まずは52分から -山の登記相談、あります-
昨年からおつきあいのあるNPOの代表者さんが、また歯ごたえの…いえ、やりがいのある案件を紹介してくださいました。
一般化して言うと、共有状態にある山林の持分を引き取りたいというもの。最終的にあるべき姿への到達には複数回の登記申請が必要です。
…で、本件手続きにおける最大の費用発生源は司法書士への依頼費用だ(苦笑)
しからばこれをなんとかしようではないか(遠い目)、そういう案件です。
……そういう、案件なんです。
自分でできる登記は自分でやればいいよ、といった本を書いてしまった著者のところにその本を読んでしまった人がやってきた関係上、著者としてきわめて順当に引くに引けなくなった…そういう案件です。
でも、うまくいったら地域で横展開できるんじゃないの?といった声もテーブルの向こうから聞こえてきます。
あとでそっと会員名簿を確認し、同地周辺の同業者さんの人数を確認しました。まぁ、いままで停滞してた登記を促進するだけなんで彼らの売り上げを奪うものではないはずだ…と思っています。
そうしたわけで、中山間地の山林共有状態への対処についてなるべく登記本人申請により費用を最小化しつつ、これを継続的に支援する活動を今週から始めます。
儲かりませんとも(断言)
ただ、この次似たようなご依頼がくる場合に備えておかなければいけません。
最初にやってみる仕事のお約束として、費用度外視にはしますが作業時間記録をしっかりとって次の仕事に反映させようと考えています。
お客さまとのやりとりは主にメールになるので、僕から発する助言で守秘義務に関しないものはいずれコンテンツのもとになるだろう、という期待もあります。
ひょっとしたら、僕の著書の記載を参照しながら補足説明をウェブでおこなうような何かに育つ可能性もあるような気もするのです。
まず1件目のメールが昨日、お客さまからやってきました。この回答にまず52分を投じて、作業時間の記録を始めたところです。
僕の本、買ってくれた人には一部の相談料を減額するつもりなんですが…もともとamazonには3点しかなかったところ、このたび在庫切れになりました。版元からの直接購入もありなんですが、送料が別にかかります。急がないならamazonの在庫回復を待ってください。
3人の購入者のみなさま、どうもありがとうございます。うちお一人は同業者さん、と通告されておりますが、同業者さんから見たあれやこれやの不都合な記載にはどうぞ目をつぶってやってください。今回の案件も、移転する持分の価格より司法書士の報酬のほうが高くなってしまうような話です。
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