少し寄り道して東京へ(関東出張2泊3日 2日目)
このホテルは2名での利用が基本です。僕がいつも使うようなくたびれたビジネスホテルや築40年の旧型旅館とは違い、ウェブサイトには仲睦まじげな男女の写真が配されており、風呂場にはなんだか香りのよいアメニティグッズと照明が調節できるバブルバスがあったりする、そんなホテルです。
オフシーズンのリゾートホテルをビジネスでシングルユースしているだけですけど(笑うところ)
笑ってほしいというよりも定石通りな一人旅の朝を、砂浜まで1分のホテルで迎えました。
狙ってとった宿で迎える予想通りの展開ではありますが、こんな僕にもいいことがありそうな気分にさせてもらえます。
昨晩の仕事は相手方だけが出頭する手際のよくない本人訴訟の視察だったのですが、ちょうど裁判官が弁論終結を宣したためにこちらの戦術意図を秘匿する必要がなくなりました。
あとで記事にするかもしれませんが、本人訴訟の原告は期日内外でいろんな不規則発言をするのです。相手方が見てない場合、特に。
まさか傍聴席に座ってる築四十数年のくたびれた物件いえくたびれた四十代独身男性が、ご自身が訴えた相手から派遣された調査員であることなど、それこそ想像もせずに。
そこからどれだけ情報がもれるか予想もつかないほどで、僕なんかは地裁家裁の訴訟でも一度は欠席して非公然活動をしてみたら…なんてことは提案していませんが、この発想を悪用すると住所秘匿中に家事調停に出てくる方々を尾行できたりしかねない、ということには気をつける必要があります。
※これはまじめな話で、そうした方は期日終了後に直帰させずいったん事務所に収容するとか乗換駅で尾行を洗うとか、事案によりそうしたことは必要だと思っています。
お話を戻します。原告席に出てきたそいつの風貌がずっと前に当事務所に一日200回弱の電話をかけてきた(うえに、紛議調停の申し立てもしてきた…不調にしてやりましたが)元依頼人に妙に似ておりまして、不平がちな人生を送る中高年男性のルックスとコーディネートってこうなるのかな、などと思わされたところです。
とりあえずはそいつの敗訴を心から楽しみにして(訴訟も勝負事である以上ヘタが負けることとヘタレが勝てないことは当たり前だと考えます)今日は朝から気分よくラウンジで残りの仕事を終え、東京から離れる方向へ電車へ一駅動きました。そこからバスで、海底トンネルと海上橋道路経由で東京駅まで戻ります。
2020.12.30修正
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