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偶然手に入れた全集中スイッチの運用試験

勝ちたい。

どうしても勝ちたい。

心から、ほんとうに心からそう思う訴訟があるのです。

今日は、そんな書類の完成1日まえに起きたできごとの話しです。

※ご同業の皆様方には、書類作成とは全然関係ない
話しになりますのでご容赦ください


今週はこの書類のために受付停止中です。難易度請求額依頼人の所在地相手方の個性その他あれこれの事情があって通常より若干多めのプレッシャーを自覚しつつ、裁判書類の起案を始めました。僕の場合、裁判書類は頭のなかで6~7割、つまり主な論理構成を整えた文案を一気にタイピングして完成に持って行くことが多いのです。

ぽちぽちぽち、ことん(←Enter)と打鍵を始めたのは14時過ぎだったでしょうか。この手の作業、だいたい数分やったら手が止まります。従前の準備書面や書証を参照したり腕が疲れたり目薬をさしたりコーヒーを飲みたくなったり大きい方でトイレに行きたくなったり(←なぜか裁判書類作成でこうなることが多いのです。一般的に本屋に行ったらトイレに行きたくなると言われるのと同じような事象かもしれません)。

そういうものだということは自分のこころやからだの動きとして開業直後からわかっておりましたので、淡々と作業は進めます。
最近使い出すようになったAmazon Prime Musicでダウンロードしておいた村下孝蔵のベストアルバムを適当にかけはじめたのはたぶん15時半過ぎのはず。あとから逆算するとそうなります。そのときはお茶を入れながらちょっとホッとしたかっただけなんです。

ぺたぺたぺったん、ぺか(←Enter)と打鍵は続き、16時に時計を見たところまでは覚えています。

ピー
ロー

インターフォンをいきなり鳴らされました。
文字通り虚を突かれて振り返り、意識が絶えていたことに気づきました。

その時点での打鍵音は強いていえば、

カテテトタッガタタカッタチャタダダ、パンッ!(←Enter)でしょうか。

いえ、正確には意識は最低限残っています。

  • 打鍵している文字とワープロソフトの画面だけは見えています。
  • 参照を要するはずの各書類は見るまでもなく覚えています。
  • 僕の体につながってはいるが僕のものでないような指は踊るように打鍵操作を=入力と変換と確定を繰り返しています。
  • ボーカルはしっかりと、しっかりと聞こえています。勇気づけるように、あるいは寄り添うように。

時刻は17時41分です。
なんだこれは?なにがあった?この100分で?

困惑しつつスクロールしてみれば、自分が書いたらしい書面が自分の文体と自分の論理構成であらかたできあがっています。

とにかくこの状態は保つべきだ、と感じて玄関に急ぎます。補助者さまは平日夕方から勤務なのです。

「このまま集中します」とかなんとか、挨拶をおえた次の言葉で彼女に言い放った記憶はあります。
そのまま回れ右してスタンディングデスクにもどり、停めずにいた歌声に引っ張られるようにして作業を再開します。

引っ張られるようにというか、飛び込むように。あるいは、溶け込むように。

「(コーヒーに)砂糖を多めにしてください/糖分が足りないので」とかなんとか、隣の部屋の補助者さまにお願いした記憶はあります。すでにこの時点でディスプレイしか見えなくなっており、指はキーボードの上で勝手に飛んで走って踊っています。

次に意識が戻ったときにはテーブルの端に紙パックのジュースが置いてありました。
グレープだったかパイナップルだったか記憶はありません。何か甘いものを補給できた、ということは覚えています。

たぶんですが、補助者さまに最低限の事情説明と作業指示もしたと思うのです。たぶん。

打鍵音はすぐ連続音に近くなり、それ自体が音楽にも聞こえてきます。最後に右手首を少し強く振って、Enter!

不意に書くことが消え失せました。何かを出し切ったようにも思えます。

左を見ると、時計は18時を回っています。

右を見ると、補助者さまはなんとか平静を保ってくれているようです。

正面左のスピーカーからは、このアルバムの曲がまだ流れています。

どうしてガンダム?

なぜ森口博子?

それは僕にもわからないのです。補助者さまにはこの日、ここ数年で最もヘンな僕を見せた自覚があります。
ですが、とにかくこのアルバムがBGMになったことによって僕は近年まれな集中力を発揮した、ということらしいのです。

鉄道がお好きな方とアニメがお好きな方には隣接業種的な近しさがあることは当然承知しています(両者の兼業というひと、ちょくちょく見ましたよね。今は亡きムーンライトながらで夏と冬に)。47歳の僕はもっぱら鉄道専業で、初代の再放送とZの本放送までは妹が見てた関係で見てたがZZ以降は知らぬ、という人です。つまり、何かの思い入れがあったわけではありません。

きっかけはありました。YouTubeで村下孝蔵の曲を検索すると、なぜかミックスリストに森口博子の曲をセットしているものが複数出てくるのです。

最初はなぜそんなセレクトになるのか理解できないまま流していたのです。
ですが何かが耳に残ってしまい、三十数年ぶりに聞く「水の星へ愛をこめて」に鳥肌が立ったこのアルバムをダウンロードしておいたところ上記の事象が生起した、と。

ただ、この予期しない全集中で身体に負担はかかっていたようです。
夜中にしっかり食べて寝たにもかかわらず、翌朝計った体重が前の日から1kg落ちていました。

…なんの薬物が入ったんだよ(苦笑)

と思いかけたのですが文字通りの脳内麻薬ってやつが出てたのかもしれません。
もちろん頭の中で勝手に分泌されるものですから違法性皆無です。

問題意識。

つまりこれが僕の心に作用するスイッチなのか?森口博子が!?
再現性はあるのか?次の日はYouTubeのミックスリストを聞いていきます。残りの書面を作り、推敲を進めながら。

順調に細部を詰めきった書面は最後に、少々工夫したい部分を残しました。
より正確には、少しだけ素直な想いを伝えることに挑んでみたい部分を。

結論を先に言います。今回の書面を書き切って説明を加えずに補助者さまに閲読してもらい、所感を問うたところ

「おわりに(の項目)がいいです」

やったぁ\(^O^)/

 

 

で、実はその1ページを書く前に。
こころの中の何かを洗って涙腺から流せる気がした、一番好きな曲を流してみたのです。

 

CD買わなきゃ。訴訟に勝ったら(笑)


という冗談で軽くまとめてみるつもりだったんですが、世の中は馬鹿話で終わるにはもったいないところまで進歩していました。

その後さらに調べたところ、音楽を聞いたときの『鳥肌感』と『涙感』について近年いろんな大学から論文が出ています。

そもそもこうした情動が起きる人とそうでない人がいる、というのはちょっと衝撃的でしたが(話題にしないだけで誰でもそうなるものだと思ってました。つまりこの記事も、何言ってるのかさっぱりわからないで終わる人が相当いるらしい…ということでそれは仕方ないと思ってください)検索してたまたま上位に出てきた広島大学の博士論文要約(音楽聴取によって生じる鳥肌感と涙感の研究 森数馬)では

  • 鳥肌感と涙感は異なる心理的な反応と弁別される
  • 両者の反応が同時に(数秒ごとの時間のずれはあって)起きることは交感神経・副交感神経双方の活性化をもたらす
  • 鳥肌感と音響が、涙感と歌詞が、それぞれ関連が強い
  • 音楽聴取で鳥肌感が生起しやすいのは『好奇心が高いとともに目標に対して尽力し、報酬に強い興奮を覚える人』
  • 涙感が生起しやすいのは『共感特性が高く、物語の主人公の情動および現実の他者の情動を自分のことのように感じる人』

とのこと。当然ながら興奮を感じる報酬は金銭的なものには全く限定されません。
最後の2点については、補助者さまの見解を問うてみたい気がします。

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