新たなサービス告知ページ、開設の件
その分野の年間依頼件数を、来年には2倍から1.5倍にする計画です。
小規模企業向けに、企業側での労働相談・法的措置への対応その他の業務案内の告知をするページを増設し、このたび公開しました。
これで、今までも年間1~2件はあった企業側での労働相談のご依頼が、2~3件には増えると確信しています。
作ってしまえば労働者側のお客さまもご覧になるに決まってるこのページ、まず心がけたのは労働者側からみて『経営側に日和った』と思われないこと(笑)おかげで依頼がほしいんだかいらないんだかわからなくなっています。
いえ、これはあくまで公正さを確保するためのものだ、と考えておきましょう。少なくとも公正さを疑われる事例として業界団体から指摘を受けることはないはずです。
ただ、全面これ労働側といった風合いの当事務所ウェブサイトにあってもさまざまな理由で、企業側のお客さまは訪れていたのです。
…たいていはのっぴきならない事情で。
さらに皆さん揃って「(企業側から)ご依頼を受けてくださるのですか」と下から目線でおっしゃる。
そこまでは遠慮しなくてもいいし、少なくとも近寄っただけで襲ったりはしない、くらいの印象を企業側のお客さまに与えられればいいな、と考えています。
費用の設定は適当です。
…あ、そんなことを言ってはいけないのですが、士業の報酬としてもっとも曖昧な算定基準=タイムチャージ制を取っています。
これでご依頼へのハードルがいっそう高くなるでしょう(遠い目)
相談は1時間6000円。上位互換なあの士業よりまし、という程度の設定です。この分野で下請け業者に甘んじる気はさらさらないので、たまには私の技量を高めに売りつけてみるのもいいかな、と。
ただ、最近時折聞かれる残業代等の過大請求事案を企業側で安価に迎撃するには、請求額と企業側に関与した場合の報酬額をリンクさせないほうがいいかもしれない、という思惑もあります。そうした事務所さんが読んだら気を悪くするようなしないような記載も入っています。
少なくともウェブで依頼を集めるタイプの事務所は、数年前にはどんな業務を扱うことにしていたか(いなかったか)を立証可能なので、こう言ったって公正さを疑われる事例として業界団体から指摘を受けることはないはずです。
実際のところ、請求の当否や手続きの落としどころを正しく見切ってしまえば労働紛争で企業側への関与はタイムチャージ制の報酬設定でも安価に仕上がる可能性が高いと考えています。高額な残業代請求だけやりたいような人たちには、この際悪役側に回って貰うことにしましょう。
全体的には公正さを疑われないよう配慮はしつつ、相談にあってはできるだけ各手続き・官署の扱いの実情をお伝えしたい、とは思っています。
労働者側からみていささか歯がゆい労基署側の対応も、企業側から見ればこういう言い方になるでしょう(苦笑)
少なくとも一部の社労士・企業側弁護士と違って、労基署の介入や指導をなるべく排除しよう、という立場は取りません。さりとて労基署や各種処罰規定の脅威を強調して是正勧告への対応で稼ごうというほど悪趣味でもないつもりです。むしろ事案によっては、訴えられるまえに和解契約を結べるチャンスだ、と考えています。
ですのでこの程度の記載では、少なくとも公正さを疑われる事例として業界団体から指摘を受けることは、ないはずです。
先ほどから公正さが公正さが、と申し上げているのは、当然ながら業界団体が今春作った妙なガイドラインを意識してのものです。例のガイドラインのおかげで労働者側とか会社側といった表現すら規制対象になりかねないご時世になってしまいましたが、ウェブサイト全体をみれば労働者側にも会社側にもなり得る、ということがわかればまぁ、公正さを疑われても申し開きはできるでしょう。
それに、案外こうしたページをまじめに(実はあちこちに紛れ込ませた皮肉に気づかずに!)読んでしまう方、というのも今後現れるかもしれません。そうなったらまぁ、粛々とご依頼を受け企業側で戦うしかないだろうな、と考えております。
まずは年間3件の受託を目指すとしましょうか、この分野(笑)
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