そのウェブマーケティングがひどすぎる
見慣れない検索キーワードでの流入が、そのサイトの発見につながりました。
『すずきしんたろう事務所 民事再生』
…僕のところでは明らかにSEO施策の対象外なキーワードです。個人的には民事再生の申立より再生債権評価の申立をしたい債権者にシンパシーを感じます。
当事務所ウェブサイト内のどんなページがひっかかったのか検索をかけたところ、そのサイトが見つかったのです。僕の事務所のページがあります。
…なんだこれは(呆然)
さらに画面が下に続きます。
『すずきしんたろう事務所も良いのですが』と知らない人に言われても(憮然)
最後に無料相談のバナーが貼ってありました。どこにデータ送られるのか全然不明なバナーが。
当然ながら、こんなサイト作ってもいないしデータを提供したこともありません。こんなゴミサイトに絶対協力しなさそうな団体の記載を探してみました。ありました。
どうやら公開されている士業の事務所のデータを集めて、適当な債務整理相談勧誘サイトをでっちあげてあるようなのです。
目的がどこにあるかは不明です。無料相談のバナーを踏ませて問い合わせを送信させることにあるかもしれません(収集したメールアドレスに士業の事務所からメールを送っても信用が失墜するだけですが、ヤミ金からダイレクトメールをお送りするのはどうでしょう?)。以前は、こうしたゴミサイトのなかに1箇所だけ『本物の士業の事務所』が紛れ込んでいて、正面切って自分の事務所を勧誘しないためにリンク集やランキング形式のサイトを作ってある、というパターンもありました。
さて、僕のところでは目下債務整理のご依頼を積極的にお受けしていないため、本物のすずきしんたろう事務所を探している人がこのサイトから相談のメールを出す心配はほぼありません。ブログのネタとして笑う、というだけです。
ですが本当に民事再生の申立を受託している事務所さんだとどうでしょう?依頼人になろうとする人の錯誤を誘うこのサイトは邪魔かもしれません。作りがだいぶ甘いので検索エンジンで上位表示されることもなく、おそらくはこのまま消えていくサイトだとは思うのですが。
石が流れて木の葉が沈み、淡々と人並みに仕事やってるだけではもはや報われないのがウェブマーケティングの世界です。当ブログをご覧の諸先生方。先生のサイトも、このサイトに載ってるかもしれませんよ。
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