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のびのび作業するための特約

気がつけば、午前2時。

ああ(溜息)

誰かでもいいから時給200円くらいで一日22時間週6.5日働いてくれる司法書士有資格者いないかなー

などとつぶやいてみたいところです。あまりもっともらしい条件でつぶやくとブラックな事務所と間違われかねない、そんな世の中ではありますのでほどほどに荒唐無稽な感じで。

さて、日付変わってもう昨日ですか。新しいお客さまが僕のやる気スイッチを入れてくださいました。

ウェブサイトが綺麗だと言ってくださったものだから、というわけではありませんが(笑)、思わず報酬に上限を設定すると宣言して…準備書面の作成をお受けします。

当事務所で時折あるご依頼に、純粋に自分だけで進めてこられた本人訴訟の支援、というより救援があります。今回もそうしたものです。

こうしたご依頼では、これまでの訴訟活動を総括するか言い訳するか、さもなくば無かったことにするか(汗)も含めたリフォーム工事の実施が必要なため、どうしても介入直後に出す準備書面は枚数が増える傾向にあります。

うまくやれば、少しは見応えのあるBefore&Afterが拝めるため、やりがいのあるご依頼類型ではあります。

ところが当事務所でも、表に出す報酬規定としては労力の対価=作成枚数で決まる報酬体系をとっています。当然、たくさん書けば報酬も上がってしまう。

ここはのびのび書きたいな、と思える案件で、しかもお客さまがやる気スイッチ(どこにあるかは本人にも不明)を入れてくださる場合には、業務委託契約書の末尾にある『特約』欄に報酬上限設定条項を追加しています。

条件はさまざまなのですが、今回は準備書面作成で10枚分を上限とするようにしました。

あと、ちょっと気になることがあるので東京出張を早めにするかもしれません。ご依頼の件に関して図書館で調べたいことが出てきました。6月24日までに国会図書館での書見を終えたいな、と思っていますが、来週あたり東京来て欲しい、という方がおいででしたらそうしたご依頼にあわせて出張日程を繰り上げます。

ところでこのやる気スイッチ、大変珍しいのですが思いっきり切った方が現れました。もう何ヶ月もまえのことです。

ある労働審判手続申立書の作成を枚数制の料金、上限設定付きでお受けして第一次の文案をお渡ししたところ、

「冗長だと思います」

とおっしゃった方が現れたのです。当事務所創業初、です。

本当にそんなこと言っていいのか?これ結構複雑だぞ?とは思いつつ、その方のご希望にそうようページを削って削って再納品、お客さまはその書類を提出されました。上限に達しない料金にしたかった、ということかは不明ですが、結果としてはそうなりました。

神様はいるのかもしれません。数週間後。

お客さまからの連絡は、やはり当事務所創業初のものになりました。

結果をはっきりいうことはできませんが、創業以来唯一で最悪の結果をみて終わった、と。

そのご依頼でも今回のご依頼でも、当事者の認識では当然だと思われていることが第三者たる裁判所には全然伝わってない、だから負けそうだ…というのはよくある話です。

そこをなんとかするのが代書人の理想ではあるのですが、そこをお客さまが理解されないことも結構あります。ある程度はこちらが譲って設定する報酬の上限について、さらに削ろうとすると…助かるものも助からない未来が見えてしまったりします。

やる気スイッチが入るか切れるかは…まぁ、結局はお客さま次第なのです。どんな依頼にも全力で取り組みお客さまの笑顔を守るとか、名古屋で一番●●だとか言うウェブサイトはウソだ、と僕は信じています(今回の相手はそういう奴らしい、ということも、僕のやる気スイッチが入った理由であります)

あ、でも、いまなら玉葱その他保存が利く野菜を二つ三つ余計にくれればやる気がでてしまうかもしれません。

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