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2017年9月

東京出張の日程が決まりました/大阪出張の日程調整を始めます

空気が秋色になってきた夕方。相談室の窓を開けて、お客さまを待っています。

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いまだに稼働しているRICOH CX1で撮ってみましたが、いっこうに腕が上がりません(苦笑)

さて、今月後半は久しぶりに読み応えのあるお問い合わせが続けて入りました。関東・東海・関西から1件ずつ、いずれも労働紛争労働側、本人訴訟になる案件です。

  • 愛知県の方?いらっしゃいませんね(笑)
  • 不動産登記の方?いらっしゃいませんね(泣)

登記はともかく労働紛争のご依頼はできるだけお受けする方向で行動をはじめています。まず10月5・6日、東京への出張を決めました。5日は出張相談と別のお客さまとの会食のため対応余力なし、6日は対応可能です。

このほか、10月中旬は大阪への出張相談について日程調整をはじめました。10月5日の面談からはじまるご依頼を終えるだけの余裕はとってあります。

こちらは日帰りになるはずなので、1件なら交通費の増加なく別の出張相談を入れられると思います。実施日は決まり次第ご案内します。

これらを一通り受託でき、さらには一通り成果を上げることができたならば…言ってしまえば2ヶ月弱のあいだは損益分岐点越えになろうか、というのがこの事務所のありようです。ただ、成果の実現までの道のりが事案ごとに全く異なる、報酬額上限だけはお客さまを守る(と同時に、ご依頼へのハードルを下げる)ためにしっかり設定している、まぁそうした状態だ、と。

このままご依頼が入ってき続けるかどうか、注意深く観察しています。

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気づいていなかったのですが、当事務所ウェブサイトへのアクセス数が9月25日、ここ半年来の高値を更新しました。といっても昨年秋ごろは平日ならコンスタントに1日3000ページビューを超えていたので、復調しただけといえばそれまでなんですが。

去る6月初頭、平日ながら2000ページビューに達しないところまでアクセス数が減りました。これを放置すると当事務所の夏は冷夏に、秋が冬に、冬が氷河期になってしまうということであれこれ施策を試みて、7月以降はなんとか2000超えまで戻しています。

ウェブ施策はときおりオーバーシュートするもので、8月までの施策が今月から効果を発揮してアクセスも増え、当然にご依頼もまた、増えてきた…と考えています。

望ましいのは平日2500~3000ページビューを維持できること。通常活動ではない仕事にも注力できる売上と時間の余裕を並立できるのがこのあたりなのです。

さて、明晩はウェブサイト経由でご依頼をくださった古いお客さまと会食です。お客さまの用件は当然あるのですが…

久しぶりの3000pv超えも勝手に祝ってしまおう(祝っておらおう)と思っています(^^)/

お腹いっぱいの奈良出張、完了の件

  • 混んでいる店が美味しい、とは限らない。
  • 空いてる店を避けたほうがいい、わけでもない。

そういうものだよね、忙しい事務所が必ずいい事務所だってわけでもないよね、と一人納得して(正確には、自分に言い聞かせて)週替わりランチを写真に撮りました。

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9月27日、12時2分。近鉄奈良駅にほど近く、まわりにオフィスがたくさんあるはずの店内は3席だけがふさがっています。

いいお店は簡単に見つからないから、無理せずにいいお店でいられる、ということかもしれません。表通りにでていたこの看板で右折を決めた自分を、少し褒めたい気がします。

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順法精神優先なら、これは占用許可取得の有無に関心を抱くべきですが(苦笑)

正しいだけでもダメ、ということかもしれません。そういうことにさせてください。

前日の用事を終えて、午後のバスで帰ることにした奈良への出張では、二日目のランチをゆっくり楽しむことができました…というより、ゆっくり飯が食えないような案件を受けるべきではない、と、改めて思わされたところです。

今回の出張、26日昼から設定されていた用件はつつがなく終わり(そういうことにさせてください)、後の飲み会ではなかなかに興味深い光景が見られました。

飲み会の途中で参加した先生がおられます。

隣席の僕を1回呼ぶたびに、対面して座っていた担当者さんお二人が顔を見合わせたり数ミリずつ後退していたような気はしたのですが、ひょっとしたら気のせいかもしれません。

とはいえ、これも最初の30分くらいで慣れていただいたようで…大変ありがたいことだと思っています。事前に経緯と関係を把握していたはずのお二人、ほんとうは半信半疑だったんじゃないの、なんて言いません。

だってしょうがないじゃん。弟子入りされちゃったんだから。

弟子からお師匠さんと言われるのは普通でしょ(←という認識が普通じゃない、というご主張もあるかとは思います)と上記の光景を脇で見ていて気づきました。

寄り道をしてご参加いただいたこの先生=僕の弟子には、最初にある程度お酒を献上すれば出席者の誰かが良好な関係を築けそうです。

  • 日本酒換算0.5合ほど飲んだ後なら、きっと世評ほどコワい人ではないのです。
  • 1合飲んだ後でなら、僕の弟子にふさわしい人になります。
  • 楽しく飲み倒そうとする場合は、朝までかかります。

つまり、好きな誰かと議論を始めたり議論を始めた人を好きになったり好きな誰かを論破したり予測不能な人々に予測不能な諸々の話題を持ち込んだりそれらが繰り返されたりする、というくらいで…まぁ大丈夫。

特に、今回僕の弟子と意気投合された担当者さんには、心からのお祝いを申し上げたいと思うのです。きっと次回以降の飲み会でも楽しいでしょう(遠い目)

そうしたわけで、今後も有意義な飲み会があれば、たまには弟子も誘ってあげよう(←根拠無き高飛車)と一人勝手に決めたところです。

人と人との予想を超えたつながりができ、担当者さんお二人からは新しいご依頼もいただいて、お腹いっぱいの奈良出張は二日酔いにならずに終わりました。

未練はあるのです。

26日のお昼ご飯はごく簡単に済ませただけなんですが、目的地の駅北側に4箇所、南側に1箇所、美味しそうなお店を把握しています。

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この地下では手前のイタリア料理店(のような居酒屋)、右手奥の日本料理店(のような居酒屋)が気になります。

まぁ、ほとぼりが冷めたら途中下車して覗きにいける位置にはあります。ビルの隣の立ち飲み屋さんも良心的なお値段です。

つぎにこの街で飲み会があるなら、幹事役は余裕で引き受けられるぞ(笑)

さて、来週は東京出張になりそうです。こちらは行きつけのお店を訪ねるとしましょうか。

自主規制済みの自己紹介を携えて行く奈良出張一泊二日

自主規制済みの自己紹介を携えて行く奈良出張一泊二日

発車7分前まで発券準備中の表示を出していた自動券売機は、5号車5Aの席を出してくれました。

近鉄名古屋9時発難波行きのアーバンライナーで、秋晴れの奈良に出かけます。

…あ、もちろん仕事です。
東京にいる方からの発注で奈良に集まり、午後のひとときを過ごす、そういった仕事。

昨日、その企画案を補助者さまにお見せしながら、ちょっと考えてもらったことがあります。

僕がそこに呼ばれる経緯立場属性特徴のいずれか、できれば複数を含み、一言で自己紹介できる語があるとしたら何か?と。

いろんなところに行っていろんな話しをしていろんな仕事します、というのは僕の第一案。
…ええ、理解不能です(笑)

お客さまに合った手続きを提案するよう努めています、は第二案。

…そこらに生えてる各種事務所ウェブサイトのコピペか(゚Д゚#)、そういう事務所でどうにかならなかったから僕がありつけた仕事だろ、ということでこれも却下。

ただ、ここから議論が迷走します。

どうも当事務所の活動がどこか怪しい…ではなくて、言葉で簡潔に説明するのが難しいらしい、と。

いっそ僕を呼んだ理由を関係者全員に問いただすか、という逆ギレ的第三案も当事者意識の欠如と思われそうで、見送り。

その他のあれこれを、昨日の補助者さまの仕事であるhtml更新そっちのけで検討し続けた数分後。
彼女が何かを放り出すように言いました。

「大学教授が弟子」

ぎゃっはっは、そうきたか!と笑い転げたあとで正確には名誉教授だと敬意を込めて訂正します。
ですが確かに特徴はよく出てる、しかもおそらくは業界唯一だ、と評価して、補助者さまには座布団10枚を進呈することにしました。

ただ、これは事情を知らない方にはインパクトが強すぎるのでブログを読んでくださる関係者の皆様とだけ楽しむことにしようということで彼女の承諾を取り、座布団の副賞としては次回出勤日に素敵なおやつを献呈する、ということで作業を終了することにしました。

まぁ、僕の活動の価値が上がるのは既存のシステムが理想的に機能してない局面が多いので…

敢えて説明を試みるより、ボクふつうの実務家ですが何か?と遠い目をしてたほうが自然で気楽に思えてきたのです。

先月末から続いた奈良出張、三回目の今日で一旦終了です。前二回と今回でお客さまは異なるのですが、労働紛争に次ぐライフワークが出来る可能性を見た、と考えています。

…あと、どこかいろんなところに新幹線または特急指定席で行ける可能性も(^-^)v

安楽な週末の手しごと

お客さま 各位

今年は秋の訪れがいささか早いようですね。秋風がさわやかな週末となりました。従前ご依頼をくださった皆さまには、ごきげんようお過ごしのことと拝察します。

僕のほうは色々ありましたがすっかり落ち着いて、

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プリンタの分解を楽しんでおります。


先日のこと。ヤフオクでもらった期間限定のTポイントの使い道に困ってジャンクなCanon ix5000(10年以上前に発売されたA3対応インクジェットプリンタ。だが当事務所では20年ほど前に出た、BJC-465Jがオーバーホールを経てなお健在)をポチってしまったのが最初のきっかけです。

その修理用のパーツや部品を集めるためにさらにヤフオクやメルカリでix5000やip3100(同じヘッドを使うA4対応機)をポチポチしてしまい、現在手元には

完成状態のix5000 1台

ヘッドが入手できれば平常稼働状態になるix5000 ip3100 各1台

ロジックボードが不良なix5000 1台

部品取り兼分解を決めた、ロジックボード不良なix5000 1台(↑写真)

その他交換用インク多数の在庫をみることになりました。ここまでたどり着くために、送料込み12000円ぶんほどを投じたことになっています(うち1万円ほどがTポイントです)。

出来上がった一台を売れば、投じた費用は半分方回収できます。

あとはヤフオクで売り払っても数千円ぶんのインクが手元に残ることになっており、ここで作業を止めても損はしてないわけですが…

もうちょっと、なんとかしたいわけですよ(笑)

それを実現する時間もできてしまったので、ロジックボードが健在なix5000のジャンクとヘッドが流用できそうな他のプリンタを今も物色中です。ヘッド目当てに送料込み1000円で入手したip3100は案外魅力的なマシンで、当事務所ではいままでできなかった録音データを焼いたCD-ROMへの印字が可能になりました。どうせならヘッドが健在なip3100をもう一個買おうか、と思っています。

お話し変わって、出張相談のご案内です。

1件目

9月26・27日の奈良出張では、27日朝から奈良駅周辺で出張相談が可能です。大阪・京都など周辺地域からの出張相談ご希望があった場合は、交通費の起算点を奈良駅として対応します。

出張相談の料金はこれまで通り、2時間5400円です。ご興味のある方は前日までに、メールまたは送信フォームでお問い合わせください。

2件目

10月中の東京出張はいまのところ実施日程未定です。

ただし、東名集中工事のため設定するつもりがなかった10月第1週に出張するかもしれません。お客さま次第なので確定ではありませんが、これがなければ第4週あたりの出張を考えています。

3件目

このほか、10月になると思うのですが別件で京都まで行けたらいいな、と思っています。これもお客さまのご予定に依存して決まりますので、未定です。

いずれにせよ、次の出張からは秋の旅になりそうです。

別件で、奈良出張が決まりました

いま使っているスケジュールソフト『aCalendar』は1ヶ月表示でも予定がちゃんと表示されるほか、端末を振ると音声認識が起動し、音声で予定を入力できる特徴を持っています。

音声での入力は「来所相談。9月22日。19時30分」などと言ってやればいいのですが、時々勝手に遊ぶのです。

 

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…別に僕も相談のたびごとにお客さまを斬ってるわけじゃないんですが。

さて、ご依頼の95%以上がウェブ経由でやってくるこの事務所の予定は、だいたい2~3日先のものだけがばらばらと決まっていきます。

来週は月曜日の来所相談の予定が昨日入り、火・水曜日の奈良出張が設定されました。木曜日は来所の相談日程を調整中で、あとは予定無し。そんな感じです。

で、今回の奈良出張。先日までの記事とは別の発注者さまの仕事ですので宿泊費もそれに従うのですが…

僕なら 二泊は できる(呆然)

裁判所の規則で言えば、証人より高いが国選代理人より低い、という実にステキな設定です。

28日に別の予定を入れたことをちょっぴり後悔…なんてしていません。この日は労働紛争関係の相談です!当事務所の最重点業務です!(←自分に言い聞かせる)

そんなことに無駄に興奮しつつも、先週まで奈良ではいろいろあったからな云々、などとウジウジ言う代書人に、例によって補助者さまが脇から声をかけてきます。

「イヤなんですか?」

違います違います違います、と泣き笑いで否定して昨夕、出張日程を決めたところです。

ちょうど彼女の退勤時刻に03-の市外局番=今回の企画の担当者さんから電話がかかってきたこともあり、補助者さまはとても嬉しそうに帰っていきました。

まぁ、この担当者さんとのやりとりは補助者さまも承知していますので本件出張の成否は彼女も(好意的な)関心を持ってみていてくれるわけですが。

世の中小零細企業/事務所はそんなふうではないのかな、と考えてしまうこともあるのです。

いま扱っている零細士業を相手取る事案、資料を見ているとどうみても相手は●●です。

伏せ字不要な表現を用いるならば、やる気がでてくる労働関係裁判事務(笑)

事業主がやってることに従業員が好意的な関心を持って眺めていてくれる、ときにはそこから彼/彼女なりの助言や忠告が得られるし、少しだけやり甲斐を持ってもらえるかもしれない、という事業所を作りたいとは思わないもんなのか…

まぁ、そんなかったるいこと言ってるからいつまでも場末の零細、といういつもの結論なんですが。それはそれで悩ましいものがあります。

さて、昼からの相談のうち一件は不動産登記です!

2020.12.30修正

素晴らしきCランチの日

僕がどこかおかしな世界に行きかけると、以前のお客さまから複数のメールが送られてきます。当事務所では補助者さまに次ぐステークホルダーとして「労働紛争&非定型的裁判事務の、過去のお客さま」が一定数存在することはもう、重々承知しております。

大変おそれおおいことだと思っておりますが…今回もちゃんと戻ってきましたのでご安心ください。当事務所は明日以降も、労働紛争に関する裁判書類作成が主たる業務で不動産登記は忘れたころにやってくる(笑)、そんな事務所であり続けます。

ブログに出さずに黙っていれば妙な誘惑に負けて身を持ち崩してもしばらくバレないんでしょうが、当事務所のお客さまのありがたいところは守秘義務に服する遠回しな記事にもちゃんと趣旨を読み取ってレスポンスをくださるところです。イイねを集めるためのfacebookや知らない人に言いがかりをつけるだけのtwitterに淫してる人たちとはどうも違う…ということで、うっかり裏切れないと承知しております。

そんな古いお客さまの一人が、相談に来られました。なかばご機嫌伺いのようなお話しを終えたあと、ランチに行こうとおっしゃるのです。

…ランチに行こうと、おっしゃるのです。

ナンとカレーのお店に行こう、と(^^)/

駅前にある、よく探さなければ見つからない、ちっちゃいインドカレーのお店に行こう、と(^^)/

思わず躍り上がって万歳三唱し随喜の涙を流し三跪九叩頭の礼を捧げ、今後決して足を向けて寝ないことを誓って同意したところでありますが(←大げさすぎ)

やっぱりそういうランチがいいのです。記念に写真に撮らせていただきました。

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このお店のCランチは900円。カレーが2種類選べます。ほかにサラダとスープとドリンクがついています。ナンは食べ放題なので、今日は久しぶりに小さなナンをおかわりしました。

…え?なぜそんなに嬉しいかって?

別に当ブログの他の記事とはもう全然関係ありませんが(遠い目)、お客さまとゆっくり話ができる日常も含め、このありがたみをよく味わって食事を終えたことであります。

別に当ブログの他の記事とはもう全然関係ありませんが、引き続き、どんな分野であっても取引先は選びます。

定型的に処理すればいい(言い換えれば、当事務所には来ない。あはは)住宅取得の不動産登記を除けば…ちゃんと時間を割いて意思疎通できない人は依頼人にすべきでない、きっとそういうことです。

ただ、他サイドからの心配にも一応の説明をせねばなりません。

移住しろとか講師になれとか妙な要求が降ってこず、関与先としてやってることに納得不能な事象がないならば、今後も企業側の方々の相談に応じます。

必須の条件として、食事はちゃんとお店を探して決めゆっくり食べる余裕がある、そんな個人/団体であればおおむね歓迎、ということで。

私はコレで、発注停止になりました(遠い目)

先週13日から15日までの日程を予定しておりました奈良への出張はさらに一泊を追加し、お客さまからは続行する仕事の発注を停止されることとなって終了しました。

残念ながら奈良への定期的出張計画は第一回で終了したわけですが、お客さまとその会社にとってはいいことだったと僕は考えています。

また、この回と前回の出張で出会えた皆さま、お聞きできたことがらには大変感銘を受けました。こうした機会を設けてくださったお客さま、貴重な時間を割いてくださった皆さまには大変感謝しております。

この記事を含む一連の記録の公開は出張後になりますので、各日の日記は以下のリンクからごらんください。

出張報告1日目「さようなら、僕の駅前ランチ」

出張報告2日目「レッドラインの前後で」

出張報告3日目「Kさんのおかげで、今日はシアワセでした」

出張報告最終日「事務所に帰るまでが、出張です」

守秘義務に反しないようお客さまとその会社の事業活動その他の情報については説明を控えておりますので、お会いできた方々以外の方には若干わかりにくいかも知れませんが、そこはご容赦ください。


○以下は僕の所感です。

言ってみればクライアントに対する不適切発言により取引停止を受けた者のいうことですので、各記事をふくめ相当に割り引いて評価してください。

企業活動を森林に見立てた場合、従業員や僕を含む外注業者といった人的資源は林地、事業は立木に相当するかもしれない、そう思わされます。林地を持ってるか借りてるかすれば立木の再生産は可能です。

よく整備された森林がある種の斜面崩壊を抑止するように、魅力的な事業が人を引きつけることは経営者として想定していいわけですが、立木密度が過密すぎれば立木も林地もその価値を失っていく、いろんな要素に限度はあるよ、ということも無視できません。

だからといって間伐やったら?という提案がいつも常に通るわけではないし、そういった自分が真っ先に除伐されちゃった♪、というお話しなんですよ。あはは(苦笑)


○つぎに、今回知り合った方々へ。

・まず、我が弟子へ。

ひさしぶりに、いい弟子を持つ喜びを与えてくださってありがとうございました。しかしながら、そろそろ先生にお戻りいただくとしましょう。破門はしませんが。

先生には本件事案への関与を通じて、まるで古き良き時代の学部生と教授に戻ったような数日間を過ごさせていただきました。社会的な立場を離れて知見をぶつけて論破される、そこからさらに挑み直せる相手がいる、というのはほんとうに嬉しいものです。僕は実務家としてその知見を実際に生かせるのだから、僕は幸せです。

今回の僕の対応によって、先生が見たい状態の実現までに紆余曲折が生じるだろうことについては、大変残念なことだと思っています。ひょっとしたら立腹しておられるかもしれませんね。

本来であれば先生と協力して取り組んでいくのが望ましい現状で一足先に離脱することにより、ある意味先生を裏切っていますが、僕は謝りません。

僕、平場では社労士でもあるので。

遠い約束をしていいならば、最後に設問をお出ししたフィールドワークの調査結果をいつか、この不出来な師匠に教えてください。

皆さんの問題に限らずさまざまな問題・ご依頼への解決について、僕のお客さまと違って僕はちまちました調査と検討、個別の関係者との丁寧な面談から入るのが大好きなんです。

本件ご依頼で一点だけお客さまを批判するとすれば、見ず知らずの人をいっぱい集めてワーイ、といった場や状況の設定から入るのが僕は嫌いです。

一人一人の人が、見えなくなってしまうから。

そうしたちまちました検討と現行法規の活用と依頼人との長話から解決策を探りたいな、というだけで僕はほんとうに凡庸な実務家に過ぎませんから(遠い目)、僕はほんとうは、先生の師匠にはふさわしくないのです。

そんな不出来な師匠が最後にお示ししたフィールドワークの課題にも、皆さんの問題を解決するヒントのいくつかが埋まっていることは最終日の朝にお示ししたとおりです。質問をなげかける人や設定する数値を変えて、さまざまに試みてみていただきたいですね。

一つ約束します。弟子が出した回答の俗なほうは、黙っています。

もう絶対言いません。ぜーったい言いませんからねー(笑)

・その最終日の朝、師弟のやりとりをごらんになっていたYさんへ。

前の晩に、僕の弟子が瞬殺した僕のフィールドワークで得た資料をあとで送っておきます。
弟子ごときに蹴られたくらいでそのまま捨てさるには惜しいので(笑)

あと、もし「いっそ●●ちまえ」作戦が実際に発動される際にはこっそり見に行かせてください。あのアイデアが実現されたら、発案者として伏せ字を解除するようにします。きっと誰も信じてはくれないでしょうが。

・Kさんへ。

守秘義務の関係で具体的には申せませんが、公私にわたる多面的な知識とご活動には敬服させられました。もうしばらくこのご依頼が続いていたら、いずれ僕から弟子入りを申し入れたかもしれません。それができないのが残念です。

フリーウェアを使って、他の方々に役立つような何かを僕も構築してみたいと思っています。きっと拙劣なものに仕上がるとは思いますが。

チェーン店ではないお店での昼食に連れ出していただいたことには、特にお礼申し上げます。Kさんのおかげで、15日は幸せに過ごすことができました。

・14日のプレゼンを担当された行政書士さんへ

出席者の知識レベルを忖度せずプレゼンを始めた時点で、貴方はすでに死んでいました。
貴方の今のマインドセットがその程度だったんですよ。ご愁傷様。

僕と弟子は単に貴方の死亡を確認しただけなんですが、恨むなら僕を恨んでください(遠い目)

・そのほかの皆さまへ。

定期的にそちらにうかがえるわけではないのですが、別に(食事以外の)不満があって離れたわけではないので、なにかお役に立てるようなことがございましたらご連絡ください。

その辺に生えてる士業より時間をかけて丁寧にお話しを聞く、という程度のことなら、たぶんできます。

なにしろ僕、凡庸な司法書士兼社労士なんで。

ただし、電話はキライです。できるだけメールからお願いします。

「凡庸で俗物で法改正やそれへの参画など一切考えていないふつうの司法書士のすずきさんいますか?」

という合い言葉を使った場合は、固定・携帯電話で無料の相談に応じさせていただきます。今後とも、どうぞよろしくお願いします。

補足

関係者のなかにお一人だけ「わたし今、メガネしてるんですけど」という短縮型の合い言葉が設定されている方がいます。この方はもうそれで十分です(冗談です。半分だけ)

出張報告最終日「事務所に帰るまでが、出張です」

おそらくは、少なくとも当分のあいだは、というべきでしょうか。
弟子との最後の朝になりました。

それはさておいて、昨日斬られたのが悔しいのです。師匠としては(笑)

昨晩は話せずに起き出してこられた学生さんに、昨日と同じ設問を投げかけてみます。

一定面積の場所を一定期間借りられたら人は何をするか、この質問は設定する数値をさまざま変えられるし質問する相手を変えると面白い回答が得られるかもよ、と話しながら。

設定可能な数値を最大限多めにとったなら…という方向に向けました。

「たとえば僕なら、○○をしますかね。」

と学生さんに言ったところで、パソコンの画面を見ていた弟子の耳が立ちました。

ほう、これならばいいのか、と正しく察して、さらにプレゼンテーションを続けます。
一応は学生さんに、実は、聞いてる弟子にも。

この案なら現在の問題の解決と一定期間の別の収入と周りからの関心の増加が見込めるし前例だってあるぞ、だからいっそ●●ちまえ、と言ったところで弟子が待ちきれない様子で割り込んできます。

弟子、なんだかものすごい勢いで喜んでいるようです。
師匠として改めて見直されたようでもあるのですが…申し訳ない。

お客さまの方針により今日でお別れだ、僕はこの案を弟子のあなたと深堀りできない、そうは、今は言えない立場です。

7時45分になり、お客さまが迎えの車を運転してきました。駅まで連れて行ってもらって、皆さんとはお別れです。

これが最後の会話になるかもしれない弟子には、あの質問を携えてのフィールドワークは面白いからやってみてよ、と伝えて車のドアを閉めました。

小雨のプラットフォームに、列車はほどなくやってきます。

何度かの乗り継ぎを経て、なんだか目くるめくような奈良出張が終わりました。

実は今日、14時からは補助者さまの執務があります。青山トンネルを出たところで、先に報告を入れておきます。

「取引停止となりましたが、お客さまにはよかったと思っています」と。

まぁ実際、僕が無駄に儲けるよりはよかったかな、とまぁこんなことばっかり言ってるから一向にここは場末の零細事務所のままなんですが。

出勤してこられた補助者さまに経緯を一通り説明するのに、30分はかかったでしょうか。彼女が言うのです。

  • そう思ってました、と。

そ、そうだったの(愕然)

さらに言うのです。

  • お客さまではない関係者を応援しても、もう利益相反はないんでしょう、と。

いやいや一宿一飯の恩義ってもんはあるから、ということで、慌てて報告を終えました。


そういえば補助者さまは、今回のお客さまが載ってる雑誌の記事のバックナンバーを独自に県立図書館で入手していたようです。

そのコピーを出発前の僕に回してきた彼女の目は、いま思えば。

浮かれ気味なプレゼンを見終えた名誉教授のそれに似ていた気がします。

ともあれ、いつもの事務所に戻りました。

さっそくですが、新件の労働審判手続の書類作成が始まりそうです。

まずは新しいお客さまのお話を聞くところからはじめましょう。いつも通りに、丁寧に。

あと、久しぶりに補助者さまをお食事に誘うとしましょうか。

もちろん、チェーン店じゃないお店で、ね。

出張報告3日目「Kさんのおかげで、今日はシアワセでした」

  1. 自分のじゃない布団で目がさめた。
  2. 前夜の就寝時の記憶がない。記憶が絶えた時期も不明。
  3. 誰かがかけてくれたらしい毛布が、腰のあたりにかかっている。
  4. 足はあらかたはみ出して、布団から45度の方向に向いている。
  5. おそるおそる起き出すと、男が微笑んで言う。
  6. 「昨日はよかったよ」と。

女性になった経験はないのでわかりませんが。男性としてもきわめて気まずい朝です。

 

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周りの人の報告を総合します。

昨晩、弟子の布団の上で呑みながらしゃべっていた僕は、みんながふと目をそらした隙に事切れていて、そのまま朝を迎えた、というようなのです。

「師匠にもそうした面があるんだ、よかった」としきりに安心する弟子とその他の人たちが別の予定に出発し、僕は社屋で今回のご依頼の仕事をしてしまわなければなりません。

朝7時半を過ぎたところで、いまからKさんを迎えにやるという電話がお客さまからかかってきましたが…見送ります。部屋を掃除しておかないといけません。僕自身の依頼人とのメールも溜まっています。

今日の執務開始は9時台にして、社屋で作業に入ります。

お昼になりました。Kさんが言うのです。

お昼に連れてってくれる、と。

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!

Kさん号は世間一般のそれとは異なる意味で、素敵な車です。僕は鉄ちゃんなのですが、この方がどれだけの情熱をこの車に傾けているかはよく伝わってきます。社用の買いものに行くついでだ、ということであれやこれやの話題が弾みます。

なにより共感できる話は、入る前から味が見えてるようなチェーン店には入らない、と。

キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!

当初の目的地だったカツ丼屋さんが見つからないということで、有名なチェーン店ではない、味噌ラーメン専門のお店に入ります。

やっぱりランチはこうじゃなきゃ、と堪能し、「Kさんのおかげで今日はシアワセでした」とお礼を申し上げて苦笑されたところです。

なんとか当初の作業予定を終え、夕方になってお客さまが戻ってきます。一応、今日が出張最終日。当地には20時頃まで滞在可能と告げてはありますが、腹案を隠して話を続けます。

今回の出張でようやく取れた、お客さま本人から話を聞く時間です。

  • この方の理想はいったい、どこにあるのでしょう?
  • それへの障害はいったい、どこにあるのでしょう?
  • その克服方法をいったい、どうお考えなのでしょう?

20時前になって思いついたように一泊延長・宿泊所利用の許可をとりました。

お客さまの計画の詳細について話を進めます。残念ながら僕の判断は消極的なものと受け取られたようです。守秘義務に反しない範囲でいえば、

あなたには失業者の気持ちなんかわからない

そう申し上げました。僕は元、失業者なので。

21時も過ぎました。晩ご飯にカレーでもということで話をうちきって外へでます。

別にお酒を飲んだわけではないのですが、僕は先刻から出来上がっています。

「せっかくお金をかけて僕を呼んだのに、もったいなくないですか?こんな使い方して」

ほぼケンカをふっかけてるに等しい言い方で水を向けたのですが、少なくとも相手が車を運転している間は双方逃げられません。

せっかくサシで話せるのです。さらに話を詰めます。

到着した「カレー」屋さんは、やっぱり、というべきでしょうか。coco壱番屋です。

冷めたカレーが薄い膜を張るのを下に見て話は続き、とりあえず今回で僕への新規発注は停止、という結論を見て全日程を終了することになりました。

宿泊所への車の中でもさらに話は続き、相談終了時刻は22時56分。

今日もまぁ、よく拘束されました。後半は自ら望んだことですが。

さて。

僕はもう、ここには来れない可能性が高いと考えねばなりません。

で、お客さま自身がそれを言うまでは黙ってる必要がある、という特殊状況です。今日の同宿者は、弟子・野外活動に詳しいYさん・学生さんと僕の4名。

話題を変えることと、なにか手がかりを残して去りたいな、という思惑がありまして、起きていてくださったYさんに話しかけます。

「(ある面積・ある種類の場所。守秘義務に関わるので省略)を一晩借りられて、何をやってもいいと言われたらどうするか、というのを聞いて回ってみたんですが」と。

回答件数が少ないのですが、ここで伝えておかないともうその機会がないかもしれません。幸い、この話題は彼の管轄です。

未熟なフィールドワークの結果を伝えたら、一部で盛り上がれる話題がありました。

しかし。

脇の布団で横たわっている弟子から、前日のプレゼンに向けられていたような気配が伝わってきます(戦慄)

ややあって弟子、おもむろに起き出して曰く「それは受け入れられないだろう」と。

めでたく一刀両断していただいたところで、同じ質問を弟子にも向けてみる気力は残っています。一応僕、明日の朝までは彼の師匠です。怯んではなりません。

さすが僕の弟子だけあって、当分のあいだ守秘義務を自主設定するほどのえげつない回答ととっても綺麗な回答を二つ並べて出してくれました。

弟子には聖俗二つの可能性を追求していただくことにしてその晩は横になったのですが、ちょっとくやしいのです。

このこともあって少々寝付きが悪く、外の木が風に揺れるのを眺めておりました。

さて、今日残念だったこと。

第一に、晩ご飯がcoco壱番屋だったこと(笑)

第二に、せっかくのフィールドワークの結果が弟子にぶったぎられたこと。

最後に、出張最終日のいよいよ最後になるまでお客さまとまとまった時間、話ができなかったこと、ですね。

 

出張報告2日目「レッドラインの前後で」

宿泊所から車で3時間弱のその村へは、ジェットコースターが運転されています。

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あ、失礼。運転しているのはお客さまです。

どこに連れてかれるかわからないような写真がイイね、などとつぶやきつつ振り回されながら携帯電話を構える僕を、隣席でNPOの方が楽しげに写真に撮っています。

仮に僕が運転した場合は、途中で休憩と食事と仮眠をとって4時間はかかると思います。

もし五新線に特急が走ってたら、そう思いを馳せます。

きっとこの人、キハ187系2両編成で運転されるスーパー小辺路1号(京都発。五新線経由新宮行き)を裏道から抜き去るに違いない、と。

もちろん実際には、五新線は未成で終わってます。

したがいましてこの陳述は、お客さまのドライビングテクニックおよび運転速度について何ら具体的な事実や価値判断を述べたものではございません(例によって、遠い目)

ちなみに今日の行動開始は午前6時過ぎ。朝ご飯がファミリーマートでの補給なのはまぁやむを得ないとしましょうか。ある村の役場に向かっています。

僕とお客さまのほか、弟子・NPOの方の4名での行動です。

役場で通された会議室では、脇からしきりと師弟関係の説明が入ります。役場担当者さんには「流言飛語に惑わされず、僕の人権を守ってください」そう笑顔でお願いして3時間弱のやりとりを終えました。

ただ、こうした冗談は執務時間中の初対面の公務員にみだりに言ってほしくない、と僕は思っています。

対外的カタログスペックとしては僕の弟子が大学名誉教授で僕はそこらに転がってる凡庸な司法書士なんですから、その秩序は尊重すべきだと(遠い目)まぁ場合によってはそうした話題に困惑する人や、かえって信頼できないと認識する人も出るでしょうからね。

役場から引き揚げる途中、役場担当者さんから連絡が入りました。「今回の訪問を村の広報で取り上げたいが、名前を出していいか」とのこと。

ちょっと考えて、僕だけ掲載不可を出しました。


思えば僕のお客さまに対するロイヤリティは、ここで下り曲線を描き始めていたのです。


昼ご飯はダム湖畔の小さなお店。メニューに見入る僕のわきから、弟子が考えるまでもなく「日替わり」と断言します。チキンカツ定食、850円。

…なにかある、と察して僕も飛びつきます。

なるほど他の定食類は900円台~1000円超。出てきたものは久しぶりに、人が手作りで作った味がしました。次の日にKさんから聞いたところでは、そこがほぼ固定の立ち寄り先だとのこと。

帰りは引き続きジェットコースターに乗り込み、数カ所への寄り道を経て進みます。

実は一箇所、寄り道の提案を辞退しました。いい写真が撮れるということなんですが…

言われるままにより道などしていると、後へ後へ予定がずれて結局自分が追い込まれるだけだ、そんな気がしたのです。

街に降りてからは、卒業研究を進めている学生さんが一名合流します。当然ふつうにご挨拶し、ちょっとくたびれて社屋に戻ると別の予定が設定されておりました。

なんでも、同じような社会課題に取り組む人が遠方からやってくるのだとか。初めてお客さまの会社を訪れる人です。

そのプレゼンテーションを僕も聞くといい、というご配慮なのです。

角の丸い名刺をさわやかに差し出してきた若い男性は、行政書士さんとのこと。挨拶代わりに、ということでその方が全国審査に出したというプレゼンテーションを聞くことになりました。

今はみんな、パワポで資料を作るんですねぇ。
プロジェクターの準備を進めるKさんをみながら、そっとため息をつきます。

プレゼンが始まりました。
淀みなく進む説明、つぎつぎに切り替わる画面、いくつものカタカナ用語…

僕は長い机の真ん中付近に座ってその端の演者を眺めています。
視界外からは、しきりに感嘆している気配が伝わってきます。

さらに視界外、机の反対側の端にいる弟子をそっと見やります。僕と同じ目をしています。

なおも続く説明。いくつかのカタカナ用語が出たところで、僕は静かに鯉口を切りました。

さらに続く説明。僕は頭の中で、襲撃作戦のリスクとリターンの計算を始めます。

説明、終了。お客さま以外の誰かがコメントすべき状況のようです。

僕は静かに、弟子を見やります。次に発する言葉を用意しておいて。

弟「-(守秘義務につき省略。ただし否定的発言を一言)-」

「よく言った!さすが僕の弟子。」

予想も期待もした通りの弟子の発言に、瞬時に予定通りの言葉で師匠が続けます。

小さなプレゼン会場が瞬間凍結されました。予想も期待もした通りに。

僕の正面で凍結中の学生さんに、脇からささやくような説明が入ります。

…左にいる指導教官(大学名誉教授)は僕(そこらに転がってる司法書士)の弟子だ、と。

ちょうどいい。
慌て気味の補足説明を聞きながら目一杯のパフォーマンス効果を計算しました。

学生さんをまっすぐ見据えて、無言で頷いてみます。
できるだけ静かに、でも威厳を持ってみえるように。

弟子は当然、脇でおとなしく控えてくれています。演者完全無視の数秒が過ぎました。

「マンガみたい」という嘆声が脇から聞こえた気もしますが、それに応じてすぐに笑いをとるほど安っぽい師弟関係ではありません。

ここは演じきったほうが楽しいはずですし、簡単に割り込まれるほど安っぽい挙動をとってもいないはずです。

いえね。せっかく関東から来てくださった学生さんへの「おもてなし」として、現代日本にもまだ梁山泊や桃園結義(でなければ、空賊マンマユート団。同名の株式会社は三鷹市にあるそうで)みたいな世界があるのを見せてあげるのもいいな、と思って…

ま、ちょっとした悪ノリですわ。

師弟一体の斬撃が終わったところで、弟子が指摘事項の説明に入ります。
師匠たる僕は、少し肩の力を抜き、口角を少し上げて弟子の説明に聞き入ります。

いつまでも正面の学生さんを凍らせておくわけにはいきません。少しリラックスしましょう。

弟子の指摘が終わったところで、お客さまは僕からもどうしても所感を聞きたいようなのです。実現への各段階においてどんな支障がありそれにどう対処するかの説明がない、と短く申し述べて終了としました。

ただ、我々師弟はこのプレゼンを単に斬っただけです。
そのあと念入りにすり潰して挽肉にしてしまったのは、NPOの方だったと僕は思っています。

詳細は言えませんが、そのNPOの方の所感には今までにない強いものを感じました。
ただし、共感すべき種類の。

ですので僕がこのNPOの方を叩き斬る日はこなさそうです。安心しました♪

客観的には、

客先への、初対面で、遠来の、同志になるかもしれない訪問者を脇から斬った、ということでレッドラインを越えたどころか即刻叩き出されても文句は言えないのですが、これも一種のプレゼンテーションだと理解しています。

当然ながら、その対象はお客さまに向いています。

  • 僕は別に依頼人の思惑をいつも尊重するわけじゃないし、
  • 低レベルな何かに調子を合わせて踊りたいわけでもないし、
  • 場合によってはお客さまに斬りかかる人ですからご安全に(遠い目)

そう認識しておいてもらうのは士業として、悪くありません。士業とは、そういうもんです。

訪問日かプレゼン内容か他の何かを間違えた行政書士さんは、あっという間に帰られました。さっきは晩ご飯を一緒にどうとか言ってたような気もしましたが。

僕もなにか間違えたらこうなっていたんだよな(最初にインフォーマルな面談を求めたから助かったんだ)、と後になって思ったのですが、ふつうの士業や理想ばかりの各種団体、お金が好きなコンサル会社の皆々様にはどうぞご安心ください。

この客先にはもう、変なひとはいません。

対抗的プレゼンや第三者へのおもてなしとしてテロ行為をはたらくようなひとは(笑)

NPOの方の滞在はこの日まで、ということで一足先にお発ちになり、18時半をまわったところで晩ご飯となりました。

12時間余の拘束を経て連れて行かれた場所は、餃子の王将(^_^;)

その際に新しい話題が出たこともあって、宿泊所に戻った際には弟子から12月9日東京へ行けだのなんだの、といった話は出ずにすみました。

この日残念だったのは、

第一に不毛なプレゼンで所定の作業に携わる時間が失われたこと。

第二にディナーが餃子の王将だったこと。

最後にやっぱり、お客さまから丁寧にお話しを聞く機会がなかったことです。

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写真はある寄り道箇所でのイメージです。

僕はこの林地に一切立ち入っておらず、画面中央に立入禁止ラインを越えた人が写っているのを補正で消したかどうかは、一切コメントしません(遠い目)

出張報告1日目「さようなら、僕の駅前ランチ」

詳細な報告を好まれるお客さまとそうでないお客さまがいます。

今回のお客さまがどちらかはわかりませんが、詳細でないほうが僕には有利な状況が生じる可能性がある、と奈良県入り早々に認識させられました。

例によって名古屋発7時40分の高速バスは順調に天理市を通過します。高架道路から降りたあたりでお客さまに連絡を入れました。「10時半以降、電話が取れる予定」と。

僕の腹づもりでは当初の連絡どおり、13時台にお客さまの会社に着けばいい、ということで最寄り駅周辺でナンとカレーのお店をピックアップしてあったのですが。

10時半過ぎに電話がかかってきました(-_-)

前週にお酒を振る舞って頂いた別のお客さまに、柿の専門のお店でお土産を発送する作業だけ先行し(帰りの時間がいつになるかわからない、と認識していたため)、11時過ぎから拘束時間に入ります。

僕の…僕のナンは?

などとは口に出しもせず、すでに集まっていた関係者からの質問にはサクサクお答えします。それ自体は、実務家には普通の問いなので。

問題は僕のナンとカレーがどうなるか、ということです。別に予定があるというお客さまと、僕の昼休み(ナンとカレー)のために説明速度は通常より3割増しにはなってますが…あくまでも多忙なお客さまのために、説明時間を短縮して差し上げたいからです(遠い目)

あとで僕の弟子から、「あの10%の速度でしゃべってほしい」と言われたのはきっと気のせいです。理解はされたと認識しています(遠い目)

12時をちょっと回ったでしょうか。お昼の時間になりました。

いったん解散してほしい、という願いはかないませんでした…が、眼鏡をかけたら素敵だろうな、という方が同行者として加わったからよしとします(キッパリ)

この方々と連れられていった先は、丸亀製麺でした(^_^;)

さようなら、ナンとカレー。僕のナンとカレー(泣)

社屋にもどって、13時。お客さまに代わって、お客さまの会社で僕のカウンターパートになってくださるKさんと僕の時間が始まります。お話しをやりとりしているうちに、外が暗くなってきました。

そして、誰もいなくなりました。Kさんと僕を除いて。

なおも検討作業は続きます。Kさん、僕の期待以上の方です。

さらにさらに、時計が午後8時を指しました。

マナーモードにして放っておいた僕の携帯電話には、弟子から何度か着信が入っています。

じゃぁあとは士業の立場で質問とそれへのレスポンスを確かめ、明日の作業を決めて終わろうか、ということで社屋を出たのが20時40分

いつもこの調子なのか?という僕からの問いかけへの答えは、守秘義務がありますので公表しません。

別の予定を終えて19時過ぎから盛り上がっていたらしい関係者の皆さまの晩餐に合流し、空っぽになったうどんすきの鍋を目にすることになりました。

ちなみにこの居酒屋、や台ずし(愕然)

別にや台ずしに恨みがあるわけではありませんが…名古屋では入りません。

宿泊所として確保されているのは前回泊まった団地の一室。今回は僕のほか、

  • 弟子
  • 僕をお客さまに紹介した愛知県のNPOの方
  • 近くの村から来られたYさん

の4名が宿泊者です。例によってNPOの方は早々に隣室に引っ込み、ただ何かを聞いている気配を漂わせてきます。

座卓に酒を並べて、弟子がしきりと絡んできます。二日酔いのまま三日目に突入、とかそういった感じらしいのです。

そういえば今朝お客さまから「名誉弟子からは降格し、素行不良が続くなら破門したらどうか」という連絡も届いていましたが当事務所では四日酔いまでは許すこととしており、まだ破門とはしないことにしました。

用件1。

  • 小論文を書いたから査読してくれ、と。

提出期限が先月末だったのを引っ張ってるらしいのです。この年齢70代の弟子は。

…要するに夏休みの宿題を遅らせたんですね、と言い放って、ノートパソコンの画面をスクロールさせていきます。全13ページ。

  1. 現状の要約を読み進みます。3ページ。
  2. 自分の主張がありません。6ページ。
  3. 不満が募ってきます。9ページ。
  4. 10ページ以降でようやく少し面白くしてくれて、読了。

「一般誌ならいいですね。週間現●とか新●とか」

編集者と見紛うような一言を申し上げたかもしれませんが、酒席ですので笑いが広がります。ただ残念なのは、執筆者が名誉教授で寄稿先が彼の世界の会員誌である点です。

いや最近その会の親玉になっちゃって、だから云々、という弟子の言い訳を一通り聞いてあげてから、さらに刺しにいきます。

「ならどうして弟子自身の考えをもっと述べないんですか?これでは物足りません。9ページまでの部分を6ページ程度に削って、あとは●●●(←先生のお名前)とはなんぞや、ということをその論題を通じて読者が理解できるようにすべきです」

そこらへんにいる大学教授に言ったら殴られそうな一言を申し上げたかもしれませんが、そこは酒席で相方は僕の弟子ですので笑いが広がります。

そうはいってもこうした考え方をする人はその会では少ないんで云々、という弟子の言い訳を一通り聞いてから、まぁ提出可としてあげました。

用件2がまさに言いがかりです。

  • 12月9日、東京へ来い、と。

…は?

聞けば弟子が親玉を務めるその団体は講演を定期的にやっており、演者が未定だ、と。

弟子には悪い癖があるようです。

厳しくされるほど燃えてくる(または、萌えてくる)傾向があるようです。

どうせ聞きに来るやつなんか数人しかいないから云々、とさんざん言いつのるのですが、僕はその世界ではまだ圧倒的に無名です。せいぜい雑誌に寄稿した、という程度。だったらまず、講演を聴く方で潜り込ませてくれないか、と頼んだんですがそこは会員でなければ云々、とふくれっ面をするのです。

とりあえず明日は早いからさ、と適当にあしらって就寝したのは、おそらく午前2時前だったはずです。

この日残念だったのは、第一に僕のランチの自主決定権が失われたこと。

第二にディナーがふつうの居酒屋だったこと。

最後に、お客さまから丁寧にお話しを聞く機会がなかったことです。

第一次奈良定期出張

第一次奈良定期出張
初秋、快晴、目的地、奈良。

…これで旅心がそそられなければ転職したほうがまし、そんな出張です。
何度でも強調しますが、仕事です(笑)

今月から定期的に行うことになった奈良出張、その第一回目は片道きっぷでの出発となりました。

別にあちらへ事務所を移すわけではありません。
あさっての帰りのバス、予約を入れないほうがよさそうなんです。

奈良から名古屋への最終の接続は、バスなら19時台、大和八木から近鉄特急を使うなら20時台後半、京都から新幹線を使ってよければ21時台になります。

お客さまはなぜか、僕が新幹線を使う可能性を模索してるようなのです(遠い目)

実際のところ、片道新幹線の交通費出して貰えるならそのお金で「翌日のバス(往復乗車券利用)と贅沢言わない現地一泊」が出来てしまいます。
翌日ヒマならこれをやって、次の日は国会図書館関西館で書見してくるとシアワセ(*´∀`*)なのに。

どうせなら、堂々とそうやって幸せになりましょうか。たまには自腹で泊まるのも悪くありません。車窓が暗くなってから帰ってくるなんてもったいない、という程度の理由ではあるんですが。

…とりあえず、行ってきます!

これもまた、「立会」

電車で移動中と、乗換駅で伝えたときのお客さまの反応。

これもまた、「立会」

Aさん:ご堪能中のところ失礼しました

Bさん:ゆっくり、ゆっくり来てください

…そこまでの愛情を名鉄津島線には注いでないんですが…仕事です。

お客さまと不動産屋が立ち会う場に朝から出向く、といったらお金の匂いがしてきそうですが全然そうではありません。どこかの幸せな同業者さんが登記を終えた後の問題にお客さま側で「立ち会う」のが僕の今日の仕事。

不動産屋?
そういえば僕のことを不審だとか言ってましたが(冷笑)

だったらこいつのアタマ越しに相手側へ受任通知飛ばしてほしいのか、そんなことさせたって儲かるのは代理人になる僕だけだぞ(笑)などと絡んでみたくなりましたが今日はお客さまが主役です。ご都合のいいときだけ僕の意見を聞かれたって、発言なんかしませんよ(だって僕、不審なんでしょ?)

ここからは一般論です。
どうも不動産屋のなかには、司法書士や土地家屋調査士を「自分に都合よく使えるもの」と認識する一派がいるような気がしてなりません。いちいち人の話しの腰を折るくせに自分に都合いいときだけ発言を期待すること自体おめでたいことだと思うんですが、まあこれは…

開業13年半を経てなお不動産業者サマと仲良くできない司法書士のひがみ、かもしれませんがね。

ところで明日の出張。
二日目はちょっと遠くの村に連れてってあげる、出発は朝6時台ね♪というありがたいご提案をいただいています。

平地の揉め事は次の打ち合わせまでおいておいて、全く別の何かに立ち会う必要がありそうです(遠い目)

お酒がいっぱいの週末

南の島から、酒がきた。

勝たせた人から、酒がきた♪

 

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守礼門とパイナップルとシーサーとハイビスカスの包装紙の中には、オリオンビール1ダースが入っています。昨日のことです。

…このビール、なんとなくなんですが北緯27度以北で買うとありがたみが減る気がするのです。できれば現地で、そうでなければ那覇航路のカーフェリー内で買いたいところなんですが…

今回は、現地のお客さまに現地で買ってもらいました。成功報酬、ってことで。

ちょっとした申し立てで相手の請求をしりぞけるのはよくあること。

行きがかり上、その裁判書類の値付けを誤るのもまたよくあること(苦笑)

そんなわけで、少し下がりすぎた僕の労賃の補正をかけていただいたところです。
久しぶりのオリオンビール、ありがたく頂戴します。

夕方には、こちらは純粋に利益が上がる登記事件のお客さまから酒席のお誘いがありました。久しぶりに行く串焼き屋さんは、お客さまにも気に入って頂けたようでなによりです。

気分良く飲んだわりには二日酔いもない日曜日。先々月から事実関係の探索を続けてきた裁判書類がようやく完成となり、これで仕掛かり中の裁判書類は先月末から作成開始した一件だけになりました。これもさきほど、第一次の申立書文案をお送りしたところです。

あとは、あたらしいご依頼に備えて郊外で行う現地調査とその準備が一件、今週水曜日からの奈良出張とその準備、さらに不動産登記の…相談が一件入ってきました。

ええ、登記については相談だけ。じゅうぶんありがたいことだと思っています。
もう匂いだけでご飯が食べられそう(笑)

冗談はさておいて、奈良への出張日程は9月13~15日で確定しました。

今回の出張には、期するものがあります。

初日の昼ご飯のお店を自分で探すつもりです。現地で。

仕事でしばらく通う街では、これ非常に重要です。いいランチのお店を複数見つけることが、余所の街に通い飽きない(または、通いたくなる)理由になるはずなんですが。

さりとて自分にとって居心地のいい店がお客さまにとってそうであるとは限らない、という原則論を遠い目をして口にしつつ、

真っ先にナンとカレーのお店を二つ、候補にピックアップしてみた自分がいます。せめて中華や洋食あたりならまだ万人向けなんでしょうが…まずはカレーから。

いずれは現地でも自分で飲み会が仕切れるように、いいお店の発見に努めたいと考えています。夜の部の目標としては、カレーは当然として一品料理の充実した居酒屋を複数軒把握でき、うち1軒か2軒のお店で顔を覚えてもらったり、店主がちょっと個性的だったらいいな、と思うのです。

…あ、仕事はちゃんとします。初日の13時以前と夜の19時以降を除いて。

僕としてはあくまでも、これから通うお客さまがいる街に親愛と敬意を表してその街の魅力を探索したいなと思ってるだけで(遠い目)

そんなわけで、今回以降の奈良出張でもほかのお客さまからの出張相談はお受けするのですが、初日の午前中か各日の夜間、そうでなければ実施日の前後に延泊して対応することになると思います。

べつに、出張先での酒食の機会を増やしたいわけでは…ないのですが。

ご機嫌なPCと残りものの青春18きっぷで行くロングシート満喫の旅

ご機嫌なPCと残りものの青春18きっぷで行くロングシート満喫の旅
興津を出たあたりで、青空が見えてきました。

…中央本線経由にしときゃよかったか(苦笑)

東海道本線普通列車、熱海行きに乗車中です。

ロングシート車が跳梁する悪名高い区間ではありますが、今日はご機嫌です。

先月導入した新しい中古のPCは、久しぶりのクラムシェル、というより2in1。席に座れれば膝の上でふつうにメールが書けます。公称10時間の運用に耐えるバッテリーから、他のUSB機器へ給電もできます。

以前のタブレットPCより作業性が大幅に上がり、携行品の重量は差し引き100g増えた程度です。車内で作業ができるということで文庫本一冊カットしたため、これまでの東京出張より荷物が軽くなりました(^-^)v

そんな今回の出張での書見のテーマ。

林地台帳。
GIS。
リレーショナルデータベース。

…あ、自分の職業を見失わないように付け加えるなら
これらと登記情報(苦笑)

誰かこうした分野に知識があり、他県への移動を苦にせず、働きは普通だがヒマで酒好きな人いないもんかと思ってるんですが…どんなもんでしょうか。

東京出張の日程調整を始めます(決めました)

たくさんのお酒とたくさんの人と、そしてなによりたくさんの紙の資料に酔わされた8月の奈良出張が終わり、9月が始まりました。

さて、いつもの仕事をしましょうか。8月実施しなかった東京出張の日程調整を始めます。

候補としては9月6日~9日のうちの連続2日間、青春18きっぷが使えるうちに行ってしまおう、と思っているところです。

ですので今回は、中央本線名古屋-東京の全線・東海道本線同区間の全線で交通費を増加させずに出張相談できる可能性があります。開始時刻は移動行程に制約されますが、ご興味のある方はお問い合わせください。相談の料金は例によって2時間5400円です。

関西方面への出張はおそらく増加します。奈良までの出張が毎月1~2回程度発生する可能性があるため、京都・大阪からのご希望には対応しやすくなるはずです。

※おそらく、というのは…さすがに出張のつど弟子と二日酔いして昼から行動開始、だったら愛想を尽かされかねませんので、今後はお行儀良くまじめに働く必要があるな、と…当然考えておりますですはい(揉み手)

これまでの出張ではもっぱら裁判書類作成・労働紛争・ごくたまーに不動産登記(笑)のご依頼に対応していたのですが、山林・林業に関してお声がかかるなら対応する、ということも明らかにしておいたほうがよさそうです。

-登記の依頼をくれ、という話ではありません-

具体的には森林組合なりNPOなり、そうでなければ役場の窓口担当者なり(つまり、複数の山林所有者になんらか影響を及ぼせそうな方々)については初回の出張相談に要する費用を下げよう、と考えています。そうした団体等を代表してではなく、担当者個人の方にお話しすることも当然可能です。

山村と林業について一応の好意的関心を持っており、不動産登記制度の利用にあっては利用者側の立場をなるべく尊重したいと考えている司法書士がご入り用でしたらお声かけください。

ただし、あまり熱心に働かずときには飲んだくれて動かないこともあるし、決してお行儀がいいわけではないことも当ブログ各所から容易に推認できることと思いますが、そんなのでよければ(遠い目)

すでに当事務所にお越しになった方々の団体名やお名前は当然出しませんので、実際に関わってる方のクチコミはご自分でお調べください。奈良県内と愛知県東部で声を大にして回ると、誰か知ってる可能性があります。

談話や相談の論調としては林業新知識や現代林業に書いてるくらい…まずまず誰にも受け入れられるものから、さらに身も蓋もないものまでさまざま調節できます。

さらにお行儀のいい内容にも一応できるのですが、それなら皆さんの地元にいる士業の方がふつうに対応してくれます。安心してください。

これに関連して、誰でも出来る依頼ほど費用を高く設定したり、見積もりすら拒否ったりすることがありますのでご注意ください。ここはいろんな意味で、知的水商売の事務所です。

先日はそれでgoogleマイビジネスに最低評価のコメントをもらったところですが、むしろこれをアピールして客層をうまく絞りたいと思っているところです。

まぁ、少なくとも手弁当で山村問題の解決に邁進する人格高潔な士業ではなく、そうした人にこちらから関わらせていただきたいとも思っていません。僕の前に現れた人のお話をよく聞いて、その方がしたいことが素敵なら自分が損しない範囲でそれに協力する、というだけです。

※あ、でも。相続登記のご依頼もらえるならもう全部オッケーかも(←冗談)

そんなわけで。あとは実物をみて決めてやってください。


 

9月3日追記

今回の出張日程は9月6日発、同日都内泊で確定しました。

7日については、引き続き出張相談等のご希望に対応します。

新弟子採用および定期巡業の開始の件

お客さまからの電話で、目が覚めました。奈良県内某所の公団住宅は丘の上。名古屋より涼やかな風が吹いている気がします。

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さて、と。

コールバックして現状報告です。

  • 現在人員、師匠1名・弟子1名、いずれも二日酔い。
  • 弟子1名はなおも就寝中、自発呼吸あるを確認。

と。

現在時刻、11時23分。お客さまからの電話は3回の着信履歴を確認しています。

…取引打ち切りを通告なさらなかったこのお客さまには深い敬意を表してやみません(遠い目)

どうしてこうなったのか、ほかの読者の方のために経緯をまとめます。


数年前のこと。少々不本意な遺産分割協議を押しつけられた方から、なぜか相続させられることになった県外の山林田地の現地調査&別荘数軒の後片付けのご依頼を受けました。

初めてのご依頼類型ではありましたが、僕の認識としては「僕が合法的にできることだから」受託し、受託したことと今後も受託することをブログを含むウェブサイト各所に書きました。

時期不明ですが、この情報を全国林業改良普及協会の方が捕捉しました。

本年2月、山林の名義変更手続きについて取材したい、とその方から依頼が入りました。

僕が合法的にできることなので受託しましたが、取材段階から原稿修正に至るまでの各段階であれこれと身も蓋もないような説明を行いました。

…掲載中止を通告なさらなかったこの担当者さまにも、深い敬意を表してやみません(遠い目)

どこで何があったか気に入っていただけたらしく、当初は1ヶ月分の記事になるらしかった企画は『林業新知識』誌で2号にわたって掲載されました。

補助者さまとは時に激論を交わし、担当者さんには無慮数十箇所の指摘事項を送り付け、関係者内では相当な準備と熱意をもって作成し送り出したはずの記事でしたが。

僕のところでは、まったく反応を検知できないまま3ヶ月が過ぎました。

-なにか登記のご依頼があるんじゃないかと妄想した僕が○○でした-

最初のレスポンスは7月下旬に入りました。
愛知県東部で活動するNPOの方が、非冷房の軽トラックで汗だらけでやってきました。

お土産にハーゲンダッツを持ってきてくれたので、無料で話をお聞きすることにしました。

-すぐに登記のご依頼になる話じゃありませんでした-

NPOの方が今回のお客さまに話をされました。
他士業の方と同席のうえ、さまざま話をしてほしい、というのが当初案でした。

僕のブログではときおり、上位互換とか青天井の代理権持ってる人とか準備書面作成の締め切りを破るのが得意(笑)とか言ってるあの他士業の方と同席で、初対面で。

そんな不安全状態下で不安全行動させるのか?とNPOの方にお話ししました。「僕の経験ではあの士業の方の10人に4人以上は、準備書面を締めきりまでに出しません」とかうっかり口にしちゃったら、品位保持義務違反で懲戒請求が飛んできかねません。

その他諸々の、お立場による拘束から逃れられない場を設定するべきではない、と。

NPOの方は安全配慮義務を果たしてくださったようです。

逆にお客さまのほうから、当事務所に来てくださることになりました。8月上旬です。

お土産に螺髪まんじゅうを持ってきてくれたので、無料で話をお聞きすることにしました。

-すぐに登記のご依頼になる話じゃありませんでした-

とはいえ奈良県から自腹で来てくれたわけですし、こちらも自腹で訪問すると約して8月30・31日の出張を設定しました。少なくともこのお二人とは一緒にお酒を飲んでみたい、と考えたのです。もう少し面談して不安全状態が発見できなければ継続取引もいいか、と。

出張実施2日前になり、飲み会の出席者が約20名に達する、という連絡がお客さまから入りました。「事前に連絡しないと先生がビビるのではないか」というご配慮とのこと。

ええ、ビビりました。今ある名刺の在庫が残り3枚です(愕然)

知らないところに集められて名刺ばらまいてヒャッハー、とかいう集まりは実際のところ、ちょっと苦手です。

貴方にとって私、ただの通りすがり・ちょっと招かれてみただけの異邦人♪
そんな立場に徹した一次会の帰り。隣の席に座ったのが僕の弟子になる人物でした。

林業新知識誌の取材で、相続登記は本人で申請できる、と僕が述べたことが気になられたようなのです。

「制度利用の費用が手続きの利用を阻害するようであってはならないと考えています」

一次会ではほぼ話ができず、ほぼ初対面のままの方です。敬意は払いつつも業界内では実も蓋もないと評価されかねない上記発言で趣旨説明をしたところ、その方の何かに響いたらしいのです。現場を見ていた人なら、「刺さった」と表現するかもしれません。

僕の弟子になる、との発言が即決で出てきました。前の席と後ろの席に証人がいます。

さて。すずき事務所弟子採用要項の要件を満たしていそうか検討します。

  • 美味しく食べる・楽しく呑むのが好き…合格。一次会で確認済みです。
  • 見たいものを見るために、自腹で旅ができる…ま、一応合格。

この方、四国から飛行機で大阪へ、その後奈良まで通ってるとのことです。ときどき大阪南港へのフェリーで来るように、あとあと指導するとしましょう。僕の弟子たちには地方公共交通の維持に寄与する責任を負わせています(←ウソ)

  • 最後に、僕の知見の提供を受け、いずれ僕を越えて何かしそう…僭越ながら、合格。

この方、農学部の名誉教授です。遅れ気味の学生を自称する僕のほうが弟子になるはずですが、相手から先に申し入れがあったため弟子にしてあげることにしました。

一つだけ、問題があります。この方御年○○歳。僕の親とほぼ同年代です。「あと5年は元気でいること」との条件を付して、久しぶりの新弟子を採ることにした次第です。

そう言ったそばから体に悪い活動を始めます。

2次会を終えて宿所に指定された公団住宅に帰ってからも飲み直し、隣室で寝ようとしていたNPOの方の報告によれば我々師弟は朝6時半頃までは飲んで話していた、同じ話題のループが複数回観測された、とのことです。

登記本人申請であれ本人訴訟であれ、現行法秩序における合法的な制度利用を前提に仕事しているだけのとっても普通な司法書士(遠い目)がなぜか新弟子を採用した明るい話題は会う人会う人に広まっていて、帰りのバスの時間になりました。継続的に関与するなら、次にくる日程を決める必要があります。丁寧に辞去して逃げ出すことも、一応可能です。

とはいえ、弟子の関与先は師匠としても応援せねばなりません(強がり)

お客さまのところには定期的に通うことが決まり、今月から奈良県への定期巡業を始めます。

経緯としては、以上です。

ちょっと残念だったのは、今回の出張で奈良市内のバスが自由に使えるきっぷをつけていたことです。

せっかく首からぶら下げられる幼稚園児風紐付きパスケースまでもらったのに、いろいろあって時間がなく、今回は一乗車しかできずに終わりました。

今回は路線バスに乗るつもりだ、事前に聞いてない作業ファイルをテーブルに山積みにしておいても見ないぞ、などとアピールしたくなったらこのパスケース、無言で首からぶら下げて執務するのもいいかもしれません。ただのパスケースですが何か(遠い目)

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生きのいい新弟子(名誉弟子、とさせていただくのがいいでしょうか)もみつかって、定期的な巡業もはじまります。登記のご依頼殺到…というエルドラドは遥かに遠いようですが、いい秋になりそうです。


今回お会いしたことをきっかけに当ブログを読まれる方々のための注釈

1.『登記の依頼がない』というのは当ブログで十年以上続いている自虐ネタの一種です。実際に業界平均受託件数の●分の一しか登記のご依頼はないのですが、登記のご依頼がない、たまにしかない、雑誌に載っても境界画定やってる方と面識を得ても土地たくさん持ってる方に会ってもない、とにかく一向にないないない、ということは単なる楽しい話題であって不満の種ではない、とお考えください。

2.登記のご依頼があるかないかはさておいて、この仕事がしたくないわけでは毛頭ありません。むしろ素晴らしいやりがいがある魅力的なお客さまであり案件だ、と考えておりますとも(遠い目)

3.ただし、●●者の会事務局の方とデスマーチを一緒にしてくれる担当者さんのお二人とは特に仲良くしたいと思ってます。今後ともよろしくお願いします。

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