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2021年3月

2年後に報われる予定

戦前に設定された休眠抵当権を供託でなく訴訟で抹消しよう、費用は総額10万円だ、というプロジェクトを進めています。

併せて各工程ごとに作業分析をおこなっているところ、相続人確定までの段階でいちばん時間がかかる作業は戸籍謄本等の請求、なかでも職務上請求用紙(士業が依頼を受けたとき、関係者の戸籍・住民票の記録を取得するのに使う用紙。僕が補助者だった頃、雇い主の他士業Aは娘の見合い相手の戸籍を取ったりもしていました/その後の雇い主である他士業Bは用途と提出先を『登記 法務局』というゴム印を押した職務上請求用紙を農地法許可関係業務に使っていたりもしていて…まぁロクでもない事務所では酷いことに使われたりもする、そうした書類)に手書きでちゃんと記入すること、だったのです。

最近悟ったのですが、非違行為が摘発されるかどうかは時の運なのですきっと。誰でもやってるとまではいいませんし、ましてそれで自分がやったことを正当化するつもりは一切ありませんが。
ここだけの話し、都会で裁判事務をまじめにやってれば業務停止相当な不正をやってる同業事務所のデータなんか片手の指で数えきれないほど保有更新できるもの。愛知県に限らなくてもよければ、単位会やら連合会の役員さんもいらっしゃいます(笑っちゃいけないんでしょうね)

だからといって安易に堕落したり不貞腐れたりするのではなく、世の中そんなもんさと割り切ったうえで真っ当さを維持してみせることのほうが楽しかろう、と思えるところまでは来ています。もしこの事務所が堕落したらいくつかの札束と引き換えに注意勧告では済まないことがいろいろできたはずですが…不正は遠くから他人事として、あるいは対立当事者側の士業がやってることとして眺めているほうがいろいろ楽だし気分もいい。今年も相続人を見ないふりして供託で休眠抵当権抹消した人を見つけちゃったけどヒミツにしておいてあげよう(笑)

お話しを戻します。作業分析によれば手書きで1枚5分~請求事由をまじめに書いたら7分程度必要な職務上請求用紙への記入を高速化しよう、もちろん規程は守って。そういう計画です。

精査したところ控えを保存しておくことまでが義務化されており、複写の用紙が用いられているとはいえ手書きしなければいけないとは定められておりません。ですので当事務所では今後、職務上請求用紙の綴りは届いたらホチキスを外してバラバラにする、と決めます。
※後記のとおり当事務所では職務上請求用紙100枚の綴りを使い切るのに数年かかるので、バラした用紙の残りを貸金庫に入れてしまえばセキュリティも向上しそうです(←なかなか巧緻な自虐だ、とも思えますが非違行為には絶対なりません)

こうしてしまえば職務上請求用紙は210mm×305mmの不定形サイズ用紙としてプリンタを通せます。

※レーザプリンタには複写の用紙は通せないはずです。あくまでもインクジェットプリンタを用いる想定です

あとは表計算ソフトのワークシートを適当にいじって入力欄と出力欄を作ればいいんじゃないか、と思ったのですが真面目に作ると難しいものがありました。チェックや○をつける欄をどう表示させるかなど。

なんとかそれらしいものを作るまでにかかった時間は2時間30分。150分です。

3_20210331005201

で、試しにこのワークシートを使って職務上請求用紙作成時間を計測した結果1枚2~3分、同一の案件で請求を連打するなら1枚1分(請求の事由や提出先が固定されるため)でいける、ということがわかりました。仮に1枚3分の短縮を実現したとすれば、用紙50枚書いた時点で今回投じた所要作業時間分の短縮効果が発生し、あとは使えば使うほど効果を享受できるはず。

念のため調べたところ、今から50枚まえの職務上請求用紙は令和元年7月上旬に使用しています。
つまり表題の件、報われるのは2年後であると(苦笑)

めざとい同業者さん・他事務所補助者さんにはお気づきかもしれません。

日付出力欄の斜め左上に『令和』と書いてあるのは年号が平成になっている職務上請求用紙に在庫があるから、です!

余所の事務所のプリンタが気になって(ホントにドットインパクトプリンタが健在なんですか?)

ここ何年かずっと気になっていたことがあります。

戸籍謄本等の取得に用いる職務上請求用紙の使い方。複写式になっているのを手書きすると1枚数分かかる…ということで先頃ようやく綴りをバラしてインクジェットプリンタで印字してしまうと決めたところです。

一時は適当なロボットアームを買えば手書きに近い形で印字できる…というよりペンで字を書かせることができるとも思っていた(MAXのワードライタBL-80やBL-120を定価で買うなら、お金をもう少し足して3Dプリンタ+レーザ彫刻+ペンプロッタの機能を持ったロボットアームが買えるはず…中古で)のです。まぁいずれはPythonで制御できるロボットアームを導入したいと思っているところ。dobotのロボットアームは家電量販店でも扱いが始まっています。そうやってある程度広まってくれれば中古市場へのトリクルダウンを期待できるかな、と。

 

もう少し現実的な代替手段として、RICOHのハンディプリンタを使っているという同業者さんのブログを見ました。これは実売3万円程度で買えるはず。失礼ながら僕なら買わん、という価格と性能です。

で、なんでもその方はハンディプリンタ導入に至る前に中古のドットインパクトプリンタをヤフオクで買い、たちまちのうちに壊れて使えなくなったのだとか。

直せばいいのに(失笑)

と思ってしまったこともあって、当ブログからリンクは張りません。
壊れたものを直せないなら中古市場で事務所の機材など買ってはいけないのです。そうした作業が日常化すると、たまに新品で買った健常なものも改造したくなったりしますが、それはさておいて。

その方のブログを拝見して首をかしげたのが、表題の件。

世の司法書士事務所には、まだドットインパクトプリンタがあるものなんでしょうか?ほんとうに?

そういえば時折他事務所から回ってくる、登記識別情報通知を綴った厚紙の表紙には、ドットインパクトプリンタで打ったらしいギザギザの印字がしてあるのを見ます。登記の事務所にはあるのか…あれは。

ただ、それ以外に(やたらに厚い紙に印字する以外に)、司法書士事務所にはドットインパクトプリンタを装備する必要がないように思えるのです。僕の決して多くはない(←自虐)経験でも、いまどき複写式の抵当権設定契約書なんて数年前に労働金庫で見たっきりです。

つまり労金の設定をここ何年かやってないんだな、というご指摘はまさにそのとおりです(←自虐)

あの契約書だって、複写を想定した綴りを1枚ずつ剥がしてしまってインクジェットで印字して納品しても特段文句を言われたりしません。

ってことは、世の事務所さんではドットインパクトプリンタを単なる水平インサータ装備のプリンタとして使っている、ということなのでしょうか?

若い同業者さんが新規開業時に導入するのを聞いたら止めさせるよな、と思います。時々(贅沢な事務所さんなら、毎日)やってくる抵当権設定登記で契約書の物件欄にあとから印字できればいい、というなら給紙性能の安定したA3対応のインクジェットで十分なわけだから。

ちなみに当事務所にある給紙性能の安定したA3判対応のインクジェットプリンタはRICOHのSG7100です。
昨年から後継機のSG7200が出ていますが、素晴らしいことにインクと手差し印刷のためのマルチ手差しフィーダーBY1050はSG7100と共通となりました。この点が重要です。中古市場で7100を拾っても、純正インクやオプション部品は当分のあいだ供給が期待できます。

壊れてないのを入手するか、壊れていても直せれば(笑)

本機はほんとうに印刷機能しかないのですが、古式ゆかしい手差し背面給紙を選んであげれば(用紙が曲がりにくい給紙経路をとるので)署名捺印済みの契約書にあとから物件を印字したりそこらの厚紙にきれいな字を印刷する程度の用事は余裕でこなします。A4判白黒の書類、つまり裁判書類が膨大にあっても印字は早くてきれいだしインクはヤフオクやメルカリで純正品が安く流通しているので互換インクなんか使う気にならずにすむ、ということで大変結構なプリンタなのです。新品実売価格は大体5~6万円前後で、後継機もほぼ同じお値段。

そんなSG7100、僕はもともとメルカリでオプションの手差しトレイと送料込み合計8000円で買いまして。
この機種最大のウリである静電搬送ベルト(用紙を吸着して搬送するため、プリンタ内部での用紙の走行が安定する。確かにプリンタ内での紙詰まり事故は絶無です)がローラーから逸脱してめくれ上がり印字ヘッドがめくれ上がったベルトの端に当たって音を立てる、という凄い品が新潟県からやってきた、という経緯があります。

もちろんそれを直しまして、当然ブログのネタにもしまして、このほど3年が経ちました。訴状から準備書面から陳述書に写真に、昨年からは現況測量図もこれで印刷しています。

…登記?そもそも抵当権設定なんて年に何回かしか来ないです(苦笑)

そんなわけで、ベルトの走行状態にちょっとした注意を怠らずに使うなら、SG7100と後継機のSG7200は大いにおすすめできると思っているところです。僕と同じ目に遭う可能性は常にあるので中古品の購入はちょっとしたギャンブルですが、上記リンク先記事のとおりよほど不運でなければゼムクリップで直せる程度の支障です。

プリンタを新品で買う事務所さんなら、ドットインパクトプリンタ1台分の価格で2台買えるかも。

農林漁業金融公庫融資の抵当権抹消登記:抵当権設定者に相続発生後、転得者が抹消申請する場合の登記原因証明情報

この週末は仕事の本をまとめて1万円ぶん買い込みました。Yahoo!とLINEの資本提携がどうこう、とのことでYahoo!ショッピングで派手にポイントをばら撒いているのです。

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…あ、仕事の本ですよ仕事の。何を仕事にしようとしているかはさておいて(笑)

仕事の話しをします。タイトルがやたらに長いのですが、表題の件。探したのですがネットに情報を放っている人がいないので、書き置くことにしました。

守秘義務に反しないよう、事実関係を改変します。

当初の農地の所有者は豊臣秀吉さんです。昭和40年に農林漁業金融公庫から融資を受けました。

たぶん太閤検地のやり残しかなにかがあったのでしょうね。
公庫は構造改善事業の一環かなにかだと考えて融資に応じたと。ここで問題の抵当権設定登記を経由しました。

※もちろん冗談です 決して本気になさらないでください

昭和60年に融資は完済されました。その後抵当権抹消登記の手続きを取ることなく相続が発生し、法定相続人の一人である豊臣秀頼さんが農地を相続します。この相続登記が平成30年に完了しました。

農地の一部は長年の口約束で知人の徳川家康さんが耕作しています。昨年ようやく農業委員会の許可がでまして徳川さん名義に所有権移転登記が完了したのです。両者のあいだには大阪冬の陣・夏の陣などちょっとしたゴタゴタもあり、抵当権設定登記が抹消されないままで相続→売買による所有権移転登記が先行した、そんな経緯がありました。

※もちろん冗談です 決して本気になさらないでください

で、僕が家康さん秀頼さん(抵当権が設定された土地の一部は豊臣秀頼が引き続き所有している)からご依頼を受けた、そんな状況。取り扱い店であるJA某県信連から発行してもらった登記原因証明情報は、以下のようになっていました。


1 登記申請情報の要項

 (3)当事者 権利者(甲)

         義務者(乙)

 ※甲と乙はそれぞれ空欄といういつもの構成です。不動産の表示欄も空欄です。

2 登記の原因となる事実または法律行為

 甲は乙に対し、昭和60年1月1日、本件抵当権の被担保債権全額を弁済した。

 ※この欄、行数としては1行程度の余白を経て日付・宛先法務局等の表示に続きます


さて。訂正印などという贅沢なものは当然打ってありません。この文章と空欄をなんとかして抵当権抹消登記の申請を通さねばなりません。

甲に抵当権抹消登記申請書記載の権利者たる徳川家康&豊臣秀頼、乙に農林漁業金融公庫から権利義務を承継した株式会社日本政策金融公庫、と書いたら登記申請代理人としてもれなく即死できる、というところまでは僕でも考えつきます。

昭和60年に被担保債権全額を弁済したのは豊臣秀吉さんだから。

そうやってみるとこの登記原因証明情報は随分困った作りです。令和3年におこなう登記申請に際して権利者と呼ばれる人間と昭和時代にお金を返していまこの世にいない人間がどうしてもリンクするような書きぶりになってしまっている。これが登記の原因となる事実として『債務者は抵当権者に対し~全額を弁済した』と書いてあったならまだよかったはずですが。

おさらいします。

令和3年に行う抵当権抹消登記としては、権利者は本件土地の転得者である徳川家康さんと、引き続き一部土地を所有している豊臣秀頼さん。義務者は日本政策金融公庫である、と。あくまでも登記申請の当事者としてはそうならざるを得ません。

でも登記の原因となる事実としては『豊臣秀吉は、農林漁業金融公庫に対し~被担保債権全額を弁済した』わけです。たとえ徳川方が自分に有利な史実を作ろうとしてもこの事実は変わらない、と。

そう読み取れる登記原因証明情報を、上記の欄を穴埋めして作らねばなりません(苦笑)

で、考えた結果。当事者欄にまず小細工を施しました。住所や本店所在地は実際には記入しています。


       (昭和60年1月1日当時の抵当権設定者)
権利者(甲) 豊臣秀吉
       本件登記申請の権利者は不動産の表示欄のとおり

      (被承継法人 農林漁業金融公庫)
義務者(乙) 株式会社日本政策金融公庫

こうやっておいて、不動産の表示に書いた土地の末尾に徳川家康さんや豊臣秀頼さんの現在の住所と氏名を書き添えたのです。今回の抵当権抹消登記では土地が複数、その所有者=権利者も複数おりますので、不動産の表示は次のようになりました。

(4)不動産の表示

 所在および地番 名古屋市緑区鳴海町字長田 932番の1

 地目および地積 田 600㎡

(上記不動産につき 権利者 東京都千代田区千代田1番1号 徳川家康)

 所在および地番 名古屋市緑区鳴海町字長田 932番の2

 地目および地積 田 300㎡

(上記不動産につき 権利者 大阪府大阪市中央区大阪城1番1号 豊臣秀頼)


秀頼生きてるのかよ大阪夏の陣あったんだろ、とか名古屋市の農地を大阪の人から東京の人が取得できるもんかよ農地法3条の許可下りねーぞ、といったツッコミは無しにしておいてください。この説例の正確さには影響しません。

説明に戻ります。
少々無理はあるのですが、登記原因証明情報の当事者欄に記載する『』はまず豊臣秀吉だ、という構成にしています。そうでないと登記の原因となる事実欄に出てくる『甲は』という文章につながらなくなります。

ただ、登記原因証明情報には登記申請上の権利者=現在の土地の所有者も書かねばなりません。ですので『当事者欄に書いたことにする』ために、権利者欄には『不動産の表示のところに書いたのが権利者だ(そう読んでくださいお願いします)』と読める言い訳を添えてみた、と。

登記の原因となる事実の欄について、秀吉から秀頼への相続や秀頼から家康への土地売却等の経緯は一切書く必要はありません。

これも落ち着いて考えれば当然で、豊臣秀吉が借りたお金を全部返せば抵当権は自動的に消えるわけですから。
抵当権が消えた後家康が豊臣家を裏切っても関ヶ原で合戦やっても大阪城を焼き払っても、抵当権抹消の登記には特に関係ないのです。

もう一つ、問題がありました。当事者欄に記載する豊臣秀吉さん(故人)の住所ですが、債務の弁済をした昭和60年当時の住所と登記情報から読み取れる住所が一致しない土地がいくつかあったのです。

ひょっとしたら不整合を指摘されるかと思っていた(が、この方が住んでいた素敵な自治体は戸籍電子化前の改製原付票を廃棄しない日本有数のラストリゾートの一つである関係上、法務局から補正指示をくらっても即死はしないと思ってもいた)のですが、そこは不問のままでした。

以上のような記載で補正なく登記申請は通っています。
表題のような事実関係を経て、とってもノーマルな登記原因証明情報を貰ってしまった不運な方にはお役に立つ情報かもしれません。

説例が大げさなんじゃないか、という点はまぁ、そっとしておいてください。実際の相談でもだいたいこんな感じでやってます。

恐るべし、引数の省略

真夜中の作業の無駄な盛り上げ方。

お客さまに納品する賃金計算用ワークシートの完成寸前に、この曲を流してみる。

…あ、別に殺人事件とか起きてませんから。
見ないでいいことばっかり見てる家政婦も管轄無視してどこでも行っちゃう捜査一課長も出てきませんから!(汗)

40代以上の方にはうっすらご記憶でしょうか。『あなたの愛になりたい』は土曜ワイド劇場のエンディングテーマでしたね。

もう何年も前ですがお客さまと半日かけて反対尋問演習をやったあと(もちろん労働紛争労働側)夕暮れを迎えたホテルの部屋でノートPCからこの曲をかけ、イントロだけで馬鹿ウケしたことがあります。西日を浴びながら過剰にシリアスなまなざしと低い声で『本当はあなた、管理監督者じゃなかったんですね?』などと言ってみたり(名ばかり店長殺人事件、ってどんなドラマなんだろう)

参加者が多少くたびれたタイミングで流すとどんな案件でも誰が関係者でもたちまちサスペンスドラマにしちゃう曲♪という認識はもちろん正しくなくて、サイレント・イヴより名曲なはずなんですが…まぁ同年代っていいもんですね、ということにしておきましょう。

さて、表題の件。勤怠管理用のワークシートを作っています。社労士として経営側での仕事です。
完成したと思われたワークシートをお渡ししたあと、お客さまから連絡が入ったのです。

VlookUp関数で参照している他のファイルのデータが取り込めない見れない、と。

こちらの環境では取り込めていますし見ることができています。

まぁこうでもないと当ブログのネタになりません。そうこうしているうちにある者は謎の死を遂げある者は夜の街で襲われまたある者の家には脅迫状が送りつけられ…ということが飲食店の賃金計算用ワークシートの作成業務で発生した、という話しは聞いたことがありません。

仕方がないのでPC一式持って事務所にお越しいただきます。

なるほどお客さまがいうように、データが正しく反映されません。

というより、他のファイルからのデータの取り込みが中途半端です。指定の数値に届かない一番高い数値を持ってるデータを取り込もうとしている…ように見えるのですが、らちがあきません。

昼過ぎから始まった作業が夕方になり、天白川を望む地上7階の当事務所には西日もさしてきて。
ごまかし半分で冒頭のエンディングテーマを流してもいい時間にはなってきました(笑)

が、このお客さまは同年代ですが女性です。ご主人もいらっしゃるはず。
さすがに事前説明抜きでこの曲はまずいよな(邪推された場合、品位保持義務に抵触するよ不倫モノは駄目だ)、ということでそのまま作業終了とし、とりあえずPCはそのままお預かりしました。

何がいけないんだろう?まず他のファイルのワークシートを参照させているのを削ってみます。

=IF(ISBLANK(A2)=FALSE,VLOOKUP(B2,INDIRECT("[出勤表"&A2&"2021_2.xlsx]"&C2&"月"&"!a:b"),2),"")

問題の数式はこんな感じ。このINDIRECT関数のなかをいじって自分のワークシートの適当なところを参照させたら…データが取れません(愕然)

なんかこう、眼下に灰色の海が広がる断崖に立たされている気がします。
管轄無視で大都会からやってきた捜査一課長(あるいは異常に高い調査能力を持つ弁護士やらタクシー運転士やら、あとはよその家族の秘密を見るのが大好きな家政婦やら)に退路を断たれつつある自分が想像できてしまいます。

そうまで悪いことはしなかったはずだが(←という奴に限ってなにか悪いことしてる、という見解の正当性については前々回までの当ブログ参照)、と嫌な汗を流しつつ、関数のヘルプにもう一度目を通します。

VlookUp関数の引数は VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, [検索の型])とされています。

最後の『検索の型』は省略可能であり、僕もそれを省略しています。上記の通り…です、が?

これ、省略した場合は検索値に完全一致するものを抽出するのではなく、検索値に満たない最大のものをヒットさせるのです。当事務所のPC環境とお客さまの環境が違うので納品後にこの問題が露見し、僕は主人公と断崖で向かい合いながら『あなたの愛になりたい』を流される犯人役のような立場でいたところ、だったのです。つまり正解は

 

=IF(ISBLANK(A2)=FALSE,VLOOKUP(B2,INDIRECT("[出勤表"&A2&"2021_2.xlsx]"&C2&"月"&"!a:b"),2,False),"")

である、と。

まぁ問題は無事に解決できたので、仕事好き旅好きな捜査一課長とまでは行かなくてもワケアリな家政婦程度の立場でお客さまと相対することができそうです。冒頭のエンディングテーマを流しつつ、このワークシートには愛情ではなく関数を二つ三つ追加しておきました。操作性が若干向上するはずです。以上、本件事案の終結に際して僕は悪いことはやってません(虚勢)

最後に業務連絡です。
さきほどいただいたもう一件のコメントは対立当事者の呼び方に難があるため公開保留、とさせてください。ここから先、僕にもコメント投稿者にも昭和40年代の官能小説家並みな言語感覚を求められる気がしています。取締官憲との駆け引きもそれはそれで楽しそうですが、当分は塀の向こうには行きたくないよな、ということで。

スタートで力んだわりに安楽な結論になりそうな休眠抵当権抹消請求訴訟作業分析

「まぁ頑張って、読んでみて」

先日もらった告知書の件ではありません。
苦笑気味の嘱託さんから冒頭の言葉とともに先週、某法務支局で渡されたのはコンピュータ化に伴う閉鎖登記簿のさらに前、手書きの細かーい文字で被担保債権の弁済条件が書いてある、移記前の登記簿の謄本です。なるほど頑張って読んだら最後の弁済期が見つかりました。どうやら当初の抵当権者が存命中に被担保債権時効消滅となりそうで、この場合は(判決の取り方をミスらなければ)相続を原因とする抵当権移転の登記は実施の必要がなくなります。表題の件。

戦前に設定され平成を乗り切って令和の御代に至るまで、絶賛休眠中の抵当権の登記があります。
これを正攻法で消そう総費用は実費込み10万円だ、という企画です。

抵当権者の相続人なんか見つからないふりして供託する便法を使ってみたくなるし別件でそうなさった別の同業者さんも確かにいます。

でも万が一バレたら本当に業務停止確定なんで(←冗談じゃなく、今の僕がやると本会が法務局に上げる懲戒処分の量定意見で累犯加重されかねないんで)もう完全に正攻法でこの抵当権を抹消しようではないか、ということです。

…あ、半分冗談です。バレようがバレまいが正攻法で抹消すればよく、僕はそうするというだけのことです。

登記簿から読み取れる戦前の抵当権者の住所と氏名を『本籍と筆頭者』にして除籍謄本の請求を、つまり住民票の請求など最初っからせず戸籍からアプローチしたら順当に除籍謄本が取れてしまい、結果として相続人が全員見つかった、これが前回までのあらすじです。

例によって数値は変えます。見つかった相続人は4名、いずれも抵当権者の孫、としましょうか。このほか死亡した相続人が5名。

これだけのデータを得るためにどんな工程があるか、を列挙していきます。なんでしたら加工/運搬/検査/停滞に分けて分析しても結構です、というと司法書士さん達が読者層から軒並み脱落、社労士さん達が残ったりするでしょうがあくまでもこれは登記と裁判の話しです。

与えられたデータは、ある不動産の登記情報とその乙区欄にある抵当権設定登記の抵当権者の住所氏名です。

運搬=職務上請求用紙を役所の窓口にハンドキャリーすることは考えない想定にすると、工程は

加工1:最初の職務上請求用紙を書く(抵当権者の住所氏名を本籍筆頭者として除籍謄本を請求し、存在するならその抵当権者について出生から死亡までの除籍・原戸籍・現在戸籍・戸籍の付票を全部取る)

加工2:市区町村役場住民課の宛名を書き切手を貼り返信用封筒にも切手貼付・住所記入する

加工3:用紙と定額小為替を封入する

↓ (定額小為替の購入とポストへの運搬はお買い物等の際に実施することにして、時間数は無視)

検査1:返送されてきた除籍謄本類の記載を検討し、次の請求資料を決定する(相続人の戸籍記録など)

加工1~加工3~検査1を反復(次の請求対象者分)

戸籍記録収集完了・停滞

こんな感じになりましょうか。個々の作業は1件あたり

  1. 登記情報取得:1分
  2. オンラインによる登記事項証明書取得 上記に1分(決済に要する時間)を加える
  3. 封筒作成:2分
  4. 職務上請求用紙の記入:5分
  5. 請求の理由が多い場合 上記に2分を加える
  6. 戸籍または不動産登記記録の分析:1分
  7. 手書きの場合 上記に1分を加える

これくらいの時間で済むことがわかりました。

時間を食うのは職務上請求用紙です。複写式で手書き、控えを残しておく必要がありちゃんと残さないと非違行為になって綱紀事案になって行政処分を受けて、という可能性に気をつけねばなりません(何か楽しそうに書いてる、と思われた方々には気のせいだとお答えしておきます)。この用紙は請求対象者の住所や本籍地/世帯主や筆頭者、といった一般の請求でも書くような記載事項のほか、具体的な請求の理由を書くことになっています。これが『所有権移転登記(原因:相続)/提出先:○○地方法務局○○支局』程度であれば5分で書き切って職印を押捺、完成とできるのです。が。

請求の事由が『依頼人が譲渡された土地に、請求に係る者の父が抵当権者である抵当権設定登記がなされている。この抹消登記請求訴訟を提起するため抵当権者の相続人を調査する必要がある。提出先:○○簡易裁判所』なんて感じになるとアッという間に2分プラス、なのです。

…世の同業者さんたちが戸籍謄本類の請求代行について一件1000円の報酬を設定することは、かなり正しいということがわかりました。作業時間1時間あたりの基準単価を6千円とした場合にはそう言うことができます。これは暴利でないので非違行為にならず綱紀事案にならず行政処分にもなりません(楽しそうではありますがくどいのでこの辺でやめておきます)

今回は孫の代までの探索に7枚の職務上請求用紙を手書きした、とします。郵送で請求したものはありません。

したがって7分×7枚=49分 これに集まった合計17通分の戸籍記録の分析時間と、そのうち手書きの戸籍記録が7通来たための作業時間加算を加えると24分、仮に郵送でこの手続きをする場合の封筒作成時間は14分/実際に窓口にいた時間は累計35分(この部分、大都市だと絶望的に長いはずですが)、しめて87~108分で抵当権者の孫の代の相続人まで追い切れた、ということに今回はなりました。

もう少し考えてみます。時間のかかる作業工程は職務上請求用紙の手書きです。

この用紙、控えをとっておくことは義務化されていますが手書きしろとか綴りはバラバラにするな、とは定められていません。

ですので思い切って、綴りをバラすことにします。まずRearrange。

-工場勤務の方には、ECRSの話しです-

そうしてしまえばA4判より若干縦に長い(306mmの)紙なので、あとはプリンタに不定形用紙サイズを登録して表計算ソフトに入力用テンプレートをつくってしまえば、作業をSimplifyできることになります。

印影もスキャンして記名と同時に印刷できれば捺印作業がEliminateされるはずなんですがそうやったら捺印じゃなくなる(非違行為になる)ためこのカイゼンは不可、ということになるでしょう。やりません。

請求の事由に定型文を用意するところまでもってこれれば、1枚3分程度短縮できそうには思えています。

相続人とその住所がわかった、ということは検査ならぬ検討工程を経て法定相続分もわかった、ということです。

あとは訴状と訴訟提起前の連絡文書を起案します。次回以降の記事に続きます。


さて、前回前々回の記事には早速複数のお客さまから反響をいただきました。お気遣いありがとうございます。

まぁ前回記事への印象は自分が紛争当事者になった経験があるかないかで随分違ってくるとは思います。
金融機関がくれる登記や登録済貸金業者相手の債務整理に邁進しておられる方、反貧困を自称してるけど判決を取る訴訟なんかやってない方、労働紛争でも退職代行だけやる方(←非弁だと思う)からみれば僕、怪しいことばかりやってる不良書士でしょうね。そう見られることも仕方ありません。

薄っぺらい正義や正当性のみを主張して道を踏み外すことは今後もしないつもりですが、そこから遠ざかろうとするほど葛藤や鬱屈と仲良くせねばならなくなるようで、あのような記事になりました。

そんな僕が無双だとは到底思えないんですがどうでしょうね、ITOさんにはお元気そうでなによりです。むしろ御社ではあなたが無双なのでは?(笑)

僕としてはITOさんの独立(でしょうか?)やトラブルシューティングのブログ開設を楽しみにしているところです。その際にはぜひお声かけください。

皮肉な記念日の雑感

いつかはこんな日が来るだろう、と思ってはいたのです。一つ前の記事の件。

実は補助者時代の僕も、雇い主だった土地家屋調査士兼行政書士を被告として損害賠償請求訴訟を起こした際に相手方(←ここの表現を丸めないと注意勧告、というルールになりました。お察しのいい方には昨秋からenemyという表現が出てこなくなったことにお気づきだったかと)の代理人を懲戒請求できないのか検討したことがあったのです。もちろん実行しませんでしたが。

開業後の相談でもそうしたことを発言あるいは実行された方を時折見ていました。
ただ、相談担当者として見ていてこれは肩入れできない、と思える事案のほうが多かったし、他士業とはいえ代理人を懲戒請求したいという人にはあまり近づかないようにはしていたのです。僕が見る限り、実用的なのは紛議調停までで自分の代理人や相手方の代理人に懲戒請求を実行して本案訴訟を勝ちぬいた人を見たことがない。

とはいえ僕も、誰かと戦う仕事を選んだのです。
自分ばかりが無傷でいられることはあるまい。そのようには思っていたわけです。

で、登録から17年。苦情も紛議調停もありました。そして今回、初めて受けた懲戒請求に関する調査が一通り終わって会の判断が示されたわけです。365分の1の偶然としかいいようがないのですが、司法書士登録を受けた記念日に。

調査開始時点で記事2700件推定100万字以上ある当ブログで問題表現が5種類あった、と指摘がされています。そのうち1種類が『敵』という表現だ、とのことです。

なるほど我が国防衛省では仮想敵国という言葉は使わず対象国と言っていますから、まぁ紛争の相手を敵と呼ぶなかれ、という考え方はあってもいいのかもしれません。とはいえこの判断には、綱紀事案として弁明期日の通知を受けた段階からいささかの脱力を禁じ得ないのもまた正直なところではありました。攻撃防御方法とはいうけど敵はいないというのか、なにより個別の紛争で当事者たちが何をなしているか知りも調べもしないくせに、と。

もやもやとしたものを抱えてふらふらする本職とは明確に一線を画して揺るがないのはやっぱり補助者さまなのです。
出頭前日、初めて食べるおやつの紹介をするように(←”おいしいかどうかはわかりません ” by 補助者さま)彼女が僕に言うのです。

「悪いことはしていません」

経験上、裁判書類作成の相談でこう言う人は九割方、悪いことしてる人なんですが(笑)
今回は勇気づけられましたよ。

僕の人生で素敵な(ここに入ってくる敵、という字の使用は禁圧対象じゃないはず)ひとから聞いた言葉を5つ選んで長期記憶に残すとしたら、これは入れてもよかろうな、と思えたことでした。

一番近くで僕の執務を見ている人からこうした評価を得ていることに満足する一方、僕が補助者だったころ僕から見た本職をそう思えていたなら、僕は今頃こんなふうになっていなかったのかもしれない、などと思ってみたりもしているところです。

というわけで、ご同業の皆さま。

もし先生が込み入った裁判事務、それも非定型的な地裁通常訴訟に熱心に取り組んで余計な苦労を背負い込み事務所の経営を悪化させ他人から恨まれ所属会から苦情電話を転送され相手方代理人からわけもなく見下ろされ地裁でのゼロ和解の提案と高裁での一発逆転敗訴と判決確定後の回収不能の可能性に怯え、それでも自分の依頼人と(もともとマイナスからのスタートですのでハッピーエンドはまれですが)笑って迎えられる何かを共有してみたい…という場合、まずは年上の補助者を招聘することをおすすめします。知識経験技能はさておき、業界の実情に染まらず常識の世界にしっかり踏みとどまってる方を。その方からのあなたへの評価をモニタリングしながら正気と理想を保ち続けるよう努めてください。

僕が経験したようなことは、皆さまにも絶対ないとは言えないのです。
故意過失時の運等でそうなった方には、僕からエールを送ります。

それ以前に、あなたの隣の席からエールを送ってくれる誰かがいらっしゃいますように。従業員(←業界にどっぷり浸かっておらず家族ほど関係が濃くもない人)から後ろ指さされるようなことがないならば、会から呼ばれても堂々としていたらよいのです。

まぁ、1回経験してしまうと未経験なるがゆえの痛さ怖さは減るな、とも思いますよ。決しておすすめしませんが。

所属会から受領した告知について

本日、愛知県司法書士会から注意勧告を受け、告知書を受領しました。

これは当ブログにおいて、紛争の相手方を『敵・敵側』と記載した点をはじめとする5件の表現について、紛争の相手方を挑発する等の問題があると会が判断したことによるものです。

注意勧告の内容は上記の表現を含む記事を掲載したことに対する注意と、今後実施しないことの勧告および品位保持・法令等遵守に関する勧告です。

指摘を受けた記載は、当ブログにおいて昨年12月までに是正されています。

本件調査の端緒となったのは昨年8月に名古屋法務局になされた懲戒請求です。懲戒請求者は制度上、告知されておりません。

この懲戒請求には注意勧告と別の懲戒事由も挙げられていましたが、今回の注意勧告では当ブログならびにウェブサイトに記載の情報および実際の執務について、上記のほか非違行為に該当する旨の指摘は受けておりません。

以上のことから、本件注意勧告は当ブログを含む事務所の運営および受託した業務に特段の影響がないと判断し、これを受け入れることとしました。

当ブログ閲覧者の皆さまには、この事務所のあり方には今後も変わりはないことをあらためてお伝えします。
何者かから懲戒請求を受ける・それを示唆されることで裁判書類作成その他の執務が萎縮するようなことは、決してあってはならないことだと考えています。

本日、当事務所は司法書士登録17周年となりました。皆さまには引き続きご愛顧をいただければ幸甚に存じます。

 

わたしはコレで休眠抵当権抹消登記請求訴訟の提起を余儀なくされました(登記名義人調査のもう一つの方法)

まず同業者さん向けのお笑いネタ。

森林経営管理法なる新たな法律が一昨年施行されました。業界紙にも少しでてきましたね。不明な林地所有者の調査を経て市町村が一方的に経営管理権(立木を勝手に伐採売却したうえ、所有者にはお手盛りな事業費をさっ引いた残金を供託すればそれで済む超絶物騒な権利と法律業界内でなら言えます。意欲と能力のある林業関係者の皆さま向けには本法施行に際して皆さまへの期待はおおきい、などと遠い目をして言わねばならない立場なのですがそれはさておいて)を設定できる凄い規定ができているのですが、この不明な所有者の調査、霞ヶ関から当初出たガイドラインでは登記簿上の所有者の子まで調査すりゃそれでいい、ということになっていました。

何人かの同業者さんが倒れ伏したり痙攣なさっておられるかと思います。凄いでしょう?
ただし批判のやり方を間違えると山林業界の団体や県市町村からのお仕事もらえなくなるかもしれない、ということで僕もそれなりに気をつけています。あくまでもここだけの話しですが、とオンライン受講者がいる講義で言ってみたり。

それと比べれば国交省が出している所有者不明土地調査のガイドラインはまだまし、なんでしょうか。ただ、あれも『まず住民票をとってみましょう』ってのはどうなんだろうと思います。法の下の平等を高級官僚に、私的財産権絶対の原則を振り込め詐欺犯に説かれるぐらいの違和感を感じる(苦笑)


だったら僕がどうしたか、というのが今日の話しです。
ここからは、たまたま僕の本や寄稿を見つけるなどいろいろな経緯で当ブログにたどり着いてしまった林業関係者さん向けになります。

当ブログの読者は、推測ですが労働紛争本人訴訟など個別の問題で検索にヒットした人やご依頼後も楽しんでくださるお客さま→受験生または同業者さん達→鉄道・旅行・戦史・家電品修理改造などの趣味的活動に関心をお持ちの平和な方々→林業関係者さん、の順に少なくなるかと考えております。それぞれの人を個別に狙ってウケを取りに行く場合、他ジャンルの読み手に話しが一切通じない危険性は重々自覚しているのですがこれはやむを得ないと考えてください。

ついでに言うと、林業関係者さんには僕が林業雑誌にしている寄稿とこのブログを比べると言葉遣いや態度が幾分異なるように見える点もやむを得ないと考えてください。あっちの寄稿先団体はご由緒が正しすぎます(笑)

当ブログの一応のコンセプトとして、守秘義務に反しない範囲で事務所内・相談室内での無駄話が聞こえたらこうなのか、というのを感じてもらえたらいいなと考えているところです。それをもって依頼先決定につながる情報提供になれば、とは思っています。このため講演相談契約書作成その他の行政協力をご依頼の際には、雑誌寄稿風と事務所内風のどっちのノリでいてほしいか明示的にご指定いただけると助かります。ちなみに後者を選んだ某自治体の担当者さんとは、上級自治体がばら撒いてる書式をこき下ろしながら酒を飲んだり(費用は一円単位で割り勘にしてます)我々の作業成果を逆に売りつけようかなどという話しをしたりもしていますがこれはあくまでも内々の冗談です。どこの県の話しかはもちろんヒミツです。

さて。新しい読者層の皆さまへのご紹介はこのくらいにして本題に戻ります。

登記簿から読み取れる昔の所有者の住所からいまの所有者あるいは相続人をどう調べるの?という話しでしたね。とにかく住民票とってみろ、というのは『とにかくやってみる』にはいいのですが…戦前から放置されている登記の名義人がこの世にいてくれるかどうかは微妙です。

見つからないことを期待したいという思惑もありそうだ、というのは森林経営管理法ばかりではありません。

新たにご依頼を受ける表題の件、数値を少し改変します。
お客さまが譲り受けた山林に、昭和5年に設定された抵当権設定の登記が残っておりました。債権額400円。

この休眠抵当権…というより、とうに弁済されて法律的には消滅しているはずの抵当権の残骸を消すには大別して二つの方法があります。これ以上の方法を解説するページはむしろウェブサイト作成者が何も考えずに日常使われない方法を羅列している可能性がある、と考えて除権判決やら弁済証書などという言葉は項目ごと見ないふりをしましょう(←というのは同業者向けでなく一般市民向けの説明だ、というのはご同業の皆さまに重ねてお断りしておきます。異なる読者層を意識し続けるのも楽じゃありませんね)。

第一に、『抵当権者が見つからなければ』登記から読み取れる債権額元本と利息や遅延損害金を国に供託してそれで登記を抹消できる、という方法。例外というか特例はこちら。
 利息と言っても単利で回るため、年利12%を100年放っておいても上記説例なら元利合計5200円(失笑)これを供託すればよいのです。世の中カネだ、とこの金額なら僕でも言えます。
しかし戦後に設定された抵当権の債権額だと、お金より大事な何かがあるなどと遠い目をして言いたくなってきます。

第二に、抵当権者またはその法定相続人をちゃんと全員調べて、協力を依頼するか訴訟を起こすかする方法。原則はこちら。

工数としては第一の方法のほうが少ないに決まってます。あからさまにそれを目指して行政処分を受けた事例も出ています。つまり不正だ、と。

では第一の方法所定の、抵当権者の所在が不明であること…とはどんな状態を指すのでしょう。調査担当者が力を尽くしても見つからないことをいう、程度の規定しかありません。法務局に出す(つまり、この方法での抵当権抹消登記申請に際して必ず製造取得せねばならない)書類としては、登記簿から読み取れる住所に出した郵便が宛先不明で返送されてきた封筒、だけなのです。調査法や基準は明示されていません。

実は僕がご依頼を受けた案件に関連して、同時期に設定されていた抵当権が上記第一の方法で抹消されたという情報は入っていたのです。
…というより登記事項証明書を見ればわかります。昭和4年に設定された抵当権が平成29年弁済、って理由で抹消されてるんだから。

おそらくその抹消登記を受託した方は、登記簿上の住所に内容証明郵便を送ったり住民票取得を試みて失敗した状態を作ったのでしょう。プロトコルどおりに。

ただ、その地区では昭和50年に国土調査による地番の変更があったのです。

それで昭和4年の住所に内容証明送って届いたら文字通りの奇跡だよ奇跡(冷笑)

で、僕がやった調査。住民票?それが取れたら奇跡だよ奇跡(冷笑)

最初に、除籍の謄本を請求しました。当たり前のように取得できました。

そこからは戸籍の記録を前後にたどって抵当権者の出生から死亡まで請求可能になり、さらに相続人全員が孫の代で生存が確認され、戸籍の付票で現住所もわかりました。

かくして『抵当権者が見つからない』という状態を作り出すことには首尾よく失敗し、表題の結論にたどり着いたのです。制度的には当然でして、そもそも戸籍制度が始まった明治時代には本籍と住所が一致していたわけだから、古い時代の登記記録記載の住所ほど本籍と一致しているのも当然なのです。

ちなみに、別件で手抜きの形跡を見いだした供託による休眠抵当権抹消登記。こちらも手抜きだと裏付ける調査が公開情報から可能でした。

抵当権者の除籍謄本を取れば普通に見つかったはずですが、もちろんこれはできません。ご依頼を受けた案件ではなく、僕個人が興味ある、というだけですので戸籍の記録をとるわけにはいきません。

国土調査を経て地番が変わった場合、法務局に変更前後の地番の対照表が備え付けられており、誰でも見られます。

抵当権者の登記上の住所をこの対照表で探し、変更後の地番で登記事項証明書を取ってみました。

そうしたらちゃんと、相続人さんが相続登記を終えてご健在でした…あはは(乾ききった笑い)

住所調査の手法として赤い字の部分に言及した人や官公庁自治体って林業界でいるのかしら?と思ってしまいますが、言ったらきっと立場が悪くなるとは思います。

所有者を調査する時にはこんなこと知らないふりをし、抵当権者や地上権者を探して登記抹消を求めるときには思い出したらいいのだろう、というのはここだけの話しです。

雑誌のほうでは『どちらも全力で探せるし、探せ』と書くようにしてます…不明所有者の調査は息子の代まで探せば終わりにできる、などと思っていた上級官庁の人のことなど知らないふりをして。

どうやらそのくらいの反抗はあちらの団体でも許されるようで、まずまず愉快に寄稿させてもらっているのです。

次の東京出張の件/休眠抵当権の抹消請求訴訟作業分析の件

きのう4泊5日の出張から戻ったばかりではあるのですが、今後の出張の話しです。表題の件1件目。

次の東京出張の日程調整を開始しました。候補日はいまのところ4月6~10日のうち2日間または3日間です。

対象となるお客さまには個別に連絡しつつありますが、その他の方々にも対応余力があります。初めてのお客さまについては、換気と距離の確保が可能な貸会議室等の利用を必須とします。この費用はご負担いただきます。

実は国会図書館東京本館の入館抽選で出張日程が決まりますので、そういうもの(前週まで実施日が決まらないもの)だとご理解いただいた方のご利用をお待ちしています。対応可能分野はこれまでどおり労働紛争労働側、民事家事関係裁判書類作成全般、最近少し引き合いが増えている気がする山林・林業関係の登記裁判その他法務、何かの間違いだとは思うのですが不動産登記、年に5件以上ご依頼が来たことがない商業登記、などとなっております。

この出張に関連して3月29日から4月5日までの間、初めてのお客さまに対する直接の面談を伴う業務を停止します。これは高齢のお客さまに面談する準備として行うものです。すでにご依頼中のお客さまには影響はありません(絶賛闇営業中の接待を伴う飲食店に行ってきた、などといわれたら若干の対策を追加しますが)

まぁ、年度末に不動産売買の立ち会いの仕事が転がり込んでくるような事務所じゃありませんから上記の期間おとなしく過ごしても実害はなかろうかと思います。PCR検査もいずれは受けてみたいものだと素朴に思っているところ。


表題の件2件目は…素朴に思ってしまったんです。

訴訟ってそんなに高いんか、と。もちろん費用が。

実は今日、法人格否認の法理を使ってようやくなんとかなった本人訴訟の弁論が終わって判決言い渡し日が指定されたんですが…それに投じた労力を100とすれば抵当権者の相続人相手に消滅時効を理由として起こす抵当権抹消登記請求訴訟で判決取るまでに要する労力は一般的には3から5、くらいなんじゃないかと思えてならないのです。

だったら実際計ってみよう、タイムスタディ(時間研究)ってやつさ、と社会保険労務士である僕がささやいたのです。司法書士である僕に。

説明をし直します。世の同業者さんたちはいったいどうやって休眠抵当権抹消の報酬を定めているんでしょう?疑問はここから始まります。

なんとなく難しそうなことができるからテキトーに高くしても大丈夫、ということではないと祈りたいのですが、『休眠抵当権 抹消 名古屋市』でgoogle検索して出てきた上位20ページのうち報酬がでていたのは7件(同一の事務所のページは1ページ/1件としました)。

そのうち、失礼ながら依頼予定者からみた情報としては何を言ってるのか不明な、4万円~、または5万円からと記載していたのが計4件、訴状作成10万円からというのが1件、訴訟(代理の有無は不明)20万円からというのが計2件、訴訟(同左)30万円というのが1件、となりました。

上記のうち4万or5万からというのは供託による抵当権抹消のお値段であるはず。また、別に相続人探索につき1人あたり3万とか、あるいは戸籍謄本1通の取得代行が1千円、といった依頼人からみればよくわからない(司法書士側では正当性を主張できることは重々理解しています)オプションがくっついて結局いくらになるのか不明、そうした現状があるようです。

この現状を広い意味での負担力主義によって原価計算した結果だと考えてみます。費用を負担できる人からは取る、と。

これに対して原価発生原因主義によったらどうなるか、というのが僕の問題意識です。

言ってしまえば僕の作業時間数に6千円を乗じて報酬を決めたらいくらになるか、ですのでまず実際の作業工程に応じて作業時間をつけてみようと考えました。実は登記申請書の作成ではそうした調査をして値決めしているのです。裁判書類については作業の標準化にはなじみにくいものの、作業量はだいたい書類作成枚数と正の相関があるんで請求額が多ければ(負担力が高ければ)報われるようにはなっています。

※当事務所の、主に労働紛争関係書類作成では依頼人が得られた報酬額に対する割合で費用の上限を決めることが多く、請求額が少額な場合は僕は最初からわかっていて酷い目に遭える、ということになっているのです。

お話を戻します。実情として相続人相手の抵当権抹消請求の訴状は、一度作ればテンプレート化になじむ(テンプレ化を前提とした作業時間が想定できる)とも思っています。むしろ訴訟よりは非訟、裁判よりは登記に近い気がする。少なくとも、大もめになりそうかそうでないかは早期にわかるはず。このあたりのことを研究してみたいのです。

行き着くところは当事務所で受託する場合の費用明確化と、ご自身で正攻法を採って休眠抵当権を抹消したい方への情報提供となるでしょうか。特に僕が取り組んでいる山林(費用負担力がとーーーーーっても低い土地)に残った休眠抵当権を消しやすくする、というのがはるかな理想です。

次回以降の記事に続きます。まずは抵当権者の相続人調査までの時間数です。

『予定が変わって、時間ができるでしょう』(愛媛+福井出張4泊5日 最終日)

朝5時前の愛媛テレビ。
どうだっていい星占いのランキングでは、しし座は12位だとか。表題のようにも言っています。

ケッ(冷笑)

今日の予定が変わって時間ができる?だとしたら北陸本線が止まって福井での打ち合わせがまるごと吹っ飛ぶ場合だけだろ、いまごろ雪でもあるまいに、と鼻で笑って、駅へ。

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予讃線伊予西条駅はまだ夜のなかにありました。5時48分発高松行きが、上り普通列車の始発です。

4泊5日に及んだ愛媛県出張、実は福井で打ち合わせが最後にセットされているのです。この列車に乗って坂出―岡山―相生ー姫路ー敦賀と乗り継ぐと15時半には福井に着き、16時からの打ち合わせに余裕で間に合うことになっています。

終了後は福井を20時過ぎまでに出られれば、0時過ぎに名古屋に帰ることができます。つまり青春18きっぷ1日ぶんで愛媛からの帰りの交通費をまかない福井にいるお客さまのケアができる、その範囲の西端が予讃線では伊予西条だということで昨日は松山からバスでここまでやってきました。

お天気もよく、列車も遅れず、至極順調に姫路までは来たのです。ここで30分ほど待って北陸本線敦賀行の新快速に乗れば3時間半ほどで関西地方を突っ切ることができます。

先発する北陸本線長浜行の新快速に乗ったのはさしたる考えがあったわけではありません。
お天気はいいものの、昨日と比べてプラットフォームにいるのが寒かったから…理由にもなりません。

出張最終日を飾るにふさわしい失敗に気づいたのは米原から北陸本線に入ったあとです。

長浜から先の乗り継ぎ、敦賀行の案内がありません。50分待ちで近江塩津行きだと言ってます。なぜ?

鉄分高めな方にはすでに笑っていただいているかもしれません。

僕が乗るべき敦賀行きは、京都から湖西線経由の列車だったのです。

解説すると、京都から北陸本線敦賀へは2つのルートがあります。三角定規の直角の内角を右下に、底辺を水平に、斜辺を左下から右上になるようにおいた状態を想定してください。直角三角形の斜辺に相当する湖西線は文字通り琵琶湖の西岸を左下から右上へ=北東に向かいます。

2つ目は三角形の底辺と垂辺をたどるルートで、京都から東海道本線米原まで東進してから北陸本線長浜を経て北上するもの。
僕が迷いこんだのはこっちヽ( ゚∀゚)ノ

お客さまには米原到着時点で万事順調と連絡してしまいました。どうにかせねばなりません。

調べたところ14時01分発の特急しらさぎ55号に長浜ー敦賀間だけ乗れば敦賀からは予定の接続列車に追いつけることがわかり、不本意ながら乗車券と自由席特急券を買うことにしました。晩ご飯を外食するのは諦めて、1440円。

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なるほど、予定は変わって時間もできた、と長浜駅に展示されているED70(初期の交流電機機関車が静態保存されています)をみながら思ったのです。

さらに予定が変わりました。

打ち合わせによれば僕の見込みより早く、裁判所が陳述書の提出を言ってきたとのこと。当然間に合わせますが依頼の受付を少し停めようか、迷ってしまいます。

もう一つ、迷っていることがあります。

冒頭の星占いでは今日、『ご飯を二杯食べること』が開運のために推奨されています。

朝4時45分に起き16時から90分打ち合わせやったほかはひたすら普通列車を乗り継いでいたためご飯を食べる余裕などないまま、列車は尾張一宮に着こうとしています。時刻は21時ちょっと前。もうすぐ名古屋です。

家に帰って今日中にご飯を炊き、二杯食べることは可能ですが、面倒だし太りそう。

でも、やっておいたほうがいいかもしれない。

そんな気がしてならないのです。それで勝てるならやるか(笑)

法務局よりも市役所よりも(南予出張4泊5日 4日目)

車を回して宿から駅へ送ってくださる、というご提案を辞退して、今日の一日を始めます。送迎のために愛南町から宇和島(所要時間:約50分)にお越しいただくのは心苦しい、という極めて順当な理由のほかに、この街で出して行かねばならない登記申請書を一つ、まだ作ってないという極めて実務的な理由を隠していたりするわけです(わらうところ ごまかしの笑い)

それらが無事終わって12時55分、宇和島発の特急宇和海16号で松山に向かいます。

…登記申請書一つ作って出し終えるのにどれだけ時間かけたんだ、という同業者筋からのツッコミは聞こえないふりをしようと決めています。

一つ言い訳をすると、一昨日の夜から恐ろしいほどの食あたりに見舞われまして宿でする作業がほぼ停まっていた経緯はあります。今日に入ってようやく食べ物を見ても吐き気を催さなくなったため、43時間ぶりの固形物として穴子の蒲焼き弁当を食べてみたら

旨すぎて意識が飛びました。生きててよかった。

 

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松山市役所で職務上請求用紙を使って、次の仕事に必要な資料が揃いました。

正確には、次の訴訟に必要な書証が。

春の特別企画として、実費込み10万円で戦前からある休眠抵当権を抹消しよう♪という提案がこのたび採用されたのです。

もちろん完全に正攻法を用います。気炎万丈勇往邁進、ただまっとうなやり方のみによって結果を実現するのです。
というのは大げさだと自覚していますが。

抵当権者の相続人は全員探します。祖父の代から下って今日、ここまで終わりました。
その方々にはもちろん何の非もありませんがもれなく被告にして提訴し、判決もらったらそれを代位原因証書にして必要なだけ相続による抵当権移転の登記やって、しかるのちにようやく抹消登記する、久しぶりに簡裁で訴訟代理する交通費(といっても一回出廷すりゃOK)も含む、訴訟提起の費用から各登記の登録免許税も含んでとにかく一式10万円、ということで。

理由はいくつかありまして、今のうちに不動産をキレイにしておきたいとおっしゃるお客さまに敬意を表して受け入れ可能な価格設定としたというのが一番キレイな理由です。
何しろキレイすぎて記事にした本人すら信じておらず、お客さまにもこんな恩着せがましい理由で依頼を受けるなどとは全くお伝えしておりません。単に僕への依頼費用と供託による便法が別にあり得ることと本件で僕はその便法が採用できないこと、あとは別件でやってはいけない手抜きをした他業者の存在を伝えただけです(苦笑)

上記のとおり予備調査の過程で、探せば一瞬で見つかる抵当権者の相続人を見ないふりして供託で抹消したどこかの同業者と訴訟による抵当権抹消に20万だの30万だのという値付けをウェブサイトで晒している全国の同業者たちになんとなく反感が芽生えた、というのは当事務所ではよくある理由です。
一通りやりきったところで訴訟による休眠抵当権抹消のテンプレート一式作って100円くらいで売ってみたい、いっそ林業雑誌に経緯と費用を寄稿するか、といった思惑、果ては自分がどれだけ報われないか見てみたいという一種の自傷行為(でもひょっとしたら案外楽かもしれない)等々、穏当なものから物騒なものまで理由は実にいろいろあることはあるのです。

で、このほど提訴できるだけの書類が集まりました、したがいまして提訴します、と。

それはさておいて(当ブログをお読みで休眠抵当権抹消に取り組んでおられる先生方には僕が今年からばらまき始める上記のテンプレートが先生方の脅威になることはないと確信しています。一般の方がほんとうに手抜きしたい場合も手抜きしたいプロと同様に、抵当権者や相続人がみつからないふりして供託する方針に流れるはずですから…ごく真面目な少数派しかそんなテンプレなど使いませんよ)。

実は松山でもうひとつ、大事な用があるのです。
提訴前から判決が見えてるような訴訟代理とは比べようもない用事が。なにしろこちらには正解がありません。

補助者さまに対する債務の弁済を準備せねばなりません。

2月14日付お返し請求権、という特殊な債権を彼女が持っております。

慣習によれば弁済期は3月14日とされているのです。債務の本旨に従った履行がなんであるかは明示されていない、というのがいっそう難易度を高くしています。時効を援用すればたちまちのうちに吹っ飛ぶ金銭債権とそれの上に載ってるにすぎない抵当権とはわけが違います。

なにしろ上記のお返し請求権、慣習上は自然債務とされていますので履行を遅滞してもいきなり仮差押を受けたりはしません。でも僕から補助者さまになんとなく頼み事をしにくくなる・申し訳ない気分になる・目を見て話しづらくなる・生きるのがつらいと思えてくる(それぞれ冗談です 半分だけ)、といった支障が例年発生するのです。このためできるだけ早期の対応を心がけているのですが、先月実施した青森出張で好適品を見つけられなかったのは正直言って予想外でした。(さ●ら野百貨店青森本店のデパ地下はイマイチな品揃えだったのです…東北で補助者さまの評価に堪えうる地元系百貨店は仙台の藤崎が北限かも)

ただ、この点でもシトラスアイランド四国は実に頼りになるのです。
愛媛にはよい柑橘加工品がいっぱいあります。地元の素材で地元の業者が作っており、妙な添加物化学物質が使われておらず見た目も味もよく愛知県では同様類似の品をみかけない、ついでに言うとたとえ現地に行っても駅のキオスクや高速道路のサービスエリアその他凡庸な土産物店には置いてない、そんなアイテムが。

…別に補助者さまがそうした苛烈な基準を定めているわけではなく、彼女の評価に適合するのはそういうものだという傾向を購買担当者たる僕が発見しただけです。ひょっとしたら近頃はやりのSDGsを無意識に実践してる気もしますがこれは気のせいでしょう。

そうした品を求めて市役所前の電停からさらに足をのばしてきました。帰りの電車から眺める松山城にも、そろそろ桜が咲きそうです。

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これで来週から、補助者さまに甲号証の付番編綴や証拠説明書の作成をお願いしても大丈夫なはずです。
あと登記申請書の作成と表計算ソフトの関数の活用と当事務所ウェブサイトのHTML書き替えは当然として、出来ればプログラミング言語を一つ身につけてほしい。僕と同じPythonがいいな。

…あ、冗談です。たぶん。

さて、今晩は伊予西条に宿を取りました。明日はここを始発で出て、名古屋に帰ります。

末端区間でだけ発動するパワーアップ(南予出張4泊5日 2日目)

宿で身支度を整えたところで、気づきました。
そういえば、今夜の宿とってないや(わらうところ 遠い目で)

まぁいいか。

高知駅まで3分のホテルにいます。中村行きのあしずり1号の出発時刻は9時53分。まだ40分ほどあります。

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なんの問題もなく予約を終えて、今日の旅を始めるとしましょう。実は明日の宿も先ほど予約しました。

南予=愛媛県南部でも一番南にある南宇和郡愛南町が、愛知県名古屋市に事務所がある僕の仕事先です。最近このブログを読みはじめた方にはとにかく世の中はそういうものだ、と理解してください。

ご同業の方々には、そもそものきっかけはこの町にいるお客さまから訴訟費用額確定処分の申立書作成のご依頼をもらったことだ、と説明してさらに理解不能な状態を手厚く作っておこうと思います。世の中はそういうもの、なのです。

そんな状況を維持拡大強化するツールがJR四国&宇和島自動車から提供されています。

四万十・宇和海フリーきっぷは高知―宿毛と宇和島―松山のJR片道に宇和島―愛南町―宿毛の宇和島自動車バス乗り放題をセットした企画乗車券で、発売額5040円です。普通列車で移動するだけでも元がとれますが鉄道部分は特急が使える、というルールです。高知から松山へ、または逆ルートで通り抜けねば使えない、ということでなかなか使いにくいきっぷではある、かもしれません。

しかしこのきっぷがあるため、僕は名古屋から高知(または松山)までは普通列車を乗り継ぐがそこから南へは当然のように特急に乗る、という振る舞いになるわけです。ほぼ毎回ここでだけ、移動力が地域内での最大値にアップする、と。

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このあたりでは普通列車と特急列車に大層な速度差があり、普通列車なら半日かかるところを特急なら2時間で動ける感じ。松山―宇和島ならまさに朝飯前(始発が6時前からあるのです)。

ただ、昨年は身にならない贅沢を満喫しながら心も体も社会的経済的立場も毀損していく男女を複数見る機会がありました。

贅沢のし過ぎで破滅するのと節約のし過ぎで逼塞して終わるのと、どちらかに落下できるタイトロープを渡ってる気はしています。ごく一部の人がわかる表現をすると…軋んだ綱が心で、揺れてる(苦笑)。

体力やら知力やら信義やらでできたバランサーを持ってこの綱渡りに挑むことができているつもりです。いまのところ。

現在絶賛停車中(逢魔が時の阿波池田にて)

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先ほどの記事の続き。どうやら僕は朝三暮四的ぬか喜びを味わっていたようなのです。スイッチバックの坪尻を出て阿波池田に着きました。

時刻表をみたところ、列車はここで40分ほど停まるとか(苦笑)

さらに調べたところ、土讃線下り普通列車でこの駅での乗り継ぎを要しないものは1日一本、つまりこの列車だけだ、ということもわかりました。

とりあえずマスクは外してよさそうです。運行系統も人の流れもあらかたここで分断されるらしく、上りの特急が出たあとは一両編成の車内からも5番線まであるプラットホームからも、人の気配が絶えました。

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このまま列車ごと神隠しに遭っても誰も気づかず誰も困らんのではないか、などと考えてみたりします。発車まであと20分ほどです。

とっても便利になった(はずの)高知経由で行く愛媛出張4泊5日

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FDAのウェブサイトによれば、同社が運航する名古屋―高知線は3月19日からタイムセールにつき片道最安7000円、だとか。

さ、僕は今日から出張です。

お預かりしてる印鑑証明書、12月18日発行なんですもの(*_*)

…ご同業の皆さまには僕の不運を大いに笑っていただくとして、一般読者の皆さまに説明します。

込み入った登記案件でたまに踏み込む地雷原の一つに、先に関係者から預かった印鑑証明書の期限が切れる・切れかける、というのがあるとお考えください。それが発行から3ヶ月であると。

そんなわけで(遠い目)今日から出張です。気を取り直して表題の件。

今春のダイヤ改正では、JR四国土讃線の下り普通列車が凄く便利になったんです!

…といっても間違いなく誰からも相手にされないはずです。列車は木曽川を渡るところです。愛知から岐阜に行くところ(苦笑)

改正前の先週までは名古屋を朝6時台に出て土讃線琴平と阿波池田で乗り継ぎがあり、しかも阿波池田で1時間40分待ち、という自分が鉄道ファンであることを試されているような接続しかなかったのです。

今週からは名古屋を9時にでればよくなり、多度津から高知まで普通列車で直通になりました♪ヽ(´▽`)/

そのオッサンが頑張って使いだしたような絵文字を何とかしろ、ついでに多度津と阿波池田については位置を説明せよ四国人でなきゃわからんぞ、と同業者さんも非鉄系一般読者の方々も思われるかもしれませんが、この記事は鉄道ファンである読者さん向けに書いています。

ちなみに高知までの所要時間は12時間弱ですがそれは特に問題たり得ないと考えます。この出張が登記申請裁判事務その他相談取り混ぜた純然たる公用であることを考慮しても、そういうものです。

高知での宿泊費を入れても6000円で月曜日の朝、高知から行動開始できるので、夜行バスより安いことにはなりました。
なにしろ今回もお客さまに交通費を転嫁しないので、とさらに全読者が理解不能な話題を持ち出してみたりもします。
まぁそういうものなのです。

愛媛県出張の日程が決まりました

郵便を出しに行ってきました。コートは着ずに、マスクもなしで。

当事務所は名古屋市緑区鳴海町字長田という、政令指定都市にありながら住所に『町』も『字』も着く不思議なところにございます。いったいどんな魔法を使って生き残ったのか、なんと鳴海町商工会というのが存続しており、当地に事業所を有する者は、商工会議所ではなく町の商工会に入らざるを得ない、そんな分割統治区域なのです(商工会法7条では『商工会の地区は、一の町村の区域とする』とされています。例外規定はあってこれにより存続してるんですが)。よりによって名古屋商工会議所に入れないことの落差に、未だに納得いきません。

R0011552

そんな鳴海町字長田、昼間も人なんかこのとおり探さなければいません。これが当事務所から郵便ポストへの道(の一つ)です。

まぁ実際には、事務服姿の姐御さんが白いトラックをそろそろと動かしナンバーのついてないフォークリフトが当然のように公道を走る工場地域、でもあるのですが。

お話が外れました。来週の出張にはコートは不要だといいな、ということで…表題の件。

次の愛媛出張は3月14~18日に決まりました。

5日間にはなっていますが、滞在日程には余裕がなさそうです。15~17日に南予にいるはずで、ここから他の地域に動けません。
先月の青森出張に続いて、また夜行高速バスを使わねばならない気配もしています(苦笑)

松山~南予~高知まで来れる方には当地にて相談可、といったところでしょうか。14・18日の関西地方も調整できそうです。

そうではありますが、ひょっとしたら4月前半にもう一回行くことになるかな、とも思っているのです。このときには少し余裕を作りたいものです。

支払督促:静岡簡易裁判所の予納郵券額/愛媛県出張:日程調整開始の件

先月から引っ張ってきた裁判書類作成3件が今晩で一通り終わりました。

便秘が解消された気分がします(あ、たとえが悪すぎですか)

実際に申立書を出した裁判所は全く違いますが、表題の件、1件目。静岡簡易裁判所に支払督促申立書を提出する際に添付する予納郵券額は令和3年3月現在、つぎのとおりです。債権者債務者各1名の場合です。

・500円×2枚

・94円×1枚

・5円×1枚

・84円×1枚(支払督促発付通知費用)

前3件が支払督促正本送達費用に計上する費用ということになります。

で、僕がさらに電話をかけた別の簡裁は上記に加えてはがきを一枚つけよ、そちらの63円が発付通知費用だ、とおっしゃる(勝手にしてよもう)。

ただ、久しぶりに緊張しました。
通常訴訟の訴状や答弁書だったらいくらでも書けるんですが、請求の趣旨原因を1枚で書き切らなきゃならないなんておかしいでしょ(苦笑)

…あくまでも冗談です。そういうシンプルなご依頼がなかなか来ない境遇をしみじみと味わっているだけです。

つぎ、表題の件、2件目。

今週残った重厚な仕事はある自治体にお渡しする施業委託契約書案&問診票(←と僕は勝手に言ってます。もちろん体温や既往症の有無を問うわけではなく、受託予定の山林に関する境界確定の有無や担保提供状況や補助金受給歴や推定相続人を聞くつもり)作成、経営側でおこなう労働組合対策の検討(ですが労組側から歓迎されてる気もしています)といったところ。

つまり、来週からどこかに行っても大丈夫なはずです。愛媛県出張の日程調整を始めました。

日程はさしあたり、来週末を中心とする数日間を考えています。愛媛県南部に2~3泊滞在するほか、面談等の必要があれば経路上およびその周辺の適当などこかに行くことができます。ご用のある方はお問い合わせください。

上記に関連して、3月12日から新しいお客さまとの面談を伴う業務を停止します。名古屋で面談業務再開になるのは出張後ですので、おそらく3月第4週の後半になるでしょう。愛媛への出張までは人混みへの接近や会食への参加も回避して高齢のお客さま方との面会に備えるわけですが…案外これでも不便を感じない気はしています。

むしろ友達感覚が過剰な方々は来所面談からリモートに誘導してしまえば、便利さを強調しつつ僕も楽ができて一石二鳥以上じゃないか、と不純なことを考えたりもします。ほらSkypeとかZoomとかって便利ですよねー(遠い目)

いつでも事務所に来れるようにしておくのは決していいことではなくて、月に数日間の来所集中日を設けてそこに来てもらうようにしてもいいのかもしれません。そうすれば残りの期間、名古屋にいなくてもいい…わけないか(できるかも)

法教育派遣先の穴場、を垣間見た日

林業関係の雑誌に定期的に寄稿しています。司法書士としては僕のところが全国唯一だと思います。

僕の寄稿先のほかの林業関係雑誌としては林野庁の『林野』、戦前からある大日本山林会の『山林』なんぞがあるんで、ご同業の誰かが首尾よくそっちに食い込むまでは僕が唯一、ってことになるはず。

寄稿内容は、言ってしまえばよくある相談回答コーナーです。
山の登記やら相続やら会社運営労働災害に関する質問があり、それに答えるコーナー、だったはずなんです。

何かを思いついてしまったのは昨年秋、三重県林業研究所がやってる林業関係教育機関の講師の仕事をスポットで受けたあとのことです。
その講師の仕事そのものは一応嫌われずに終われた、ということに気を良くして、林業雑誌の担当編集者さんにこんな冗談を飛ばしてみました。

(上記の件を話したあとで、次の相談コーナーのテーマとして)
『県林政関係職員です!林業関係者に法令関係の速成教育を施す研修を企画することになりました。どうしたらいいでしょう?』
なんて質問に答えるのはどうか、でも役に立つ読者の数はもう強烈に少ないだろう、と。

この想定読者最小をあえて目指す企画があっさりと採用されまして。相談コーナーのはずなのに『すでに発生した問題ではなく、これから立案しなければならない企画について士業が公務員に助言をする』コンセプトで原稿を書くことになりました。

相談という語を拡大解釈すればもうなんでもできる気もしてきましたがそれはさておいて。

内容がないよう、いえ内容なのでその寄稿の想定読者数は全国で数十名程度だぞ、それでもいいんだな、といった認識は最初から担当編集者さんと共有しておりました。林業大学校など林業従事者に対する教育機関は一県に一校あるかないか、ですしそんなところで民法関係教育なんてまずやってない(たぶん僕が昨年やったのが先進事例です)、誰かがさらに思いついてこれからやろうとしてくれればいいな、といった状況ですから。

壮大な空振りを狙って2ヶ月連続の寄稿を終え、無事に掲載された3週間後。
読者からレスポンスがあったと担当編集者さんから連絡がありました(゚◇゚)ガーン

なんだか逆にショックです。寄稿に対する直接の反響はここ1年もらった記憶がありません。反響がほしいとは言わない、数年後の誰かに役立ってくれればいい、とわざわざ断って原稿送ったりもしたのに。

聞けば編集部に問い合わせを送られたのは、僕が時々通る某市の市役所にある林政担当部署の方だとか。あとで直接事情を聞いたところ、僕が講義で作った教材を分けてほしい、部署内で使いたい、ということでした。

もちろん教材はお送りしました…若干の毒を含んでいるから再配布はしてくれるなよ、と告げて。

状況を整理します。

僕が雑誌に寄稿したのは、県行政職の人など民法関係について一応の知識を有する職員を読者に想定して『県が林業大学校などで主催する研修で、森林組合担当者等に対して民法関係の知識をつけてもらうための企画』を講師になる士業の側から企画担当者さんに説明する、という記事でした。

これが全力で空振ったかファウルボールが観客席に飛んでったかはまだ不明ですが、今回『市町村の林政担当者に対して、民法関係の知識を身につけてもらうための教育研修その他の情報提供』の必要性がぼんやり見えてきた、ということです。

程度の濃淡はあれ、たぶん全国でそういうことになっているはず。
こういうのは1カ所出てくると30カ所はあるはず(っていう推定をコックローチセオリーっていいましたよね)

求められている法情報の中身は言ってしまえば民法全般(ただし家族法と担保物権法は若干削り、法解釈の方法と個人情報保護法あたりをちょっと加える)の知識に過ぎません。ですので寄稿の際にも『こういう法教育の企画で講師の派遣要請をかける先は司法書士会でも弁護士会でもかまいません/僕としては書士会のほうをおすすめしたいんですが発注者たる県職員の皆さん方は両者を遠慮なく天秤にかけちゃってかまいません』といった記述を(もうちょっと上品に)書いたところです。

-あ、この雑誌に寄稿する時は司法書士より林業人の側に立っているつもりです-

どうも法教育の決して小さくない需要が妙なところにあるかできたかしたようだ、そんな話でした。
ちなみにこういう研修を外部講師を招いて実施したいと自治体担当者が思った場合、財源はちゃんと国から降ってくることになっています。森林環境譲与税がこれにあたります。

よほどの大都市でなければ業界団体から自治体林政担当部署に営業かければゴ●●リホ●●イ、いえ芋づる式に成果があがりそうな気はしていますし、僕が関与できない遠方の自治体だったら地元の業界団体に話を回してやってもいいな、などと(文字には書けても→)口に出しては言えないようなことを考えているところです(人の悪い笑い)


たまたまこの記事を見てしまった自治体・森林組合担当者さんがいらっしゃるとしたら、法律・税務・制度相談室の読者であることを最初に告げていただければこのブログの記事よりはお行儀よく対応させていただきます。その点はご安心ください。

ただし、先にご連絡をくださった自治体担当者さんにも少し申し上げたのですが僕と担当編集者さんは常に相談室の質問を探しています。
無償での便宜供与もこの分野に限っては快諾しているところですが、事前にお断りしたうえでネタにされる可能性も一応、いえ常にあるとお考えください。あなたの自治体の問題はきっと、あなたの自治体だけのものではありません(人の悪い笑い)

家庭で実施可能な液ダレ防止に関する小加工

液ダレ。

容器から液体を注ぐ際に表面張力や粘性の影響で、液が容器を伝ってたれる現象です。

人類の経済活動は容器を発明した瞬間から、液ダレの脅威にさらされてきました。我が国では大森貝塚から液ダレの痕跡がある縄文式土器が複数出土しており、エジプトではメンカウラー王(在位:紀元前2532~2504年)のピラミッドにある壁画に、液ダレさせた容器を持って鞭打たれる奴隷の姿が描かれています。

有史以来、液ダレによって失われた原燃料素材資材最終製品を累計すればまさに天文学的な金額になるといえるでしょう。古代ローマ帝国が紀元前後の数世紀にわたって地中海全域を統治できたのは、ローマ街道や水道橋に象徴される高度な土木技術に加えて液ダレ防止の技術を実用化し、経済的損失を極小化できたからだと言われています。中世の暗黒時代に、その技術は水道等構築の土木技術とともに失われました。その結果かの地では、14世紀にいたってペスト等の流行を招いたといえるかもしれません。

…あ、冗談です。ほぼウソですからね。

このブログ、月曜日午前中に閲覧が増える傾向があるんで…仕事サボって読んでるならせいぜい脱力してほしいな、と思って(笑)

今日の話題は液ダレだ、というところだけ本当です。台所にあるステンレス製の鍋でお湯を沸かしているのですが、湯を注ぐときに容器の下に回り込んで困っておりました。

で、調べてみたのです。液だれを防ぐ方法で

  • 既存の容器に加工して導入可能なもの(ここでかなりの情報が候補から脱落します)
  • 別の物質を容器に付着させないもの(さらに大部分の情報が不採用になります)
  • 液体そのものの物性に依存しないもの(使用者が鍋に遠慮してどうしますか)

テレビの情報番組から中学生の自由研究からいろんなページを見ては捨て見ては捨てるうちに、失礼ながら全く知らない大学の情報学部研究室のページを見つけました。そこでは

スーパーコンピュータを用いた大規模並列計算による流れの可視化を行っている、のだとか(わらうところ)

あ、笑っちゃいけないんですが結果的に牛刀で鶏を割くような研究と応用、僕は大好きです。

明正大学連携研究センター『容器からの液だれを防止する~液垂れ発生原因の解析と防止法を解明する~』を読む限りでは、容器の外側の縁に沿って溝を掘る加工を施すと液ダレが減少するとのこと。

当事務所ではステンレスの鍋にスジ状の傷をつけられればよいと了解して、スコッチブライトシリーズの最も一般的なやつを買ってきました。

 

施工は30秒で済みます。

R0011473

注ぎ口の周囲を、写真の上下の方向にこするだけ。線状に傷がついているのがわかるでしょうか?
適当にこすったら洗います。以上。

施工前。

R0011453

施工後。

R0011534

R0011535

施工前は、水はダラダラと容器の下に回り込んでいました。
施工後は水量の多寡にかかわらず『ピシッ!』といった効果音を付したいくらい綺麗に水が切れます。

ただ残念ながら、理論が高尚な割に加工がチャチなため効果は1週間程度で消滅します。また磨けばまた効果が得られますが。

スコッチブライトでなくても、目の細かくない=100番程度の紙やすりでも同様になります。液ダレにお困りの方、是非お試しください。


そんなことよりどうして台所にヤカンがないのか、それがおかしい、就職以来ずっとそう言ってるではないか、というのが本件に関する補助者さまのご指摘であります。目をそらしたくなるほど正しいご意見だと思っています(苦笑)

さて、今日は裁判書類を1件完成させ、先週明けの時点で3件あったのが残り1件になりました。
そちらの締め切りまではまだ時間がある…ということでデジタルカメラと三脚を用意し、毎秒最大25枚という高速連写機能を使って250枚ほどの(鍋の)写真を撮り、ベストショットを3枚選んで、この記事を書いた次第です。

ヒマなの?というご意見は目をそらしたくなるほど正しいと思っていますが、とにかく受付停止期間は予定通り先週末で終了させました。月曜日から平常業務に戻ります。

偶然手に入れた全集中スイッチの運用試験

勝ちたい。

どうしても勝ちたい。

心から、ほんとうに心からそう思う訴訟があるのです。

今日は、そんな書類の完成1日まえに起きたできごとの話しです。

※ご同業の皆様方には、書類作成とは全然関係ない
話しになりますのでご容赦ください


今週はこの書類のために受付停止中です。難易度請求額依頼人の所在地相手方の個性その他あれこれの事情があって通常より若干多めのプレッシャーを自覚しつつ、裁判書類の起案を始めました。僕の場合、裁判書類は頭のなかで6~7割、つまり主な論理構成を整えた文案を一気にタイピングして完成に持って行くことが多いのです。

ぽちぽちぽち、ことん(←Enter)と打鍵を始めたのは14時過ぎだったでしょうか。この手の作業、だいたい数分やったら手が止まります。従前の準備書面や書証を参照したり腕が疲れたり目薬をさしたりコーヒーを飲みたくなったり大きい方でトイレに行きたくなったり(←なぜか裁判書類作成でこうなることが多いのです。一般的に本屋に行ったらトイレに行きたくなると言われるのと同じような事象かもしれません)。

そういうものだということは自分のこころやからだの動きとして開業直後からわかっておりましたので、淡々と作業は進めます。
最近使い出すようになったAmazon Prime Musicでダウンロードしておいた村下孝蔵のベストアルバムを適当にかけはじめたのはたぶん15時半過ぎのはず。あとから逆算するとそうなります。そのときはお茶を入れながらちょっとホッとしたかっただけなんです。

ぺたぺたぺったん、ぺか(←Enter)と打鍵は続き、16時に時計を見たところまでは覚えています。

ピー
ロー

インターフォンをいきなり鳴らされました。
文字通り虚を突かれて振り返り、意識が絶えていたことに気づきました。

その時点での打鍵音は強いていえば、

カテテトタッガタタカッタチャタダダ、パンッ!(←Enter)でしょうか。

いえ、正確には意識は最低限残っています。

  • 打鍵している文字とワープロソフトの画面だけは見えています。
  • 参照を要するはずの各書類は見るまでもなく覚えています。
  • 僕の体につながってはいるが僕のものでないような指は踊るように打鍵操作を=入力と変換と確定を繰り返しています。
  • ボーカルはしっかりと、しっかりと聞こえています。勇気づけるように、あるいは寄り添うように。

時刻は17時41分です。
なんだこれは?なにがあった?この100分で?

困惑しつつスクロールしてみれば、自分が書いたらしい書面が自分の文体と自分の論理構成であらかたできあがっています。

とにかくこの状態は保つべきだ、と感じて玄関に急ぎます。補助者さまは平日夕方から勤務なのです。

「このまま集中します」とかなんとか、挨拶をおえた次の言葉で彼女に言い放った記憶はあります。
そのまま回れ右してスタンディングデスクにもどり、停めずにいた歌声に引っ張られるようにして作業を再開します。

引っ張られるようにというか、飛び込むように。あるいは、溶け込むように。

「(コーヒーに)砂糖を多めにしてください/糖分が足りないので」とかなんとか、隣の部屋の補助者さまにお願いした記憶はあります。すでにこの時点でディスプレイしか見えなくなっており、指はキーボードの上で勝手に飛んで走って踊っています。

次に意識が戻ったときにはテーブルの端に紙パックのジュースが置いてありました。
グレープだったかパイナップルだったか記憶はありません。何か甘いものを補給できた、ということは覚えています。

たぶんですが、補助者さまに最低限の事情説明と作業指示もしたと思うのです。たぶん。

打鍵音はすぐ連続音に近くなり、それ自体が音楽にも聞こえてきます。最後に右手首を少し強く振って、Enter!

不意に書くことが消え失せました。何かを出し切ったようにも思えます。

左を見ると、時計は18時を回っています。

右を見ると、補助者さまはなんとか平静を保ってくれているようです。

正面左のスピーカーからは、このアルバムの曲がまだ流れています。

どうしてガンダム?

なぜ森口博子?

それは僕にもわからないのです。補助者さまにはこの日、ここ数年で最もヘンな僕を見せた自覚があります。
ですが、とにかくこのアルバムがBGMになったことによって僕は近年まれな集中力を発揮した、ということらしいのです。

鉄道がお好きな方とアニメがお好きな方には隣接業種的な近しさがあることは当然承知しています(両者の兼業というひと、ちょくちょく見ましたよね。今は亡きムーンライトながらで夏と冬に)。47歳の僕はもっぱら鉄道専業で、初代の再放送とZの本放送までは妹が見てた関係で見てたがZZ以降は知らぬ、という人です。つまり、何かの思い入れがあったわけではありません。

きっかけはありました。YouTubeで村下孝蔵の曲を検索すると、なぜかミックスリストに森口博子の曲をセットしているものが複数出てくるのです。

最初はなぜそんなセレクトになるのか理解できないまま流していたのです。
ですが何かが耳に残ってしまい、三十数年ぶりに聞く「水の星へ愛をこめて」に鳥肌が立ったこのアルバムをダウンロードしておいたところ上記の事象が生起した、と。

ただ、この予期しない全集中で身体に負担はかかっていたようです。
夜中にしっかり食べて寝たにもかかわらず、翌朝計った体重が前の日から1kg落ちていました。

…なんの薬物が入ったんだよ(苦笑)

と思いかけたのですが文字通りの脳内麻薬ってやつが出てたのかもしれません。
もちろん頭の中で勝手に分泌されるものですから違法性皆無です。

問題意識。

つまりこれが僕の心に作用するスイッチなのか?森口博子が!?
再現性はあるのか?次の日はYouTubeのミックスリストを聞いていきます。残りの書面を作り、推敲を進めながら。

順調に細部を詰めきった書面は最後に、少々工夫したい部分を残しました。
より正確には、少しだけ素直な想いを伝えることに挑んでみたい部分を。

結論を先に言います。今回の書面を書き切って説明を加えずに補助者さまに閲読してもらい、所感を問うたところ

「おわりに(の項目)がいいです」

やったぁ\(^O^)/

 

 

で、実はその1ページを書く前に。
こころの中の何かを洗って涙腺から流せる気がした、一番好きな曲を流してみたのです。

 

CD買わなきゃ。訴訟に勝ったら(笑)


という冗談で軽くまとめてみるつもりだったんですが、世の中は馬鹿話で終わるにはもったいないところまで進歩していました。

その後さらに調べたところ、音楽を聞いたときの『鳥肌感』と『涙感』について近年いろんな大学から論文が出ています。

そもそもこうした情動が起きる人とそうでない人がいる、というのはちょっと衝撃的でしたが(話題にしないだけで誰でもそうなるものだと思ってました。つまりこの記事も、何言ってるのかさっぱりわからないで終わる人が相当いるらしい…ということでそれは仕方ないと思ってください)検索してたまたま上位に出てきた広島大学の博士論文要約(音楽聴取によって生じる鳥肌感と涙感の研究 森数馬)では

  • 鳥肌感と涙感は異なる心理的な反応と弁別される
  • 両者の反応が同時に(数秒ごとの時間のずれはあって)起きることは交感神経・副交感神経双方の活性化をもたらす
  • 鳥肌感と音響が、涙感と歌詞が、それぞれ関連が強い
  • 音楽聴取で鳥肌感が生起しやすいのは『好奇心が高いとともに目標に対して尽力し、報酬に強い興奮を覚える人』
  • 涙感が生起しやすいのは『共感特性が高く、物語の主人公の情動および現実の他者の情動を自分のことのように感じる人』

とのこと。当然ながら興奮を感じる報酬は金銭的なものには全く限定されません。
最後の2点については、補助者さまの見解を問うてみたい気がします。

GPS座標を尋ねる、という設定

官界/学界/実業界から代表を集めて、当事務所で林業関係の会議を主催しました。

といってもSkypeの機能を使って経営委託契約書案の作成に関する打ち合わせをしただけなんですが。出席者は自治体担当者さん(公務員)、僕の弟子(研究者)、あと僕。いちおう実業界からってことで(失笑)

お二人はふつうにカメラ機能を実装した端末からの参加である一方、僕は普段はPCにカメラを接続しておらず、当事務所からは僕の画像を提供しておりません。なにやら悪の黒幕になって構成員2名から報告を受けている気分になれそうな会議でした。

画像によれば自治体担当者さんはなるほど庁舎内にいらっしゃることがわかります。
弟子は…以前訪問した居宅とは違う雰囲気の部屋にいるようです。出張先の旅館とか、そうしたところかもしれません。

僕は画像情報を提供しないのでどこにいてもよいのですが、それはさておいて表題の件。

十年以上使っていたアクセス解析サービスが先月をもって終了しました。実はgoogle analyticsが使いにくい(特定の訪問者に注目してウェブサイト内のページ間の遷移を追跡しづらい)のでずっと別会社のサービスを使っていたのです。

忍者ツールズからアクセス解析研究所への利用に切り替え、初期設定を済ませて設定ページをあれこれ見ていると妙な設定項目が出てきました。

GPS座標を尋ねるページ 』と書いてあります。
指定したページ内URLを訪問した全ユーザに対して、そのユーザのGPSの座標データの提供を求めるのだとか。

つまりストー(以下、取り急ぎ抹消)

えーとやましい目的でなく(←棒読みで)、僕があらかじめ承諾を得たうえで(←とってつけたように)ウェブサイト訪問者の現在位置を把握することができたら何かいいことあるでしょうか?少し考えてみました。

これは本人確認手段と併用することができるのかもしれません。業務受託に関する契約締結の際に、当事務所に通知される依頼人住所と一致する(正確には、誤差数十mの精度で一致する)位置情報を伝えてきた場合には本人限定受取郵便の利用を省略できるようにする、とか?

漠然と利用可否を考えているだけです。いまのところはこれを用いるつもりはないのですが、ビデオ会議でなりすましを防ぐ(所定の地理的位置以外からの参加を阻止する)とかいろいろな使い方はありそうに思えます。当事務所でも別にビデオ会議を嫌っているわけではなく、好きではない(が、機材や技術はあるし利用はする…自分に有利な範囲で)というだけです。

とはいいながら。

結局のところ冒頭の会議では、担当者さんの村に行こうか僕、という話になってます(苦笑)

3月の予定

今月も登記のお問い合わせが入りました…が、これは残念、受けられません。関東地方の方のようです。

依頼謝絶の連絡を起案します。

不動産名義変更には関係者の方にお会いする必要がありますので、基本的にはご自宅の近くで問い合わせ先をお探しください。

なお、不動産の持ち主など関係者の方が糸魚川-静岡より西にある場合はご事情をお知らせいただければ受託可否を検討します。

ダメじゃんフォッサマグナの西端で受託地域を区切ったら。糸魚川-静岡構造線とか普通の人にはわかんないってば(苦笑)

今月も失敗とともに始まりました。3月です。

とりあえず今週中に書かねばならない裁判書類についてはなんとか書ける目処が立ちました。この仕事を進めるほか、今月上旬は滋賀県米原の先まで出かけます。たぶん日帰り。

裁判書類の仕事をやりきったら今月中旬に愛媛県への出張を入れよう、と思っています。経路・経由地はいまのところ未定です。

この愛媛県出張の実施日程はまだ決まっていませんが、出張前一週間は様子のわからない方との面談を伴う業務を制限します。ですので新しいお客さまと面談・相談をおこなうのは今週末までになり、再開は3月第4週になるかもしれません。一部のお問い合わせにはその旨ご案内しています。

国会図書館東京本館の入館抽選次第ですが、今月後半には東京まで行くつもりです。おそらく1泊か2泊になるでしょう。

出張相談については不要でも不急でもない(と、お客さまが判断された)案件について、換気と対人距離が確保されることを事前に確認してお受けします。都合のよいことに大都市では最近いくらでも貸し会議室が確保できるようになってきていますので…ほんとうに緊要度の高い方ならそう難しい条件ではないはずだ、と思っています。

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