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出張報告1日目「さようなら、僕の駅前ランチ」

詳細な報告を好まれるお客さまとそうでないお客さまがいます。

今回のお客さまがどちらかはわかりませんが、詳細でないほうが僕には有利な状況が生じる可能性がある、と奈良県入り早々に認識させられました。

例によって名古屋発7時40分の高速バスは順調に天理市を通過します。高架道路から降りたあたりでお客さまに連絡を入れました。「10時半以降、電話が取れる予定」と。

僕の腹づもりでは当初の連絡どおり、13時台にお客さまの会社に着けばいい、ということで最寄り駅周辺でナンとカレーのお店をピックアップしてあったのですが。

10時半過ぎに電話がかかってきました(-_-)

前週にお酒を振る舞って頂いた別のお客さまに、柿の専門のお店でお土産を発送する作業だけ先行し(帰りの時間がいつになるかわからない、と認識していたため)、11時過ぎから拘束時間に入ります。

僕の…僕のナンは?

などとは口に出しもせず、すでに集まっていた関係者からの質問にはサクサクお答えします。それ自体は、実務家には普通の問いなので。

問題は僕のナンとカレーがどうなるか、ということです。別に予定があるというお客さまと、僕の昼休み(ナンとカレー)のために説明速度は通常より3割増しにはなってますが…あくまでも多忙なお客さまのために、説明時間を短縮して差し上げたいからです(遠い目)

あとで僕の弟子から、「あの10%の速度でしゃべってほしい」と言われたのはきっと気のせいです。理解はされたと認識しています(遠い目)

12時をちょっと回ったでしょうか。お昼の時間になりました。

いったん解散してほしい、という願いはかないませんでした…が、眼鏡をかけたら素敵だろうな、という方が同行者として加わったからよしとします(キッパリ)

この方々と連れられていった先は、丸亀製麺でした(^_^;)

さようなら、ナンとカレー。僕のナンとカレー(泣)

社屋にもどって、13時。お客さまに代わって、お客さまの会社で僕のカウンターパートになってくださるKさんと僕の時間が始まります。お話しをやりとりしているうちに、外が暗くなってきました。

そして、誰もいなくなりました。Kさんと僕を除いて。

なおも検討作業は続きます。Kさん、僕の期待以上の方です。

さらにさらに、時計が午後8時を指しました。

マナーモードにして放っておいた僕の携帯電話には、弟子から何度か着信が入っています。

じゃぁあとは士業の立場で質問とそれへのレスポンスを確かめ、明日の作業を決めて終わろうか、ということで社屋を出たのが20時40分

いつもこの調子なのか?という僕からの問いかけへの答えは、守秘義務がありますので公表しません。

別の予定を終えて19時過ぎから盛り上がっていたらしい関係者の皆さまの晩餐に合流し、空っぽになったうどんすきの鍋を目にすることになりました。

ちなみにこの居酒屋、や台ずし(愕然)

別にや台ずしに恨みがあるわけではありませんが…名古屋では入りません。

宿泊所として確保されているのは前回泊まった団地の一室。今回は僕のほか、

  • 弟子
  • 僕をお客さまに紹介した愛知県のNPOの方
  • 近くの村から来られたYさん

の4名が宿泊者です。例によってNPOの方は早々に隣室に引っ込み、ただ何かを聞いている気配を漂わせてきます。

座卓に酒を並べて、弟子がしきりと絡んできます。二日酔いのまま三日目に突入、とかそういった感じらしいのです。

そういえば今朝お客さまから「名誉弟子からは降格し、素行不良が続くなら破門したらどうか」という連絡も届いていましたが当事務所では四日酔いまでは許すこととしており、まだ破門とはしないことにしました。

用件1。

  • 小論文を書いたから査読してくれ、と。

提出期限が先月末だったのを引っ張ってるらしいのです。この年齢70代の弟子は。

…要するに夏休みの宿題を遅らせたんですね、と言い放って、ノートパソコンの画面をスクロールさせていきます。全13ページ。

  1. 現状の要約を読み進みます。3ページ。
  2. 自分の主張がありません。6ページ。
  3. 不満が募ってきます。9ページ。
  4. 10ページ以降でようやく少し面白くしてくれて、読了。

「一般誌ならいいですね。週間現●とか新●とか」

編集者と見紛うような一言を申し上げたかもしれませんが、酒席ですので笑いが広がります。ただ残念なのは、執筆者が名誉教授で寄稿先が彼の世界の会員誌である点です。

いや最近その会の親玉になっちゃって、だから云々、という弟子の言い訳を一通り聞いてあげてから、さらに刺しにいきます。

「ならどうして弟子自身の考えをもっと述べないんですか?これでは物足りません。9ページまでの部分を6ページ程度に削って、あとは●●●(←先生のお名前)とはなんぞや、ということをその論題を通じて読者が理解できるようにすべきです」

そこらへんにいる大学教授に言ったら殴られそうな一言を申し上げたかもしれませんが、そこは酒席で相方は僕の弟子ですので笑いが広がります。

そうはいってもこうした考え方をする人はその会では少ないんで云々、という弟子の言い訳を一通り聞いてから、まぁ提出可としてあげました。

用件2がまさに言いがかりです。

  • 12月9日、東京へ来い、と。

…は?

聞けば弟子が親玉を務めるその団体は講演を定期的にやっており、演者が未定だ、と。

弟子には悪い癖があるようです。

厳しくされるほど燃えてくる(または、萌えてくる)傾向があるようです。

どうせ聞きに来るやつなんか数人しかいないから云々、とさんざん言いつのるのですが、僕はその世界ではまだ圧倒的に無名です。せいぜい雑誌に寄稿した、という程度。だったらまず、講演を聴く方で潜り込ませてくれないか、と頼んだんですがそこは会員でなければ云々、とふくれっ面をするのです。

とりあえず明日は早いからさ、と適当にあしらって就寝したのは、おそらく午前2時前だったはずです。

この日残念だったのは、第一に僕のランチの自主決定権が失われたこと。

第二にディナーがふつうの居酒屋だったこと。

最後に、お客さまから丁寧にお話しを聞く機会がなかったことです。

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