素敵とは言えない選択
ご依頼前後のお客さまから言われて、頭を抱える一言をいくつか挙げるとしたら。
「(あなたの仕事を見て)私も司法書士を目指すことにした」
これは比較的、対応に窮するものになるでしょう。
先日もそうしたお言葉がありまして…
思い切り不利な一筆を敵側に置いてきた、そんな報告を受けるのと同じ表情で聞いてしまった自覚があります。
2級FP技能士としてなら、助言はシンプルです。
・あなたのライフプランに破壊的な不安定性をもたらします。非推奨です(笑)
…ま、そういうわけにもいかないし。
きっとひどいことになるよ、と申し上げていくつかイントロダクションになる書籍を渡し、相談終了としたところです。
今までにそう言った人は何人かいるけど、実現した人はいないよ、とも付け加えました。
なんかこう、徒歩で砂漠を越える旅人を見送る気分がします。古典の教科書に出てきた王維の『元二の安西に使するを送る』を思い出しました(苦笑)
人のアタマ越しに勝手に盛り上げるのもどうかと思ったので、酒一杯を献ずるに代えて今後の学習に若干の便宜をはかることとし、相談継続としたところです。
さて、横から見てるほど結構なものではないこの仕事。今日明日は東京への出張です。
公証役場で認証貰って三千円、年金事務所に書類出して三千円、書類を若干作って一万円、宿泊費は五千円を戴いてますが日当と名古屋東京間の交通費の請求は忘れたか置いてきたかしてる…事業経営の面から言えばよろしくない、そんな出張です。
まあ、もともと東京までの出張に乗っけて受託すると企画提案した仕事ですのでご採用いただいたお客さまには感謝でいっぱいなのですよ(遠い目)
バス利用とはいえ東京での仕事で東京までの旅費を賄えており、二日目のフリータイムが国会図書館での書見に使える、さらには名古屋に二日いられないと二日分の機会損失がでるほど名古屋で熱心に営業してない、結論として「好きでやるなら止められない」状態がもう十年以上続いているところです。
でも仲間に入りたい人を大歓迎はできない、僕も定型的な登記のご依頼は好きだ、と(笑)
実際のところ、これまでに介護業界だけで三人おられた、司法書士目指すと僕に言っちゃったお客さま方はどうされているのでしょう?
まだ当ブログをご覧になっているならば、皆さまなりの所感をお聞きしたいと思います。
写真は僕の、明日の選択。
名古屋へ帰るバスの早売1(通常運賃より二千円ほど安い席)が、もうこれしか残ってません。午後の他の便にもないのです。
だらだらしてるうちに失われた選択肢の残りから、どれを選ぶとしましょうか。
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