これが、善意で舗装されてる道ってやつだ(嘆息)
不満を述べます。
うまくいかない相談類型、ってご同業の方にはありませんでしょうか?当事務所で筆頭に挙げたいのが『当事者ではない人がもってくる相談』。
これは当事者本人が嘘をつく場合よりたちが悪いとみています。本人から話が聞けない以上、いつまでたっても事案の本質には近づけないわけですから。
話をしている自分が本人じゃない、と切り出されるタイミングや本人との関係およびそれに関する言い訳はさまざまあるんですが、最初から自分は本人ではないと宣言する方だけがまともです。
ただ、やっぱり目立つのはまともじゃないほうの相談(苦笑)
話が進み出したあとで「実は他の人の件で」とか言われると、騙されたような気がするのです。他の実務家の方がどうなのかはわかりませんが。で、その人に対する信用度はだいたい8割引くらいにして、以後のお話をお聞きする、と。
結果として当事者の能力にも相談に来た人の能力にも制約されて必然的に相談の質が落ちる、だからこっちも質が落ちる回答や提案しかできない、ということになり、以後の相談やご依頼は謝絶、となります。
※騙す気はない、というのはお約束ですが単なる日本語会話としても問題があるのです。相談者が僕に対して、いつだれになにがおきたか、を正確に説明できる場合はこの問題が発生しませんから。
その人が選択した方針が最初から間違っていてすでに進行中である場合はどうしようか、さらに迷います。言ってみれば当事者と相談者の立場(利益とまではいいません)が相反する状況を僕が作り出すことになりかねませんから。
まぁ致命的な誤りでなければ、そのままご希望の手続きを進行させてもいいのでしょうが…それで当事者本人が失ったお金や時間を相談終了後にそっと概算して、目まいがしたりしています。
この記事、誰を念頭に置いているか邪推されても困るのでアップする日をずらしておきます。とりあえず、家族以外の代理相談は受けないようにウェブサイトの記載を追加する作業をはじめました。
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