創業初の依頼経路
余所ではどうか知りませんが、本県の業界団体では一般の方からの相談に対して、会員を依頼先候補として紹介する制度を持っています。
この一ヶ月で2件、それをきっかけにご依頼をお受けできました。
今年に入ってからで言うと、2件なんですが。帳尻は合ってるはずです(遠い目)
そうである理由を改めて理解した、というのが今日のお話です。
まず1件目のお客さまは、僕が事務所を構える名古屋市緑区の南の端からやってこられました。
ちなみに僕の事務所、緑区の北の端。
で、お客さまが業界団体から聞かされたこととして、言うのです。
「(候補として提示できる事務所が)3件ぐらいしかない、と言われたんですが」と。
当事務所と合わせてもう一カ所提示された事務所は…午前中は電話がつながらなかったんだとか。
「ああ、それは不動産登記をやってる方だと順当にそうなります。金融機関で取引の立ち会いをなさるのが重要な仕事なので…ウチではやりませんが」
思わずそう付け加えました。当然ながら、紹介されてきたご依頼は登記事件ではありません。この事務所で順当にやってる、と僕は認識している仕事です。
しかし、業界団体がその分野で一般市民の方々に区内で紹介できる事務所が三つくらいだったとは…初めて聞きましたね(苦笑)
2件目のお客さまには、思わず電話で聞き返しました。
取り乱した、と言っていいかもしれません。相続登記のお客さまが業界団体からの紹介で来られたのです。
創業以来14年9ヶ月、業界団体から登記のお客さまが紹介されるなんて思ってもみませんでした。
これであと数年は絶望せずにやっていけそうな気がしますが、あと5年3ヶ月以内にもう1件登記事件の紹介を受けられる気がしない、それこそ全然しないのはなぜでしょう(笑)
理由はありました。今回おいでの方はほぼ徒歩圏内にお住まいだったのです。
もともとこの事務所は家より工場が多いような地区内にあります。
どうやら住所基準でお客さまに近めなところを紹介する方針らしい業界団体の相談を経由してご依頼を受ける、ということはそれ自体、ひどく珍しいのです。
その「ひどく珍しい」ことが可能になる条件、というのは依頼類型による…つまり登記じゃなくて裁判事務、しかも誰かと正面から争うような案件である、ということで
- 裁判書類作成…区内全域からの紹介があり得る
- 不動産登記…徒歩圏内かつ同区内の方に限る(苦笑)
ということになってるのだと得心しました。そういえば本当に普通の家、近くにないよな…
いよいよ冬の夜空になってきたよな、と独りごちながら、露光時間2秒の終了を待っています。
教訓。
名古屋市において事務所の開設場所として好ましいのは、きっと各区内の中央部、しかも居住人口が多そうなところ、さらにご同業の事務所が少なければなおよい、ということかもしれません。
緑区と南区の境の川まで徒歩1分、緑区と天白区の境の川まで徒歩5分、周りは工場だらけ、などというところに事務所を持ったら他県のご依頼を増やさざるを得ないよね、というお話しだったのかもしれません。
そうしたわけで来週19・20日実施の東京出張では、引き続き出張相談をお受けできます。東京からの復路で甲信越方面に足を伸ばすことも可能ですので、ご興味のある方はお問い合わせください。
« 東京出張の日程が決まりました | トップページ | Webライターの人生すごろく »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 裸眼での免許更新を終えました(2024.09.04)
- T-fal 電気圧力鍋の温度スイッチ修理(の、ちょっとした失敗に関する件。夏休みの工作 その2)(2024.08.21)
- 棚を新設したから触ると倒れるよ、という業務連絡(夏休みの工作 その1)(2024.08.14)
- 所有者不明土地調査における電話帳の利用(明日のお酒が美味しいと今日きまったわけ)(2024.08.08)
- 飲み物がいっぱいの周年(2024.08.03)
コメント