気づけば今日も、お昼抜き
人生初かもしれません。飲酒中に記憶の欠損が生じました。
いささか対応を迷う相談をやってしまった昨日。表通りから折れる細い路地にある、飄々とした店主が営む小さな薬膳酒店でのことです。
お金を払って出た覚えがなく、お財布にはおつりと思われる金員が残存しているのを翌朝気づきました。
さすが薬膳、というべきなのかもしれません。なにか忘れられるならそれも効能、ということでしょうか。
一部始終を見届けたお客さまに恐る恐る照会をかけた結果、いつもは見られない千鳥足を見た、といった程度の報告があり(あるいは真実を告知すべきでない、という配慮かもしれませんが)、一応安心して東京滞在3日目。永田町で設定された午前1件、午後1件の相談はいずれも新しいお客さまです。
今回の出張では国会図書館での書見時間が2時間ほどしかありません。午前午後の相談のあいだに検索と請求をかけているうちに、午後のお客さまから相談場所到着の連絡が入りました。相談後もなんとなくお昼をとる機会を失って、バスタ新宿に向かいます。
16時50分発のバスに間に合うように高島屋に行くと、ちょうどお弁当のいくつかが見切り品になっているのです。
2泊3日で設定された5件の相談・打ち合わせのうち、裁判書類作成のご依頼につながるものは今のところ2件、来れば受けて立つ、と宣言してあるものが2件、もし全部来ちゃったら着手の際の報酬だけで損益分岐点の半分を超える(笑)そんな感じになりました。事業としては実りある出張です。
あとは来月の出張を早めに設定・公表して同じように複数件のご依頼を誘致できるのか、試してみるつもりです。
記憶はないのですが、お客さまの回答によれば上記の薬膳酒店で店主に再訪を約した…らしいのです。
これで来月その場所に行ったら店が見つからない、といった短編小説風な展開があれば、人生はさらに面白いのですが。
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