雨が上がったら、裁判所へ(第9次開廷表調査、実施の件)
予報によれば台風は夜のうちに上陸し、朝には当地を通過済みとのこと。
今週は良いお天気が続きそうです。
ということで今年の開廷表調査は10月23日から2週間、ということにしましょう。名古屋簡裁・地裁・高裁に2週間ないし1ヶ月通って開廷表を閲覧し、労働関係の訴訟の事件数を調べて記録するこの開廷表調査、今年で第9次となります。
…よほどヒマなのか、と言われればまぁそんなもん、と言わざるを得ませんが、少なくともいろいろな方に心配されるほど多忙ではなくなりました。この期間は大きな出張も急ぎの仕事もない、まとまった2週間になりそうなのです。
こんな調査でもやってみるもので、と例年似たようなことを申しておりますが(苦笑)名古屋地裁ではまだ訴訟代理人の氏名を開廷表に載せてくれています。僕のように労働関係訴訟代理人の白いリストや黒いリストの作成を準備したい人にも十分役に立つデータが公開されている、というわけなのです(ま、当分のあいだ公開はしませんがね)
この開廷表、見ているとときどき面白い訴訟が見つかります。過去にはこの閲覧の結果を新聞記者の方に提供したこともあれば、誰かと揉めてる同業者さんor隣接士業さんがわかったりすることもあったりして。
そうした訴訟を見てしまった場合、調査票の余白にちょっと書き残したりします。もちろん。
前回までの調査で世に言う残業代バブルは無かったことはだいたいわかった(正確には、通常訴訟でまじめに争う代理人が極めて少ないことが確認できた)ので、今回もその傾向に変化がないかどうかを確かめておくことにしましょう。
開廷表、ひいては民事通常訴訟そのものは公開されていますので、他になにか気を引く案件が見つかったら…ブログでご紹介できるかもしれません。何ヶ月かあとに、ですが。
« 不意に気づく依頼人性別分布に関する件 | トップページ | 参加者の把握と主催者の自由裁量に関する件 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 本業以外、あるいは複数の本業、の模索(2023.01.01)
- ピカピカな新年への微速接近(2022.12.31)
- 利益相反のイブ(2022.12.24)
- 恐るべし、課税文書(2022.12.17)
- 冬の節電プログラム参加の反動(2022.12.12)
コメント