新しい帽子(と、新しい失敗)と行く愛媛徳島出張5泊6日
※昨年から関与を始めた社会福祉法人さんで近年、加齢黄斑変性になるひとの低年齢化が進んでいると聞きまして…紫外線対策としての帽子やUVカットの眼鏡の使用頻度を上げているのです。夏用の帽子1号はなぜか70歳以上の女性に限って好評なのですが、『おじいさんの若いころにそっくり』と配偶者死亡に伴う相続登記の訪問先で言われるとなかなか困るものがあります。
そんな帽子と行く今年初の出張、今朝は9時過ぎに名古屋を出るつもりでした。
14時30分現在、名古屋市営地下鉄新瑞橋駅。余裕の時間はたっぷりありますので、経緯を説明します。松山まではどうやって行くのか、そう補助者さまが聞くのです。昨日のこと。
青春18きっぷ使って普通列車で行くんです12時間かかりませんわぁい(←自分で言った言葉に対し、直ちに自分で喜んでいるところ)彼女にはそっと瞳をそらされた…気はするのですが、それはさておいて。愛媛県への出張なのです。5泊6日のうちラスト2日は徳島県での現地調査を設定しています。
予定では、あくまでも当初の予定では午前9時過ぎに出るつもりだったのです。この接続は松山まで11時間40分ほど、つまり最速に近い待ち合わせになっています。しかし松山への道中で作りたい準備書面と併せて出す写真の編集に手間取って、時間が過ぎました。
ちなみに準備書面そのものは今日、移動中に作って夕方に岡山あたりでお客さまに送信し、明日午後から宇和島での打ち合わせに大余裕で間に合わせる計画が完璧にできあがっていたのです。僕の中ではそれで、なんの問題もなかったのです。
そういえば昨日、どうして難しいことはできるのに簡単なことはしないのか(込み入った裁判書類作成や壊れた電気製品の修理は楽しげにするのに計画的に仕事を進めておくとかコピー用紙は切らさずに買い置くとかできない、あまつさえウソ泣きしてごまかそうとするのはなぜか)といったお尋ねもあった気がします。記述に若干の誇張はありますが。
…それはきっと、難しいことをしなくても日々のことを誠実にやってくださる方と一緒にいられることが、有り難く幸せに感じられるように、なのです。
業歴も無駄に長くなって参りますと相談中に詐欺師になってないか、と心ないお客さまから言われることは時々ございますが、これはコーチングまたはカウンセリングの一環、そうでなければ訴訟戦術とお考えいただきたいものです。お話を戻します。
松山への普通列車の接続は10時24分が最終(苦笑)、ということで10時14分発の地下鉄には乗りました。ハハハ余裕じゃないかでもこの乗り継ぎは20時過ぎの伊予西条で40分待ちになって12時間40分かかるけどな、などと思っていたら。徳島県での現地調査で立ち入るのに使う、鍵を忘れてきたことに気づきました!
帰ろう(粛然)
11時には戻りまして、当然ながら当初の旅行計画は解除滅失不存在、まぁそんな感じになりました。
気を取り直します。
やらねばならないことは二つあります。第一に、夕方までに準備書面をつくること。第二に、明日午後の適当な時間に予讃線宇和島駅に到着すること。この到着予定を今日決定すること。
パンドラの箱をひっくりかえしてガラガラ揺らすような検討の結果、有利なことは一つだけ出てきました。
今晩泊まるはずだった松山のホテル、現地決済にしていたのです。ほかの3泊はもう決済したのに。優秀なコーチなら、プレーヤーをほめていいとは思えます。さて。
どこかの行程を新幹線か有料特急で縮めて無理矢理に松山に着くことはできます。ただ今日の宿、クーポン使って1泊3000円ほどでして…宿を下手に変えるとそちらで経費が増えます。名古屋発の夜行バスは今日の価格が7800円。これは最後の手段です。では、同じような価格の宿が、いまから普通列車でたどり着ける松山の手前にないか?
香川県高松には当然ありますが、これは遠すぎます。愛媛県に検討対象を移して探すと今治は4000円、さらに県東部の伊予西条で2700円、新居浜で2600円、といった候補が出てきました。
伊予西条は10時過ぎ発の乗り継ぎ案で40分ほど停められることになっており、同駅以西の予讃線が不便、いえ優秀なコーチとしていうなら趣きがあるのです。いい言い方をすれば、交通の要衝、ってやつ。
さらに。ここから松山へはJRのほか、高速バスが毎時一本程度運行されています。確かによさそうなところです。
再度調べると、伊予西条への最終の接続は最寄り駅を14時24分発、実に3時間以上の余裕があることがわかりました。
さらにいいことがありました。新居浜で見つけた宿の予約にもキャンセル前のクーポンが利用でき(じゃらん の今冬の利用は相当少ないのでしょうか)軽朝食大浴場付きのホテルが1700円で予約できたのです。今度は直ちに決済をすませました。と、いうことで。
コーヒーを入れました。さらに余裕で準備書面の起案にかかります。13時過ぎに完成させ、お客さまに電話を入れて確認をお願いし、何事もなかったかのように通話を終えました。今から出発します、とだけお伝えして。さらに時間はあります。有り合わせの昼食を作って食べてもまだ13時40分。14時過ぎに、余裕たっぷりで二度目の出発といたしました。
実は時々、縁起を担いでみたくなるのです。おろしたての服やネクタイあるいは測量機材で出た日に何かが失敗が起きると、それらの使用を避ける(揉め事を期待する日に使う、という使い方もある)癖があり、この帽子3号は失敗を呼ぶのか、と思ったりもしたのですが。
一方、ホテル代は3000円から1700円になりました。1300円、減。
ホテルまでの市内電車往復分も不要になりました。340円、減。
さらに、移動中に飲食する必要がなくなりました。最近、夜はあまり食べないのです。
ひょっとしたら費用増加はない、あるいは差益が発生してしまうのかもしれません。
この乗り継ぎは名古屋~米原まで直通、姫路~岡山も直通になり、大垣や相生での乗り継ぎがありません。伊予西条での乗り継ぎも当然なくなってしまい、なんだかひどくラクな感じがします。
ひょっとしたら東予は、南予に行く僕にとっては松山よりいいところなのかもしれません。
あとは夜旅をかけて西に行き、23時半に新居浜に着くだけです。ウェブサイトによればホテルの大浴場は25時までとのこと。北陸本線では特急が止まっているようですが、米原からの新快速は問題なく動いています。まもなく大阪ですから、少し眠れば明石あたりを過ぎてしまうでしょう。昨晩も3時過ぎまで仕事しており、そろそろ眠くなってきました。
そう、17時半の時点では、今日の僕にはほんとうに、なんの問題も起きていないのです(遠い目)« 同業者も(自分もだけど)信じてはいけない、という話 | トップページ | 東予から南予への2日目 »
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