お気に入りの左下/小春日和の右下
先週の出張前に出してあった9件連件の登記が、無事に完了しました。
それだけで春に近づいた気がします(苦笑)やるだけやっておいて言うのもなんですが…月に2回こんなご依頼があれば暮らしていけてしまうのです。僕。
登記手続き進行中にどこで何をしていたか、お話を先週に戻します。
○1月12日
悪いことはそうそうできない、ということでしょうか。この日は松山地方法務局宇和島支局に出した登記申請4件の受け取りと補正1件の対応を、直接窓口でする予定だったのです…もちろん僕、愛知県名古屋市の司法書士ですけど。
ところが当日は朝から四国の左下一帯=予讃線伊予市以南が倒竹のせいで全面運休。宿泊先だった愛媛県八幡浜市での滞留を余儀なくされました。遅めの朝ご飯を終えて10時を回ったところで、少し晴れ間がでてきています。おとなしくウェブサイトの更新でもして過ごすのもよかったのですが、街を歩いてみることにしました。
実は八幡浜、僕にとっては昔から重要な街だったのです。
理由は二つあります。この街から大分県の別府・臼杵へ夜行のフェリーが出ていることと、そのフェリーに接続して当事務所最寄りの地下鉄駅まで普通列車を乗り継いでその日のうちに到着できること。
つまり名古屋から青春18きっぷで南九州に行くにはここが拠点だ、と。
ですので実は、重要な街のわりには昼間見たことがなかったのです。八幡浜。
この街の名前になった(と、初めて知った)八幡神社はアーケード街(初めて見た)の入り口にありました。
入ってみたい飲食店をピックアップしながら港へ歩くと、11時45分発臼杵行きのあけぼの丸が自動車たちを収容しているところです。
八幡浜港一帯はここ数年で綺麗に整備され、『みなっと』という複合施設ができています。ここでお土産を探すことができました。実は昨晩泊まった宿からここまでは徒歩数分、しかも途中がほぼアーケード街です。八幡浜でなら滞在中の食事に困ることはなさそうです。
お昼になったところで駅に戻ると、ちょうど運転再開した12時26分発の普通列車が宇和島に出るところです。
八幡神社でひいたおみくじ。
- 旅行 よし
…これ以上ないご託宣でした。
○1月14日
この日は高知県の左下(南西端)の宿毛市から特急で高知に出てきました。四国出張の前半で使った四国西南周遊レール&バスきっぷは、松山-宇和島・宿毛-高知の片道で特急自由席が利用でき、さらに四国の左下、いえ西南一帯のバスが乗り放題なのです。4日間有効、発売額6600円。
13日までに、宇和島以南で使ったバスの正規運賃を合計したらそれだけで6600円を超えてましたが…とにかく僕にはとてもありがたいきっぷなのです(遠い目)
これで南予での仕事と松山から高知への移動を終えまして、15日は徳島県阿南市での現地調査があるのです。ただし14日の宿泊地は徳島市。阿南で安い宿がなかったから、ということで。
そうしたわけで。はじめて使うフリーきっぷをみどりの窓口で注文しました。『四国みぎした55フリーきっぷ』はみぎしたごーごーと読むのだとか。ええ、僕は窓口で五拾五と読みましたとも。
これは四国の東南部(右下)一帯をカバーするフリーきっぷで、高知-奈半利・阿波海南-徳島の鉄道と安芸・奈半利-室戸岬-阿波海南の国道55号線を走る路線バスが乗り放題となっています。発売額5000円。同じ経路の片道用で5050円の企画乗車券も出ており、鉄道区間で特急自由席に乗れるか否かの違いがありますが阿波海南-徳島の牟岐線には特急が一日一本しかありません。当然そちらは不採用。
フリーきっぷであれば、15日の現地調査で使う徳島-阿南の牟岐線往復も同じきっぷで対応できます。
高知から徳島へは高速バスなら4千円弱で行けるのですが、お天気がよければ室戸岬に行ってみたかったのです。あくまでも高知から徳島への移動の途中、ではありますが。
失礼ながら、どうせこのあたりの路線バスには人がそうそう乗ってません。誰かに何かをうつしたりうつされたりする旅にはなりません。一日に二本しかない特急で宿毛を出て高知に来てからの乗り継ぎも、実はちょうどよく日のあるうちに阿波海南に着けるようになっていたのです。
室戸岬で降りたのは僕一人。路線バスは2分早発して走り去りました。
あたりはホワイトノイズといいましょうか。連続する波の音しか聞こえません。
高知側を振り返れば、全国の慎太郎さん業界では一番の偉人であろう中岡先生が、端然と太平洋を見据えておられます。
桂浜にある他の誰かのうすらでかい像よりは好感が持てます。
そんな室戸岬にいるのは僕一人(苦笑)みなさん車で早々に通過なさいます。
実はバスの乗り継ぎに余裕があり、ここで30分ほど過ごすことができました。当日は三月下旬並みの気温という予報も出ており、コートを脱いでもいい陽気。列車から乗り換えた安芸駅で、お弁当を買ってくればよかった。
四国の右下と左下を堪能してきたところで、明後日は近畿の真ん中橿原市まででかけます。
冬の師弟合宿ふたたび、という記事にできるかもしれません。わかる人にしかわからない言い方ですが。
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