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老眼対策機材導入とそのオマケに関する件

補助者さまがお休みに入った、夏の夕暮れ。僕は仕事を終えて部屋のあかりを少し落として

Img_20200811_222110

壁を窓にします。

今日はそんな話を、日本むかしばなし風に始めると以下のようになるでしょうか。


むかしむかしある事務所に、老眼の代書人と老眼かどうかは不明ということにしておいたほうがよさそうな補助者さまがいました。

ある日のこと。補助者さまは代書人に、天井吊り下げ式の照明を兼ねたプロジェクターに興味がある、と言うのです。

本職はさしたる興味もなかったので、長期記憶の片隅に『プロジェクター 補助者さま』というキーワードを設定してその情報を放り込み、就業規則作成の仕事に戻ってしまいました。

おしまい


2分で終わった話が別件で復活したのは翌日だったでしょうか。

例によって起案時間が伸びまして、ディスプレイの見過ぎで目の焦点が固定されてしまったというのでしょうか…最近、VDT作業を続けると遠くも近くもよく見えない状態になってしまうのです。年は取りたくないものです(嘆息)

ブルーライトカット機能がある眼鏡はしているものの、ディスプレイそのものを見続けること自体が決していいものではありません。電子ペーパー搭載のタブレットやディスプレイは少しずつ選択肢が増えてきているものの、まだ10万円内外の出費を覚悟しないと買えません。ああいう機器なら光源を見るわけじゃないから、目も少しはラクなんだろうけどな…

光源を直接見ない?

そういえばプロジェクターで出力した映像は、ディスプレイと違って発光体を見ているわけではありません。

これだ(←無節操)

例によってAmazonを探したところ、なにやら大都市の夜の街に近い雰囲気です。お値段いろいろ、不良品もいろいろ、熱心な調査と良い紹介者と運と相性に恵まれれば極楽が垣間見られるかもしれない…そういう状態。

もう全然知らないメーカーの商品説明からして怪しい機種(Kamotech のNegiVision-壱9Ⅱ零HD、とかそんなの。日本語のタイトルからおかしい)にレビュー587件とか、一体なんの煽り行為なんですか(苦笑)

気を取り直してさらに調べを進めると、価格帯としては1万円以下のオモチャに近い製品、1~2万円で解像度が1200×700ピクセル程度だがHD入力には対応するという製品、2万円~3万円台がフルHD出力可能、ここまでが中国籍のメーカーが供給する、いわゆる中華プロジェクターで、5万円から上の出費を覚悟しないと高級店には行けない…いえ、知ってるメーカーには出会えない、そういうルールだ、ということがわかりました。

主たる用途が、これまでのモニタの代替物としてPC作業に用いる(動画がなんとなく見られる、ということに意味はない)わけですからまずフルHD機に絞るのですが、そうやっても機種もレビューもクーポンもタイムセールも中古品も…もう法外にたくさんたくさんあるのです。辟易させられます

広告業者やコンサルタントと結託してウェブサイトにお客さまの声を晒しまくったりラジオCMやポスティングで集客する過払いと破産が好きな(あまりにも好きすぎてそのうち自分が破産してしまうような)司法書士弁護士事務所選びよりもまだ難しいかもれない、と思いつつ、ちゃんと自分の言葉で書いてあるレビューを探します。

  • おそらくは退院できない老親の病室に持ち込んで家族の写真を投影した、というもの(うんうん、よかったよかった)
  • 裸だ肌色だ毛だ、裸だ裸だ裸だ裸が見たいんだ、というもの(うんうん、よ…(以下略))

そうした機種も無視はできずにブックマークしましたが(苦笑)最終的にはメーカーが日本、製造が中国、そうした製品を2万円台で入手することとなりました。

設定画面の日付表示が『Avg.8』となっていたり、『聚焦』という数値が6段階あるうちの初期設定0で画面の端がカットされていたのが設定4以降で改善されるなど(もちろん言語設定は日本語&説明書には言及なし)、作りの甘さは感じられます。上記のレビュアーが採用した機種のように、スマホからワイヤレスで画像が流せるとか横方向の台形補正ができるとか、そうした気の利いた機能は一切持っていません。

PCの画面を投影しており良好だ、というレビューがあったのを選んだのです。レビュー投稿件数が一桁、というのも気に入りました。他で選択肢に入れた機種、700件とか1600件とか評価が上がってるんですよ…異常でしょうよ、それ。

お話を戻します。初めて導入したプロジェクター、使用状況は良好です。投影距離1m~2m程度であれば晴れた昼間、レースのカーテンを閉めた程度で使えます。マルチモニタの片方をプロジェクターにして、ワープロソフトと表計算を普通に使って長時間作業できます。

紙の資料を目で追っているより、プロジェクターに投影して顔から画面までの距離を遠く保ったほうが目が楽だ、という事実にも気づきました。冗談のような話なんですが、紙の資料を見すぎて遠くのものを見るのが辛くなったら、2m先のプロジェクターにPCの画面を映してワープロや表計算の作業を続行でき、そのうちに目の焦点調整機能が回復してきます。

※あくまでも筆者個人の経験なんですが、ムリして近くを見ない、という状態を無理矢理に作ってるからそうなるのだろう、と思います。

画面の大きさは、投影距離1m程度のところで30インチ程度(ふだん使っているモニタは22インチ)、投影距離2m弱で60インチ程度となっています。これに1920×1080ピクセルのPC画面を映すんですから見にくいはずがありません。そうした距離であれば画面は結構明るく、ふつうに昼間の部屋でも使えるのです。

カメラの三脚と模造紙と壁用断熱材を使ってポータブルなスクリーン(50インチ強)も作ってみましたが…来所相談で使うには、最初のお客さまにはやめたほうがいいかもしれません。

三脚上部で芯材=断熱材をやさしく挟んで吊り下げるためのクリップを探したら、ウチには布団ばさみしかなくて(苦笑)

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いたってまじめな目的で入手し、もちろんそのようにも使っている本機、当然ながらもう少し大きい投影も可能です。夜間であれば最大投影距離に=隣の部屋の端に機材を置いて部屋の高さ一杯に画像を映すことができます。本体のレンズで焦点が合う最大距離4m超、画面の大きさ150インチ、ここまで来ると高さが180cm幅が3mを超える画像になりまして…

遅ればせながらYoutubeの利用頻度が上がりました。昨日は鉄道省が昭和15年に作った『鐵道信號』なる映画に見入ったことであります。

今のところは壁に大画面を映しているのですが…適当なシーツと突っ張り棒を物色中です。興奮せずにはいられません。

鉄道ファンの皆さまならご理解いただけると確信します。ほぼ実物大で見られるんですよ。車窓

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