本年最終、相談クライシス
2時間の訪問相談を終えて、領収書を差し出す代書人。
すでに2度目の相談になったお客さまは、慣れた調子で1万円札を出されます。
こちらの財布をみれば、所持金198円(愕然)
ちなみに当事務所の訪問相談、料金は交通費を除き2時間税込5400円ということでもう笑いを誘ってごまかすしかありません。
相談終了後に軽く窮地に立ったところで、今年の有料相談はこれでおしまい。
おそらくは来年も、このお客さまからの相談が続くことになるはずです。
さて、当地では同業者さんがブログを大炎上させてくれたおかげでここ何日か、相談中にちょっと立ち入ったことを言ったあと
「こうしたことはブログでは書きませんから」
というだけで乾いた笑いが取れるようになりました。開業以来12年、一般市民の皆さまにもっとも社労士の資格名が広まってるようにも感じます。
何かうっかり言ったり書いたりすると誰からどう刺されるかわからない、という世の中の行き着く先がどうなるのか、想像するだに恐ろしいところはあるのですがひょっとしたら
- 大事なことはウェブなんかに書かない
そんな時代に回帰するのかもしれないな、と思いながら一連のニュースを眺めています。業界団体で必要な研修は、倫理に加えてスピンなんじゃないか、とも。この期に及んで自分の正当性を主張するような言葉を全国ニュースで流されたら、社会的に抹殺されかねません。今回の大炎上を実現した同業者さんも他士業に相乗りして懲戒請求を申し立てたという同業者も情報操作がヘタだ、と僕は思っています。
特に後者は、それが正義だというより業界内に自治能力がない(から、わざわざ監督官庁に申立をする)という世論操作に使われかねない行動です。業界自治を確立していると標榜したい他士業と組んじゃダメだったのではないか、というのは考えすぎだといいのですが。
お話しを戻します。言ったり書いたりして提供する情報の危険性について。
スマートフォンがふつうに録音機能を持ってる以上、相談で回答する内容が隠し録音されている可能性も想定してよいわけですから、そのうち一見さんとリピーターさんとのあいだで提供する相談サービスのクオリティが違う、ということも出てくるのかもしれません。
ここから先は単なる妄想なのですが、そのうち士業の事務所のクオリティも雑誌かなにかが隠れてチェックし違法あるいは不適切・低レベルな内情が暴露されるような世の中が来てもおかしくないのではないか、とさえ思えます。
士業の事務所における電話での無料相談、というサービスがどんなものかを暴露するだけなら、電話とパソコンとブログを持った素人さんが半日かければすぐできてしまう。恐すぎる(笑)
そうした事実上の制限を克服してウェブからご依頼を集め続けることが今後も可能か、は今後も興味深いテーマです。なにか凄い文章力の向上を実現しないと難しいような気もします。
明日で今年もおしまいです。請求額が140万円以内におさまっている残業代の計算をしながら、品行方正に越年いたしましょう(← 一部にウソが混じっています)
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