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持続可能な出張相談料金設定のゲーム理論(東京出張2泊3日 1日目)

お向かいのアパは、空いてます。

その向こうのグレイスリーも、空いてます。

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今いる宿も、空いてます。雷門にほど近い、予約サイトではハイクラスと表示されるホテルのツインルームをシングルユースしています。お客さまの立地の関係で浅草に相談場所を設定することが時折あるのです。一昨年までは『国会図書館(永田町)から東京メトロだけで来れる町で古くて臭くて狭くてくたびれた商人宿なら安いところ』でもありましたが…浅草(苦笑)

じゃらんが配布していたクーポンと手持ちのポイントを使って6千円台で確保したこの部屋、備え付けのリーフレットによれば正規料金税込み2万9千円、だとか。感染症がもたらした新しい世の中では物の値段に4倍以上の差がつくこともある…ようです(゚▽゚*)

それって持続可能なのかしら、ということで表題の件。遠方のお客さまへの便宜供与には、これでも慎重な配慮と結構な工夫をしているのです。そうでなければこんな事務所、とうに破綻していると言ってもいい。

今回は東京-名古屋のバスが往復合計6千円台前半で取れています。1泊の宿泊費と都内の交通費を合わせて総費用1万4千円台。

本日実施した出張相談では相談料金交通費合計上限3万円、という提案が採択されています。ときおり連絡が途絶えたり妙なことをなさる方ではあるのですが、支払い能力の面では信頼できるという印象でもう3年以上お付き合いが続いている、そういう事業主の方。

実施した相談時間は2時間20分となりました。実は僕、お客さまが地元で弁護士に(つまり、1時間1万円で)相談するのと同程度の総費用で出張相談を終わらせるのが一つの理想だと考えているのです。交通費宿泊費はまぁだいたい、知識と工夫と我慢で補えます。

そういうわけで。

今回の相談料は交通費を含め総費用税込み2万3千円で可とする、と伝えました。これまた承諾していただいたところです。

いっぽうで時折この事務所では以後の相談を謝絶とすることがあります。こちらも費用に対する反応の話しになるわけですが、一種の駆け引きとして

  • 依頼人側がこちらから提案する報酬額を快諾するときには当方からできるだけ総費用の低減に努める
  • 依頼人側に支払い遅延・夜間緊急等の相談の要求などが見られる場合は謝絶にするか便宜供与を打ち切ってしまう

以上、ゲーム理論に言うところの『相手から不当な扱いを受けるまではスマートに善人として振る舞う(が、不利な立場には甘んじない)』戦略だと依頼人側が感じる効用を当事務所側で無理することなく維持増大できる(という取引先が残る)ように思えています。

特にこの戦略、事業主にはよく適応する気がしてなりません。僕の補助者時代、不動産屋に使い潰されて未払い報酬を百数十万積み上げて終わった土地家屋調査士を見て『支払いを渋る業者といきなり電話かけてくる業者とは漫然と関わっちゃいけない/お金と時間を自由にできなくなったらこの商売、負けだ』と感じたのが未だに忘れられないだけかもしれませんが。

さて、明日は麹町に移動です。
国会図書館徒歩圏内、展望浴場付きのホテルのツインルームがなんと3300円で取れてしまいました。持続可能かどうか、若干心配な価格設定ではあります。

僕はまぁ、おかげで自分の懐をあまり痛めることなく執筆研究に時間を割くことができるわけですが。

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