「創業13年」への修正
仕事が一つなくなって、少し余裕ができた今週。
結局のところ最低賃金以下の稼ぎで終わった案件は過去のものとして、しばらくぶりにウェブサイトの更新作業をしています。新たなご依頼やお尋ねは、まぁ1日1件あるかないかといったところ。何より気になる法務局からの電話=補正指示は、今日もありません。
さて、まずしなければならないのは、サイト各所に書いてある経験年数を修正すること。先月下旬に司法書士としての開業13年が過ぎたため、「12年」から「13年」に直しています。
…ええ、不毛な作業です(苦笑)開業から10年経ったあたりで経験年数を記載するようになったときには、この作業は毎年する必要があるとあまり真剣に考えていませんでした。
しかも今回に限って、平成12年に起きたイベント=僕が社労士になろうと決めたきっかけになった、補助者時代の労働紛争について触れたコンテンツがあるおかげで一括での置換が少々難しくなっています。文字情報を残らず直したところで、一部の送信フォームへのボタンにも経験年数を書いて(画像を作って)しまったことを思い出しました。
自分がそこそこ経験があるらしい、ということを数字でなく語る表現を考えておかねばなりません。いまから11ヶ月かけて。
今年に入って大がかりな更新をしていないおかげで、検索順位とユニークアクセスの低下が始まっています。1日3千ページビュー、その半分のユニークアクセスがあった最盛期にくらべて2~3割減、といったところでしょうか。
そのわりに登記の問いあわせの件数、ひいては売上が落ちてない(上がってもない)ことに安住して放置していたのですが、近々説明する事情でそうもいかなくなってきました。情報量が少ないページは検索エンジンにインデックスさせないようにする施策を全ページの1割強に講じているところです。あとは各所で文章表現の修正、情報のアップデートを進めていこうかと。
ただ、単にものぐさだからほったらかしにしていた、というだけでもないのです。
どうしようもないパクリサイト(運営者どもはキュレーションサイトとか言ってますが)の氾濫を見ていて、単に検索エンジンで表示順位を上げることにこだわらない営業施策を何か探したほうがいいのではないかと考えだしたのは昨年秋頃です。頑張って順位上げたってパクられる可能性が上がるだけなのではないか、と。
だったらどうすればいいのでしょう?
表示される順位が上がっていたころに多かったのは、残念ながらいささか安易な問い合わせです。
数年前までは労働紛争を中心に電話での無料相談の希望が多く、これには労働紛争・裁判事務のページで「電話番号の掲載箇所を減らす」という強引な施策で対抗して成果を上げたのですが…さすがに送信フォームへの遷移までは阻止できず(というより、するな!とWebコンサルタントなら誰でも叫ぶでしょうよ)新たな問い合わせの約半分がまぁ、対応不要か不能な問い合わせでした。
今はこの部分が真っ先に減って、ちょっと落ち着いてきた気がします。検索結果の上位にあるからなんとなく読んでみた、そのままスマホから電話かけたりフォームに遷移してメール出してみた、という集団がなんとなく消え去った、と。
ここに手がかりがあるのかもしれません。
検索エンジンの表示順位に一喜一憂せず、ある程度落ち着いて文章を読み込んでこれる方に親和性の高いサイトでい続けるのはやっぱり悪くないかな、と思っています。まぁ、コンテンツを十分読み込んではくるが回りのみんなに敵対的な本人訴訟希望者、などという問い合わせは当分排除できないのですが(笑)
そんなわけで、SEOとして実施したキーワードの多用などで少し不自然になっている文章や表現をシンプルなものに補正していく、ただし文章量は増やす、という作業も各所で行っているところです。最近「自分が関与したが、普段自分が作るよりできのいい成果品」を見てしまってそちらに影響された、ということもあります。
そちらの公開のタイミングをみながら、少しだけこちらでも言及してみようと思っています。そちらにはもう一つ、別の可能性がある気がするのです。
« 春の法務局 三点盛り(締めは遠鉄バスで) | トップページ | 「これを持って実家に帰るといい」 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 初めての小名浜・久しぶりの横浜(南東北~関東への出張日程が決まりました)(2025.01.21)
- 筋肉痛と腰痛と共に身につける、新案件のワークフロー(2025.01.03)
- 本年最後の誤断(年末年始にゆっくりできると思う方が間違ってた、と大晦日の21時過ぎに気づいた件)(2024.12.31)
- クリスマスイブの夜に行くところ(happy holidaysの不存在確認に関する件)(2024.12.24)
- 憲法など無きものと思え(上告理由としては)(2024.12.08)
コメント