洗車と災害対策とベランダ菜園とのリンク
まずは余談から。
期せずして同じタイミングで同じようなご依頼が来る、または同じ地域からご依頼がある、そんなパターンが時々あり、事務所内ではそうした偶然の一致を楽しんでいるところです。
ただ、今回の偶然の一致はなんだか臭うのです。
訴訟が終わったあと、その判決正本が必要だ…としましょうか。どんな理由でかは守秘義務の関係でさておくとして、判決正本を見せて欲しい、とお客さまに頼む、そんなシチュエーションです。従前の訴訟には、当事務所は関与しておりません。
当事務所の初めての相談でお客さまは、なぜかコピーを見せるのです。
原本どこですか?と聞くと、お客さまは僕には想像できないことをおっしゃるのです。
ない、と(笑)
待て待てそれはないだろう、と話を聞くと次のことが明らかになりました。
それらの訴訟はどこかの士業(司法書士ではない)を訴訟代理人に選任して提訴され、判決を得て終結しました。
当然、判決正本は訴訟代理人に送達されます。
で、その職業代理人たちは依頼人に判決書のコピーを渡し、自分が原本を持ってるんだそうです。彼らは依頼人にはなんの断りもなくそうしており、事案終結から年単位で判決正本を抑留したまま時を過ごしているのだ、と。
そんな事案を複数、先月後半に相次いで耳にしました。
「懲戒請求すればいいと思います」
補助者さまに報告したところ、そのようなご判断でした(笑)
方針として一定の魅力を持つ提案ではありますが、ちょっと無理。だってあっちの業界では、もしかしたらそれが普通なのかもしれませんから(爆)
それに、士業の業界団体に提出する書類というのは業法を見る限り、司法書士兼社労士に過ぎない僕が作成可能な書類とはされていないようで…強いて言えば権利義務に関する書類として行政書士さんがお作りになれるのでしょうねー(遠い目)
ただ、これでは判決正本が必要な次の申立を他の事務所に依頼したり自分で行うときに迅速な対応をできなくなるし、依頼が終わったら書類はさっさと客に返せよ、という委任契約の本旨にそもそも反しているように思えます。
あ、ただ、あの業界の一部の人には法律や常識を守ってもらえるという期待がそもそも無理だったりしますが。
判決後の強制執行の依頼欲しいな、とかその程度の思惑で判決正本を抑留しているんだったら…そんな奴は当事務所のブラックリストに入れておきましょう、という思惑も込めつつ、判決書をスキャンしていつ来るかわからないご依頼に備えることにしました。
余談で一記事書けてしまった気がしますが、表題の件。
先週から活動を開始したベランダ菜園には枝豆・ミニチンゲンサイ、苗で買ったブルーベリーとミニトマトを植えました。あとは観賞用に朝顔と夕顔を。
このうち、見切り品7割引の苗を買ったミニトマトは写真に写せない成長ぶりで(苦笑)、おそらくは10年以上前に買ってあった種をまいた朝顔はまったく芽が出ず、そのほかは順調、といったところです。
ただ、発芽したチンゲンサイを来週には間引かねばなりません。これに良心の呵責を感じてしまいそうなのです。
来月の食糧…いえ植物たちにはときおり水をあげる必要があります。
先月、別の目的で導入した60リットルの角型タライと手動ポンプ式の散水機を、ベランダ菜園に使っています。
もともとタライは、飲めるほどキレイじゃないが捨てるほど汚くもない=中水を溜めておくために導入を思い立ったものです。入浴後の浴槽、すすぎ終了後の洗濯槽からそれぞれサイフォンの原理で水を誘導できる(しかも、洗濯槽からは水量の関係で、浴槽からは水面高さが均衡するために、それぞれ注水が自動停止する)ため、水を溜めておくぶんには特に費用も負担もありません。最初に数秒だけポンプを動かしてあとは電源を切ってしまえば、時間はかかりますが水は中水槽に移っています。
そんなわけで、毎朝タダでばらまける水を手に入れることができました。
夏はこの水をベランダや窓に撒こう、と思って買ったものではありますが、何かの折に水道が途絶したらこの中水を塩素系漂白剤で滅菌して飲用、という計画を持っています。飲料水は別に4リットルを備え置いているものの、きっと足りなくなるはずですから。
水まきに加えて洗車のために買った手動ポンプは日本のメーカーが販売する中国産の製品です。amazonを見ると中国メーカーが中国で作った製品がたくさん安く出ているのですが、レビューを見る限りではくじ引き的な要素が強そうだ、ということで僕はマルハチ産業の品を買いました。
本品、安全弁が動作するまで加圧すれば最大射程約8m、最大射高約4m程度の性能を有します。
洗車で使う水の量が減った(今まではバケツで水をかけていたところ、シャワーで水を出せるようになったため)ほか、ベランダの壁に水を撒いてクモの巣をとったり土ぼこりを落とすには十分でした。もちろん水やりにも使えます。
これは当たりだ、と思ったのは散水ヘッドをホースにつなぐコネクタが、水道ホースに直結する汎用品(どんなホームセンターにでも売ってる散水用シャワーヘッド)のと同じだったこと。この手の製品で心配な交換部品がほぼ無尽蔵に手に入るのは、それだけで本品をおすすめする理由になるかと思います。
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