東京出張の日程が決まりました
今回の出張では、会食の予定のみが決まっています。秋に入ってここ3回ほど十分な書見時間がとれない東京出張ばかりだったので、2日目はのんびり本でも読んでこようと思っています。たぶん。
次の東京出張は、12月19・20日となりました。
出張相談は12月19日午後を中心に歓迎します。この日は第三水曜日=国会図書館が休みです。繰り返しになりますが主にご利用いただいている分野は、労働者側の労働紛争・裁判書類作成(本人訴訟)です。
そんな本人訴訟の相談。守秘義務に反しない範囲で申しますと、ある書類作成をめぐって以下のような要望事項を僕から出しました。以下は、ほぼ原文です。
具体的な改稿をご自身でおこなうに際しては、次の点に留意してください。
- 登場人物に原告A原告B、といった符号は使わない
- 誰かが何かをした、という説明では、「いつ」したのかを必ず付記する
- 数値を参照する説明では、契約書等のどの部分に記載されているか・どう演算すればそうなるかを付記する
- 一文を2行=74字以上にしない
当事務所はいろんな意味で依頼人に厳しい、少なくとも表面的な優しさはないのが売りの事務所です。わかりやすい書類を作り最終的な目的実現につなげるためには、敵より先にまず依頼人に筆誅を加えることもあります。
そんなわけで、ご自分が虎の穴に片足を突っ込んだと気づくタイミングが少々遅れた方からはご依頼の受託に至らないこともままある…ようですね。おかげで、いっこうに儲かりません。
さて、来週の東京出張では引き続き、本人訴訟に関する相談に対応します(遠い目)
万人向けの事務所や相談ではない、というのはどれだけ強調しても足りない点ですが、少なくとも初回の相談費用はそう高くありません。引き続き2時間税込5400円です。
不出来な文案無謀な訴訟非常識な目標設定その他諸々の戦略的戦術的失敗に関する相談は最初からできりかぎり指摘させていただきます。
ですので少なくとも相談担当者から耳ざわりのいいことだけ言われてお金をたくさん取られる・依頼を誘致される、ということにはならないかと思います。
その代わり、相談後に法律に関する参考文献でなく作文に関する参考文献を紹介することがあるかもしれません。相談前に提訴・応訴された一部の方には「お前はもう死んでいる」と申し上げたいこともありましたがここ数年はそこまではっきりした発言はしておりません。
一言で伝えられる失敗の要約として、わかりやすくはあるのですが。本人訴訟の相談ではたまに、スタートダッシュでゴールと逆方向に加速している人に出会えます。
そこまでひどくはない大部分の本人訴訟で重要なのは法律や裁判に関する知識より先に、事実を十分に把握しその事実に対応する証拠を確保することと、それらをわかりやすく説明する文章が書けることだと考えています。
中学生レベルの文章でいいはずなんですが…当事務所に本人訴訟支援を依頼される方々のうち数人に一人くらいの方には、まさにそれこそが難しいらしいのです。
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