1勝1敗1引き分け:今月の電子機器修理改造実績に関する件
先日、成功裏に終わらせた中華プロジェクターの静音化改造に続いてこの週末は電子機器を二つ分解しました。
まずは失敗に終わったほうから。
半年ほど前になるでしょうか。メルカリでジャンクなデジカメを買ってあったのです。いま使っているRICOH CX5の後に出たCX6という機種で…でも発売から9年ほど経っている機種を。
2500円なら、本体が使用不可でも付属しているバッテリー+充電器+SDカードが手に入ればそれでかまわない、のですが『画像にゴミのようなものが二つ写る』という出品者の説明が気になったのです。
気に入った、というのが正しいかもしれません。
そのゴミのようなものが、単に撮像素子上にホコリが乗っただけならCX5のほうで分解修理に成功した経験があります。調べたところ、CX5とCX6の内部構造はだいたい同じ、ということで運良く直せればラッキーだと考えました。
昨晩6時間を費やして取り組んだ結果、ゴミのようなもののうち一つは除去に成功。
一つが残りました(゚◇゚)ガーン
とりあえず、撮像素子以外は問題はないことを確認し、本体は部品扱いとして保存することを決めました。
メルカリでディスプレイに故障があって撮影に問題がないジャンクなCX6があれば、保存した部品と組み合わせて修繕できるだろう、と思っています。諦めてはいけません(笑)
つぎ、引き分けに終わったもの。
それは、Victorがまだ携帯型オーディオプレーヤーを売っていたころのことです。
と書けばわけもなく昔に思えますが、このたび分解したAlneo XA-C110は2007年の販売開始だとか。
…あ、昔だ。
カタログスペックによれば19時間の再生が可能な本体内蔵バッテリーがいささか老衰気味でして、最近では名古屋から東京まで高速バスで5時間使ったら帰りは諏訪湖辺りで…3時間くらいで電池切れになります。もちろん交換部品なんかもう販売されておりません。
とはいえ、分解してしまえば基盤に両面テープで貼り付けられているのはごくふつうの=出力3.7Vのリチウムポリマー電池です。
ならば適当な汎用部品を買って配線をつなげば蘇るに違いない、とは思ったものの、一番適合的な厚さ4mmで35mm×30mmの製品=403035と呼ばれる製品だけが高い。厚みが大きい503035シリーズや縦横がもう一回り小さい402535シリーズは探せば数百円で手に入るのに403035シリーズは2千円もするのです。
文字通り安きに流れた選定をおこなったのですが、これで交通機関乗車中に発火炎上なんてことになったら社会的に抹殺されるんだろうな、とは思っています。
ともあれ、新しいリチウムポリマー電池がやってきました。純正バッテリーにつながっていたコネクタは使わなければなりませんので、バッテリ-からコネクタの間のどこかで適当にケーブルを切って被覆を剥き、半田付けして絶縁して仕上げます。作業自体はプラスドライバーと半田ごてがあれば終わる作業で、どうということもありません。
注意するのは常に絶縁を保つことと、初回の充電完了の表示が本体ディスプレイに出るか確認することぐらいだと思います。
作業自体はつつがなくおわったのですが、一つ気になることがありました。
新しいリチウムポリマー電池、容量が若干少ない気がします。
今まで5回ほど満充電と再生停止するまでの放電を繰り返したのですが、再生終了までの時間が8時間から13時間半まで幅がある気もします。信じていいかどうかは不明ですが、今回の製品は320mAhの容量をもっており、本当なら適合しただろう403035シリーズは450mAhであるのが一般的です。
念のため再確認すると、純正新品のカタログスペックによれば19時間の再生時間(苦笑)
交換前の約8時間より交換後の再生可能時間は伸びることもある、という程度に理解しておけばよいのでしょうか。成功とはいえないような気もします。
まぁその気になれば何度でも汎用品の交換はできますので、また気が向いたら試そうかと思っているところです。
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