【よくある話】丁寧な提案と実装の結果、順当に作業量が増加した件
そこらじゅう、False。
偽偽偽偽偽偽偽偽偽偽偽偽偽偽偽偽、って感じです。我が事務所、そこまでごまかしはないつもりなのですが(笑)
当事務所で経営者自身が長らく忘れかけていた経営者向け社会保険労務士業務は、今年に限っては事務所が3ヶ月回っていくだけの売り上げを記録しつつあります。写真はその一環として、新たに作った賃金規程に対応する勤怠管理用のワークシートを作っているところ。ディスプレイを近くで見続けるのが苦痛なので、プロジェクター(と、ヤフオクで買ったキングサイズのシーツ&突っ張り棒)を使って表計算のワークシートを投影します。
隣の部屋にこんな情景と作業者がいても眉一つ動かさないで業務開始前のお茶を用意してくださる補助者さまもなかなかのものだと思います(苦笑)
さてこのワークシート、出退勤時刻の入力を各事業場でおこない最終的には某給料計算ソフトに食べさせるデータをCSV形式で出力することを目的としています。社労士が考えた計算ソフト、とか言ってるわりに週40時間を超えた労働時間を検出して時間外労働割増賃金を自動で計算させることができない、そんなソフトをどうあっても使わねばならない、ということで僕のワークシートにこの役割を持たせたいのです。
さらに。業種の関係で土曜日を一週間の終わりにしたくありません。週末に忙しくなる職種なので、金曜日や土曜日の労働で週40時間超えの時間外労働割増賃金を支払わせたくない、と。
この制度自体は新たに作る就業規則に『1週間の起算日は火曜日とする』などと書けば済みます。逆に、そうした規定がなければ自動的に一週間は日曜日から土曜日までになってしまいます。
問題は計算する手段のほうです。
- 一定の曜日に週40時間超の労働時間を時間外労働時間とする計算をおこない、
- 併せてこの日に一週間の所定労働時間(正確には、時間外労働割増賃金も休日労働割増賃金も払っていない労働時間)数の合計をリセットして次週にデータを渡さないようにする
そうした必要があります。
さらに。ひょっとしたら週の始めが木曜日じゃなくなる可能性があるので、一週間の起算日を自由に変更させることもできるようにしたかったのです。最終的には各月の勤怠入力用シートのほかに入力条件設定用のシートを設けて設定値を参照させることで解決したのですが、笑えるほど手間取りました。現用のワークシートにはないif関数がそこら中に散りばめられて、そいつらがてんでにエラー表示を出していたのが冒頭の光景です。
実は、いつも使っている表計算ソフトはジャストシステムが10年ほど前まで売っていた三四郎というソフトなのです。このソフトではif関数で、条件式が偽のときにする動作を記入しなくてもよいのですが、お客さまが(正確には、世の大部分の人が)使っているExcelでは記載省略が許されず、Falseと言ってきます。見てくれの悪いこと悪いこと。
だからExcelなんか嫌い、嫌い嫌い嫌い!とつぶやく僕に、
- 三四郎を使っている人を見たことはありません
補助者さまが優しくおっしゃるのです。ええ、正しいご指摘です(苦笑)
ともあれ、一通りの作業の目処がたちました。先ほどプロトタイプ1号をお客さまにお送りして、明日から東京に行ってきます。
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