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さようなら、本厄

初売りで買った日東紅茶ティーバッグ25袋を、半分以上残した。

大掃除で日用品の処分をしようとしたら、(ビジネスホテルでもらえる)使い捨てカミソリが26個出てきて結局捨てられなかった。

…他にもなにかやり残したような気はするのですが、ともかく平成26年もおしまいです。満年齢40歳の1月1日から本厄が始まる、ということを年明けに神社に詣でてから知った、そんな厄年がようやく終わり、です。

まぁ、大抵の都合の悪いことは『厄年だから』と言いわけができるので便利な面もある厄年。

仕事自体は平穏な、といいましょうか。とても鍛えられる事案、またはとても素敵なお客さまに出会うことはなかったな、と思います。そんなわけで、昨年まではあった『お客さま of The Year』は該当無し、と。

年越しそばをいただきながら、おおむね平穏に終わった厄年を振り返ってみましょう。

○創業以来最悪の依頼人、が出現しました。

ご自分が1週間でできると言った準備作業が1ヶ月経っても作業終了目処が立たない、そんういう方です。

夏休みの宿題じゃないんだからっ(怒)、と久しぶりに依頼人側の事由による契約解除、既払い報酬全額没収、を通告したのが1件あります。

こういう方は代理人を立てて事務を全部丸投げせねばなりません。

さりながら、作業に際してウイルス入りのハードディスクを当事務所に送りつけてきた、という方でもありますので…どこか他事務所でうっかり受任して地雷を踏んでるかもしれません。

そういえばこの案件の作業をしているときに、隣の部屋から殺意を口にする誰かさまの声も聞こえてきたような(遠い目)

ご自分を客観的に見ることができレスポンスが正確で早ければ、倫理的には『悪い・よくない』と評価されることがある被告事件(わかりやすい例えだと、不倫の訴訟の被告さん)でも喜んでお受けする当事務所ではありますが、正当な権利の実現を目指す案件でもこういう依頼人だと作業不能になります。

この依頼人のおかげで、当事務所ではさらに受任前段階でお客さまに厳しくなった面があります。時折言われる『実際に面談してみるまでは、物騒な奴だと思ってた』という評価は、ウェブサイトでの情報提供の内容が厳しすぎるから、なのかもしれませんがこの傾向は変えません。

○以前ご依頼をくださった方からのご依頼、が増えました。

数年前に労働事件のご依頼をくださった方から、ぱらぱらとご依頼をいただいています。労働事件/不動産登記/債務整理など。

人生いろいろ、と言わねばなりませんか。

  • やる気が出るのは労働事件です!
  • ありがたいのは不動産登記です(笑)!

リピーターになってくださったお客さまからのご依頼では、労働事件では九州へ、不動産登記では関東へ出張でき、こちらも満足、でした。

今年は意図的に、労働事件を解決できた方で「今後も弱者救済のためにがんばってください」などと申されたお客さまには必ず

そう望まれるのでしたら、不動産登記のご依頼もくださると当事務所が存続できます

…こうした内容の切り返しご案内を差し上げてご依頼を終えるようにしています。

それに、この事務所では別に弱者の救済とやらに興味があるわけではありませんし、そうした方の制度でもあるらしい扶助やらや保険制度やらに過剰な負担をかける案件はお断り、にしてしまいます。

むしろ弱者を自称しない人が普通に利用できる選択肢を提供することには意味がある、と考えています、などというから依頼を選別するこわい人、と思われるのかもしれませんが。

○過払いバブル崩壊の余波、はおさまったようです。

過払いなき後の仕事を労働紛争労働側、特に不当解雇や残業代請求など、一件あたりの請求額が大きくできて定型処理になじむ事案に見いだそう…という同業者さん・法律事務所さんの増加、それによる当事務所の依頼減少、という変化は今年前半で底を打った気がします。

テレビCMと無料相談で客を引く大事務所法人(AとかVとか)での相談でお話にならなかった・怪しいと感じた等でこちらにこられるお客さまを複数見受けるようになり、これは興味深いことだと思います。

そこと、こんな零細事務所を比べるのはどうかと思うのですがオルタナティブな選択肢としては今後も存在できる、ということでしょうか。

少々不純ではありますが、賃金不払いですみやかな電話無料相談のみを求める方々にはそうした事務所さんにたどり着きやすい検索キーワードをお教えしてすみやかに電話終了、という扱いを始めています。事務所名(AとかVとか)までお教えするわけではありません。

  • 土日も相談無料って言ってる大きな●●士事務所さんのサイトがありますから、ごらんになっては

と言うだけです。決して決して、ウソは言ってません(遠い目)

○PPC広告は不要だ、とわかりました。

ためしに10万円ほど突っ込んでみたものの、当事務所にあってはコンテンツ増加による検索エンジン経由での流入増加で同様の効果(PPC広告で流入させたいページに対する閲覧数の確保。依頼の増加ではない)を実現できる、ということがわかってしまったので不要、ということです。

どんな事務所でもPPC広告が不要、というわけではなく、出来のいいランディングページと広告が設計できれば売り上げにはつながると思います。

○計画的な東京出張、は効果があるようです。

今年下半期から、東京出張の日程を早めに(1~2週間前に)告知して出張相談、ひいては依頼誘致を目指す、という方針を採っています。

これが大変効果的で、一出張で最低でも一件の相談をお受けしており、その後のご依頼まで含めれば東京への出張は常に交通費・宿泊費を補えるようになりました。

大事務所が行うドサ回り=債務整理の地方相談会開催による依頼の刈り取り、はいずれ失速と見ていますが、あれとは違いますからね。


このほか、売り上げは依然として低レベルながらも昨年よりは増え、過払いバブルの泡をなめることができた平成20年に次ぐ金額、となりました…とは言っても、そのときとは●百万の違いはあるんですがね。

ですが単一のご依頼やお客さまに大きく依存せずに実現でき、作業余力を残しての記録、ではありますので、

ご依頼やお客さまを選ばず、リアルな世界での営業を真面目にやったら僕のところも業界平均の所得に届くのかもしれません。

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