最終週から続いています。
そんな秋の出張促進月間4週目は、四国に行くことになりました。
現地確認を徳島県南部でやってこい、という仕事です。
水道メーターのボックスを見てきてほしい、という特別なご指示も発せられています。まぁきっとそれは、指示として有効だし重要なのです。
費用の決め方には例によって上限を設けました。徳島県との位置関係では名古屋より遠くにお住まいで、ふだんは飛行機を使って調査対象地を訪れるお客さまが『自分でそこに行ったときの交通費』を僕が受託した場合の費用の上限とし、あとは
なにか楽しい工夫をして交通費を減らします
という曖昧な文言で契約締結の申し込みをし、承諾を受けました、と。
先々週やった林業関係者向け法令研修の講義で契約条件明確化の必要性をあれほど力説しておきながらそれかよ(失笑)と受講生の皆さまには笑ってもらって差し支えありませんが、どうせ世の中そんなものです。皆様方の実務と同様、僕も本音と建前の使い分けは大好きなのだとお考えいただきたい。
ちなみに講座企画担当者さまには講義終了後、『向こう何年かこの(契約はちゃんとしようと講義ではいいつつ自分は契約書作ってない、という)ネタで行くから、当分のあいだ貴研究所と当職との講師業務委託契約は契約書作成を要しない扱いを継続されたい』といった申し入れをしたところであります。これは本音と建前の使い分けを話芸の域に高め、受講生の皆さまに楽しんでいただくための工夫です(強弁)
今回の出張のご依頼も上記の講師のご依頼もそうですが、リピーターの皆さまにはいろいろと楽しめるのです。いろんなご依頼についてそういえます。
以上の次第で、できるだけ曖昧で安くて楽しげな経路によってまずは徳島に入ります。
ちなみに徳島2泊後に続行する用事が未定なため、いつ帰ってくるかも未定です。少なくとも4泊、でなければ5泊か6泊だろう、とまぁその程度に決まっています。
お客さまからはいっそサンライズ瀬戸(非鉄系の読者さんには、東京-高松間の寝台特急電車とお考えください)を使ってみては、という提案もありましたが、この列車は静岡から姫路まで客扱いがありません。
やれるものならやってみよ、という意味だったのかもしれませんしそれはそれで興味深いですがこれは不採用としました。どうせなら琴平まで延長されるときに東京まで乗り、寝台料金を無駄にせずに楽しみたいと思う程度には僕も乗り鉄です。
東京-徳島(-北九州)を運行しているオーシャン東九フェリーは四国への出張に際して常に考える交通機関なのですがこれも不採用、まったく別個の出張をくっつけて大阪-仙台間でピーチアビエーションを使うのはコスト面で魅力的だったのですがこれはまったく別個の用事が福島県内で追加されているため採用不可、となっています。この出張はたぶん来週か再来週実施予定。
ご同業の皆さま(鉄道ファンである人を除く)には何か耐えられない思考過程をたどって旅程を決めていくわけですが、この事務所ではそんなもんです。今回はごくコンサバティブに、和歌山から徳島の南海フェリーを選びました。
※ここまで言っておけば新幹線と高速バスなどという発想はもうありえない、ということはご理解いただけると思うのです
さて、極めて保守的穏健妥当な選択として南海フェリーを選ぶという話しに戻ります。
これを使うと難波(大阪)から徳島まで2200円で行ける企画乗車券『徳島すきっぷ』が発売されています。同区間、高速バスなら4千円弱といったところ。所要時間の差はあまり考えないのがコツです。
とはいえ、このお船(フェリーあい/かつらぎ)には電源と照明と机とWifiが装備されているのです。甲板はだだっ広いから電話しても誰も何も言いません、ということで東海道新幹線が最近ようやく始めたテレワーク支援のサービスがすでに船には一通りそろっていたりするのです(笑)
そんなフェリーは16時30分和歌山発のを選び、今週提出の連載記事はなんとか原稿を作り終えました。ちょうど僚船とすれ違うところを写真に撮りにでたのはいいのですが、ここ2~3年、目が疲れると物が2つに見えるのです。
つまりお月様も、上下2つに重なって見えています。船内で一眠りすると元に戻ります。
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